ル
ルネサスエレクトロニクス株式会社
Renesas Electronics Corporation
1.32兆円売上高(FY2025)
-2.1%ROE
58.5%自己資本比率
61財務健全性スコア
KEY METRICS
主要財務指標
FY2025の売上高は1.32兆円(前年比-2.0%)。営業利益は2,012億円(営業利益率15.2%)、当期純利益は-518億円。総資産4.18兆円に対し自己資本比率は58.5%、ROEは-2.1%。電気機器の中央値(ROE 8.2%)を下回る水準。営業キャッシュ・フローは4,529億円の創出、現金及び現金同等物は2,959億円。従業員数は21,629人。
開示値を定型文に流し込んだ自動生成の概況です(LLM不使用)。株価(終値)3,302円2026-09-04
PER—
PBR2.45倍
配当利回り0.85%
時価総額(概算)5.99兆円
株価はYahoo Financeの公開データによる参考値。PER・PBR・利回りは最新有報のEPS・BPS・配当との組み合わせ計算です。売上高1.32兆円-2.0%
営業利益2,012億円-9.8%
当期純利益-518億円-123.6%
総資産4.18兆円
純資産2.45兆円
営業利益率15.2%
ROE-2.1%
自己資本比率58.5%
EPS-28.7円
BPS1,347.3円
1株配当28円
配当性向—
従業員数21,629人
INDUSTRY POSITION
業種内のポジション
ROE-2.1%中央値 8.2%
営業利益率15.2%中央値 7.0%
自己資本比率58.5%中央値 61.0%
健全性スコア61.0点中央値 65.0点
帯は電気機器(159社)の下位25%〜上位25%、縦線が中央値、丸が当社の値です。
FINANCIAL HISTORY
業績推移
資産
負債・純資産
| 年度 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 | 総資産 | 純資産 | EPS | ROE | 自己資本比率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 1.32兆円 | 2,012億円 | -303億円 | -518億円 | 4.18兆円 | 2.45兆円 | -28.7 | -2.1% | 58.5% |
| FY2024 | 1.35兆円 | 2,230億円 | 2,638億円 | 2,191億円 | 4.49兆円 | 2.54兆円 | 122.5 | 9.7% | 56.5% |
| FY2023 | 1.47兆円 | — | 4,222億円 | 3,371億円 | 3.17兆円 | 2.01兆円 | 189.8 | 19.1% | 63.2% |
| FY2022 | 1.50兆円 | — | 3,623億円 | 2,566億円 | 2.81兆円 | — | 137.7 | 19.1% | 54.5% |
| FY2021 | 9,944億円 | 1,836億円 | 1,525億円 | 1,273億円 | 2.41兆円 | 1.16兆円 | 69 | 14.3% | 48.1% |
| FY2020 | 7,157億円 | 651億円 | 652億円 | 456億円 | 1.61兆円 | 6,197億円 | 26.5 | 7.4% | 38.3% |
| FY2019 | 7,182億円 | — | -3億円 | -63億円 | 1.67兆円 | 6,244億円 | -3.7 | -1.0% | 37.3% |
| FY2018 | 7,574億円 | — | 651億円 | 510億円 | 1.06兆円 | 5,316億円 | 30.6 | 8.7% | 54.1% |
| FY2017 | 7,803億円 | — | 753億円 | 1,020億円 | 1.14兆円 | 5,119億円 | 61.2 | 19.6% | 48.2% |
| FY2016 | — | — | — | — | 8,732億円 | — | — | — | 53.5% |
| FY2015 | 6,933億円 | — | 1,021億円 | 863億円 | 8,494億円 | 3,817億円 | 51.8 | 25.0% | 44.7% |
| FY2014 | 7,911億円 | — | 1,053億円 | 824億円 | 8,401億円 | 3,119億円 | 49.4 | 31.4% | 36.8% |
営業CF4,529億円
投資CF-1,247億円
財務CF-2,697億円
現金及び現金同等物2,959億円
MAJOR SHAREHOLDERS
大株主
| 順位 | 氏名・名称 | 持株比率 |
|---|---|---|
| 1 | 日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口) | 16.8% |
| 2 | ㈱日本カストディ銀行(信託口) | 6.0% |
| 3 | トヨタ自動車㈱ | 4.1% |
| 4 | JP MORGAN CHASE BANK 385864 (常任代理人㈱みずほ銀行) | 3.4% |
| 5 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人㈱みずほ銀行) | 3.4% |
| 6 | THE BANK OF NEW YORK MELLON 140040(常任代理人㈱みずほ銀行) | 3.0% |
| 7 | THE CHASE MANHATTAN BANK, N.A. LONDONSECS LENDING OMNIBUS ACCOUNT(常任代理人㈱みずほ銀行) | 2.4% |
| 8 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103(常任代理人㈱みずほ銀行) | 1.7% |
| 9 | BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG (FE-AC)(常任代理人㈱三菱UFJ銀行) | 1.6% |
| 10 | GSESL RENESAS CLIENT ASSET ACCOUNT(常任代理人SMBC日興証券㈱) | 1.4% |
INTERIM RESULTS
中間期の業績(半期報告書)
| 中間期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 純利益 | 営業利益率 | 自己資本比率 | EPS |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2025中間(〜2025-06-30) | 6,343億円 | 613億円 | -1,693億円 | -1,753億円 | 9.7% | — | -97.3 |
| FY2024中間 | 7,106億円 | 1,475億円 | 1,660億円 | 1,396億円 | 20.8% | — | 78.3 |
| FY2023中間 | 7,281億円 | 2,205億円 | 2,406億円 | 1,958億円 | 30.3% | — | 109.9 |
半期報告書「主要な経営指標等の推移」からの抽出値です。中間期の利益は通期の約半分に相当するため、年度データとの単純比較はできません。
HUMAN CAPITAL
人的資本
平均年齢48.5歳
平均年間給与750万円
平均勤続年数23.4年
管理職に占める女性比率4.9%
男女の賃金の差異(全労働者)74.8%
男女の賃金の差異(正規雇用)74.4%
提出会社(単体)ベースの開示値です。
REMUNERATION
役員報酬
| 役員区分 | 報酬等の総額 | 員数 | 1人あたり |
|---|---|---|---|
| 執行役 | 9億円 | 1 | 9億円 |
| 社外取締役 | 1億円 | 5 | 20百万円 |
ANNUAL REPORT TEXT
有報本文
事業の内容1,964字
3 【事業の内容】当社グループは、2025年12月31日現在、当社、連結子会社108社(国内6社、海外102社)および持分法適用会社1社(海外1社)により構成されております。当社グループは、半導体専業メーカーとして、各種半導体に関する研究、開発、設計、製造、販売およびサービスを行っております。当社グループの研究、開発、設計、製造、販売およびサービス機能は、主に当社および当社の子会社が分業しております。研究、開発、設計機能は、当社が担当するほか、ルネサス エレクトロニクス・アメリカ社、ルネサス セミコンダクタデザイン北京社、ルネサス デザイン・ベトナム社およびルネサス エレクトロニクス・ヨーロッパ社など、海外の子会社が担当しております。製造機能は、主に国内外の生産子会社が担当しておりますが、ファウンドリなどの外部生産委託先も必要に応じて活用しております。販売およびサービス機能は、国内においては、主に提携する販売特約店を通じて行っており、海外においては、主にルネサス エレクトロニクス・アメリカ社、ルネサス エレクトロニクス・ヨーロッパ社およびルネサス エレクトロニクス香港社などの海外の販売子会社やディストリビューターを通じて行っております。当社グループは、「自動車向け事業」および「産業・インフラ・IoT向け事業」から構成されており、セグメント情報はこれらの区分により開示しております。自動車向け事業には、自動車のエンジンや車体などを制御する半導体を提供する「車載制御」と、車内外の環境を検知するセンサリングシステムや様々な情報を運転者などに伝えるIVI(In-Vehicle Infotainment)・インストルメントパネルなどの車載情報機器に半導体を提供する「車載情報」が含まれております。当事業において、当社グループはそれぞれマイクロコントローラ、SoC(System-on-Chip)、アナログ半導体およびパワー半導体を中心に提供しております。産業・インフラ・IoT向け事業には、スマート社会を支える「産業」、「インフラストラクチャー」および「IoT」が含まれております。当事業において、当社グループはそれぞれマイクロコントローラ、SoC、アナログ半導体およびパワー半導体を中心に提供しております。加えて、当社の設計および生産子会社が行っている半導体の受託開発、受託生産などを「その他」に分類しております。 当社グループの連結子会社(108社)および持分法適用会社(1社)を主な事業内容別に記載すると次のとおりとなります。2025年12月31日現在関連する報告セグメント名主要な事業の内容 国内子会社 海外子会社 自動車および産業・インフラ・IoT 販売 (連結子会社) ルネサス エレクトロニクス中国社ルネサス エレクトロニクス上海社ルネサス エレクトロニクス香港社ルネサス エレクトロニクス台湾社ルネサス エレクトロニクス韓国社ルネサス エレクトロニクス・シンガポール社ルネサス エレクトロニクス・マレーシア社ルネサス エレクトロニクス・インド社ルネサス エレクトロニクス・カナダ社ルネサス エレクトロニクス・ブラジル・サービス社ルネサス エレクトロニクス・ヨーロッパ社(ドイツ)他3社 製造・製造支援 (連結子会社) ルネサス セミコンダクタマニュファクチュアリング㈱ (連結子会社) ルネサス セミコンダクタ北京社 ルネサス セミコンダクタ蘇州社 ルネサス セミコンダクタ・ケイエル社 ルネサス セミコンダクタ・マレーシア社 ルネサス セミコンダクタ・ケダ社 ルネサス セミコンダクタテクノロジ・マレーシア社 設計・開発・応用技術 (連結子会社)ルネサス セミコンダクタデザイン北京社ルネサス デザイン・ベトナム社ルネサス セミコンダクタデザイン・マレーシア社ルネサス デザイン・ブルガリア社ルネサス デザイン・チューリッヒ社ルネサス インテグレーテッド・サーキット上海社ルネサス インテグレーテッド・サーキット成都社他16社 事業会社・その他 (連結子会社) 5社 (連結子会社)ルネサス エレクトロニクス・アメリカ社ルネサス エレクトロニクス・ジャーマニー社ルネサス エレクトロニクス・ペナン社ルネサス インターナショナル・オペレーション社(マレーシア)インターシル・ルクセンブルク社IDTバミューダ社ギグピーク社Dialog社ルネサス エレクトロニクス・オーストラリア社ルネサス エレクトロニクスNSW社Altium社Altium IP Hold社Altium IP社Altium LLC社他45社 (持分法適用会社)1社 (注) 海外の販売子会社の一部は、設計・開発の事業も行っております。
経営方針、経営環境及び対処すべき課題等3,105字
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当期は、PivotおよびBack to Basicsの方針のもと、様々な成果を得ることができました。しかしながら、短期的には、AI分野の成長や一部分野における需要回復が期待されるものの、今後も当社グループを取り巻く事業環境の変化は激しく、先行き不透明な状況が続く見通しです。当社グループとしては、このような環境の変化に一喜一憂することなく、今後もBack to Basicsに基づく施策を軸として、以下の施策を着実に推進します。 (1) Back to Basicsの推進当社グループは、事業環境に柔軟に適応して長期的な成長を実現し、「2035 Aspiration」を達成するため、これまで進めてきた事業戦略の基本に立ち返る「Back to Basics」の方針を、引き続き強力に推進します。具体的には、大きく以下の3点に注力します。 ① 生産性の向上 当社グループは、グループを挙げて、事業運営の無駄を省く効率化を図りながら、世界で約22,000名の従業員を擁するグローバル企業としてのスケールメリットを最大限に活かして、生産性の向上を推進します。従業員一人一人が日々の業務において責任感を持ってその業務の生産性の向上と付加価値の創出に努めるとともに、アカウンタビリティの向上を図っていきます。 ② パーパスフル投資 当社グループは、「パーパスフル投資」の方針のもと、事業戦略の原点に立ち返り、経営資源の戦略的な配分をより一層強化しております。 具体的には、コア分野である組み込み半導体ソリューションと、UXおよびデジタライゼーションの分野、そして、Vertical事業に注力します。特に、SDV(Software-Defined Vehicle)、AIインフラ/コンピュートおよびIntelligence at the Edgeという3つの分野を成長のベクトルとするSecular Growth分野は、当社グループの競争力と収益性が見込まれる重点領域と位置づけております。当社グループは、これらの分野に一層注力することで、競争力の強化と収益性のさらなる向上を目指します。 また、その一環として、本年2月に、当社グループのタイミング事業を、精密タイミングソリューションを提供する米国のSiTime社に30億米ドル(約4,680億円、1米ドル156円で換算)で譲渡する旨の契約を同社との間で締結しました。これは、同事業の今後の成長機会を総合的に勘案した結果、最先端の技術力と強い成長意欲・投資力を有するSiTime社へ譲渡することが最善であると判断したものです。また、あわせて、当社グループの組み込みコンピュート技術とSiTime社のMEMS(微小電気機械システム)タイミング技術をシリコンレベルで統合した新たなソリューションの開発に向けたパートナーシップを検討する旨の覚書を締結しました。これにより、設計の簡素化や省スペース化の実現を期待することができ、当社グループは、次世代のインテリジェントデバイスに求められる高い性能と効率を実現する統合ソリューションの提供を目指します。なお、今回受領する譲渡対価については、成長投資および株主還元の双方またはいずれかに充当することを念頭に、譲渡の実行までに決定する予定です。 当社グループは、今後も中長期的な成長を見据え、事業の優先順位をこれまで以上に明確にしたうえで、戦略的取り組みに最大限の資源を投じていきます。 ③ UX・デジタライゼーション戦略の加速 当社グループは、UXおよびデジタライゼーションを最重要戦略として位置づけ、その取り組みを一層加速させていきます。半導体の特定から、システム設計・生産、さらにはライフサイクル管理に至るまで、一貫したデジタル化を実現するプラットフォームを提供することで、世界中の顧客がより「ラク」に開発を進められる環境を整備することを目指します。 (2) サステナビリティ・ESG活動と情報開示の推進当社グループでは、近年注目されているサステナビリティ・ESGの分野について、当社グループの中長期的な企業価値向上に資する重要な課題と位置づけ、2040年のカーボンニュートラル達成に向けた取り組みをはじめとして、その強化に向けた各種施策を推進していきます。また、情報開示の面では、サステナビリティ・ESG情報開示規制に対する対応準備を進めるとともに、これらの活動に関する非財務情報の開示を継続的に拡充し、当社グループを取り巻く様々なステークホルダーに対する情報提供の充実に努めます。 (3) 地政学リスクへの対応地政学リスクについては、国際情勢の不確実性の高まりに伴い、関税措置を含む貿易・投資規制や輸出入の制限等が、当社グループのサプライチェーンやコスト構造に影響を与える可能性があります。当社グループとしては、これらの動向を的確に把握し、中長期的な競争力を強化するためのデジタライゼーションを着実に実行していきます。 (4) 生産構造の最適化当社グループは、中長期的な需要変動に対応できる強靭かつ効率的な生産体制の構築に取り組んでおります。特に、前工程生産拠点の稼働率および設備投資については、市況や供給需要の状況を踏まえながら、供給能力の維持・増強とレジリエンス向上の観点で適切にコントロールしております。当期においては、国内生産工場において一部不足製品の供給能力増強やレジリエンス向上を目的とした設備投資を実施しました。今後も引き続き、当社グループ製品の安定供給に向けて、グループ内の設備の増強に努めます。加えて、当社グループは、急激な需要変動への対応とレジリエンスを高めるため、引き続きダイバンクの構築を推進するとともに、生産委託先での生産量の確保・拡大にも取り組みます。設備投資については、売上収益に対する適正水準の維持を図りつつ、中長期的には売上収益比5%程度にコントロールすることを目指します。 (5) タレント構成の最適化当期末現在における当社グループの各拠点地域の人員構成は、日本が40%、北米が11%、欧州が14%、アジア太平洋が35%でした。当社グループは、中長期的な視点から、グローバルなタレント採用チームのもとで、タレントの質やコスト等の要素も考慮しつつ、魅力のある給与水準やキャリア開発の機会の提供等を通じて、国内外の優秀な人材の確保を進めていきます。あわせて、ソフトウェアなどの重要分野や今後成長が見込まれる分野に従事する従業員を拡充することを目指し、様々な人事施策に取り組みます。 (6) 従業員エンゲージメントの向上と「Renesas Culture」の浸透当社グループは、世界中の当社グループ組織とそこで働く従業員一人一人が絶えず変化する環境に迅速かつ柔軟に対応していくための行動指針として、「Renesas Culture」を策定し、その定着に向けて取り組んでおります。当期においても、その一環として、従業員の勤務形態について、在宅勤務とオフィス勤務を併用するハイブリッド型の勤務形態(Back To Office)への移行を進めるとともに、働きやすい環境整備や人材育成プログラムの実施などの施策に取り組みました。当社グループは、今後も「Renesas Culture」について、各種施策を推進し、採用、育成、評価などの人事サイクルの一つ一つに組み込みながら、従業員とさらに共有し、これを根付かせ、エンゲージメントのさらなる向上に努めます。
