浜
浜松ホトニクス株式会社
HAMAMATSU PHOTONICS K.K.
2,121億円売上高(FY2025)
4.4%ROE
70.7%自己資本比率
67財務健全性スコア
KEY METRICS
主要財務指標
FY2025の売上高は2,121億円(前年比+4.0%)。営業利益は162億円(営業利益率7.6%)、当期純利益は142億円。総資産4,550億円に対し自己資本比率は70.7%、ROEは4.4%。電気機器の中央値(ROE 8.2%)を下回る水準。営業キャッシュ・フローは378億円の創出、現金及び現金同等物は860億円。従業員数は6,601人。
開示値を定型文に流し込んだ自動生成の概況です(LLM不使用)。株価(終値)2,298.5円2026-09-04
PER48.6倍
PBR2.14倍
配当利回り1.65%
時価総額(概算)6,253億円
株価はYahoo Financeの公開データによる参考値。PER・PBR・利回りは最新有報のEPS・BPS・配当との組み合わせ計算です。売上高2,121億円+4.0%
営業利益162億円-49.7%
当期純利益142億円-43.5%
総資産4,550億円
純資産3,235億円
営業利益率7.6%
ROE4.4%
自己資本比率70.7%
EPS47.3円
BPS1,076.2円
1株配当38円
配当性向80.3%
従業員数6,601人
INDUSTRY POSITION
業種内のポジション
ROE4.4%中央値 8.2%
営業利益率7.6%中央値 7.0%
自己資本比率70.7%中央値 61.0%
健全性スコア67.0点中央値 65.0点
帯は電気機器(159社)の下位25%〜上位25%、縦線が中央値、丸が当社の値です。
FINANCIAL HISTORY
業績推移
資産
負債・純資産
| 年度 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 | 総資産 | 純資産 | EPS | ROE | 自己資本比率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 2,121億円 | 162億円 | 188億円 | 142億円 | 4,550億円 | 3,235億円 | 47.3 | 4.4% | 70.7% |
| FY2024 | 2,040億円 | 321億円 | 345億円 | 251億円 | 4,346億円 | 3,330億円 | 81.2 | 7.7% | 76.2% |
| FY2023 | 2,214億円 | 567億円 | 594億円 | 428億円 | 4,029億円 | 3,201億円 | 138.3 | 14.3% | 79.1% |
| FY2022 | 2,088億円 | 570億円 | 589億円 | 413億円 | 3,662億円 | 2,819億円 | 266.7 | 16.0% | 76.6% |
| FY2021 | 1,690億円 | 343億円 | 346億円 | 251億円 | 3,017億円 | 2,376億円 | 161.8 | 11.2% | 78.4% |
| FY2020 | 1,403億円 | — | 227億円 | 165億円 | 2,716億円 | 2,135億円 | 106.7 | 8.0% | 78.3% |
| FY2019 | 1,459億円 | — | 263億円 | 199億円 | 2,597億円 | 2,036億円 | 128.7 | 10.1% | 78.2% |
| FY2018 | 1,443億円 | — | 281億円 | 212億円 | 2,449億円 | 1,940億円 | 136.5 | 11.2% | 78.9% |
| FY2017 | 1,305億円 | — | 240億円 | 178億円 | 2,393億円 | 1,876億円 | 113 | 10.0% | 78.1% |
| FY2016 | 1,219億円 | — | 201億円 | 144億円 | 2,173億円 | 1,697億円 | 90.2 | 8.3% | 77.8% |
営業CF378億円
投資CF-422億円
財務CF-28億円
現金及び現金同等物860億円
SEGMENTS
セグメント別売上
Opto Semiconductor795億円
Electron Tube719億円
Imaging And Measurement Instruments327億円
Laser223億円
Operating Segments Not Included In Reportable Segments And Other Revenue Generating Business Activities57億円
その他57億円
セグメント名はXBRLのタクソノミ名(英語)です。日本語の区分名は下の「セグメント情報」本文を参照してください。
MAJOR SHAREHOLDERS
大株主
| 順位 | 氏名・名称 | 持株比率 |
|---|---|---|
| 1 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 16.6% |
| 2 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 7.7% |
| 3 | 浜松ホトニクス従業員持株会 | 3.0% |
| 4 | ジェーピー モルガン チェース バンク 385864(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 2.1% |
| 5 | 野村信託銀行株式会社(投信口) | 2.0% |
| 6 | ステート ストリート バンク アンド トラスト カンパニー 505025(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 1.8% |
| 7 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口4) | 1.7% |
| 8 | ステート ストリート バンク アンド トラスト クライアント オムニバス アカウント オーエムゼロツー 505002(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 1.6% |
| 9 | ジェーピー モルガン チェース バンク 385632(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 1.6% |
| 10 | ステート ストリート バンク アンド トラスト カンパニー 505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 1.4% |
INTERIM RESULTS
中間期の業績(半期報告書)
| 中間期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 純利益 | 営業利益率 | 自己資本比率 | EPS |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2025中間(〜2025-03-31) | 1,067億円 | 108億円 | 121億円 | 99億円 | 10.1% | — | 33 |
| FY2024中間 | 1,040億円 | 201億円 | 215億円 | 168億円 | 19.3% | — | 54.2 |
半期報告書「主要な経営指標等の推移」からの抽出値です。中間期の利益は通期の約半分に相当するため、年度データとの単純比較はできません。
HUMAN CAPITAL
人的資本
平均年齢39.8歳
平均年間給与728万円
平均勤続年数15.9年
管理職に占める女性比率4.4%
男女の賃金の差異(全労働者)71.5%
男女の賃金の差異(正規雇用)72.8%
提出会社(単体)ベースの開示値です。
REMUNERATION
役員報酬
| 役員区分 | 報酬等の総額 | 員数 | 1人あたり |
|---|---|---|---|
| 取締役(社外取締役を除く) | 3億円 | 8 | 43百万円 |
| 監査役(社外監査役を除く) | 41百万円 | 2 | 21百万円 |
ANNUAL REPORT TEXT
有報本文
事業の内容1,226字