事業等のリスク9,165字
3 【事業等のリスク】 当社グループの事業その他に関するリスクとして、投資家の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。また、必ずしもそのようなリスク要因に該当しない事項につきましても、投資家の投資判断上、重要であると考えられる事項については、投資家に対する積極的な情報開示の観点から以下に開示しております。なお、文中における将来に関する事項は、提出日現在において入手し得る情報に基づいて当社グループが判断したものであります。 (1) 市況の変動 当社グループは、世界各国の景気循環、最終顧客の製品の需要の変化などに起因する、半導体市場の市況変動の影響を受けております。当社グループでは、常に市況の動向を見極めながら事業活動を遂行しておりますが、その影響を完全に回避することは困難であるため、市況が下降した局面においては、製品需要の縮小、生産・在庫数量の増加および販売価格の低下を招く可能性があります。その結果、当社グループの売上の減少や、工場稼働率の低下に伴う売上総利益率の悪化につながり、収益が悪化する可能性があります。 (2) 為替相場および金利の変動 当社グループは、世界各地域において様々な通貨を通じて事業活動を行っております。当社グループは、為替変動のリスクをヘッジする取組みを行っておりますが、為替相場が大きく変動した場合、外貨建取引の売上高、外貨建の資材コスト、海外工場の生産コストなど当社グループの業績および財政状態が影響を受ける可能性があります。また、当社の外貨建の資産・負債を日本円に換算表示すること、さらに、海外子会社における外貨表示の財務諸表を日本円に換算表示することによっても、当社グループの資産・負債および収益・費用は変動します。 また、金利の変動により、当社グループの事業運営に係る経費、資産および負債の価値が影響を受けるため、これにより、当社グループの事業、業績および財政状態が悪影響を受ける可能性があります。 (3) 自然災害など 地震、津波、台風、洪水などの自然災害、火災、停電、システム障害などの事故、テロ、戦争、感染症をはじめとした予測困難な事由が発生した場合、当社グループの事業活動が悪影響を受ける可能性があります。特に、当社グループは、地震が発生する確率が世界の平均より高いと考えられる地域に重要な施設・設備を保有しており、地震の発生時に、その影響により当社グループの施設・設備が損傷を受け、操業を停止せざるを得ないなど、多くの損害が発生する可能性があります。また、地震以外の自然災害、火災、停電、システム障害などの事故、テロ、戦争、感染症などによっても同様の事態が生じる可能性があります。当社グループでは、こうしたリスクに備えて、各種事前対策、緊急対策などを定めたBCP(事業継続計画)などを策定・運用するとともに、各種保険に加入しておりますが、想定を上回る事態が発生する可能性は否定できず、それらの対策によっても、リスクを完全に回避することは困難であり、また、全ての損害を補填できるという保証もありません。 (4) 競争 半導体市場は熾烈な競合状態にあり、当社グループは、製品の性能、構成、価格、品質などの様々な面で、国内外の多くの同業他社との激しい競争に晒されております。とりわけ、近年において、同業他社間による買収、統合、業務提携などが行われており、今後もその可能性がありますが、その結果、当社を取り巻く競争環境はさらに激化する可能性があります。当社グループでは、競争力の維持強化に向けて、先端技術の設計、開発のプラットフォーム化、原価低減の推進、第三者との戦略的提携やさらなる企業買収の可能性の検討などの様々な施策に取り組んでおりますが、これらの施策を適時適切に行えなかった場合、製品のマーケットシェアが低下し、当社グループの業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 また、熾烈な市場競争により、当社グループ製品の販売価格が急激な下方圧力に晒され、それを価格交渉や原価低減などの様々な収益性改善のための施策では補いきれずに、売上総利益率の悪化に見舞われる可能性があります。さらに、売上総利益率が低い当社グループ製品について、顧客において他の製品への移行が困難または一定の期間を要する場合などには、当社グループは、適時に生産の中止・減少が行えない可能性があり、その結果、当社グループの収益性を低下させる可能性があります。 (5) 事業戦略の推進 当社グループは、急激に変化する経営環境下で、収益基盤を強化するため、中期成長戦略の策定、当社グループ内における組織体制の改編など、様々な事業戦略および構造改革を遂行しております。これらの事業戦略および構造改革には一定の費用が伴う一方で、経済・事業環境の変化、将来の不確実な要因、予期できない要因などにより、その遂行が困難になる可能性や当初計画していた効果を得られない可能性がある他、当初の見込みを上回る費用が発生する可能性があり、その結果、当社グループの業績および財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (6) グローバルな事業展開 当社グループは、グローバルに事業を展開しておりますが、潜在的な顧客と現地企業との間の長期に亘る関係などの障壁、投資、輸出入に関する制限、関税、公正な取引などの各種規制、各国の貿易政策の変更、貿易障壁および貿易摩擦の高まりを含む政治的・社会的・経済的リスク、疾病またはウイルスの流行または感染、為替変動、賃金水準の上昇、物流障害などの様々な要因により悪影響を受ける可能性があります。その結果、当社グループは、グローバルな事業展開に関する当初の目的を達成できず、当社グループの事業、業績および財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (7) 戦略的提携および企業買収 当社グループは、事業拡大や競争力の強化などを目的として、重要な技術や製品の研究開発、生産などの分野において、第三者との間で、共同出資関係を含む戦略的提携や企業買収を実施することがあります。しかしながら、今後も当社グループにとって適切な提携先・買収先候補が見つかるとは限らず、また、適切な提携先・買収先があった場合にも、当社にとって受入れ可能な条件で合意に至ることができない可能性があります。また、提携先・買収先との合意に至った場合であっても、買収資金を調達できない可能性、提携先・買収先の株主承認等が得られない可能性、必要な許認可が取得できない可能性、法令その他の理由による制約が存在する可能性があり、買収を実行できる保証はありません。 さらに、当社グループでは、これらの提携や買収にあたって、投資回収や収益性などの可能性について様々な観点から検討していますが、事業遂行、技術、製品、人事、システム、関連当局の独占禁止法(競争法)への対応などの面で統合に時間と費用を要することに加え、資金調達、技術管理、製品開発などの経営戦略について提携先・買収先と不一致が生じたり、提携先・買収先において財務上その他の事業上の問題が生じた場合などに、提携関係・資本関係を維持できない、または買収時に想定していた投資回収や収益性を実現できなくなる可能性があります。また、提携先・買収先の主要顧客や主要人員を維持・確保できないことなどにより、想定していたシナジーやメリットが実現できない可能性があるなど、提携や買収が当初の期待どおりの目的を達成できる保証はありません。 (8) 資金調達当社グループは、事業資金を金融機関からの借入や社債の発行などにより調達しておりますが、新製品を発売し、事業・投資計画を実行し、生産能力を拡張し、技術もしくはサービスを取得し、または負債を返済するため、将来、追加的に資金を調達しなければならない可能性があります。半導体業界の事業環境の悪化、金融・証券市場の環境の悪化、貸手側の融資方針の変更などにより、当社グループが必要な資金を適時に調達できない、または資金調達コストが増加する可能性があることなどにより、当社グループの資金調達が制約される可能性があります。また、当社は、企業買収を実施する際の買収資金についても金融機関からの借入などにより調達する可能性があります。しかしながら、金融機関からの借入などの実施により、当社は有利子債務を負担することになるところ、当初想定したキャッシュ・フローの創出が実現しない場合には、当社グループの財務内容が悪化し、信用格付けが引き下げられる可能性があり、その場合にも、資金調達コストの増加や、当社グループの資金調達が制約される可能性があります。なお、当社グループが金融機関と締結している借入に係る契約の一部には財務制限条項が定められております。万一、当社グループの財務内容などの悪化により同条項に抵触し、上記借入について期限の利益を喪失する場合、当社グループの事業、業績および財政状態に重大な悪影響を及ぼす可能性があります。 (9) 急速な技術革新など 当社グループが事業を展開している半導体市場は、急速な技術変化と技術標準の進展などを特徴としております。そのため、当社グループがこうした変化について、研究開発などにより適切に対応できなかった場合、当社グループ製品の陳腐化、代替製品の出現などにより、当社グループの事業、業績および財政状態に悪影響を与える可能性があります。 (10) 製品の生産 ① 生産工程 半導体製品は、非常に複雑な生産工程を経て生産されております。当社グループは、歩留り(材料当たりの製品良品率)を改善するため、生産工程の適切な管理および改良に継続して取り組んでおりますが、この生産工程に何らかの問題が発生した場合は、歩留りの悪化による製品出荷の遅延や出荷数量の減少、最悪の場合は出荷停止の結果を招く可能性があります。 ② 原材料、部品、生産設備などの調達 半導体製品の生産にあたっては、その生産に必要となる原材料、部品、生産設備などを適時に調達する必要があります。当社グループは、これらの調達に関連する問題の発生を回避するため、複数の供給者との緊密な関係構築に努めておりますが、原材料などの中には特定の供給者からしか入手できないものも含まれているため、需給が逼迫した場合や、供給者において自然災害や事故、テロ、戦争、経営状況の悪化、事業撤退などの事象が発生した場合、これらを適時に調達できず、また調達できる場合でも調達価格が大幅に上昇する可能性があります。また、調達した原材料や部品に欠陥が存在した場合、当社グループの生産工程に悪影響が生じる可能性や当社グループにおける追加の費用負担が発生する可能性があります。 ③ 外部への生産委託 当社グループは、半導体製品の生産の一部を外部のファウンドリ(受託生産専門会社)などに委託しております。これらの外注先の選定にあたっては、技術力や供給能力などについて、あらかじめ厳しく審査を行い、信頼できる会社を選定しておりますが、外注先の責による納入の遅延や製品の欠陥をはじめとした、生産面でのリスクが生じる可能性を否定できず、外注先の生産能力不足や自然災害による外注先の操業停止などにより、当社グループが十分な製品供給を行えない可能性があります。 ④ 適切な水準での生産能力の維持 半導体市場は市況変動の影響を受けやすく、また、将来の製品需要を正確に予測することは困難であるため、必ずしも当社グループの生産能力を製品需要と見合った適切な水準に維持できるとは限りません。また、製造工場における火災、停電、システム障害などの事故の発生といった予期せぬ事由により、当社グループの生産能力が一定期間において大きく低下する可能性があり、さらに、生産能力増強のための設備投資を行う場合であっても、通常、実際に当社グループの生産能力の増強に寄与するまでには一定期間を要します。 そのため、特定の製品に関する需要が、ある時点における当社グループの生産能力を大幅に超過し、かかる需要超過の状態が継続した場合であっても、顧客が希望する製品供給を適時適切に行うことができず、当該製品に関する販売機会の喪失、競合他社製品への切り替えによるマーケットシェアの低下、当該顧客との関係悪化などを招く可能性があります。 他方、特定の製品に関する製品需要の高まりに応じて設備投資を行い、生産能力の増強を図った場合であっても、当該設備投資により実際に生産能力が増強される時点以降において当該製品に関する需要が維持される保証はなく、実際の製品需要が想定を下回った場合などにおいて当該設備投資について見込んだ収益による投資の回収が行えない可能性があります。 (11) 品質問題 当社グループでは、様々な施策を通じて、当社グループ製品の品質向上に取り組んでおりますが、これらの製品に用いられる技術の高度化、顧客における製品の使用方法の多様化、外部調達した原材料や部品における欠陥などにより、出荷時に発見できない欠陥、異常または故障が製品に存在する可能性があり、顧客への出荷後にそれらが発見される場合があります。この場合、製品の返品や交換、損失の補償、製品の採用打ち切りなどの結果につながり、当社グループの経営成績および財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。こうした事態に備えて、当社グループでは、生産物賠償責任保険(PL保険)、生産物回収費用保険(リコール保険)などの保険に加入しておりますが、それにより損失を全額補填できるという保証はありません。 (12) 製品の販売① 主要顧客への依存 当社グループは、当社グループ製品の顧客に対する売上高の多くを特定の主要顧客に依存しております。これらの主要顧客が当社グループ製品の採用を中止し、または著しくその発注数量を減らした場合、当社グループの業績に悪影響を与える可能性があります。 ② 顧客固有の仕様に基づいた製品に係る顧客からの計画の変更など 当社グループは、顧客からその顧客固有の仕様に基づいた製品の開発を受注することがあります。しかし、受注後に、発注元の顧客がその製品を搭載する予定であった最終製品の市場への投入を延期または中止した場合や、その製品の機能・性能が顧客の要求に満たない場合には、その製品の採用を中止する可能性があります。また、顧客は、その製品を組み込んだ最終製品の売れ行きが芳しくない場合、その製品の発注数量を減少させ、または納入期日を延期することがあります。 こうした特定顧客向け製品に係る顧客からの製品計画の変更、発注の減少や延期などは、当社グループの売上や収益性を低下させる可能性があります。 ③ 販売特約店などへの依存 当社グループは、日本国内およびアジア地域では、多くの当社グループ製品を特定の主要な販売特約店などを通じて販売しております。当社グループがこれらの販売特約店などに対して、競争力ある販売報奨金やマージンを提供できない場合または販売特約店などにとって適切な売上数量を確保できない場合、販売特約店などは当社グループ製品の販売体制縮小などの見直しを行い、その結果、当社グループの業績に悪影響を与える可能性があります。 (13) 人材の確保 当社グループは、事業を展開していくうえで、経営、技術開発、営業その他において優秀な人材の確保に努めております。しかしながら、こうした優秀な人材は限られているため、かかる人材を求める競争は熾烈であります。そうした状況下で、当社グループが優秀な人材を確保することができない可能性があります。 (14) 確定給付制度債務 当社グループが計上している退職給付に係る資産や負債は、割引率などの数理計算上の前提に基づいて算出されております。金利変動や株式市場の下落などにより、数理計算上の前提と実績に乖離が生じ、確定給付制度債務が増加もしくは年金資産が減少した場合、退職後給付制度における積立不足が増加し、当社グループの業績および財政状態に悪影響を与える可能性があります。 (15) 設備投資と固定費比率 当社グループが営む半導体事業は、多額の設備投資を必要とする事業であり、当社グループは、継続的に設備投資を行っておりますが、かかる設備投資に伴い償却費用を負担する必要があります。また、市場環境の変化に伴い需要が減少し、想定した販売規模を達成できない場合、あるいは供給過剰により製品の単価が下落した場合、こうした設備投資の一部または全部について、回収することができない、あるいは回収できるとしても想定より長い期間を要する可能性があり、その結果、当社グループの業績および財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループの費用の大部分は、上記の設備投資に伴う償却費用に加えて、工場の維持等に伴う生産コスト、研究開発費用といった固定費で占められているため、主要顧客からの受注の減少、製品需要の減少等による売上の減少や、工場稼働率の低下等が生じた場合であっても、それらの事象に対応した固定費の削減を行うことが困難であり、その結果、比較的小規模の売上の減少等が当社グループの収益性に悪影響を及ぼす可能性があります。 (16) 固定資産の減損 当社グループは、工場設備などの有形固定資産に加えて、過去の企業買収に伴う多額ののれんなどの無形資産を含む多くの固定資産を保有しております。これらの固定資産については、減損の兆候がある場合、固定資産から得られる将来のキャッシュ・フローによる資産の帳簿価額の回収可能性を検討しております。その結果、当該資産が十分なキャッシュ・フローを生み出さない場合には、減損を認識しなければならない可能性があります。 (17) 情報システム等 当社グループの事業活動において、情報システムの重要性が増大しております。当社グループでは、情報システムの安定的運用に努めておりますが、自然災害、事故、コンピューターウイルス、不正アクセス、サイバー攻撃その他要因により情報システムに重大な障害が発生した場合、当社グループの事業、業績および財政状態に悪影響を与える可能性があります。 また、近年、生成AIツールの利用が急速に普及しており、当社グループでも業務効率や生産性の向上、イノベーションの促進等を実現するため、積極的に生成AIツールの活用を進めております。生成AIは、有用である反面、まだ発展途上の技術であるため、その利用にあたっては、秘密情報や個人情報の入力による情報漏洩、誤情報の生成、知的財産権の侵害等の可能性があります。当社グループは、こうした事態を回避するため、関係部門からなるワーキンググループを設置し、生成AIの利用に関する社内規則やガイドラインの策定、社内教育の実施などを通じて、社内の管理体制の整備・強化に取り組んでおります。しかしながら、これらの取り組みにかかわらず、生成AIの利用に起因して予期しない事態が発生した場合、その対応のために多額の費用負担が生じ、当社グループの経営成績および財政状態に悪影響を与えるとともに、当社グループの社会的信用の低下を招く可能性があります。 (18) 情報管理 当社グループは、事業活動の遂行に関連して、多数の秘密情報や個人情報を有しております。これらの情報については、法令や社内規則に基づき管理しておりますが、予期せぬ事態により情報が流出するおそれがあり、そのような事態が生じた場合、営業秘密