3【事業の内容】 当社グループは、浜松ホトニクス株式会社(当社)、連結子会社32社、非連結子会社1社及び関連会社4社で構成されており、光電子増倍管、イメージ機器及び光源、光半導体素子、画像処理・計測装置、レーザ装置、レーザ装置部品等の光関連製品の製造、販売を主な事業とし、かつ、これらに付帯する事業を営んでおります。 当社グループの事業に係る位置づけは次のとおりであります。 なお、電子管事業、光半導体事業、画像計測機器事業、レーザ事業及びその他事業の各事業は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に掲げるセグメントの区分と同一であります。(1)電子管事業 光電子増倍管、イメージ機器及び光源 当社が製造販売するとともに、子会社のハママツ・コーポレーション、ハママツ・ホトニクス・ドイチュラント・ゲー・エム・ベー・ハー、ハママツ・ホトニクス・フランス・エス・ア・エール・エル、浜松光子学商貿(中国)有限公司他海外子会社を通じ販売しております。また、当社は、光電子増倍管につきましては、国内子会社の高丘電子㈱、浜松電子プレス㈱他、海外子会社の北京浜松光子技術股份有限公司より加工部品を仕入れております。光源につきましては、国内子会社の㈱光素より加工部品を仕入れており、海外子会社のエナジティック・テクノロジー・インクにおいても製造販売をしております。(2)光半導体事業 光半導体素子 当社及び海外子会社のフェアチャイルド・イメージング・インクが製造販売するとともに、子会社のハママツ・コーポレーション、ハママツ・ホトニクス・ドイチュラント・ゲー・エム・ベー・ハー、ハママツ・ホトニクス・フランス・エス・ア・エール・エル、浜松光子学商貿(中国)有限公司他海外子会社を通じ販売しております。また、当社は、国内関連会社の浜松光電㈱より加工部品を仕入れております。(3)画像計測機器事業 画像処理・計測装置 当社が製造販売するとともに、子会社のハママツ・コーポレーション、ハママツ・ホトニクス・ドイチュラント・ゲー・エム・ベー・ハー、ハママツ・ホトニクス・フランス・エス・ア・エール・エル、浜松光子学商貿(中国)有限公司他海外子会社を通じ販売しております。(4)レーザ事業 レーザ装置、レーザ装置部品 当社及び海外子会社のエヌケイティ・ホトニクス・エイ・エスが製造販売するとともに、子会社のハママツ・コーポレーション、ハママツ・ホトニクス・ドイチュラント・ゲー・エム・ベー・ハー、ハママツ・ホトニクス・フランス・エス・ア・エール・エル、浜松光子学商貿(中国)有限公司他海外子会社を通じ販売しております。(5)その他事業 子会社の㈱磐田グランドホテルが営むホテル事業及び子会社の北京浜松光子技術股份有限公司の独自製品に係る事業を含んでおります。 以上に述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。
経営方針、経営環境及び対処すべき課題等1,988字
1【経営理念・経営方針】文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営理念・経営方針 近年、世界規模での社会・環境問題が深刻化し、その課題解決の重要性がますます高まっています。当社グループは、この経営理念のもと、役員及び従業員が一丸となり、さらなる企業価値の向上と持続的な成長を目指し、光技術により人類、社会、環境に貢献します。 (2)中長期的な経営戦略等当社グループは、お客様との密接な関係を構築してニーズを聞き取り、それを把握して企画し、試作開発を行い製品化した光センサや光源などのデバイス、デバイスに付加価値を付与したモジュール、そしてこれらを応用し特定の用途に特化したシステム製品を供給しています。 今後、当社グループの競争力のコアであるデバイス技術の革新的進化に注力するとともに、受光・発光技術を高度に組み合わせカスタマイズした高付加価値モジュールやシステム製品の事業領域を進展します。 お客様が気づいていない社会・環境・人類のニーズを私たちが先回りして把握し、より高付加価値な製品やソリューションを創出し、光産業を拡大することは、当社グループが持続的な成長を実現していくうえで非常に重要なサイクルです。この付加価値創造サイクルが当社ビジネスの源泉であり、これを早く大きく回すことが企業価値の向上につながると考えています。 (成長戦略)①強みを生かせる既存市場で成長・市場トレンドの熟知、お客様との強固なネットワーク、高い市場シェアという当社の強みを生かせる既存市場で、新技術をタイムリーに投入し揺るぎないポジションを確保します。 ②新規ビジネスモデルで成長・社内技術を融合し、優位性ある新規デバイスを組み合わせた高付加価値モジュールの提供の推進や、新しいビジネスコンセプトで高利益率を確保します。 ③新規市場で成長・エヌケイティ・ホトニクス・エイ・エスやフェアチャイルド・イメージング・インクの技術を含めたグループ総力によるシナジー創出と、これら子会社が保有する新市場での成長を加速します。 ④中央研究所からのアウトブットで新市場確立・中央研究所の研究成果にて光の新規市場を創出する取り組みを強化しています。 (3)経営上の目標達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、持続的な成長に向けて、収益性の観点では「売上高営業利益率」を重視しており、当社連結ベース及び各セグメントにおける営業利益率を主要指標として定め、その向上に努めています。 一方、効率性の観点では、資本コストを把握したうえで、中長期的に株主資本コストを上回るROE(自己資本当期純利益率)の実現を目指しています。 (4)経営環境及び対処すべき課題1.技術革新と競争力の維持 当社グループの競争力の源泉は、独自の技術力とそれを支える研究開発活動にあります。技術革新の加速やグローバルな競争の激化など、大きな変化が続く事業環境において、当社グループが持続的な成長を実現するためには、継続的な研究開発投資を行い、技術的優位性を維持・強化することが重要です。 また、市場ニーズの高度化・多様化に対応するため、既存技術の高度化や次世代製品の開発により差別化された価値提供を目指すことに加え、ファイバーレーザで特色のあるエヌケイティ・ホトニクス・エイ・エスを2024年5月に買収いたしました。これにより、当社グループは受光・発光の両面で世界トップクラスの技術を保有することとなりました。 今後もお客様と市場との密接なコミュニケーションを通じ、光に関する全ての要素技術をいかした受発光一体型の高付加価値モジュールなど、様々なニーズを満たすトータルソリューションを提供してまいります。 2.地政学的リスクへの対応 昨今、米国を中心とした相互関税措置や国際的な政治情勢の変化により、地政学的リスクが高まっています。これに伴うサプライチェーンの混乱やコスト増加の可能性をふまえ、当社グループでは引続き多くの製品の国内生産の方針を維持しつつ、一部製品における生産拠点の見直しに向けた検討や在庫管理の最適化を進めております。 3.サステナビリティ活動のさらなる推進 サステナビリティを中長期的な企業価値向上の中核と位置付け、経営と一体となった推進体制のもと、さらなる高度化を図っております。2023年に特定した「取り組むべき重要事項と目標(マテリアリティ)」を基軸として、全社横断の実行力を強化するとともに、2024年には従来の委員会中心の運営から、経営企画統括本部の事務局機能を核に各部門が主体的に参画する体制へと発展的に移行いたしました。さらに、サステナビリティ活動について、四半期ごとに取締役会へ報告することで監督機能の実効性を高めております。
事業等のリスク4,866字