経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析8,189字
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績」)の状況の概要ならびに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は、次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末日現在において判断したものであります。 (1) 重要性がある会計方針および見積り当社グループの連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」第312条の規定により、IFRSに準拠して作成しております。この連結財務諸表の作成にあたって、必要と思われる見積りは、合理的な基準に基づいて実施しております。なお、当社グループの連結財務諸表で採用する重要性がある会計方針および将来に関する仮定および報告期間末における見積りの不確実性の要因となる事項は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 3.重要性がある会計方針 4.重要な会計上の見積り及び判断」に記載しております。 (2) 財政状態の状況 (単位:億円) 前連結会計年度末(2024年12月31日)当連結会計年度末(2025年12月31日)前連結会計年度末比増(減)資 産 合 計44,90441,772△3,132資 本 合 計25,42324,485△938親会社の所有者に帰属する持分25,37424,430△944親会社所有者帰属持分比率(%)56.558.52.0有 利 子 負 債14,22812,268△1,960 D/Eレシオ(倍)0.560.50△0.06 当連結会計年度末の資産合計は41,772億円で、前連結会計年度と比べ3,132億円の減少となりました。これは、主に過去の買収により発生した無形資産の償却が進んだことや、Wolfspeed, Inc.(以下「Wolfspeed」)の米国連邦倒産法適用申請および再建計画を受けた同社向けその他金融資産の評価損失計上に伴う減少などによるものであります。 資本合計は24,485億円で、前連結会計年度と比べ938億円の減少となりました。これは、主に為替相場の変動による在外営業活動体の換算差額などのその他の資本の構成要素の減少や、当期損失の計上に伴う利益剰余金の減少などによるものであります。 親会社の所有者に帰属する持分は24,430億円で、前連結会計年度と比べ944億円減少し、親会社所有者帰属持分比率は58.5%となりました。有利子負債は12,268億円で、主に借入金の減少などにより、前連結会計年度と比べ1,960億円の減少となりました。これらの結果、D/Eレシオは0.50倍となりました。 (3) 経営成績の状況当社グループは、経営者が意思決定する際に使用する社内指標(以下「Non-GAAP」)およびIFRSに基づく指標の双方によって、連結経営成績を開示しております。 Non-GAAP売上収益、Non-GAAP売上総利益ならびにNon-GAAP営業利益は、IFRSに基づく売上収益、売上総利益および営業利益(以下それぞれ「IFRS売上収益」、「IFRS売上総利益」および「IFRS営業利益」)から、非経常的な項目やその他特定の調整項目を一定のルールに基づいて控除もしくは調整したものであります。当社グループの恒常的な経営成績を理解するために有用な情報と判断しており、当社グループはNon-GAAPベースで予想値を開示しております。具体的には、企業買収に伴い、認識した無形資産の償却額およびその他のPPA(取得原価の配分)影響額、株式報酬費用や当社グループが控除すべきと判断する一過性の利益や損失などを控除もしくは調整しております。 当社グループは、「自動車向け事業」および「産業・インフラ・IoT向け事業」から構成されており、セグメント情報はこれらの区分により開示しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 7.事業セグメント」をご参照ください。 (注) Non-GAAP指標の開示に際しては、米国証券取引委員会(U.S. Securities and Exchange Commission)が定める基準を参照しておりますが、同基準に完全に準拠しているものではありません。 ① 当連結会計年度(2025年1月1日~2025年12月31日)の業績(Non-GAAPベース)(単位:億円) 前連結会計年度(2024年1月1日~2024年12月31日)当連結会計年度(2025年1月1日~2025年12月31日)前期比増(減)Non-GAAP売上収益13,48513,185△300△2.2% 自動車7,0286,397△631△9.0% 産業・インフラ・IoT6,3686,7183505.5% Non-GAAP売上総利益(率)7,563(56.1%)7,599(57.6%)37(1.6pts)0.5%― 自動車3,678(52.3%)3,463(54.1%)△214(1.8pts)△5.8%― 産業・インフラ・IoT3,858(60.6%)4,109(61.2%)251(0.6pt)6.5%―Non-GAAP営業利益(率)3,979(29.5%)3,869(29.3%)△110(△0.2pt)△2.8%― 自動車2,225(31.7%)1,966(30.7%)△259(△0.9pt)△11.6%― 産業・インフラ・IoT1,734(27.2%)1,694(25.2%)△40(△2.0pts)△2.3%―米ドル為替レート(円)151150△1―ユーロ為替レート(円)1641674― (注)1 上記表の詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 7.事業セグメント」をご参照ください。2 為替レートは、収益・費用の換算に用いた各月のレートを平均したものであります。 当連結会計年度における業績は、以下のとおりであります。 (Non-GAAP売上収益) 当連結会計年度のNon-GAAP売上収益は13,185億円となり、前連結会計年度と比べ300億円(2.2%)の減少となりました。これは、主にインフラ事業の需要増加により産業・インフラ・IoT向け事業の売上収益が増加した一方、市場の軟化により自動車向け事業の売上収益が減少したことによるものであります。 (Non-GAAP売上総利益 (率)) 当連結会計年度のNon-GAAP売上総利益は7,599億円となり、前連結会計年度と比べ37億円(0.5%)の増加となりました。これは、上記のとおり自動車向け事業の売上収益の減少とそれに伴う工場の稼働率の減少があった一方、製造費用の減少などによるものであります。その結果、当連結会計年度のNon-GAAP売上総利益率は、57.6%となり、前連結会計年度と比べ1.6ポイントの増加となりました。 (Non-GAAP営業利益 (率)) 当連結会計年度のNon-GAAP営業利益は3,869億円となり、前連結会計年度と比べ110億円(2.8%)の減少となりました。これは上記の売上総利益の増加があった一方、販売費および一般管理費の増加などによるものであります。その結果、当連結会計年度のNon-GAAP営業利益率は、29.3%となり、前連結会計年度と比べ0.2ポイントの減少となりました。 当連結会計年度における各セグメントの業績は、以下のとおりであります。 <自動車向け事業>自動車向け事業には、自動車のエンジンや車体などを制御する半導体を提供する「車載制御」と、車内外の環境を検知するセンサリングシステムや様々な情報を運転者などに伝えるIVI・インストルメントパネルなどの車載情報機器に半導体を提供する「車載情報」が含まれております。当事業において、当社グループはそれぞれマイクロコントローラ、SoC、アナログ半導体およびパワー半導体を中心に提供しております。 当連結会計年度における自動車向け事業のNon-GAAP売上収益は6,397億円となり、前連結会計年度と比べ631億円(9.0%)の減少となりました。これは、主に市場の軟化によるものであります。当連結会計年度における自動車向け事業のNon-GAAP売上総利益は3,463億円となり、前連結会計年度と比べ214億円(5.8%)の減少となりました。これは、主に売上収益の減少によるものであります。当連結会計年度における自動車向け事業のNon-GAAP営業利益は1,966億円となり、前連結会計年度と比べ259億円(11.6%)の減少となりました。これは、売上総利益の減少によるものであります。 <産業・インフラ・IoT向け事業>産業・インフラ・IoT向け事業には、スマート社会を支える「産業」、「インフラストラクチャー」および「IoT」が含まれております。当事業において、当社グループはそれぞれマイクロコントローラ、SoC、アナログ半導体およびパワー半導体を中心に提供しております。 当連結会計年度における産業・インフラ・IoT向け事業のNon-GAAP売上収益は6,718億円となり、前連結会計年度と比べ350億円(5.5%)の増加となりました。これは、インフラ事業の需要増加により売上収益が増加したことによるものであります。当連結会計年度における産業・インフラ・IoT向け事業のNon-GAAP売上総利益は4,109億円となり、前連結会計年度と比べ251億円(6.5%)の増加となりました。これは、主に売上収益の増加によるものであります。当連結会計年度における産業・インフラ・IoT向け事業のNon-GAAP営業利益は1,694億円となり、前連結会計年度と比べ40億円(2.3%)の減少となりました。これは、主に売上総利益の増加があった一方、販売費および一般管理費が増加したことによるものであります。 当社グループは、2020年2月17日に中期の戦略および財務モデルを公表しております。当社グループでは、注力市場に経営資源を集中投下することで、Long-term targetとして市場を上回る売上成長率を実現し、生産効率の最適化、製品ミックスの改善および買収した企業との統合シナジーの発現を目指しております。Non-GAAPベース、1米ドル=100円、1ユーロ=120円の固定為替レートで売上総利益率55%、営業利益率25~30%を目標にしております。2025年6月25日に開催したCapital Markets Dayにおいて、営業利益率の目標を、従来の30%から「25%から30%」という幅を持たせた数値に見直しました。これは、当社グループの組織および財務の両面において、その基盤強化に向けた余力を積極的に創出し、長期的な成長を見据えた施策を着実に推進することを目的としたものであります。なお、1米ドル=100円、1ユーロ=120円の固定為替レートでの当連結会計年度のNon-GAAP売上総利益率は約55%、Non-GAAP営業利益率は約24%となっております。また、中期の戦略および財務モデルで各目標は、提出日現在における当社グループの長期的な経営目標であり、その達成を保証するものではなく、「3 事業等のリスク」に記載された事項を含む多くのリスク要因その他外部環境等の変化により、その結果が左右される可能性があります。 ② Non-GAAP売上総利益からIFRS売上総利益、およびNon-GAAP営業利益からIFRS営業利益への調整 (単位:億円) 前連結会計年度(2024年1月1日~ 2024年12月31日)当連結会計年度(2025年1月1日~ 2025年12月31日)Non-GAAP売上総利益(率)7,563(56.1%)7,599(57.6%)売上収益段階までの調整項目(注1)―27無形資産および固定資産償却費△10△8株式報酬費用△28△27その他非経常的な項目および調整項目(注2)△26△54IFRS売上総利益(率)7,498(55.6%)7,538(57.1%) Non-GAAP営業利益(率)3,979(29.5%)3,869(29.3%)売上収益段階までの調整項目(注1)―27無形資産および固定資産償却費△1,224△1,114株式報酬費用△363△371その他非経常的な項目および調整項目(注2)△162△399IFRS営業利益(率)2,230(16.5%)2,012(15.2%) (注)1 当社グループが控除すべきと判断した一過性の売上であります。2 その他非経常的な項目および調整項目には企業買収関連費用や当社グループが控除すべきと判断する一過性の利益や損失などが含まれております。 ③ 当連結会計年度(2025年1月1日~2025年12月31日)の業績(IFRS) (単位:億円) 前連結会計年度(2024年1月1日~ 2024年12月31日)当連結会計年度(2025年1月1日~ 2025年12月31日)前期比増(減)売上収益13,48513,212△273△2.0%売上総利益(率)7,498(55.6%)7,538(57.1%)40(1.4pts)0.5%―営業利益(率)2,230(16.5%)2,012(15.2%)△218(△1.3pts)△9.8%― ④ 生産、受注及び販売の状況当社グループの生産・販売品目は広範囲かつ多種多様であり、同種の製品群であっても、その性能、構造、形式などは必ずしも一様ではないこと、受注生産形態をとらない製品も多いことなどから、品目ごとに生産規模、受注規模を金額あるいは数量で示すことはしておりません。このため、生産、受注および販売の状況については「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」における売上収益のセグメントに関連付けて示しております。なお、主な相手先別の販売実績および総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。 関連する報告セグメント名 前連結会計年度 当連結会計年度金額 (百万円)比率(%)金額 (百万円)比率(%)WT MicroelectronicsCo.,Ltd.自動車および産業・インフラ・IoT170,95412.7225,41917.1萩原エレクトロニクス㈱自動車および産業・インフラ・IoT171,37512.7―― (注)当連結会計年度においては、萩原エレクトロニクス㈱への売上収益は10%未満であるため、当該金額および比率の記載を省略しております。 (4) キャッシュ・フローの状況 (単位:億円) 前連結会計年度(2024年1月1日~ 2024年12月31日)当連結会計年度(2025年1月1日~ 2025年12月31日)営業活動によるキャッシュ・フロー3,4054,529投資活動によるキャッシュ・フロー△12,841△1,247フリー・キャッシュ・フロー△9,4363,282財務活動によるキャッシュ・フロー6,773△2,697現金及び現金同等物の期首残高4,3472,292現金及び現金同等物の期末残高2,2922,959 (注)フリー・キャッシュ・フローは「営業活動によるキャッシュ・フロー」と「投資活動によるキャッシュ・フロー」の合計であります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、4,529億円の収入となりました。これは、税引前損失を303億円計上したものの、主として減価償却費およびWolfspeedのその他金融資産の評価損失などの非資金項目を調整したことなどによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは、1,247億円の支出となりました。これは主として、有形固定資産や無形資産の取得による支出などによるものであります。 この結果、当連結会計年度におけるフリー・キャッシュ・フローは、3,282億円の収入となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは、2,697億円の支出となりました。これは主として、主要取引銀行などへの借入金の返済を行ったことや、配当金の支払などによるものであります。 (5) 流動性および資金の源泉当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保すること、および健全なバランスシートを維持することを基本方針としております。当社は、2021年8月31日付で、Dialog社の買収に必要な資金を調達するため、㈱三菱UFJ銀行および㈱みずほ銀行から総借入額2,700億円のタームローンの借入を実行しました。また、2021年12月23日付で、既存借入2,700億円のうち、既に返済済みの300億円を除いた2,400億円について、中長期性の資金に借り換えることを目的として、㈱三菱UFJ銀行、㈱みずほ銀行および三井住友信託銀行㈱等との間で、総借入額960億円のシンジケートローン契約を締結し、㈱国際協力銀行との間で、総借入額1,440億円のJBICローン契約を締結しました。これらの契約に基づいて、2021年12月30日に総額2,400億円の借入を実行し、2025年12月30日に期限前弁済しました。当社は、2021年11月19日付で、複数トランシェによる米ドル建無担保普通社債の発行を決定し、2024年満期米ドル建無担保普通社債500百万米ドルおよび2026年満期米ドル建無担保普通社債850百万米ドルを発行し、総額1,350百万米ドルの資金を調達しました。また、2024年11月に、2024年満期米ドル建無担保普通社債500百万米ドルを償還しました。当連結会計年度末における当社債の残高の円換算額は1,330億円となっております。また、2022年6月28日付で、今後の事業展開における資金需要への対応、運転資金の柔軟な調達手段の確保を目的として、バンク・オブ・アメリカ・エヌ・エイ東京支店との間で、総額200百万米ドルのタームローン契約を締結し、2022年6月30日付で、㈱三菱UFJ銀行との間で、総額200億円のタームローン契約を締結しました。これらの契約に基づいて、2022年6月30日に総額471億円の借入を実行しました。当社は、㈱三菱UFJ銀行、㈱みずほ銀行、三井住友信託銀行㈱との間で、2024年6月25日付でタームローン契約を締結し、2024年6月28日に2,500億円の借入を実行しました。また、Altium社の買収に必要な資金を調達するため、当社は、㈱三菱UFJ銀行、㈱みずほ銀行、三井住友信託銀行㈱、他5金融機関との間で、2024年5月30日付でローン契約を締結し、2024年7月24日に総借入額7,880億円の借入を実行しました。当社は、㈱国際協力銀行との間で、2024年9月30日付でJBICローン契約を締結し、2024年9月30日に1,490億円の借入を実行しました。当社は、2025年4月に、2024年6月25日付コミットメントライン設定契約に基づいて、㈱三菱UFJ銀行、㈱みずほ銀行、三井住友信託銀行㈱を借入先とする380億円の短期借入を実行し、2025年6月に280
サステナビリティに関する考え方及び取組9,770字
2 【サステナビリティに関する考え方及び取組】当社グループは、「2035 Aspiration」、さらに当社のパーパスである「To Make Our Lives Easier」の実現に向けた様々な取り組みの継続と同時に、環境に配慮し、企業活動を通じて持続可能な社会へ貢献することにより、一層の企業価値向上に努めていきます。「持続可能な社会の実現に向け、地球環境の保全と人々の健やかな暮らしの調和を考えた企業活動を推進する」を環境基本理念とし、国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」へ貢献するため、国連が定めた17の目標のうち、13の目標に対して行動しております。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末時点において当社が判断したものであります。 (1) 気候変動への対応① ガバナンス(サステナビリティ共通)当社グループは、気候変動に伴う様々なリスク・機会を事業戦略上の重要な要素の一つと認識しております。2025年1月には、サステナビリティ部門(SU)を発足させ、関連業務の集約を行いました。さらに、部門横断的なサステナビリティ運営チーム(SOT)を設置することで、サステナビリティ戦略の検討および実行を一体的かつ効率的に推進し、サステナビリティの目標の達成に向けた責任の所在を明確化しております。また、監査委員会を監査・サステナビリティ委員会に再編し、同委員会にサステナビリティ活動を監督する責任および権限を付与することで、ESG関連リスク・機会に対する監視体制を強化しました。気候変動に係る方針や重要事項、ならびにリスク・機会およびその対応策については、CEOならびにCEOが指名する執行役員およびサステナビリティ部門(SU)により定期的に議論、見直しを行い、取締役会に対しても、継続的に報告を行っております。 サステナビリティガバナンス体制 役割主な責任範囲CEOESGに関する戦略的リーダーシップと説明責任を有する。監査・サステナビリティ委員会ESGに関連するリスク・機会の監督を含むサステナビリティに関する事項の監督に責任を負う。また、サステナビリティ戦略が企業目標や規制要件と整合していることを確認する。加えて、ESGに関する非財務情報開示への助言提供、サステナビリティ慣行の改善を指導する。サステナビリティ部門 (SU)ESGに関する専門知識、方針策定、規制モニタリング、報告・分析、社内コンサルテーション、従業員研修、部門横断的なサステナビリティの監督を担う。サステナビリティ運営チーム(SOT)サステナビリティ戦略の実行、部門横断的な調整、パフォーマンスの追跡を担う。 ② リスク管理当社グループでは、気候変動によるリスクや機会を事業戦略上の重要な要素観点として認識し、カーボンニュートラルの実現に向けた目標を設定し、「ルネサス エレクトロニクスグループ リスクおよび危機管理規則」に基づき、グループ全体でリスクマネジメント体制を構築しております。気候変動によるリスクを含め、ビジネス上のリスクを定期的に抽出したうえで、その種類や特性に応じて危機管理担当部門を決定し、日常的にリスク管理を行っております。また、当社グループのリスクマップに、現実的に想定されるリスクをあらかじめ特定し、一元化すると同時に、リスクの未然防止策、リスク発現時の体制や対応方針を策定するなど、不測の事態に備えております。さらに、全社における緊急事態が発生した場合には、CEOを本部長とした緊急対策本部を速やかに設置し、情報の一元化や対策の検討を行い、損失を極小化するためにその対応にあたります。 また、これらのリスク管理体制の整備に加え、持続可能な社会実現を目指して、環境負荷の低減や環境関連法規への対応にも積極的に取り組んでおります。■環境関連法規への対応当社グループの半導体製品は、多くの製品に搭載され、世界各国で使用されます。このため、製品に係る環境関連法規を遵守すべく主要国の法規制の情報を入手し、当社グループ製品に反映させるとともに、顧客に対し、タイムリーに化学物質の含有情報などを展開しております。国際的に準拠が求められているPOPs条約(※)の付属書に掲載されている物質については、日本では「化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律」(化審法)等の法律にも反映され、POPs条約の適用が担保されております。当社グループでは、POPs条約で付属書A(廃絶)に指定された物質が化審法の第1種特定化学物質として反映された段階で随時、当社グループが定める「ルネサス管理化学物質」区分における「禁止」事項に指定し、グローバルに共有するとともにその遵守を徹底しております。※ POPs条約:Stockholm Convention on Persistent Organic Pollutants(残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約)③ 戦略気候変動は、当社グループにとって重要な課題であります。気候関連のリスクと機会が当社グループの事業、戦略および財務計画に及ぼす影響の把握、ならびにそれに対する対応策を検討するために、シナリオ分析を実施しております。このシナリオ分析により、当社グループにとっての主要なリスクと機会、その対応策は以下のとおりであります。 (a) リスク· 事業を行っている各国でカーボンプライシングが導入されることにより生じる可能性のある対応のためのコストの増加、炭素集約度の高い原材料コスト・生産委託料の上昇などのリスク· 省エネが要求される市場や製品で開発遅延が発生した場合や、顧客から求められる脱炭素への要求に十分に応えられなかった場合において生じる可能性のある販売機会の損失や売上減少リスク· 異常気象の増加により製造拠点や物流網が影響を受けた場合において生じる可能性のある売上高減少や復旧費用の発生リスク (b) 機会· 脱炭素・低炭素化に対応した製品・ソリューションの需要が大幅に増加する機会。特に、自動車向け事業では、EV(Electric Vehicle)の市場拡大に伴う関連製品の需要拡大、産業・インフラ・IoT向け事業では、低炭素・脱炭素技術関連(風力・FA (Factory Automation) など)の需要拡大が見込まれる。· 気候変動に伴う顧客の嗜好や関心の変化に対応することで新たな市場を獲得する機会 (c) 対応策· 温室効果ガス排出量削減目標の達成に向けた施策の着実な実施およびサプライヤの温室効果ガス排出量の把握や削減施策の働きかけにより炭素税増加リスクへ対応する。· 各国の省エネ基準変更の事前察知を通じた開発着手の前倒しや柔軟に機能変更を可能とする開発手法の導入によりタイムリーな市場投入を可能にする。· 顧客や投資家が要求する脱炭素の取り組みに応えるよう環境活動の推進・加速およびコミュニケーションを促進する環境情報を積極的に開示する。· 製品およびソリューションのラインアップの拡充や高速・高機能・高効率化などを実現する次世代技術獲得など、エネルギー効率の高い製品の開発を加速する。· ビジネスの多様化、消費者の嗜好の変化など、新市場拡大機会への対応に向けた研究開発へ継続的に投資を実施する。 ■分析・対応策の詳細各リスクと機会が発現する時期について、シナリオ分析などをもとに想定し、2022年から2030年までの9年間を「短期」、「中期」および「長期」に分類し、開示しております。「短期」は3年以内、「中期」は3年超~6年以内、「長期」は6年超を想定しております。 <リスク要因に対する財務影響評価および対応策> カテゴリ想定される財務影響期間対応策移行リスク法規制の強化脱炭素化に向けて各種法規制が強化され、対応のためのコストが増加する。 短中期・中長期の温室効果ガス削減目標達成に向けた計画的な施策の実施・サプライヤによる排出量の把握、削減施策の働きかけ・グローバルでの継続的な3R(削減、再利用、再資源化)への取り組みテクノロジー・市場の変化省エネが要求される市場・製品での開発遅延により、販売機会が損失し、当社利益が減少する。短中期・省エネ基準変更の事前察知、開発着手の前倒し・柔軟な機能変更を可能とする技術の導入・研究開発への継続的な投資・ICE用途からxEV、ADAS用途IC、ディスクリートへの開発資源の集中およびクロスドメイン対応MCUの開発当社のサプライヤに課せられた炭素税が部材単価に反映されると、生産コストの増大が想定される。中期・サプライヤによる温室効果ガス排出量の把握、モニタリング・サプライヤとの目標共有、削減施策推進の働き掛けステークホルダー評価の変化顧客からのサプライチェーンにおける脱炭素要求に当社が応えられなかった場合に売上が減少する。また、ESG投資の拡大による資金調達への影響が想定される。中期・顧客の環境調達規程を充足する当社の環境活動の推進・加速・ステークホルダーへの積極的な環境情報開示と、相互理解のためにコミュニケーション促進・環境目標への達成進捗を役員の評価に追加物理リスク異常気象による災害の増加異常気象による災害の増加により、自社拠点およびサプライヤ拠点が罹災する。復旧までの期間の売上が減少し、復旧費用が必要となる。中長期・BCMに基づき、拠点別のリスク評価および対応策を実施済み・現在ハザードマップ外にある拠点を含めた継続的な情報収集・継続した分散調達および代替品の検討・準備 <機会に対する財務影響および対応策> カテゴリ想定される財務影響期間対応策資源の効率利用事業所、生産拠点における資源(エネルギー、水)の効率利用が進みコストが削減される。短期・投資効果を考慮した計画的な省エネ施策の実施・水リサイクル率35%を目標とした水の効率的使用の推進・PPAの活用拠点の拡大低炭素排出商品・サービスxEV用ソリューション市場拡大自動車部門での脱炭素化が進展し、xEV用ソリューション市場が拡大する。 短中期・BMS向け製品の開発加速・低電力化・製品レパートリーの拡充・顧客の開発期間を短縮する開発キットの提供・製品ポートフォリオの充実・AD/ADAS向け製品の開発加速、高機能・高性能化産業用ソリューション市場拡大 産業・インフラ・IoT部門での脱炭素化が進展し、関連する産業用ソリューション市場が拡大する。短中期・DDR5と以降のDDRメモリ規格に準拠した製品の開発加速、低電力・低負荷化・5G向けミリ波ビームフォーマー・ソリューションの開発加速、低消費電力・高効率化・FA向け製品、BA向け製品の開発加速、高機能化・次世代パワー半導体の採用の加速顧客の嗜好、関心の変化への対応気候変動に伴う顧客の関心の変化(エネルギー効率化、IoT、センサ、高度気象予報など)に対応することで売上が拡大する。短中長期・低消費電力製品やエネルギー効率を改善するソリューション提供に向けた製品開発の促進、及び研究開発への注力・製品レパートリーの拡充、高速・高機能・高効率化新市場への進出 新規事業既存事業で培った技術の低炭素社会における新産業への転用短中期・自動車/産業・IoT分野製品のセキュリティ強化新興国市場脱炭素ニーズの広がりによりパワー製品、5G向けミリ波ビームフォーマー・ソリューションの新興国向け売上げが拡大する。短中期・新興国市場への拡販推進、パワー製品の高性能・高効率 シナリオ分析の前提や対応策の詳細については、当社サステナビリティサイト/TCFD提言への対応(https://www.renesas.com/jp/ja/about/company/sustainability/tcfd)をご参照ください。 ④ 指標および目標当社グループの温室効果ガス削減に係る目標は、次のとおりです。また、これらの削減目標については、SBT (Science Based Target)の認定を取得しております。· 温室効果ガス排出量(Scope1, Scope2)削減目標:2030年までに38%削減(2021年対比)· 温室効果ガス排出(Scope1, Scope2)カーボンニュートラル:2050年まで· 水総使用量売上高原単位目標:2030年までに33%改善(2021年対比)· グローバル生産拠点水リサイクル率:2030年までに35%を達成· 廃棄物リサイクル比率:90%(リサイクル量を分子、総廃棄物排出量を分母とした比率)を達成 (*) 2025年度の実績は、2026年6月下旬発行予定のビジネス&サステナビリティレポートにて開示を予定しております。 目標の達成に向け、エネルギー消費の多い生産拠点を中心に、国内の電機・電子業界目標や省エネ法におけるエネルギー原単位の削減目標の達成、温室効果ガスの中でも特に環境負荷の高いPFCガスの排出削減および再生可能エネルギーの使用拡大など、様々な活動を継続的に推進しております。 また、Scope3についても「Scope 3のCategory 1における温室効果ガス排出量の70%に相当するサプライヤ(生産委託を含みます。)が、科学的根拠のある温室効果ガス削減目標を2026年までに設定」という目標を設定し、サプライチェーン全体の温室効果ガス排出量削減にも努めております。 詳細は、当社サステナビリティサイト「環境活動/環境保全の目標」(https://www.renesas.com/jp/ja/about/company/sustainability/protection-goals)、「環境活動/気候変動への取り組み」(https://www.renesas.com/jp/ja/about/company/sustainability/climate-change)をご参照ください。 (2) 人的資本およびインクルージョンカルチャー① 戦略当社グループは、多様な人材一人ひとりが自分の強みを持ち、能力・スキルを最大限に発揮することのできるよう、インクルージョンカルチャーを強化しております。当社グループは、地域や分野を超えたコラボレーションを強化するグローバルな枠組みを構築しております。異なる製品グループや拠点間のコラボレーションを向上させることは、組織やシステムが孤立し、互いに連携が取れていない状況を解消することになり、チームの専門知識を結集するうえで極めて重要です。さらに、人事部門が支援するアフィニティネットワークを通じて、あらゆるダイバーシティを尊重し、インクルージョンを
コーポレート・ガバナンスの概要14,000字