3【事業等のリスク】当社グループが認識する、連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに重要な影響を与える可能性のある主要なリスクは、以下のとおりです。なお、記載の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在の判断に基づいております。 (1)経済情勢の変化について 当社グループは、日本をはじめ欧米など世界各国で事業を展開しており、製品需要は各国の経済情勢に大きな影響を受けます。予想を超える景気変動が生じた場合、業績及び財政状況に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクに対しては、医用分野などの景気変動の影響を受けにくい業界への販売を推進するとともに、産業用機器、分析用機器、計測用機器、学術研究分野など幅広い分野への販売を推進することによりリスク分散を図っております。 (2)市場における競争の激化について 電子管事業および光半導体事業は、世界の主要な医用・産業用・分析用・輸送用機器メーカーに対し、キーデバイスである光電子部品を提供しております。また画像計測機器事業は、産業・学術研究・医用分野などのエンドユーザーに最終製品を提供しております。これら中核事業において、価格競争や開発競争が激化した場合、業績及び財政状況に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクに対しては、継続的な新製品の投入、生産能力の増強、新市場の開拓を進めることで、市場占有率及び収益性の維持・向上に努めております。 (3)技術革新における競争について 当社グループは、「光を使いこなす技術を開発して社会に役立てる会社」です。しかしながら、光の本質には未解明の領域が多く、当社グループが新たな知見を獲得できない場合や、他社によって光に関する革新的な技術が開発された場合には、現在の市場での競争力を失う可能性があります。また研究開発投資が必ずしも売上高や収益に直結するとは限らず、今後の業績および財政状況に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクに対しては、光の未知領域の探求と光技術を活用した新産業の創出を目指しております。創業以来のベンチャー精神を忘れず、新技術の企画・開発に継続的に取り組むとともに、それを担う人材の育成にも注力しております。 (4)人材の確保、育成について 当社グループの持続的成長には、創業以来のベンチャー精神を受け継ぎ、高度な専門性を有し、未知未踏の領域に挑戦し続ける人材の確保・育成が不可欠です。また、「和」の精神に基づき、個々の能力を結集して総合力を発揮できる企業風土の醸成も重要であると認識しております。これらの取り組みが想定通りに進まない場合、経営基盤が揺らぎ、業績及び財政状況に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクに対しては、グローバル展開を見据えた専門性の高い人材を積極的に採用するとともに、入社後の教育制度の充実や高度なOJTにより専門性の継承に努めております。さらに、失敗を恐れず挑戦する企業文化を醸成することで、継続的な挑戦機会を創出し、個々の能力開発を促進しております。加えてグローバル人事部を新設し、持続的な成長に資するグローバルな人材育成も行っております。 (5)為替変動について 当社グループの連結売上高に占める海外売上高の比率は約8割と高く、海外子会社の収益・費用・資産などは為替の変動により換算後の金額が変動するリスクがあります。ビジネスレベルでは、当社は輸出の大部分を円建てで行っており、為替リスクは主に海外販売子会社が負担しております。海外子会社は、顧客との交渉により円建てもしくは現地通貨建てを取り決めていますが、現地通貨建ての場合、急激な円高や円高傾向が長期化により、価格転嫁等の交渉が必要になり、業績および財政状況に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクに対しては、価格弾力性を最小化できる高付加価値製品の投入を推進するとともに、海外子会社においては円建て取引の拡大や為替予約の活用により、為替変動の影響を最小限に抑えるよう努めております。 (6)知的財産について 当社グループは、光技術を活用した新産業の創出及び科学技術の発展への貢献を経営の基本方針としております。その実現に向けて得られた知見を知的財産として適切に管理することが重要であると認識しております。一方、当社グループは世界各国で事業を展開しておりますが、一部地域において知的財産権の保護が十分でない場合があり、第三者による類似製品の製造を防止できない可能性があります。また、当社グループが把握していない知的財産権が存在する場合、当社による権利侵害のリスクや、研究開発投資により得られた知的財産の利用が制限される可能性もあります。これらの知的財産管理が不十分な場合、業績及び財政状況に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクに対しては、専門部署を設置し、開発した新技術やノウハウを網羅的に出願・権利化するとともに、国内外の関連分野の知的財産権を収集し、弁護士事務所等と連携して第三者の知的財産権侵害防止を強化することで、リスクの最小化に努めています。 (7)地震等自然災害について 当社グループは、本社及び生産・研究開発拠点が静岡県に集中しているため、東海地震や東南海地震などの大規模災害、または事故や疫病の発生により、製造ライン、研究開発施設、情報システム及びサプライチェーンが機能麻痺し、生産能力に重大な影響を与える可能性があります。その結果、売上げの大幅な減少や施設修復に伴う多額の費用負担が発生し、業績及び財政状況に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクに備え、事業継続計画(BCP)の整備を進めるとともに、地震保険や地震コミットメントライン契約などのリスクファイナンスを確保し、被災後の早期事業復旧を可能とする体制を構築しております。 (8)国際的な事業活動について 当社グループの連結売上高に占める海外売上高の比率は約8割であり、グローバルに事業を展開しております。そのため、進出国における政治不安や経済情勢の悪化、法規制や行政指導への抵触、労使関係や人材確保に関するリスクに加え、テロ、戦争、疾病などによる社会的混乱により、業績及び財政状況に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクに対しては、社内に窓口担当部署を設置し、定期的な情報収集・情報交換を実施しています。また、進出国で問題が発生した場合には、窓口担当部署と連携し、問題の早期収拾に努めております。 (9)情報セキュリティリスクについて 当社グループは、事業活動を通じて、取引情報、技術情報、個人情報等の重要な情報資産を保有しております。これらの情報に対し、ネットワークウイルスの感染やサイバー攻撃等に起因する情報漏洩、改ざん、またはシステム障害による操業停止等が発生した場合、業績及び財政状況に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクに対しては、社内規程の整備、従業員への定期的かつ随時の教育・啓発活動の実施、情報セキュリティ対策技術の導入・更新などを通じて、リスクの低減に取り組んでおります。さらに、万一情報セキュリティに関する事故が発生した場合に備え、リスクファイナンスの確保、外部専門機関との連携体制の構築、被害の最小化を目的としたサイバー保険への加入等の対策も講じております。 (10)環境問題について 当社グループは、事業を行う各国の環境規制などの法令を遵守するとともに、世界各地で深刻化する環境問題に適切に対応し、解決に貢献することが重要であると考えております。これらの環境問題への取り組みが不十分な場合、顧客ニーズに応えられないだけでなく、社会的な信用を失い、業績及び財政状況に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクに対しては、環境マネジメントシステムによる定期的な評価と改善を行い、再生可能エネルギーの導入など、カーボンニュートラルの実現に向けた取り組みを継続しております。また、気候変動関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)提言に賛同し、気候変動が事業に与えるリスク・機会の財務的な影響を分析のうえ情報開示を進め、2040年のRE100及び2050年のカーボンニュートラル達成に向け、Scope1~3の排出削減に向けた具体的な施策を展開しております。 (11)企業買収や業務提携による効果について 当社グループの持続的な成長には、将来を見据えた戦略的な挑戦が不可欠であり、その一環として企業買収や業務提携を行う場合があります。これらにより期待されるシナジー効果の創出や事業展開が当初見込み通りに進まない場合、業績及び財政状況に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクに対しては、買収・提携前のデューデリジェンスを実施し、潜在的なリスクを精査するとともに、取得後にはPMIを着実に行うことで事業統合の円滑化を図っております。さらに、事業計画と実績を定期的に検証し、必要に応じて迅速な対策を講じております。加えて、被買収企業とのコミュニケーションを密に行うことで、事業戦略の整合性を高めることで統合効果の最大化に努めております。 (12)材料の調達について 当社グループの生産活動に使用される部品の中には、特殊な原材料を使用しており、調達先が限定されるものがあります。