(1) 【コーポレート・ガバナンスの概要】① コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方当社グループは、社会から信頼される企業であり続けるために、以下のコーポレート・ガバナンス方針に基づき、地域社会やお客様、ビジネスパートナーなど、すべてのステークホルダーと良好な関係を保ち、企業としての社会的責任を果たすため、コーポレート・ガバナンスの充実および強化に継続的に努めております。 <コーポレート・ガバナンス方針>当社グループは、人々の暮らしを楽(ラク)にする技術で、持続可能な将来を築きたいと考えております。当社グループのPurposeである「To Make Our Lives Easier」に基づき、インテリジェンス、すなわち、当社グループの製品やソリューションを、自動車、産業、インフラ、IoTの4つの成長分野へ提供することで、より安全で、健康でスマートな社会に発展させることを使命としております。そのPurposeのもと、当社グループのあらゆる企業活動と従業員の行動や判断の基準となる5つの要素から構成される「Renesas Culture」を策定し、変化に柔軟に対応し、課題を解決し、サステナブルに価値を創出し続ける企業となることを目指しております。当社グループは、この「Renesas Culture」に基づき、責任あるグローバル企業として長期的な視点で持続的価値を創出できるよう努めております。また、当社グループは、すべてのステークホルダーとの共存共栄を図りながら、当社グループの持続的な成長と中長期的な企業価値の向上の実現を目指します。このためには、変化と競争の激しい半導体業界を永続的に勝ち抜き、すべてのステークホルダーの要望に応え続け、利益の拡大を伴う成長を継続していくことが必要となります。当社グループは、技術の先進性を磨きつつ、緻密なマーケティング・営業活動により、優れた半導体製品と最適なソリューションを提供して、グローバル半導体企業の地位をより確固たるものとすることを目指します。そのために、透明・公正かつ迅速・果断な意思決定を可能とするコーポレート・ガバナンス体制を構築することが重要であると認識し、株主を含めたステークホルダーとの対話と協働、適正な情報開示、適切な権限委譲と実効性の高い監督機能の確保などを通じて、その継続的な充実に取り組みます。 [Purpose] To Make Our Lives Easierルネサスの使命は、インテリジェンス、すなわち、当社の製品やソリューションを、自動車、産業、インフラ、IoTの4つの成長分野へ提供することで、より安全で、健康でスマートな社会に発展させることです。マイクロコントローラ、アナログ、パワーデバイスのラインアップを総合的に強化、拡大させるなど、自らの変革を進めております。これらの製品やソリューションは日々の暮らしに欠かせないあらゆる組込み機器に搭載されております。 [Renesas Culture]<Transparent>リーダーシップチームの戦略や方針、会社が置かれている現状だけでなく、各組織での課題や考えについて従業員相互間で良く理解されているようにします。これは、後述する「Agile」や「Entrepreneurial」という点とも密接に絡んでおり、従業員個人や組織が活躍するための土台となる要素であると考えております。 <Agile>上述した変化に遅れることなく、できるだけ先んじて行動するためには、早い状況認識、早い意思決定、早い行動と早い修正をすることが必要です。私たちは、状況認識・意思決定・行動について、より高速回転できるようにしていきます。社内外から仕事についてフォローアップをされたら、その時点ですでに「Agile」ではないという精神で。 <Global>当社の市場が、お客様が、競合がグローバルなのは論を待たず、このような環境下で勝ち残っていくためには、私たち自身がグローバルな視野を持つことは必要不可欠です。語学力の向上もある程度必要ですが、それ以上に話の中の大事な点とそうでない点や論理構成について、事前に少し頭を整理するなど、コミュニケーションを円滑にするためにできることはたくさんあります。とくに数字は共通語として有用です。できる限り数字を用いてコミュニケーションを取り、そうでない場合に比べてよりスムーズに内容を共有することを心掛けます。 <Innovative>ルネサスが「Innovative」な技術や製品を提供し、サステナブルな社会価値を創造し続けるためには、「Innovative」な仕事の仕方、物の考え方を実践することが必要不可欠となります。当社グループの従業員一人ひとりが、「Innovation」の体現者となり、発想力、創造力を有することで、豊かな社会を実現します。 <Entrepreneurial>従業員一人ひとりが「自分のビジネスを運営するかのような」マインドで、プロフェッショナルに、自発的に、かつ主体性をもって行動し、その結果について責任を持ちます。会社としての戦略、方針を踏まえた上で、既成概念にとらわれず自由に発想し、新たな価値を創造することのできる人材の構築を目指します。 ② コーポレート・ガバナンスの体制および当該体制を採用する理由(a) 基本的な考え方当社は、企業価値を継続的に高めていくためには、経営を効率的に遂行するとともに、経営の健全性と透明性を確保することが重要であると認識し、コーポレート・ガバナンスの充実に向けて、経営体制の整備および諸施策の実施に取り組んでおります。 (b) コーポレート・ガバナンス体制の採用の理由当社は、コーポレート・ガバナンスの充実に向けた施策の一環として、2024年3月26日の定時株主総会の決議をもって監査役会設置会社から指名委員会等設置会社に移行し、当社グループの根幹にかかわる経営上の重要課題の決定と経営の監督に特化した取締役会が、当社の業務執行を監督するコーポレート・ガバナンス体制を構築しております。独立社外取締役が過半数を占める取締役会ならびにその内部機関である指名委員会、報酬委員会および監査・サステナビリティ委員会(注)の3つの委員会が、それぞれの機能と役割を果たすことにより、経営全体に対する透明かつ公正な監督機能を実現すると同時に、業務執行権限を有し、業務執行の決定について取締役会から大幅な授権を受けた執行役およびその下で業務執行を担う執行役員が迅速かつ機動的な意思決定・業務遂行を行うことにより、グローバルな競争を勝ち抜き事業の成長を実現することが可能となります。そのため、本体制は、当社のコーポレート・ガバナンスに適していると考えております。(注) 当社は、サステナビリティの強化のため、サステナビリティ部門(SU)が主導するサステナビリティ活動を監督する責任と権限を会社法上の監査委員会に与え、同委員会を「監査・サステナビリティ委員会」と呼称しております。 (c) 取締役会当社の取締役会は、原則として3ヶ月に1回定時に開催するほか、必要に応じて臨時に開催し、当社グループの経営の基本方針の策定や執行役の選解任を含む、当社グループの根幹に影響する経営上の重要な意思決定を行うとともに、取締役および執行役の職務執行の監督を行っております。当社において社外取締役は、自己の経歴から培われた知識、経験、見識などを活かして外部の視点から、経営上の意思決定に参加するとともに他の取締役および執行役の職務執行を監督することをその機能および役割としております。有価証券報告書提出日現在、当社の取締役会は、専門性や経験、多様性などを考慮のうえ、5名の社外取締役を含む6名の取締役で構成されており、各取締役の氏名および地位は以下の表のとおりであります。 氏名地位柴田 英利社内取締役(議長)岩﨑 二郎筆頭独立社外取締役Selena Loh Lacroix独立社外取締役山本 昇独立社外取締役平野 拓也独立社外取締役水野 朝子独立社外取締役 当社は、2026年3月25日開催予定の定時株主総会の議案(決議事項)として、「取締役7名選任の件」を提案しております。当該議案が原案どおり承認可決された場合、当社の取締役会の構成および各取締役のスキルマトリクスは、以下の表のとおりとなります。なお、当該定時株主総会後の取締役会において決議予定の内容(役職など)を含めて記載しております。 <取締役会の構成> 氏名地位柴田 英利社内取締役(議長)岩﨑 二郎筆頭独立社外取締役Selena Loh Lacroix独立社外取締役山本 昇独立社外取締役平野 拓也独立社外取締役水野 朝子独立社外取締役Kimberly Mathisen独立社外取締役 <スキルマトリクス> 氏名(地位)経営・リーダーシップ国際ビジネス半導体・テクノロジー業界ソフトウェア・デジタルファイナンスリスクマネジメント・ガバナンス人的資本マネジメント柴田 英利(取締役)●●● ●● 岩﨑 二郎(筆頭独立社外取締役)●● ●●●Selena Loh Lacroix(独立社外取締役) ●● ●●山本 昇(独立社外取締役)●● ●● 平野 拓也(独立社外取締役)●● ● ● 水野 朝子(独立社外取締役)●● ● Kimberly Mathisen(独立社外取締役)●● ● ● <スキル(専門性・経験)の内容>スキルスキルの意義・選定理由経営・リーダーシップ企業の経営や事業・組織のマネジメントの経験を通じて、当社の経営および事業・組織の運営全般に関する多岐にわたる問題や課題について、取締役が効果的な監督・助言を行い、意思決定に貢献することが可能となります。国際ビジネス当社は、国際的に事業を展開し、グローバル市場で競争を行っており、世界中の従業員、サプライヤー、顧客その他のステークホルダーに適切に対処することが必要不可欠です。グローバルに展開されるビジネスにおける経験を通じて、これらの事項について、取締役が効果的な監督・助言を行い、意思決定に貢献することが可能となります。半導体・テクノロジー業界当社が事業を展開する半導体業界は、技術革新や進歩のスピードが早く、激しい競争が行われております。半導体業界または類似の特徴を有する他のテクノロジー業界におけるイノベーションやその他の経験を通じて、これらに関する事項について、取締役が効果的な監督・助言を行い、意思決定に貢献することが可能となります。ソフトウェア・デジタル当社は、半導体を使用した製品の設計や活用のためのソフトウェアソリューションやプラットフォームの提供を中心とするデジタライゼーション戦略を推進しております。ソフトウェア業界やデジタライゼーションの分野における経験を通じて、これらに関する事項について、取締役が効果的な監督・助言を行い、意思決定に貢献することが可能となります。ファイナンス当社は、将来の成長を加速させるため、健全な財務基盤を構築・維持しつつ、戦略的な投資やM&Aに継続して取り組んでおります。M&A、キャピタルアロケーション、コーポレートファイナンスまたは財務・会計等に関する専門的な知識や経験を通じて、これらに関する事項について、取締役が効果的な監督・助言を行い、意思決定に貢献することが可能となります。リスクマネジメント・ガバナンス当社は、グローバルに事業を展開する中で、各国の法規制から地政学的問題に至るまで、幅広いリスクに直面しております。そのため、効果的なガバナンスのもと、これらのリスクを迅速に把握し、その最小化のため適切に対処することが非常に重要となります。リスクマネジメント、法務・コンプライアンス(サステナビリティ、ESGに関する事項を含みます。)および上場企業の取締役会または委員会の活動に関する専門的な知識や経験を通じて、これらに関する事項について、取締役が効果的な監督・助言を行い、意思決定に貢献することが可能となります。人的資本マネジメント当社が競争の激しいグローバル市場で成功し、変革を通じて成長し続けるためには、効果的な人的資本戦略・施策を推進し、優秀な人材を採用し、育成し、定着させていくことが不可欠です。人材や人的資本のマネジメントに関する経験を通じて、これらに関する事項について、取締役が効果的な監督・助言を行い、意思決定に貢献することが可能となります。 (当事業年度における取締役会の活動状況)当事業年度において当社は、5回の取締役会を開催しました。各取締役の出席状況は以下の表のとおりであります。 氏名地位出席状況(出席率)柴田 英利社内取締役(議長)全5回中5回(100%)岩﨑 二郎筆頭独立社外取締役全5回中5回(100%)Selena Loh Lacroix独立社外取締役全5回中5回(100%)山本 昇独立社外取締役全5回中5回(100%)平野 拓也独立社外取締役全5回中5回(100%)水野 朝子独立社外取締役全5回中5回(100%) (注) 上記の会議のほか、必要に応じて個別事項に関する討議セッションや書面決議を実施しております。 当事業年度において、取締役会は、事業ポートフォリオ戦略と連動した投資、事業の売却および提携、事業の補完または強化のためのM&A、デジタライゼーション等の戦略およびこれに関連するビジネスモデルを含む中長期的な成長施策、成長分野に対する研究開発投資その他の資源配分、配当などの資本政策、紛争および地政学的リスクの状況と対応、執行体制およびタレントマネジメント、成長市場に対する取組み、情報セキュリティに関する取組み、コンプライアンスおよび内部統制システムの運用状況、取締役会の構成・実効性評価など、幅広い事項について議論・検討を行いました。 (d) 委員会(ⅰ) 指名委員会 指名委員会は、取締役の選解任に関する株主総会議案の内容、CEOを含む執行役の選解任およびCEOのサクセッションプランの策定などの人事に関する審議または決定を行うほか、法令または定款に定める事項について職務を行っております。有価証券報告書提出日現在、同委員会は、独立社外取締役3名の委員で構成されており、独立社外取締役が委員長に就任しております。 (当事業年度における指名委員会の活動状況)当事業年度において当社は、6回の指名委員会を開催しました。各委員の出席状況は以下の表のとおりであります。 氏名地位出席状況(出席率)岩﨑 二郎筆頭独立社外取締役(委員長)全6回中6回(100%
役員の報酬等12,508字
(4) 【役員の報酬等】イ 取締役の報酬<執行役を兼務する取締役>執行役を兼務する取締役の報酬は、後述「ロ 執行役・執行役員の報酬」記載のとおりであります。<執行役を兼務しない取締役>執行役を兼務しない取締役に対しては、以下の基本方針に従い、固定報酬としての基本報酬、および、長期的な株主の利益との一致の観点から、継続勤務条件(継続在任条件)が付されている事後交付による株式報酬(リストリクテッド・ストック・ユニット:RSU)を付与しております(当該株式報酬の詳細は、後述「ロ 執行役・執行役員の報酬 ② 報酬の構成 (b) 株式報酬」をご参照ください。)。 ・当社の経営の適切な監督の観点から必要な能力要件を満たすグローバルな取締役人材の確保とリテンションに資するものであること・透明性・客観性が高いものであること・株主の利益との一致の観点から、企業価値の向上と報酬が連動するものであること 執行役を兼務しない取締役の報酬の額および構成比率などについては、上記の基本方針に基づき、取締役毎に報酬委員会で決定されます。決定にあたっては、日本および米国の市場データ(日本は時価総額上位100社およびそのうち日本居住者および非居住者の取締役が混在する企業、米国はS&P500企業およびそのうちITセクターの企業の水準・動向)を参照しております。 ロ 執行役・執行役員の報酬当社は、執行役に加え、執行役員を設置しており、当社の執行役・執行役員の構成(2025年12月31日現在)は、次のとおりであります。以下では当社の執行役・執行役員の報酬制度について記載しております。なお、取締役である執行役については、執行役としての報酬となります。 氏 名地位・担当執行役執行役員柴 田 英 利取締役 代表執行役社長兼CEO○-新 開 崇 平執行役員兼CFO、ファイナンス、ビジネス・ディベロップメント、アカウンティング・コントロール、インベスターリレーションズ、インフォメーション・システムズ担当-○中 西 詩 絵執行役員兼CHRO、人事・総務担当-○長 谷 川 夕 也執行役員兼CSO、セールス担当-○Davin Lee執行役員、アナログ&コネクティビティ、エンベデッドプロセッシング担当-○Vivek Bhan執行役員、ハイパフォーマンスコンピューティング担当-○Zaher Baidas執行役員、パワー担当-○Aram Mirkazemi執行役員、ソフトウェア&デジタライゼーション担当-○Julie Pope執行役員、戦略的イニシアティブ/ユーザ・エクスペリエンス担当-○片 岡 健執行役員、オペレーション(サプライチェーン、調達、生産を含む。)、品質保証担当-○ 当社の執行役・執行役員は、その役割に応じて、組織および事業の運営全般に関して広範な職責を担っており、それぞれが当社の業績および長期的な成長に責任を負っております。そこで、当社ではCEOを兼務する執行役のみならず、経営陣の中心的メンバーの報酬に関しても透明性の確保に努めており、以下では、執行役・執行役員の報酬制度について、その概要ならびに、法令上開示が必要とされる報酬総額1億円以上の取締役・執行役の報酬に限らず、CFOおよびその他の報酬上位3名の執行役員(具体的には、ソフトウェア&デジタライゼーショングループ、ハイパフォーマンスコンピューティングプロダクトグループ、ならびに、アナログ&コネクティビティプロダクトグループおよびエンベデッドプロセッシングプロダクトグループを担当する各執行役員)の個別報酬についても、開示事項の対象としております。 ① 基本方針当社は、変化の激しいグローバル市場での厳しい競争を勝ち抜き、長期的な事業成長を加速するうえで、報酬を重要なマネジメントツールの一つと位置づけ、執行役・執行役員の報酬制度を継続的にアップデートしております。執行役・執行役員の報酬の決定にあたっては、各執行役・執行役員に期待される役割と責任に関して、当社の事業の長期的成長における重要性及び難易度、また、期待される貢献および能力の裏付けとなるこれまでの実績を基本的な要素として考慮しております。また、Pay for Performanceの理念に基づき、執行役・執行役員に、当社の業績および企業価値の向上に対する責任を負わせる観点から、執行役・執行役員の毎年の報酬総額の大部分を、短期インセンティブ(STI)としての業績連動報酬と、長期インセンティブ(LTI)としての株価連動報酬を支給しております。業績連動報酬は当社の短期的業績と連動し、株価連動報酬は株価に反映される当社の企業価値の長期的な成長と連動しております。株価連動報酬は、当社のTSRに応じて権利確定数が変動するパフォーマンス・シェア・ユニット(PSU)と継続勤務を条件とするリストリクテッド・ストック・ユニット(RSU)で構成されており、当社ではLITの構成におけるPSUの割合を継続的に増加させております。さらに、当社は、当社の経営陣には国際的な競争を勝ち抜くための能力が要求されること、また、競争力のある報酬制度を通じてそのような優秀な人材を獲得・維持していく必要性を考慮し、報酬の制度設計および水準の決定に際して、米国および日本の当社と相関性の高い企業における報酬制度・水準およびそれらの動向を参照しております。参照対象企業の範囲については、報酬委員会において、当社の事業戦略および各企業の状況等を検証し、定期的にアップデートをしております。また、当社では、役員構成をはじめ組織がグローバル化しており、このような組織をリードする経営人材の報酬が地域間で著しく異なることは好ましくないため、地域間における報酬の差異を一定の範囲に収れんさせていく方針を採っており、現在はその過程にあります。 ② 報酬の構成当社の現行の報酬は、上記の基本方針に基づき、以下の各報酬により構成されており、各報酬の具体的内容は後述のとおりであります。 ① 固定報酬としての基本報酬(現金報酬)② 短期的な業績目標の達成に重点を置いた短期インセンティブ(STI)としての業績連動報酬(現金報酬)③ 長期的な企業価値の向上に連動する長期インセンティブ(LTI)としての株価連動報酬(事後交付型株式報酬) (a) 現金報酬<基本報酬>基本報酬は、組織内における特定の役割と責任に対する評価を反映する中核的な報酬であり、各執行役・執行役員の役割および責任、能力ならびに経験を基本的な考慮要素として固定金額として支給されます。役員報酬の基本要素であり、優秀な執行役・執行役員を招聘し、リテンションを図り、グローバル市場での成長を牽引するインセンティブとして適切な水準に設定されます。 <業績連動報酬(短期インセンティブ(STI))>短期インセンティブ(STI)は、執行役・執行役員の会社の財務成績全般に対する動機付けや報酬として、また、各年度の執行役・執行役員個人の業績への評価として執行役・執行役員に支給されます。本報酬は、役員報酬制度の極めて重要な要素であり、支給額を会社および個人の業績と連動させることで、執行役・執行役員の業績目標達成への貢献意欲を高めることに重点が置かれております。本報酬の支給額は、事業の成長とその収益性を評価するため、以下を含む一定の指標(ともにNon-GAAPベース)を用いて評価を行います。・売上収益・営業利益率評価指標と目標は、毎年定められ、業績に応じた支給額は、各評価指標に関する目標の達成状況、およびその年度の各執行役・執行役員の業績等の要素に基づいて、報酬委員会の審議を経て決定します。なお、このスキームは従業員のスキームと同様であり、従業員とインセンティブを共有する仕組みとしております。 (b) 株式報酬<株価連動報酬(長期インセンティブ(LTI))>長期インセンティブ(LTI)とは、評価期間が1年以上に及ぶ変動報酬をいい、通常、株主が得る価値に対応する形で付与されます。長期インセンティブの役割は、執行役・執行役員への経済的な報奨を会社の長期的業績、および株主の長期的利益と連動させることにあります。現行の長期インセンティブは、2021年から事後交付型株式報酬により付与され、執行役・執行役員が実際に受け取る利益は、株価上昇や3年間の株主総利回り(TSR)に応じて定まります。具体的には、当社のTSRに応じてユニット数を確定させ、当社株式を交付するパフォーマンス・シェア・ユニット(PSU)と、継続勤務を条件とするリストリクテッド・ストック・ユニット(RSU)で構成されております。このうち、PSUについては、長期的な企業価値の最大化と株価への貢献に対するインセンティブと責任を強化するため、当社のTSRを業績指標に加えた設計としております。付与されるユニット数は、執行役・執行役員ごとに設定された報酬基準額をベースに、付与決定時に指定する3ヶ月間の東京証券取引所における当社株式終値の単純平均値を踏まえて決定されます。PSUとRSUの報酬基準額の構成比率は、CEO(執行役)については70%:30%、執行役員については50%:50%となっております。なお、付与対象者が、当社の定める一定の非違行為があった場合その他当社において定める事由に該当した場合には、未確定のユニットの全部または一部を喪失するものとしております。また、ユニットの確定後に、かかる事由またはその原因となる行為が確定前に存在していたことが判明した場合において当社が相当と認めたときは、付与対象者は、かかるユニットに関して交付を受けた当社株式の全部もしくは一部または相当する額の金銭を無償で返還するものとしております。 種 類目 的基 準構成比率CEO執行役員パフォーマンス・シェア・ユニット(PSU)役員の持続的な株価上昇と長期的な企業価値への貢献意欲を向上TSR70%50%リストリクテッド・ストック・ユニット(RSU)報酬と株価の連動性を高め、株主との利益を共有することで、優れた人材を確保・維持在任期間30%50% (注)構成比率は、2025年に定められた報酬基準額に基づいております。 [PSU]付与対象者に対しては、次の算式により算定される個数のユニットを付与します。 PSU数=当社が各付与対象者に付与することを決定したPSU報酬基準額(業績評価前)/付与決定時に指定する3ヶ月間の東京証券取引所における当社株式終値の単純平均値 当社が定める日(原則として、付与日の3年後の応当日)以降、その期間の業績要件を加味して、次のとおり決定された当該権利確定数と同数の当社株式を交付します。 業績指標TSR:SOX (Philadelphia Semiconductor Index)およびTOPIX (Tokyo Stock Price Index) 構成企業および当社が業界、企業規模、ビジネスモデルなどに鑑み選択する企業群(以下「Renesas Peers」)との比較にて決定します。業績評価期間PSUを付与した年の4月1日から3年間当社TSRの伸長率(業績評価期間末日以前3ヶ月間の平均株価(*1)-業績評価期間開始日の前日以前3ヶ月間の平均株価(*2)+業績評価期間中の日を基準日とする当社剰余金の配当に係る1株当たり配当総額)/業績評価期間開始日の前日以前3ヶ月間の平均株価(*2)(*1)業績評価期間の最後の3ヶ月間の東京証券取引所における当社株式終値の単純平均値をいいます。(*2)業績評価期間開始日の前日以前3ヶ月間の東京証券取引所における当社株式終値の単純平均値をいいます。 交付株式の決定方法・当社のTSRの伸長率とSOX構成企業のTSRの伸長率を低い順から区分した場合において、当社のTSRの伸長率が次の1)から5)のいずれに区分されるかに従い、その区分に掲げる百分率(SOX算定率)を算出します。・当社のTSRの伸長率とTOPIX構成企業のTSRの伸長率を低い順から区分した場合において、当社のTSRの伸長率が次の1)から5)のいずれに区分されるかに従い、その区分に掲げる百分率(TOPIX算定率)を算出します。・当社のTSRの伸長率とRenesas PeersのTSRの伸長率を低い順から区分した場合において、当社のTSRの伸長率が次の1)から5)のいずれに区分されるかに従い、その区分に掲げる 百分率(Renesas Peers算定率)を算出します。・SOX算定率を100分の25、TOPIX算定率を100分の50、およびRenesas Peers算定率を100分の25の割合で加重平均して得られる値(以下「本算定率」)を、付与されたPSUの数に乗じて得られる数(100未満の数は、切り上げ)を、当社が定める日(日本時間)(原則として、PSUの付与日から3年後の応当日)にPSUの権利確定数として確定させ、付与対象者に対して、当該権利確定数と同数の当社株式を交付します。ただし、当社のTSRの伸長率が0%以下であった場合、本算定率は100%を上限とします。なお、当社のTSRの伸長率は、上記の算式により求めるものとし、SOX構成企業、TOPIX構成企業およびRenesas PeersのTSRの伸長率は、当社のTSRの伸長率に準じた方法により求めるものとします。 当社TSRの伸長率の区分付与率1) 25%ile未満であった場合0%2) 25%ile以上50%ile未満であった場合50%から100%の間において同一割合で増加するものとして計算した結果得られた率3) 50%ile以上75%ile未満であった場合100%から150%の間において同一割合で増加するものとして計算した結果得られた率4) 75%ile以上90%ile未満であった場合150%から200%の間において同一割合で増加するものとして計算した結果得られた率5) 90%ile以上であった場合200% [RSU]付与対象者に対しては、次の算式により算定される個数のユニットを付与します。RSU数=当社が各付与対象者に付与することを決定した3年分(ただし、当社社外取締役については1年分)のRSU報酬基準額/付与決定時に指定する3ヶ月間の東京証券取引所における当社株式終値の単純平均値 原則として、付与日から1年経過する毎にその3分の1ずつ(ただし、当社社外取締役については付与日の1年後の応当日に全部)が権利確定となり、確定したユニット数と同数の当社株式を交付します。 ③ 参照
従業員の状況1,335字
5 【従業員の状況】(1) 連結会社の状況当社グループの2025年12月31日現在の従業員数は21,629人であります。なお、当社グループは、自動車向け事業および産業・インフラ・IoT向け事業の双方に係る従業員が大半のため、セグメントごとの記載は省略しております。また、従業員数は就業人員(当社グループからグループ外への出向者を除き、グループ外から当社グループへの出向者を含みます。)であります。臨時従業員数は、従業員数の100分の10未満であるため、記載を省略しております。 (2) 提出会社の状況2025年12月31日現在従業員数(名)平均年齢(歳)平均勤続年数(年)平均年間給与(円)6,02548.523.47,495,552 (注) 1 従業員数は就業人員(当社から社外への出向者を除き、社外から当社への出向者を含みます。)であります。2 平均勤続年数は、㈱日立製作所、三菱電機㈱、日本電気㈱およびこれらの関係会社からの勤続年数を通算しております。3 平均年間給与の金額には、賞与および基準外賃金を含んでおります。4 臨時従業員数は、従業員数の100分の10未満であるため記載を省略しております。 (3) 労働組合の状況2025年12月31日現在、当社の労働組合はルネサスエレクトロニクス労働組合であり、全日本電機・電子・情報関連産業労働組合連合会(電機連合)に所属しております。2025年12月31日現在の組合員数は3,515人であります。なお、労働組合との間に特記すべき事項はありません。 (4) 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率および労働者の男女の賃金の差異①提出会社および国内連結子会社当事業年度名称管理職に占める女性労働者の割合(%)(注1)男性労働者の育児休業取得率(%)(注2)労働者の男女の賃金の差異男性の賃金に対する女性の賃金の割合(%)(注1)全労働者正規雇用労働者非正規労働者ルネサス エレクトロニクス㈱4.939.174.874.469.8ルネサス セミコンダクタ マニュファクチュアリング㈱2.140.083.581.386.4 (注) 1 「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」の規定に基づき算出したものであります。2 「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。3 男女の賃金差異は、対象の区分毎の男性の平均賃金に対する女性の平均賃金の割合を示しております。なお、賃金は基本給、超過労働に対する報酬、賞与等のインセンティブを含んでおります。基本的に処遇は男女同一であり、現在生じている格差は、労務構成が異なることによるものであります。 ②当社グループ当事業年度課長職に占める女性労働者の割合(%)部長職に占める女性労働者の割合(%)幹部に占める女性労働者の割合(%)16.013.025.0 (注) 指標の定義や計算方法は、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」とは異なっております。
関係会社の状況4,589字
4 【関係会社の状況】2025年12月31日現在名称住所資本金または出資金主要な事業の内容議決権の所有または被所有割合(%)(注1)関係内容(連結子会社) ルネサス セミコンダクタ マニュファクチュアリング㈱(注2)茨城県ひたちなか市百万円100半導体製品の製造(前工程)100.0当社製品の製造貸付金-有不動産/設備の賃貸-有役員の兼任-無ルネサス エレクトロニクス中国社中国北京市千米ドル38,540半導体製品の中国における販売 100.0 当社製品の販売貸付金-無不動産/設備の賃貸-無役員の兼任-無ルネサス エレクトロニクス上海社中国上海市千米ドル7,100半導体製品の中国における販売100.0当社製品の販売貸付金-無不動産/設備の賃貸-無役員の兼任-無ルネサス エレクトロニクス香港社(注2)(注4)中国香港千香港ドル15,000半導体製品の香港における販売100.0当社製品の販売貸付金-無不動産/設備の賃貸-無役員の兼任-無ルネサス エレクトロニクス台湾社台湾台北市千台湾ドル170,800半導体製品の台湾における販売100.0当社製品の販売貸付金-無不動産/設備の賃貸-無役員の兼任-無ルネサス エレクトロニクス韓国社韓国ソウル市千ウォン3,751,885半導体製品の韓国における販売100.0当社製品の販売貸付金-無不動産/設備の賃貸-無役員の兼任-無ルネサス エレクトロニクス・シンガポール社シンガポール千米ドル32,287半導体製品のアセアン、インドおよびオセアニアにおける販売100.0当社製品の販売貸付金-無不動産/設備の賃貸-無役員の兼任-無ルネサス エレクトロニクス・マレーシア社マレーシアクアラルンプール千リンギット700半導体製品のマレーシアにおける販売支援100.0(100.0)(注3)当社製品の販売支援貸付金-無不動産/設備の賃貸-無役員の兼任-無ルネサス エレクトロニクス・インド社インドベンガルール市千インドルピー32,500半導体製品のインドにおける販売100.0(99.90)(注3)当社製品の販売貸付金-有不動産/設備の賃貸-無役員の兼任-無ルネサス エレクトロニクス・アメリカ社(注2)(注4)アメリカカリフォルニア州千米ドル2,952,870半導体製品のアメリカにおける設計、開発、製造および販売100.0当社製品の設計、開発、製造および販売貸付金-無不動産/設備の賃貸-無役員の兼任-無ルネサス エレクトロニクス・カナダ社カナダオンタリオ州千カナダドル44,560半導体製品のカナダにおける開発および販売100.0(100.0)(注3)当社製品の開発および販売貸付金-無不動産/設備の賃貸-無役員の兼任-無ルネサス エレクトロニクス・ブラジル・サービス社ブラジルサンパウロ州―半導体製品のブラジルおよび南米地域における販売(技術)支援100.0(100.0)(注3)当社製品の販売(技術)支援貸付金-無不動産/設備の賃貸-無役員の兼任-無ルネサス エレクトロニクス・ヨーロッパ社(ドイツ)(注2)(注4)ドイツデュッセルドルフ市千ユーロ14,000半導体製品のヨーロッパにおける設計、開発および販売100.0 当社製品の設計、開発および販売貸付金-有不動産/設備の賃貸-無役員の兼任-無ルネサス セミコンダクタ北京社中国北京市千米ドル90,444半導体製品の製造(後工程)100.0当社製品の製造貸付金-無不動産/設備の賃貸-無役員の兼任-無ルネサス セミコンダクタ蘇州社中国蘇州市千米ドル43,226半導体製品の製造(後工程)100.0(6.33)(注3)当社製品の製造貸付金-無不動産/設備の賃貸-無役員の兼任-無 名称住所資本金または出資金主要な事業の内容議決権の所有または被所有割合(%)(注1)関係内容ルネサス セミコンダクタ・ケイエル社マレーシアセランゴール州 千リンギット118,237半導体製品の製造(後工程)100.0当社製品の製造貸付金-無不動産/設備の賃貸-無役員の兼任-無ルネサス セミコンダクタ・マレーシア社マレーシアペナン州千リンギット84,000半導体製品の製造(後工程) 90.0 当社製品の製造貸付金-無不動産/設備の賃貸-無役員の兼任-無ルネサス セミコンダクタ・ケダ社 マレーシアケダ州千リンギット1,000半導体製品の製造(後工程)100.0(100.0)(注3)当社製品の製造貸付金-無不動産/設備の賃貸-無役員の兼任-無ルネサス セミコンダクタテクノロジ・マレーシア社マレーシアペナン州千リンギット1,000半導体製品の製造(後工程)100.0(100.0)(注3)当社製品の製造貸付金-無不動産/設備の賃貸-無役員の兼任-無ルネサス セミコンダクタデザイン北京社中国北京市千米ドル7,000半導体製品の設計および開発 100.0 当社製品の設計および開発貸付金-無不動産/設備の賃貸-無役員の兼任-無ルネサス デザイン・ベトナム社ベトナムホーチミン市千米ドル10,200半導体製品の設計および開発 100.0 当社製品の設計および開発貸付金-無不動産/設備の賃貸-無役員の兼任-無ルネサス セミコンダクタデザイン・マレーシア社マレーシアペナン州千リンギット1,000半導体製品の設計および開発100.0(100.0)(注3)当社製品の設計および開発貸付金-無不動産/設備の賃貸-無役員の兼任-無ルネサス インターナショナル・オペレーション社(注2)マレーシアセランゴール州千リンギット426,302当社グループ会社の一部業務受託管理100.0(100.0)(注3)シェアードサービス(当社グループ内会社業務)貸付金-無不動産/設備の賃貸-無役員の兼任-無インターシル・ルクセンブルク社ルクセンブルク千米ドル91,585持株会社100.0(100.0)(注3)貸付金-無不動産/設備の賃貸-無役員の兼任-無ルネサス デザイン・ブルガリア社ブルガリアヴァルナ州千ブルガリアレフ5 半導体製品の設計および開発100.0(100.0)(注3)当社製品の設計および開発貸付金-無不動産/設備の賃貸-無役員の兼任-無ルネサス デザイン・チューリッヒ社スイスチューリッヒ市千スイスフラン100半導体製品の設計および開発100.0(100.0)(注3)当社製品の設計および開発貸付金-無不動産/設備の賃貸-無役員の兼任-無ルネサス インテグレーテッド・サーキット上海社中国上海市千元4,960半導体製品の開発および販売100.0(100.0)(注3)当社製品の開発および販売貸付金-無不動産/設備の賃貸-無役員の兼任-無ルネサス インテグレーテッド・サーキット成都社中国成都市千元3,000半導体製品の開発および販売100.0(100.0)(注3)当社製品の開発および販売貸付金-無不動産/設備の賃貸-無役員の兼任-無ルネサス エレクトロニクス・ペナン社(注2)マレーシアペナン州千米ドル551,785半導体製品の開発、製造および販売100.0(100.0)(注3)当社製品の開発および製造貸付金-無不動産/設備の賃貸-無役員の兼任-無ルネサス エレクトロニクス・ジャーマニー社(注2)ドイツドレスデン市千ユーロ15,750半導体製品の開発、製造および販売100.0(100.0)(注3)当社製品の開発および製造貸付金-無不動産/設備の賃貸-無役員の兼任-無IDTバミューダ社(注2)バミューダ千米ドル462,119持株会社100.0(100.0)(注3)貸付金-無不動産/設備の賃貸-無役員の兼任-無 名称住所資本金または出資金主要な事業の内容議決権の所有または被所有割合(%)(注1)関係内容ギグピーク社(注2)アメリカデラウェア州千米ドル225,344持株会社100.0(100.0)(注3)貸付金-無不動産/設備の賃貸-無役員の兼任-無Dialog社イギリスバッキンガムシャー州千米ドル13,526半導体製品の開発、製造および販売100.0当社製品の開発、製造および販売貸付金-無不動産/設備の賃貸-無役員の兼任-無ルネサス エレクトロニクス・オーストラリア社(注2)オーストラリアニューサウスウェールズ州百万豪ドル9,125持株会社100.0貸付金-無不動産/設備の賃貸-無役員の兼任-無ルネサス エレクトロニクスNSW社(注2)オーストラリアニューサウスウェールズ州百万豪ドル9,125持株会社100.0(100.0)(注3)貸付金-無不動産/設備の賃貸-無役員の兼任-無Altium社(注2)オーストラリアニューサウスウェールズ州千米ドル143,543PCB設計などのソフトウェアツールの開発および販売100.0(100.0)(注3)当社製品の開発および販売貸付金-有不動産/設備の賃貸-無役員の兼任-無Altium IP Hold社(注2)オーストラリアニューサウスウェールズ州千米ドル402,900持株会社100.0(100.0)(注3)貸付金-無不動産/設備の賃貸-無役員の兼任-無Altium IP社(注2)アメリカカリフォルニア州千米ドル402,900持株会社100.0(100.0)(注3)貸付金-無不動産/設備の賃貸-無役員の兼任-無Altium LLC社(注2)アメリカカリフォルニア州千米ドル402,900ソフトウェア開発、販売およびサービス100.0(100.0)(注3)当社製品の開発、販売およびサービス貸付金-無不動産/設備の賃貸-無役員の兼任-無その他連結子会社 69社 (持分法適用会社)1社 (注) 1 議決権の所有または被所有割合は、小数点第3位以下を切り捨てて表示しております。 2 特定子会社に該当しております。 3 議決権の所有割合の( )内は、間接所有割合で内数であります。 4 ルネサス エレクトロニクス香港社、ルネサス エレクトロニクス・アメリカ社およびルネサス エレクトロニクス・ヨーロッパ社(ドイツ)については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除きます。)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。ルネサス エレクトロニクス香港社(1) 売上高170,362百万円の主要な損益情報等(2) 経常利益8,133百万円 (3) 当期純利益6,926百万円 (4) 純資産額44,181百万円 (5) 総資産額86,661百万円 ルネサス エレクトロニクス・アメリカ社(1) 売上高405,947百万円の主要な損益情報等(2) 経常利益30,303百万円 (3) 当期純損失△216,512百万円 (4) 純資産額641,641百万円 (5) 総資産額804,660百万円 なお、ルネサス エレクトロニクス・アメリカ社の数値は同社の子会社(30社)を含む連結決算数値であります。 ルネサス エレクトロニクス・ヨーロッパ社(ドイツ)(1) 売上高164,460百万円の主要な損益情報等(2) 経常利益2,958百万円 (3) 当期純利益1,227百万円 (4) 純資産額33,294百万円 (5) 総資産額75,456百万円