そのため、調達の遅延や不足が発生した場合、生産活動に影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループの製品は顧客の製品に組み込まれる部品として使用されることから、顧客の生産活動にも影響を及ぼす可能性があります。結果として、当社グループの業績及び財政状況に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクに対しては、調達先との関係強化に努めるとともに、海外を含む調達先及び生産拠点の分散化・多様化を図っております。さらに、代替材料への切り替え検討や代替素材の研究開発を進めることで、当該リスクの最少化に取り組んでおります。 (13)コンプライアンスについて 当社グループは、世界各地で事業活動を展開しており、それぞれの国・地域の法令を遵守する必要があります。これら法令に違反した場合、課徴金の支払い、事業活動の中断、ブランドイメージの毀損などのレピュテーションリスクが生じ、業績及び財政状況に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクに対しては、役員を含む全従業員のコンプライアンス意識の向上が不可欠であると認識しております。そのため、社長メッセージによるトップダウンでの意識の浸透や、全役職員を対象とした継続的なコンプライアンス教育、関連情報の共有を実施しております。また、「コーポレートガバナンスに関する基本方針」や「企業倫理およびコンプライアンスに対する考え方」などの基本ルールを制定・周知し、グローバルな公益通報制度の整備など、制度面からの強化を推進しております。これらのルールや制度は連結子会社にも展開し、グループ全体のコンプライアンス意識向上を通じて、当該リスクを最小化に努めております。 (14)製品欠陥について 当社グループの製品は、医療、計測、産業、自動車、情報、民生機器から学術研究に至るまで幅広い分野で使用されております。応用領域の拡大に伴い、製品に求められる品質や信頼性は一層高度化しており、継続的な品質改善活動が不可欠となっております。これらの活動が十分に機能せず、製品に欠陥が発生した場合には、損害賠償請求等のペナルティにより、業績及び財政状況に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクに対しては「浜松ホトニクスグループ品質方針」を策定し、これに基づく品質向上活動を推進しております。また、各事業部においてはISO9001に準拠した「品質マネジメントシステム」を構築しており、本社品質本部が品質情報を統括することで、迅速な対応を可能としております。これらの取り組みにより、リスクの最小化に努めております。
経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析8,073字
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①経営成績 当連結会計年度におけるわが国経済は、世界的なインフレが継続するなか、個人消費や企業における設備投資、人的資本への投資などが下支えとなり、緩やかな成長を維持いたしました。一方で、米国の相互関税を巡る動向や各国の産業政策の転換、地政学リスクの高まりなど、依然として先行きが不透明な状況のなかで推移いたしました。 このような状況におきまして、当社グループは、財務・非財務の両輪で企業価値を向上させるための変革に部署の垣根を越えて取り組むとともに、競争力の維持・向上に必要な設備投資を継続するほか、当社独自の光技術を活かした研究・製品開発を推進することで、売上高、利益の確保に努力してまいりました。 当連結会計年度の業績につきましては、売上高は212,051百万円と前期に比べ8,089百万円(4.0%)の増加となりました。また、利益面につきましては、営業利益は16,163百万円と前期に比べ15,954百万円(49.7%)の減少、経常利益は18,802百万円と前期に比べ15,709百万円(45.5%)の減少、親会社株主に帰属する当期純利益は14,203百万円と前期に比べ10,941百万円(43.5%)の減少となり、増収減益となりました。 セグメントの経営成績は、次のとおりであります。 [電子管事業] 光電子増倍管、イメージ機器及び光源は、分析分野において、様々な業界における製品の品質と安全性に関する厳格な規制要件などによる分析技術への需要の高まりにより、液体クロマトグラフなどの分析装置向け重水素ランプの売上げが増加したものの、医用・バイオ分野において、米国立衛生研究所(NIH)の予算削減による投資の減少により、細胞などを分析する検体検査装置向け光電子増倍管の売上げが減少いたしました。また、産業分野において、EV(電気自動車)市場の停滞により、リチウムイオン電池の非破壊検査装置向けマイクロフォーカスX線源の売上げが減少いたしました。 この結果、電子管事業といたしましては、売上高は71,906百万円(前期比7.4%減)、営業利益は18,953百万円(前期比20.4%減)となりました。 [光半導体事業] 光半導体素子は、医用・バイオ分野において、中国市場での価格競争、欧米における金利高などの影響もありX線CT向けのシリコンフォトダイオード及び、歯科用診断装置向けのフラットパネルセンサの売上げが減少したものの、産業分野において、生成AI(人工知能)及びデータセンター向けの高性能な半導体の需要に牽引され半導体製造・検査装置向けのイメージセンサの売上げが増加いたしました。 この結果、光半導体事業といたしましては、売上高は79,505百万円(前期比1.7%増)、営業利益は12,583百万円(前期比29.7%減)となりました。 [画像計測機器事業] 画像処理・計測装置は、産業分野において、生成AI向けなどの高性能な半導体への投資拡大の影響により、半導体故障解析装置の売上げが増加いたしました。また、医用・バイオ分野では、販売チャネルの拡充により対応地域が拡大したこともあり、遠隔病理診断に用いられる病理デジタルスライドスキャナの売上げが堅調に推移いたしました。一方で、バイオ分野において、予算削減等の影響により、デジタルカメラの需要が減少いたしました。 この結果、画像計測機器事業といたしましては、売上高は32,703百万円(前期比0.1%減)、営業利益は9,698百万円(前期比6.9%減)となりました。[レーザ事業] レーザ関連製品では、生成AI向けの好調な設備投資に伴い、シリコンウエハを高速・高品位に切断するステルスダイシングエンジンの売上げが増加したものの、買収によるのれんの償却など費用も増加いたしました。 この結果、レーザ事業といたしましては、売上高は22,255百万円(前期比107.7%増)、営業損失は4,365百万円(前期営業損失204百万円)となりました。 [その他事業] 子会社の㈱磐田グランドホテルが営むホテル事業及び子会社の北京浜松光子技術股份有限公司の独自製品に係る事業を含んでおります。 当セグメント(その他)の売上高は5,679百万円(前期比22.7%増)、営業利益は863百万円(前期比23.6%減)となりました。 ②財政状態 財政状態の状況は次のとおりであります。 [流動資産] 流動資産の主な変動は、有価証券が3,657百万円増加したものの、現金及び預金が6,462百万円、棚卸資産が3,611百万円それぞれ減少したことなどから、流動資産は前連結会計年度末に比べ2,563百万円減少しております。 [固定資産] 固定資産の主な変動は、新棟の建設やホテルの建替え工事の完了などにより、建物及び構築物が13,049百万円、建設仮勘定が3,654百万円それぞれ増加したことなどから、固定資産は前連結会計年度末に比べ22,937百万円増加しております。 [流動負債]流動負債の主な変動は、設備関係電子記録債務(流動負債その他)が3,135百万円減少したものの、短期借入金が28,216百万円増加したことなどから、流動負債は前連結会計年度末に比べ27,797百万円増加しております。 [固定負債] 固定負債の主な変動は、長期借入金が2,044百万円増加したことなどから、固定負債は前連結会計年度末に比べ2,133百万円増加しております。 [純資産] 純資産は、為替換算調整勘定が4,855百万円増加したものの、自己株式の取得及び消却により利益剰余金が11,936百万円、自己株式が5,442百万円それぞれ減少したことなどから、当連結会計年度末の純資産は、前連結会計年度末に比べ9,556百万円減少し、323,455百万円となりました。 ③キャッシュ・フローの状況当連結会計年度末の現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末に比べ6,542百万円減少し、86,037百万円となりました。