配当政策544字
3 【配当政策】当社は、企業価値の最大化の観点から、急速な環境の変化に対応し、グローバルな競争に勝ち残るため、新製品・技術の研究開発および設備投資などの戦略的な投資に向けた内部留保を確保し、強靭な財務体質を実現しつつ、継続的かつ安定的にその利益の一部を株主に還元することを基本としております。各期の配当の金額につきましては、連結および個別の利益剰余金の状況、連結の利益の状況、翌期以降の利益見通しおよびキャッシュ・フローの状況などを考慮し、決定します。当事業年度(第24期)の配当につきましては、上記の方針に従い、2026年3月25日開催予定の当社第24期定時株主総会で1株当たり28円の期末配当を決議する予定であります。また、当社は、機動的な剰余金の配当の実施を可能とするため、従来の株主総会の決議に加え、取締役会の決議により剰余金の配当を決定できる旨ならびに剰余金の配当を決定する場合の基準日を毎年3月31日、6月30日、9月30日および12月31日の年4回とする旨を定款に定めております。 (注) 基準日が当事業年度に属する剰余金の配当は、以下のとおりであります。決議年月日配当金の総額 (百万円)1株当たり配当額 (円)2026年3月25日定時株主総会決議(予定)50,81428
研究開発活動3,316字
6 【研究開発活動】(1) 研究開発活動の体制および方針当社グループの研究開発活動は、現在から近い将来にかけて必要とされるデバイス、ソフトウェアおよびシステムなどの開発において、自動車向け製品、産業・インフラ・IoT向け製品を、それぞれを担当する事業本部が担当して取り組んでおります。デバイス・プロセス技術、実装技術、設計基盤・テスト手法などの部門横断的な共通技術については、各事業本部と生産本部とが協力しながら担当する体制としております。加えて、コンソーシアムや外部研究機関などへの研究委託や、幅広い分野やお客様へ最適なサポートを行うための委託先の活用など、自社の研究開発リソースのみならず社外のリソースも必要に応じて活用しております。家電製品や自動車などあらゆるモノがネットワークに繋がり、相互に情報交換しサービスが提供される超スマート社会では、これまで当社が強みとしてきたマイコンやSoCといったデジタル製品が担う演算機能、アナログ製品が得意とする人の目・耳・鼻などに相当するセンシング機能、さらにパワー製品が得意とするモータ等を動かすためのアクチュエータ機能が有機的に繋がり連携する必要があります。当社グループは、センシングからアクチュエータ機能まで幅広くサポートするための製品ポートフォリオを拡充し、アナログ製品とデジタル製品を組み合わせたソリューション(ウィニング・コンビネーションと呼称)を強化するとともに、アプリケーションごとに共通して使用できるIP(設計資産)やOSなどのソフトウェアをプラットフォームとして提供するための研究開発活動を行うことにより注力する市場での成長を実現してまいります。 (2) 主な研究開発の成果 ① 次世代AIインフラを支えるGaN電源ソリューションを強化・拡充近年、データセンターなどの次世代AIインフラにおいては、大量のデータ処理に伴い電力消費が急増しております。これを解決するため、高効率で拡張性の高い次世代電源アーキテクチャが注目されております。なかでも、800ボルト直流電源アーキテクチャは、従来よりも高効率で安定した電力供給が可能な次世代方式として期待されております。当社グループは、次世代AIインフラに向けて、高効率な電力変換・供給を可能にするGaN(窒素ガリウム)電源ソリューションの提供に取り組んでおります。本ソリューションは、48ボルトから400ボルトまで対応し、複数のデバイスを組み合わせることで最大800ボルトまで拡張できます。これにより、次世代AIインフラだけでなく、EV充電、UPS(無停電電源装置)、蓄電システム、太陽光発電インバータなど、幅広い分野で活用できます。当社グループは、本ソリューションの中核となる高耐圧650ボルトを実現するGaNパワー半導体を発売しました。同製品は、新プロセス「第4世代プラス(Gen IV Plus)」と、2024年に買収したTransphorm社のSuperGaN技術を採用することにより、従来世代よりダイサイズと電気抵抗を低減し、高い操作性と信頼性を実現しております。また、放熱性に優れた3種類のパッケージ製品を用意し、用途に応じて最適な製品設計が可能となります。当社グループは、今後もGaN技術を軸にスマートで高速な電力ソリューションを提供することにより、幅広い市場ニーズに応え続けます。 ② 微細な22nmプロセス対応のNVM技術を採用し、1ギガヘルツ動作を実現する32ビットマイクロコントローラ「RA8シリーズ」を発表当社グループでは、当社グループの競争力と収益性の向上が期待できるSecular Growth分野の一つであるIntelligence at the Edge向けに製品開発の強化・拡充を推進しております。その一環として、32ビットマイクロコントローラ「RAシリーズ」の最上位に位置づけられる高性能製品群である「RA8シリーズ」のラインアップを強化しました。具体的には、微細な22nmプロセス対応のNVM技術を採用し、1ギガヘルツの動作を可能とするCPUコアを搭載し、「マイコンでAI」を実現するAIアクセラレーションや高精度モータ制御に対応した「RA8P1」、モータ制御向けとして最高性能を持つ「RA8T2」、多用途に対応した「RA8M2」、さらには、高性能グラフィックス表示およびHMI(ヒューマンマシンインタフェース)向けに最適な「RA8D2」の4製品を発売しました。これらの製品は、低消費電力性や高いセキュリティ機能も備えております。当社グループは、これらのスケーラブルでセキュア、かつAIにも対応した製品群により、顧客による産業機器やIoT領域での価値創出と開発期間の短縮を支援し、低消費電力かつ総所有コストの最小化の実現に貢献します。 ③ 電子機器の開発を革新する「Renesas 365 Powered by Altium」を発表当社は、2024年に買収したAltium社とともに、半導体の選定からシステムライフサイクル管理に至るまで、顧客における電子機器の開発プロセス全体を効率化する業界初のプラットフォーム「Renesas 365 Powered by Altium」を発表しました。従来、電子機器の開発においては、手作業での部品検索やドキュメントの分散管理、組織間での情報共有不足などが課題となっております。本プラットフォームは、当社とAltium社の知見と技術を融合して開発したクラウド型のプラットフォームで、電子機器の開発者は、ハードウェア、ソフトウェアおよびライフサイクルに関連するデータをクラウド上で一元的に管理し、開発スピードの向上と市場投入までの時間短縮を図ることができます。また、リアルタイムに必要な情報の把握や開発に要する迅速な意思決定、変更履歴の追跡など、デジタルトレーサビリティも実現します。 本プラットフォームは、主として、次の5つのコンセプトで構成されております。コンセプト内 容Silicon電子機器の要となる半導体を即時かつ適切に選択することができ、IoTからAIまで幅広い製品分野で利用可能Discover - Powered by Altium当社グループの製品ポートフォリオから最適なソリューションを検索でき、製品設計を加速Develop - Powered by Altiumクラウド上で開発部門横断でのコラボレーションを実現Lifecycle - Powered by Altium持続的なデジタルトレーサビリティを確立し、製品ライフサイクルのコンプライアンスとセキュリティを確保SoftwareAI対応の開発ツールにより、最新のアプリケーションに最適化した製品開発を支援 本プラットフォームについては、2025年3月にドイツで開催された「embedded world 2025」においてデモンストレーションを実施しました。その後も開発は順調に進展し、本年3月に開催されるドイツの展示会での発表を機に本格的に市場投入すべく準備を進めております。「Renesas 365 Powered by Altium」は、当社グループのデジタライゼーション推進の中核を担うプラットフォームであり、将来の成長基盤として期待されております。当社とAltium社は、本プラットフォームを通じて、次世代電子機器開発を革新し、スマートで安全なライフサイクル管理を実現します。 (3) 研究開発費当社グループでは開発費の一部について資産化を行い、無形資産に計上しております。無形資産に計上された開発費を含む当連結会計年度の研究開発費は2,403億円となり、前連結会計年度の2,498億円と比べ95億円減少しました。これは主に、製品設計、システム開発、デバイス開発、プロセス技術開発、実装技術開発に使用しました。なお、当社グループの研究開発は、大半が自動車向け事業および産業・インフラ・IoT向け事業の双方に係るものであるため、セグメントごとの記載は省略しております。
主要な設備の状況615字
2 【主要な設備の状況】当連結会計年度末における当社グループの主要な設備は、次のとおりであります。(1) 提出会社事業所名(所在地)関連する報告セグメント名設備の内容帳簿価額(百万円)(注)従業員数(人)建物及び構築物機械装置及び運搬具・工具 、器具及び備品土地(面積㎡)その他合計那珂事業所(茨城県ひたちなか市)自動車、産業・インフラ・IoT半導体生産設備7,91627,0142,985(160,336)23,91061,825264川尻事業所(熊本県熊本市)自動車、産業・インフラ・IoT半導体生産設備11,0346,3183,375(154,296)10,68131,40865武蔵事業所(東京都小平市)自動車、産業・インフラ・IoT半導体研究開発設備5,67218,4976,225(50,046)58130,9763,373 (注)那珂事業所、川尻事業所は連結子会社ルネサスセミコンダクタマニュファクチュアリング㈱に操業を委託しております。 (2) 海外子会社会社名(所在地)関連する報告セグメント名設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(人)建物及び構築物機械装置及び運搬具・工具 、器具及び備品土地(面積㎡)その他合計ルネサス エレクトロニクス・アメリカ社(アメリカ カリフォルニア州他)自動車、産業・インフラ・IoT半導体生産設備27,28920,2453,728(566,445)4,96356,2251,654
監査の状況4,366字
(3) 【監査の状況】① 内部監査の状況(a) 内部監査の概況内部監査については、社長兼CEO直下の組織として専任または兼任のメンバーで構成される内部監査室が、事業執行部門、スタッフ部門、連結子会社など、当社の経営組織の業務執行につき、コンプライアンス、リスク管理および内部統制の観点から、業務執行部門とは独立した第三者的立場から検証・評価しております。内部監査の計画および結果は、代表執行役ならびに取締役会および監査・サステナビリティ委員会に対し、取締役会には半年ごと、監査・サステナビリティ委員会には四半期ごとに報告するとともに、問題があれば具体的な是正・改善施策を提言しております。また、定期的に情報交換を行う等、監査・サステナビリティ委員および会計監査人と相互連携を図っております。 (b) 内部監査部門と内部統制部門との関係内部監査室は、必要に応じて内部統制部門を含む社内各部門へヒアリング調査などを行い、適時、的確な情報収集を行っております。 (c) 内部監査部門と会計監査人との関係内部監査室は、定期的に情報交換を行うなど、会計監査人と相互連携を図っております。 ② 監査・サステナビリティ委員会監査の状況当社は、会社法上の指名委員会等設置会社をその機関設計として採用しておりますが、サステナビリティ活動の強化のため、会社法上の監査委員会を「監査・サステナビリティ委員会」と呼称しております。有価証券報告書提出日現在の監査・サステナビリティ委員会の組織、人員および手続については、「第一部 企業情報 第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等 (1)コーポレート・ガバナンスの概要 ② コーポレート・ガバナンスの体制および当該体制を採用する理由 (d) 委員会 (ⅲ) 監査・サステナビリティ委員会」に記載のとおりであります。 (a) 監査・サステナビリティ委員会の開催状況(i) 監査・サステナビリティ委員会は、原則として3ヶ月に1回以上開催するほか、必要に応じて臨時に開催されます。当事業年度は7回開催しております。 当事業年度における各委員の監査・サステナビリティ委員会の出席状況は、次のとおりであります。氏名地位出席状況(出席率)水野 朝子独立社外取締役(委員長)全7回中7回(100%)岩﨑 二郎筆頭独立社外取締役全7回中7回(100%)山本 昇独立社外取締役全7回中7回(100%) (ⅱ) 当事業年度における監査・サステナビリティ委員会の主な議題は、次のとおりであります。<決議・審議事項>監査・サステナビリティ委員会監査方針・監査計画、監査・サステナビリティ委員会監査報告、サステナビリティ関連開示文書の開示、会計監査人の監査方法および監査結果の相当性、会計監査人評価、会計監査人の再任、会計監査人の監査報酬に対する同意等 <報告・共有事項>ファイナンス部門による決算における主要検討事項および関連する報告事項、サステナビリティ部門によるサステナビリティ戦略と活動報告、会計監査人による会計監査計画および期中レビュー・会社法監査および金融商品取引法監査の会計監査報告、内部監査部門による内部監査計画および内部監査結果等 (b) 監査・サステナビリティ委員会の活動状況監査・サステナビリティ委員会は、監査・サステナビリティ委員会の定めた監査方針などに従い、取締役会その他の重要な会議への出席または会議資料の閲覧、執行役、執行役員および従業員(内部統制部門を含みます。)からの事業報告および職務執行状況の聴取、重要な決裁書類などの閲覧、業務および財産の状況(コンプライアンス体制、内部統制システムを含みます。)の調査、ならびに子会社の調査などを通じて、取締役・執行役の職務執行の適法性・妥当性を監査しております。当事業年度では、内部統制システムの構築および運用状況を踏まえたリスクベースのアプローチを重視し、以下の観点に着目して監査を行いました。(ⅰ) 企業買収後のシナジー創出、市場環境変動、地政学的課題など主要リスクへの対応に関する取組(ⅱ) ESG/サステナビリティ活動および情報開示の強化を含むグループ全体のガバナンス体制の構築および運用状況(ⅲ) 子会社等の事業遂行状況、内部統制の構築・運用状況および財産の状況の確認に基づくグループ監査の強化 当事業年度における活動状況は以下のとおりであります。 項目活動の内容重要な会議および重要な書類の閲覧重要な会議(取締役会、内部統制推進委員会、経営会議など)への出席または会議資料の閲覧、ならびに主要な決裁、業務執行に関する重要書類の閲覧による、意思決定プロセス、リスク管理体制、および内部統制システムの整備運用状況の確認意見交換、ヒアリング代表執行役との意見交換(2回)、執行役員および主要部門責任者のヒアリング(21回)を通じた管理体制およびガバナンス体制の運用状況ならびに事業上の課題およびリスクへの対応状況を含む職務執行の状況の確認サステナビリティ活動の強化開示文書(統合報告書)の決議(1回)、サステナビリティ部門からの活動報告(3回)、質疑応答を通じたサステナビリティリスク・機会に関する意見交換および課題共有国内外子会社および主要事業所の往査国内2拠点、海外9拠点に対する往査または実地調査結果の報告聴取による業務遂行状況、リスク認識および対応、内部統制システムの運用の状況、財産状況の調査子会社監査役との連携子会社監査状況の報告の受領、グループガバナンス状況の把握および課題共有内部監査部門との連携内部監査部門から内部監査計画および内部監査状況の定期報告(4回)、質疑応答を通じた意見交換および課題共有会計監査人との連携会計監査計画、報酬説明、期中レビュー、期末監査結果、非保証業務の実施状況などに関する報告の聴取および意見交換(6回)による監査人の職務の確認および課題共有財産の状況の調査実地棚卸への立会による調査 (c) 監査・サステナビリティ委員会の実効性評価 監査・サステナビリティ委員会では、年間の監査活動を振り返り、課題の抽出および次年度の監査計画への反映、ならびに監査品質の向上を目的に、実効性評価を実施しております。評価については各監査・サステナビリティ委員による自己評価および自由記入コメントを基に行い、監査・サステナビリティ委員会にて議論を行いました。当事業年度におきましては、監査・サステナビリティ委員会は有効に機能しており、実効性は認められると判断しております。さらに、実効性評価の結果および当社グループを取り巻く事業環境リスクを踏まえ、監査・サステナビリティ委員会として監視を強化する分野を選定し、それらを次年度の監査計画に反映させることで、監査・サステナビリティ委員会の活動を強化しております。 ③ 会計監査の状況(a) 監査法人の名称PwC Japan有限責任監査法人 (b) 継続監査期間7年 (c) 業務を執行した公認会計士指定有限責任社員 業務執行社員 加藤 正英指定有限責任社員 業務執行社員 近藤 仁指定有限責任社員 業務執行社員 新保 智巳 (d) 監査業務に係る補助者の構成当社の会計監査業務に係る補助者は、公認会計士12名、その他45名です。 (e) 監査法人の選定方針と理由監査・サステナビリティ委員会がPwC Japan有限責任監査法人を選定した理由は、当社の会計監査人評価・選定基準に照らして、会計監査人に必要とされる専門性、独立性および監査品質管理と、当社グループのグローバルな事業活動を一元的に監査する体制を有していると判断したためであります。監査・サステナビリティ委員会は、会計監査人が会社法第340条第1項各号のいずれかに該当すると認められる場合、監査・サステナビリティ委員会の委員全員の同意に基づき会計監査人を解任します。また、監査・サステナビリティ委員会は、会計監査人の適格性、独立性を害する事由の発生などにより適正な監査の遂行が困難であると認められる場合、または、会計監査人の交代により、当社にとって、より適切な監査体制の整備が可能であると判断した場合、株主総会に提出する会計監査人の解任または不再任に関する議案の内容を決定します。 (f) 監査・サステナビリティ委員会による監査法人の評価監査・サステナビリティ委員会は、会計監査人の独立性の確保、監査実施体制、監査・サステナビリティ委員会等とのコミュニケーションおよび監査法人の品質管理体制などからなる会計監査人の評価基準を定め、これに則り、会計監査人や当社役員および従業員からの資料の確認およびこれらとの定期的な面談を行い、毎年会計監査人を評価しております。 ④ 監査報酬の内容等(a) 監査公認会計士等に対する報酬 区分前連結会計年度当連結会計年度監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)提出会社191―187―連結子会社151151計20612021 (前連結会計年度)連結子会社における非監査業務の内容は、合意された手続業務です。(当連結会計年度)連結子会社における非監査業務の内容は、合意された手続業務です。 (b) 監査公認会計士等と同一のネットワーク(PricewaterhouseCoopers)に属する組織に対する報酬(上記(a)を除く) 区分前連結会計年度当連結会計年度監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)提出会社―370―184連結子会社5755464246計575424642230 (前連結会計年度)当社および連結子会社における非監査業務の内容は、税務をはじめとする各種アドバイザリー業務などです。(当連結会計年度)当社および連結子会社における非監査業務の内容は、税務をはじめとする各種アドバイザリー業務などです。 (c) 監査報酬の決定方針当社の監査公認会計士などに対する監査報酬については、監査日数、会社の規模、業務の特性などの要素を総合的に勘案し決定しております。 (d) 監査・サステナビリティ委員会が会計監査人の報酬等に合意した理由監査・サステナビリティ委員会は、取締役、社内関係部門および会計監査人から必要な資料を入手し、報告を受けたほか、前期および当期の監査計画、監査の遂行状況、報酬見積の算出根拠などを検討した結果、会計監査人の報酬等の額は妥当なものと判断し同意しました。
株式の保有状況1,412字
(5) 【株式の保有状況】① 投資株式の区分の基準および考え方当社は、投資株式について、専ら株式の価値の変動または株式に係る配当によって利益を受けることを目的として保有する投資株式を純投資である投資株式、それ以外の目的で保有する投資株式を純投資目的以外の目的である投資株式と区分しております。 ② 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式(a) 保有方針および保有の合理性を検証する方法ならびに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会における検証の内容当社は、純投資目的以外の目的である投資株式の保有について、共同開発等の業務提携や取引関係の維持・強化等の観点から企業価値向上に資すると判断した投資株式のみ保有する方針としております。また、毎年、取締役会において、銘柄ごとに保有目的、取引の状況、財務状況、保有に伴うリターン(関連事業上の便益を含む)およびリスク等を総合的に勘案のうえ、継続保有の合理性および株式数等を検証しております。 (b) 銘柄数および貸借対照表計上額 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(百万円)非上場株式81,729非上場株式以外の株式162 (当事業年度において株式数が増加した銘柄) 該当事項はありません。 (当事業年度において株式数が減少した銘柄) 該当事項はありません (c) 特定投資株式およびみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報 特定投資株式銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果および株式が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)Sequans Communications S.A.78,990789,902出資先はセルラーIoTのチップセット/モジュール等を提供する半導体企業であり、当初はIoT分野における協業可能性の検討を通じた開発・知見強化等を目的として取得いたしました。 その後、当社による公開買付けの中止等を含む経緯および出資先の事業・資産構成の変化に加え、当社のコア事業との将来の事業機会が限定的であること等を踏まえ、当初想定していた協業を通じた企業価値向上に資することが難しくなっていることから、保有目的に変化が生じております。なお、当事業年度において当社による追加取得は行っておらず、株式数が増加した事実はありません。 無62443 (注)保有株式に関する定量的な保有効果の算出は困難ですが、当社は、毎年の取締役会において、個別の投資株式に関する保有目的、取引の状況、財務状況、保有に伴う便益(関連事業上の便益を含む)、リスク等を総合的に勘案のうえ、保有の合理性を検証しております。当事業年度の株式数は、2025年9月17日付で行われたADS(米国預託株式)比率の変更(1ADSにつき10株から100株への変更)に伴い減少しております。当社による株式の売却等は行っておりません。 みなし保有株式 該当事項はありません。 ③ 保有目的が純投資目的である投資株式 該当事項はありません。 ④ 当事業年度に投資株式の保有目的を純投資目的から純投資目的以外の目的に変更したもの 該当事項はありません。 ⑤ 当事業年度の前4事業年度および当事業年度に投資株式の保有目的を純投資目的以外の目的から純投資目的に変更したもの 該当事項はありません。
沿革4,015字
2 【沿革】当社は、2002年11月1日、日本電気㈱の汎用DRAM事業を除く半導体に関する研究、開発、設計、製造、販売およびサービスに関する事業を会社分割により分社化し、日本電気㈱の100%子会社であるNECエレクトロニクス㈱として発足しました。その後、2003年7月24日に東京証券取引所市場第一部に株式を上場し、2010年4月1日には㈱ルネサステクノロジと合併し、ルネサスエレクトロニクス㈱に商号変更しました。設立以降の動向については、以下のとおりであります。 年月事項2002年11月日本電気㈱の汎用DRAMを除く半導体事業を会社分割により分社化し、日本電気㈱の100%子会社として神奈川県川崎市にNECエレクトロニクス㈱を設立2003年7月東京証券取引所市場第一部に株式を上場2004年5月山形日本電気㈱の高畠工場における後工程部門を、台湾のASEグループに売却2004年7月当社から試作部門を分社化し、試作サービスの提供を主業務とするNECファブサーブ㈱を設立2004年10月NECセミコンダクターズ九州㈱に山口日本電気㈱の組立および検査工程(後工程)を統合し、NECセミコンパッケージ・ソリューションズ㈱に社名変更2005年1月山形日本電気㈱において300㎜ウェハ製造ラインの量産稼働開始2005年10月首鋼NECエレクトロニクス社の半導体開発および販売部門を北京NEC集成電路設計有限公司に統合し、NECエレクトロニクス中国社に社名変更2006年4月NEC化合物デバイス㈱を簡易合併方式により当社に吸収合併2006年9月韓国における営業拠点としてNECエレクトロニクス韓国社を設立2006年9月NECセミコンダクターズ・アイルランド社の組立および検査工程(後工程)ラインを閉鎖2006年11月NECデバイスポート㈱を簡易合併方式により当社に吸収合併2007年6月NECファブサーブ㈱のフォトマスク事業を大日本印刷㈱へ譲渡2007年10月NECセミコンダクターズ・インドネシア社の組立および検査工程(後工程)ラインを閉鎖2008年4月九州日本電気㈱は、山口日本電気㈱およびNECセミコンパッケージ・ソリューションズ㈱を吸収合併し、NECセミコンダクターズ九州・山口㈱に商号変更関西日本電気㈱は、福井日本電気㈱を吸収合併し、NECセミコンダクターズ関西㈱に商号変更山形日本電気㈱は、NECセミコンダクターズ山形㈱に商号変更2010年4月㈱ルネサステクノロジと合併し、ルネサスエレクトロニクス㈱に商号変更(注)2010年11月ノキア・コーポレーションよりワイヤレスモデム事業を譲受2010年12月モバイルマルチメディア事業(ノキア・コーポレーションから譲り受けたワイヤレスモデム事業を含む。)を吸収分割によりルネサスモバイル㈱に承継2011年5月ルネサス エレクトロニクス・アメリカ社の前工程ライン(ローズビル工場)をドイツのテレファンケン社に譲渡2012年2月ブラジルにおける販売支援拠点としてルネサス エレクトロニクス・ブラジル・サービス社の営業を開始2012年3月パワーアンプ事業および㈱ルネサス東日本セミコンダクタ長野デバイス本部の事業を㈱村田製作所へ譲渡2012年7月㈱ルネサス北日本セミコンダクタの前工程ライン(津軽工場)を富士電機㈱に譲渡2013年1月㈱ルネサスハイコンポーネンツの全株式をアオイ電子㈱に譲渡2013年6月㈱ルネサス北日本セミコンダクタ、ルネサス関西セミコンダクタ㈱および㈱ルネサス九州セミコンダクタの組立および検査工程(後工程)ライン(函館工場、福井工場および熊本工場)ならびに北海電子㈱の製造支援事業を㈱ジェイデバイスに譲渡2013年9月㈱産業革新機構、トヨタ自動車㈱、日産自動車㈱、㈱ケーヒン、㈱デンソー、キヤノン㈱、㈱ニコン、パナソニック㈱および㈱安川電機を割当先とする第三者割当増資を実施2013年10月ルネサスエレクトロニクス販売㈱を簡易合併方式により当社に吸収合併ルネサスマイクロシステム㈱は、㈱ルネサスデザインを吸収合併し、ルネサスシステムデザイン㈱に商号変更ルネサス武蔵エンジニアリングサービス㈱は、ルネサス北伊丹エンジニアリングサービス㈱およびルネサス高崎エンジニアリングサービス㈱を吸収合併し、ルネサスエンジニアリングサービス㈱に商号変更㈱ルネサス北日本セミコンダクタは、㈱ルネサス東日本セミコンダクタを吸収合併ルネサス モバイル・ヨーロッパ社およびルネサス モバイル・インド社の全株式をブロードコム・コーポレーションに譲渡 年月事項2013年11月首鋼NECエレクトロニクス社の当社持分を首鋼総公司に譲渡2014年2月インドにおける営業拠点としてルネサス エレクトロニクス・インド社を設立2014年3月ルネサス山形セミコンダクタ㈱の前工程ライン(鶴岡工場)をソニーセミコンダクタ㈱に譲渡2014年4月半導体前工程製造事業に関し、ルネサス関西セミコンダクタ㈱を存続会社として、当社の半導体前工程製造事業、ルネサスセミコンダクタ九州・山口㈱の半導体前工程製造事業、㈱ルネサス北日本セミコンダクタの結晶事業、ルネサス甲府セミコンダクタ㈱、㈱ルネサス那珂セミコンダクタ、㈱ルネサス セミコンダクタエンジニアリングおよびルネサス山形セミコンダクタ㈱を吸収分割および吸収合併にて集約し、ルネサス セミコンダクタマニュファクチュアリング㈱に商号変更半導体後工程製造事業に関し、ルネサスセミコンダクタ九州・山口㈱を存続会社として、当社の半導体後工程製造事業、㈱ルネサス北日本セミコンダクタ、㈱ルネサス柳井セミコンダクタ、羽黒電子㈱、北海電子㈱および㈱ルネサス九州セミコンダクタを吸収分割および吸収合併にて集約し、ルネサス セミコンダクタパッケージ&テストソリューションズ㈱に商号変更2014年10月ルネサスモバイル㈱を簡易合併方式により当社に吸収合併㈱ルネサスエスピードライバの当社が保有する全株式を米国シナプティクス社の欧州子会社に譲渡2015年4月 当社のデバイスソリューション開発機能を簡易吸収分割方式により㈱ルネサス ソリューションズへ移管当社の開発支援機能を簡易吸収分割方式によりルネサス エンジニアリングサービス㈱へ移管㈱ルネサス ソリューションズのキット、プラットフォーム、分野ソリューションおよび拡販インフラの各開発機能などを簡易吸収分割方式により当社に移管㈱ルネサス ソリューションズは、ルネサス システムデザイン㈱を吸収合併し、ルネサス システムデザイン㈱に商号変更2016年2月 ルネサス セミコンダクタマニュファクチュアリング㈱の滋賀工場の一部(8インチウェハ製造ライン)をローム滋賀㈱に譲渡2016年6月 ルネサス エレクトロニクス・シンガポール社を存続会社として、同社とルネサス セミコンダクタ・シンガポール社を合併2017年2月米国Intersil Corporation(以下「インターシル社」)の全株式を取得し、同社を当社の子会社化2017年5月ルネサス セミコンダクタパッケージ&テストソリューションズ㈱の受託開発・製造および画像認識システム開発・製造・販売事業を日立マクセル㈱に譲渡2017年7月ルネサスシステムデザイン㈱を簡易合併方式により当社に吸収合併2018年1月 インターシル社は、ルネサス エレクトロニクス・アメリカ社を吸収合併し、ルネサス エレクトロニクス・アメリカ社に商号変更2018年8月保有する㈱ルネサスイーストンの株式を一部売却し、当社の持分法適用関連会社から除外2018年10月ルネサス セミコンダクタマニュファクチュアリング㈱の高知工場を丸三産業㈱に譲渡2019年1月ルネサス セミコンダクタパッケージ&テストソリューションズ㈱を簡易合併方式により当社に吸収合併2019年3月米国Integrated Device Technology, Inc.(以下「IDT社」)の全株式を取得し、同社を当社の子会社化2020年1月IDT社は、ルネサス エレクトロニクス・アメリカ社を吸収合併し、ルネサス エレクトロニクス・アメリカ社に商号変更2021年8月英国Dialog Semiconductor Plc(以下「Dialog社」)の全株式を取得し、同社を当社の子会社化2021年12月イスラエルCeleno Communications Ltd.の持株会社 Celeno Communications Inc.(以下「Celeno社」)の全株式を取得し、同社を当社の子会社化2022年4月東京証券取引所の市場区分の再編に伴い、東京証券取引所プライム市場に移行2022年7月米国Reality Analytics, Inc.の全株式を取得し、同社を当社の子会社化2022年10月インドSteradian Semiconductors Private Limited(以下「Steradian社」)の全株式を取得し、同社を当社の子会社化2023年6月オーストリアPanthronics AG(以下「Panthronics社」)の全株式を取得し、同社を当社の子会社化2024年4月ルネサス エンジニアリングサービス㈱を簡易合併方式により当社に吸収合併2024年6月米国Transphorm, Inc.(以下「Transphorm社」)の全株式を取得し、同社を当社の子会社化2024年8月米国Altium Limited(以下「Altium社」)の全株式を取得し、同社を当社の子会社化 (注) 当該合併に伴い、㈱ルネサステクノロジの関係会社を承継するとともに、当社グループの関係会社の一部について、再編、商
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適時開示(TDnet)
2026年12月期第2四半期(中間期)決算短信〔IFRS〕(連結)決算短信 · 15:30
PDF業績予想に関するお知らせ業績予想 · 15:30
PDF金融収益の計上に関するお知らせその他 · 15:30
PDF2026年12月期第2四半期決算説明会資料決算説明資料 · 15:30
PDF出典:東証 適時開示情報閲覧サービス(TDnet)。決算短信・業績予想の修正はEDINETには掲載されません。
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財務数値は有価証券報告書「主要な経営指標等の推移」等をXBRL/CSVから決定論的に抽出した開示値です。各数値はEDINETの原本(PDF / XBRL / CSV)にそのまま遡れます。投資判断は原本をご確認ください。
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