当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況を、前年同期と比較しますと次のとおりであります。 [営業活動によるキャッシュ・フロー]営業活動により得られた資金は37,784百万円となりました。これは主として、税金等調整前当期純利益及び減価償却費の計上によるものであります。 [投資活動によるキャッシュ・フロー]投資活動により使用した資金は42,166百万円となりました。これは主として、有価証券の取得及び有形固定資産の取得などによるものであります。 [財務活動によるキャッシュ・フロー]財務活動により使用した資金は2,843百万円となりました。これは、短期借入金が増加したものの、自己株式の取得及び配当金の支払いによるものであります。 ④生産、受注及び販売の実績a 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称 当連結会計年度(自 2024年10月1日 至 2025年9月30日)金額(百万円)前年同期比(%)電子管事業75,0541.4光半導体事業74,346△3.1画像計測機器事業27,7992.7レーザ事業20,39560.4その他事業4,078△22.6合計201,6743.0 (注)1 セグメント間の取引については相殺消去しております。2 金額は販売価格によっております。 b 受注実績 当社グループは主に見込み生産を行っているため、該当事項はありません。c 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称 当連結会計年度(自 2024年10月1日 至 2025年9月30日)金額(百万円)前年同期比(%)電子管事業71,906△7.4光半導体事業79,5051.7画像計測機器事業32,703△0.1レーザ事業22,255107.7その他事業5,67922.7合計212,0514.0 (注)1 セグメント間の取引については相殺消去しております。2 主要な販売先については、総販売実績に対する販売割合が10%以上の相手先はありません。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 当連結会計年度における当社グループ経営成績等の状況に関する分析・検討内容は以下のとおりであります。 ①当連結会計年度の経営成績等 当社は自社の資本コストを的確に把握したうえで、3年の経営計画を策定し、公表しております。(ローリング方式)また、中長期的ビジョンに基づき、成長に向けた積極的な設備投資や研究開発を行うことで、持続的かつ安定的な高収益体制の構築を目指しております。当連結会計年度の業績につきましては、国内売上げ、海外売上げともに増加いたしました結果、売上高は212,051百万円と前期に比べ8,089百万円(4.0%)の増加となったものの、2022年11月に公表した3年の経営計画の3年目の目標額には到達することはできませんでした。これは、新型コロナウイルスを端緒とした急激な先行手配増加からの反動により、半導体業界などで在庫調整局面となり、受注が減少したことなどが影響しております。利益面につきましても、営業利益は16,163百万円と前期に比べ15,954百万円(49.7%)減少、経常利益は18,802百万円と前期に比べ15,709百万円(45.5%)減少、親会社株主に帰属する当期純利益につきましても14,203百万円と前期に比べ10,941百万円(43.5%)減少となり、遺憾ながら増収減益となりました。利益面についても売上高同様、2022年11月に公表した3年の利益計画の3年目の目標額には到達することができませんでした。これは売上高目標が未達であったことにより、設備投資による減価償却費などの固定的コストの相対的な負担割合が高まったことによるものであります。なお、セグメント別の業績の概要につきましては「(1)経営成績等の状況の概要 ①経営成績」に記載のとおりであります。 a 売上高 光電子増倍管、イメージ機器及び光源は、分析分野において、様々な業界における製品の品質と安全性に関する厳格な規制要件などによる分析技術への需要の高まりにより、液体クロマトグラフなどの分析装置向け重水素ランプの売上げが増加したものの、医用・バイオ分野において、米国立衛生研究所(NIH)の予算削減による投資の減少により、細胞などを分析する検体検査装置向け光電子増倍管の売上げが減少いたしました。また、産業分野において、EV(電気自動車)市場の停滞により、リチウムイオン電池の非破壊検査装置向けマイクロフォーカスX線源の売上げが減少いたしました。 この結果、電子管事業といたしましては、売上高は71,906百万円(前期比7.4%減)となりました。 光半導体素子は、医用・バイオ分野において、中国市場での価格競争、欧米における金利高などの影響もありX線CT向けのシリコンフォトダイオード及び、歯科用診断装置向けのフラットパネルセンサの売上げが減少したものの、産業分野において、生成AI(人工知能)及びデータセンター向けの高性能な半導体の需要に牽引され半導体製造・検査装置向けのイメージセンサの売上げが増加いたしました。 この結果、光半導体事業といたしましては、売上高は79,505百万円(前期比1.7%増)となりました。 画像処理・計測装置は、産業分野において、生成AI向けなどの高性能な半導体への投資拡大の影響により、半導体故障解析装置の売上げが増加いたしました。また、医用・バイオ分野では、販売チャネルの拡充により対応地域が拡大したこともあり、遠隔病理診断に用いられる病理デジタルスライドスキャナの売上げが堅調に推移いたしました。一方で、バイオ分野において、予算削減等の影響により、デジタルカメラの需要が減少いたしました。 この結果、画像計測機器事業といたしましては、売上高は32,703百万円(前期比0.1%減)となりました。 レーザ関連製品では、生成AI向けの好調な設備投資に伴い、シリコンウエハを高速・高品位に切断するステルスダイシングエンジンの売上げが増加いたしました。 この結果、レーザ事業といたしましては、売上高は22,255百万円(前期比107.7%増)となりました。 その他事業の売上高は5,679百万円(前期比22.7%増)となりました。 b 為替変動の影響当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因として、為替相場があげられます。当連結会計年度における為替感応度(1円の為替変動が年間営業利益に与える影響:円安+/円高△)は、米ドルで300百万円、ユーロで100百万円、中国元で1,000百万円と試算しております。なお、当連結会計年度における営業利益に占める為替影響額は、17百万円であり、利益を増加させております。 c 売上原価、販売費及び一般管理費売上原価は、前期比10,592百万円(10.6%)増加し110,669百万円となり、売上総利益は前期比2,503百万円(2.4%)減少し101,381百万円となりました。また、売上総利益率につきましては、前期比3.1ポイント減少し47.8%となりました。販売費及び一般管理費は、前期比13,451百万円(18.7%)増加し85,218百万円となりました。これはのれん償却額(その他)が前期比2,422百万円(232.4%)増加したこと及び賞与引当金繰入額が前期比2,223百万円(95.0%)増加したことなどによるものであります。なお、研究開発費につきましては、前期比4,887百万円(36.0%)増加し、売上高に対する比率は8.7%となりました。 d 営業利益営業利益は、前期比15,954百万円(49.7%)減少し16,163百万円となりました。電子管事業は、光非破壊検査装置向けのマイクロフォーカスX線源の売上が減少したことなどに伴い、営業利益は4,864百万円(20.4%)減少し18,953百万円となりました。光半導体事業は、半導体製造・検査装置向けのイメージセンサの売上などが増加したものの、営業利益は5,311百万円(29.7%)減少し12,583百万円となりました。画像計測機器事業は、デジタルカメラの需要が減少したことなどに伴い、営業利益は722百万円(6.9%)減少し9,698百万円となりました。レーザ事業は、シリコンウエハを高速・高品位に切断するステルスダイシングエンジンの売上げが増加したものの、買収によるのれんの償却など費用も増加したことに伴い、営業損失は4,365百万円(前期営業損失204百万円)となりました。その他事業は、売上が減少したことに伴い、営業利益は266百万円(23.6%)減少し863百万円となりました。 e 営業外損益営業外損益は、2,638百万円の利益となり、前期比244百万円の利益の増加となりました。これは前期の為替差損255百万円が当連結会計年度は為替差益558百万円に転じたことなどによるものであります。なお、金融収支は423百万円収入減となりました。 f 特別損益特別損益は、1,914百万円の利益となり、前期比991百万円の利益の増加となりました。これは、負ののれん発生益が1,688百万円、補助金収入が1,158百万円それぞれ増加したこと及び固定資産圧縮損が1,365百万円増加したことなどによるものです。 g 親会社株主に帰属する当期純利益以上のことから、税金等調整前当期純利益は前期比14,718百万円(41.5%)減少し20,716百万円となりました。また、法人税等の負担率が、前期の28.32%と比較して、当連結会計年度は29.71%と1.38ポイント上昇しております。この結果、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比10,941百万円(43.5%)減少し14,203百万円となりました。 ②経営成績に重要な影響を与える要因 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「3 事業等のリスク」に記載しております。 ③キャッシュ・フローの分析 キャッシュ・フローの分析については、「(1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載しております。 ④資本の財源及び資金の流動性 当社グループは経営方針・経営戦略を遂行し、企業価値の継続的な向上と経営の安定を図るため資金需要ごとに適切な資金調達方法を選択することが重要と認識しております。主要資金需要ごとの資金調達方針は以下のとおりであります。・建物、製造設備及び研究開発用設備等の設備投資に関する資金は自己資金で賄うことを基本とし、設備投資規模など状況によっては金融市場又は資本市場からの調達を検討する。・光産業創成のための研究開発投資、基礎研究開発等に関する資金は自己資金で賄うことを基本としながら、適宜資本市場からの調達を検討する。・運転資金は、自己資金で賄うことを基本としながら状況によっては金融市場から調達する。・企業買収のための資金は、自己資金で賄うことを基本としながら、買収金額や資金状況によっては金融市場もしくは資本市場での調達を検討する。 当社グループの資金調達の現在の状況は、主に営業活動によるキャッシュ・フローにより賄われており、外部からの多額の資金調達に頼ることなく事業を遂行しております。 また、地震などの自然災害からの復旧対応資金については十分な手元資金の確保に努めるとともに、地震保険並びに金融機関との専用コミットメントライン契約により、非常時の流動性確保にも備えております。 今後も、収益力及びキャッシュ・フロー創出力を強化しつつ、株主様への適切な利益還元を行ったうえで、内部留保を積み増し、資金需要に対しては上記の基本原則に基づき自己資金と外部調達によるバランスに配慮し、財務健全性を維持しながら手元流動性を確保していくことを基本としてまいります。 なお、新型コロナウイルスのような各種感染症等不測事態における運転資金への対応及び企業買収等に対する機動的な対応を目的として、コミットメントラインを締結しております。 ⑤財政状態の分析 財政状態の分析については、「(1)経営成績等の状況の概要 ②財政状態」に記載しております。 ⑥重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。連結財務諸表作成にあたり、当社グループが採用している重要な会計方針は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。 この連結財務諸表の作成にあたっては、過去の実績や当該事象の状況に応じて、合理的と考えられる方法に基づき見積り及び判断を行い、必要に応じて見直ししておりますが、見積り特有の不確実性により実際の結果は異なる場合があります。 なお、連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見
セグメント情報4,972字
(セグメント情報等)【セグメント情報】1 報告セグメントの概要 当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。当社は、本社に製品・サービス別の事業部を置き、各事業部は、取り扱う製品・サービスについて国内及び海外の包括的な戦略を立案し、事業活動を展開しております。したがって、当社は、事業部を基礎とした製品・サービス別のセグメントから構成されており、「電子管事業」、「光半導体事業」、「画像計測機器事業」及び「レーザ事業」の4つを報告セグメントとしております。「電子管事業」は、光電子増倍管、イメージ機器及び光源等を製造・販売しております。「光半導体事業」は、光半導体素子等を製造・販売しております。「画像計測機器事業」は、画像処理・計測装置等を製造・販売しております。「レーザ事業」は、レーザ関連製品等を製造・販売しております。2 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産その他の項目の金額の算定方法報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」における記載と同一であります。報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値であります。セグメント間の内部売上高又は振替高は市場実勢価格に基づいております。 3 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産その他の項目の金額に関する情報並びに収益の分解情報 前連結会計年度(自 2023年10月1日 至 2024年9月30日) (単位:百万円) 報告セグメントその他(注)1合計調整額(注)2連結財務諸表計上額(注)3 電子管光半導体画像計測機器レーザ計売上高 日本13,12718,7787,4226,32845,65838946,047-46,047北米22,57223,3806,1351,24353,332853,341-53,341欧州16,20718,2716,6532,32243,45529043,745-43,745アジア25,51317,70412,52281756,5583,93960,498-60,498その他25856113329-329-329顧客との契約から生じる収益77,67978,19132,74610,716199,3344,627203,961-203,961外部顧客への売上高77,67978,19132,74610,716199,3344,627203,961-203,961セグメント間の内部売上高又は振替高776670811031,6301291,760△1,760- 計78,45678,86232,82710,819200,9654,756205,722△1,760203,961セグメント利益又は損失(△)23,81817,89410,420△20451,9281,12953,058△20,94032,118セグメント資産81,419111,21630,64349,153272,4327,792280,224154,410434,634その他の項目 減価償却費5,7266,9761,29855914,56126714,8291,86516,694のれん償却額208-447891,042-1,042-1,042有形固定資産及び無形固定資産の増加額6,28319,5803,92532,93562,72460963,33441963,754(注)1 「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、子会社の㈱磐田グランドホテルが営むホテル事業及び子会社の北京浜松光子技術股份有限公司の独自製品に係る事業を含んでおります。2 調整額は以下のとおりであります。(1)セグメント利益又は損失(△)の調整額△20,940百万円には、セグメント間取引消去△817百万円及び各報告セグメントに配分していない全社費用△20,122百万円が含まれております。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費及び基礎的研究費であります。(2)セグメント資産の調整額154,410百万円の主な内容は、各報告セグメントに配分していない全社資産であります。(3)減価償却費の調整額1,865百万円の主な内容は、各報告セグメントに配分していない全社資産に係る減価償却費であります。(4)有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額419百万円の主な内容は、各報告セグメントに配分していない全社資産に係る固定資産の増加額であります。3 セグメント利益又は損失(△)は、連結財務諸表の営業利益と調整を行っております。4 売上高は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。 当連結会計年度(自 2024年10月1日 至 2025年9月30日) (単位:百万円) 報告セグメントその他(注)1合計調整額(注)2連結財務諸表計上額(注)3 電子管光半導体画像計測機器レーザ計売上高 日本13,18218,8557,5877,06846,6931,17347,866-47,866北米17,96623,2895,6794,29451,2291351,243-51,243欧州15,08518,9886,9548,00049,02852249,551-49,551アジア25,44118,25612,3872,88758,9723,97062,943-62,943その他229116964446-446-446顧客との契約から生じる収益71,90679,50532,70322,255206,3715,679212,051-212,051外部顧客への売上高71,90679,50532,70322,255206,3715,679212,051-212,051セグメント間の内部売上高又は振替高560967771991,805-1,805△1,805- 計72,46780,47232,78122,455208,1765,679213,856△1,805212,051セグメント利益又は損失(△)18,95312,5839,698△4,36536,87086337,733△21,56916,163セグメント資産72,650122,06732,19249,751276,66214,338291,001164,007455,008その他の項目 減価償却費5,2236,9391,8561,29615,3151,00016,3162,56518,881のれん償却額230-443,1903,465-3,465-3,465有形固定資産及び無形固定資産の増加額1,78719,0004,38384826,0197,89933,9192,21736,136(注)1 「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、子会社の㈱磐田グランドホテルが営むホテル事業及び子会社の北京浜松光子技術股份有限公司の独自製品に係る事業を含んでおります。2 調整額は以下のとおりであります。(1)セグメント利益又は損失(△)の調整額△21,569百万円には、セグメント間取引消去△1,519百万円及び各報告セグメントに配分していない全社費用△20,050百万円が含まれております。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費及び基礎的研究費であります。(2)セグメント資産の調整額164,007百万円の主な内容は、各報告セグメントに配分していない全社資産であります。(3)減価償却費の調整額2,565百万円の主な内容は、各報告セグメントに配分していない全社資産に係る減価償却費であります。(4)有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額2,217百万円の主な内容は、各報告セグメントに配分していない全社資産に係る固定資産の増加額であります。3 セグメント利益又は損失(△)は、連結財務諸表の営業利益と調整を行っております。4 売上高は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。 【関連情報】前連結会計年度(自 2023年10月1日 至 2024年9月30日)1 製品及びサービスごとの情報セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。 2 地域ごとの情報(1)売上高 (単位:百万円)日本米国欧州アジアその他合計46,04753,34143,74560,498329203,961(注)1 売上高は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。2 アジアへの売上高に分類した額のうち、中国への売上高は40,246百万円であります。 (2)有形固定資産 (単位:百万円)日本米国欧州アジアその他合計114,7934,5217,8075,773-132,895 3 主要な顧客ごとの情報外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載を省略しております。 当連結会計年度(自 2024年10月1日 至 2025年9月30日)1 製品及びサービスごとの情報セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。 2 地域ごとの情報(1)売上高 (単位:百万円)日本米国欧州アジアその他合計47,86651,24349,55162,943446212,051(注)1 売上高は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。2 欧州への売上高に分類した額のうち、ドイツへの売上高は21,519百万円であります。3 アジアへの売上高に分類した額のうち、中国への売上高は40,689百万円であります。 (2)有形固定資産 (単位:百万円)日本米国欧州アジアその他合計130,0774,8728,5927,110-150,652 3 主要な顧客ごとの情報外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載を省略しております。 【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】前連結会計年度(自 2023年10月1日 至 2024年9月30日)(単位:百万円) 報告セグメントその他合計調整額連結財務諸表計上額 電子管光半導体画像計測機器レーザ計減損損失---646646-646-646 当連結会計年度(自 2024年10月1日 至 2025年9月30日) 該当事項はありません。 【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】前連結会計年度(自 2023年10月1日 至 2024年9月30日) (単位:百万円) 報告セグメントその他合計調整額連結財務諸表計上額 電子管光半導体画像計測機器レーザ計当期償却額208-447891,042-1,042-1,042当期末残高594-15530,07830,827-30,827-30,827(注)「レーザ」の当期末残高30,078百万円は当期末時点で取得原価の配分が完了していないため、暫定的に算定された金額であります。 当連結会計年度(自 2024年10月1日 至 2025年9月30日) (単位:百万円) 報告セグメントその他合計調整額連結財務諸表計上額 電子管光半導体画像計測機器レーザ計当期償却額230-443,1903,465-3,465-3,465当期末残高413-11029,54030,064-30,064-30,064 【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】前連結会計年度(自 2023年10月1日 至 2024年9月30日)該当事項はありません。 当連結会計年度(自 2024年10月1日 至 2025年9月30日)光半導体事業において、フェアチャイルド・イメージング・インクを連結子会社としたことにより、負ののれん発生益を計上しております。当該事象による負ののれん発生益の計上額は、1,688百万円であります。なお、負ののれん発生益は特別利益のため、セグメント利益には含まれておりません。
サステナビリティに関する考え方及び取組7,244字
2【サステナビリティに関する考え方及び取組】当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組は、次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 当社グループは「今日の非財務課題への挑戦は、明日の企業価値を生む」を合言葉に、サステナビリティを始めとした非財務課題に取り組んでいます。 (1)サステナビリティ全般に関するガバナンスとリスク管理(ガバナンス) 当社は、1953年の創業以来一貫して「光」を追求し、光技術を用いた世界一のものづくりを通じて、社会そして科学技術発展に貢献することを基本理念としております。健全で信頼される企業としての成長を目指し、すべてのステークホルダーと共に事業を推進していくためには、サステナビリティの意識を高く保つことが重要と認識しております。 また、これまでの委員会体制でのサステナビリティ推進活動から発展し、2024年5月より全社が責任をもって、マテリアリティを含むサステナビリティに資する活動に取り組む体制に変更いたしました。これらの活動を統括・調整するサステナビリティ事務局(経営企画統括本部)を設置し、全社から代表者が参加するサステナビリティ推進会議を通じてグループ全体での取組みを強力に推進しております。 なお、取締役会は、四半期ごとのレポート報告や、取締役会での報告・協議を通じてサステナビリティの取組みを監督しております。 (リスク管理) サステナビリティ推進会議は月1回開催し、サステナビリティに関して全社横断的な対応の推進を図るために必要な内容を、グループ全体で連携をして討議を行っております。2023年8月には、財務・非財務の両面でグループ全体の企業価値を向上させるために重点的に取り組む事項として、「事業を通じた社会・環境への貢献」「事業基盤の強化と企業の社会的責任」を軸とした8つのマテリアリティを策定いたしました。 当社グループのマテリアリティ(取り組むべき重要事項と目標)事業を通じた社会・環境への貢献① 高度な光技術を活用した社会・環境価値向上への貢献② 持続的な高収益経営による、安定かつ豊かな経済・社会実現への貢献③ 優れた安全性、品質、サービスの提供による、顧客価値向上への貢献事業基盤の強化/企業の社会的責任④ 地球と共生可能な事業活動の推進⑤ 幸福度の高い雇用制度と職場づくり⑥ グループの成長と社会への貢献を支える人づくり⑦ 価値創造の安定と成長を実現するガバナンスとマネージメントの推進⑧ 製品の安定供給体制と責任あるサプライチェーンの構築 サステナビリティの各種課題に対して、上記プロセスによりマテリアリティを特定しました。当社グループの事業活動が当社のバリューチェーンやステークホルダーに与える影響と、当社の経営や事業が将来の社会や環境の変化から受ける影響について、リスクと機会、及びそのインパクトを分析して重要度を評価しました。 特定したマテリアリティの各テーマに対して、推進施策や達成度合いを測る重要業績指標(KPI)、目標及び実行計画の策定に取り組み、リスクの低減に努めております。 (2)気候変動への取組 当社グループは光技術を用いて、2050年カーボンニュートラル社会の実現に貢献します。重要課題の一つとして「気候変動問題への対応」を位置付け、「地球温暖化対策に係る長期ビジョン」及びSBT目標の達成に向け、TCFD提言に基づいた取組みを強化してまいります。具体的には、バリューチェーン全体における温室効果ガス排出量削減、再生可能エネルギーの積極的な導入、当社グループ全体での省エネルギーの推進、低カーボン製品の開発・提供を進めます。さらに、バリューチェーンでの協働などの取り組みを通じて、カーボンニュートラル社会の実現へ貢献してまいります。 (TCFD提言に基づく情報開示) 2020年8月、当社は気候変動関連財務情報開示タスクフォース(TCFD:Task Force on Climate-related Financial Disclosures)による提言への賛同を表明し、気候変動が当社グループの事業に与えるリスクや機会、財務的影響への分析を推進しております。 (戦略) 当社は、気候変動による様々な変化が、当社の事業に影響を及ぼすと認識しています。その中でも特に重要なリスク・機会を特定するため、事業全体を対象に、1.5/2℃、4℃でのシナリオ分析を下記ステップで実施しており、シナリオ分析に基づくリスクと機会の特定を行うとともに、それぞれの事業インパクトを算定しております。 ・重要リスク・機会の特定 ・シナリオごとの当社事業への影響度の検討結果 シナリオ1(1.5/2℃のケース(2030年)) シナリオ2(4℃のケース(2030年)) 今後、特定したリスクへの対応並びに機会の実現に向けて影響が大きなものより検討、実施を行ってまいります。 (対応策の検討) 事業インパクト評価結果に基づき、影響が大きな内容に対して対応策を実施しています。環境委員会、並びにその配下の環境専門部会、ワーキンググループや関係者にてリスクや機会のテーマに応じたプロジェクトを立ち上げ、対応策を検討、実施しています。また当社製品・技術によるカーボンニュートラル社会の実現にも取り組んでいます。 ・カーボンニュートラル達成に向けた移行計画 (リスク管理) 環境に関するリスク管理について、当社は環境管理規定を定め、全社的な環境マネジメントシステムを運用しております。気候変動に関連したリスクの識別及びツールなどを用いた定期的な評価を実施しており、環境委員会や環境専門部会、関連プロジェクトにて結果を共有しております。対応すべきリスクとして評価された項目は環境マネジメントシステムにて、期ごとに定める環境目標と活動計画に設定しております。 このようなリスク対応活動は環境委員会にて経営層が進捗や課題をレビューしており、継続的改善により環境パフォーマンスの向上に努めております。 連結子会社を含めたグループ全体では年一回開催されるグループ会議において情報を共有しております。また連結子会社における対応活動等は3ヶ月ごとに環境統括部(環境委員会事務局)に進捗が報告され、グループ全体でのリスク管理を進めております。その他、定期的に各拠点を訪問し、リスクの洗い出しを行っております。 (指標及び目標)・地球温暖化対策に係る長期ビジョン 地球温暖化対策に係る当社グループの長期ビジョンのもと、当社の温室効果ガス削減目標(GHG削減目標)は、2021年10月にパリ協定に沿った科学的根拠に基づいたものとして、国際的な環境団体SBTイニシアチブから認定を受けました。一方、中長期の環境戦略での重要指標として、GHG排出量、水使用量、再生可能エネルギー使用量等を定め、評価、管理しています。これら環境関連並びにESGデータの詳細については下記当社ウェブサイトをご覧ください。 環境 :https://www.hamamatsu.com/jp/ja/our-company/sustainability/environment.htmlESGデータ :https://www.hamamatsu.com/jp/ja/our-company/sustainability/esgdata.html 中長期目標(Scope1+2)は、第72期(2019年9月期)を基準とし、第83期(2030年9月期)までにGHG排出量を30%削減するものです。この実現に向け、各種施策を推進してまいりました。このたび、SBT認定や対象範囲の変更等を反映し、浜松ホトニクスグループの長期ビジョンを「2050年カーボンニュートラル達成」という新しい目標に見直しを行いました。今後も、事業活動から排出されるGHGの削減に向けてグループで取り組んでまいります。 ・RE100への加盟 当社は、再生可能エネルギー100%での事業運営を目指す国際イニシアチブ「RE100」に2022年10月3日に加盟しました。国内外グループにおける事業活動で使用する電力を、2040年までに再生可能エネルギー100%とすることを目指します。 (3)人材の育成及び社内環境整備に関する方針、戦略・人材に関する全般的な戦略 当社は、未知未踏領域を追求し、光技術を用いた新産業を創造して企業価値を向上させるのは社員一人ひとりに負うところが大きいと考えております。すなわち、経営の基盤の一つは“人”であり、この旨を「経営理念」にて明確にするだけでなく、浜松ホトニクスグループサステナビリティ基本方針の中で、社員を尊重し、能力開発を支援し、働きやすく安全な職場環境を提供することを掲げています。 さらに、「幸福度の高い雇用制度と職場づくり」と「グループの成長と社会への貢献を支える人づくり」を当社の人的資本に係る重要な課題(マテリアリティ)として特定し、取組みを進めてまいります。これらの取組みを通じ、事業部間連携を強化し付加価値創造サイクルをより大きく回すことで人類の健康と幸福に貢献する、という当社の事業戦略の基礎を築くことを目指しています。 ・社内環境整備方針(幸福度の高い雇用制度と職場づくり)(雇用制度について) 当社にとって最も重要な資産の一つは“人”であるとの認識のもと、これまで職場づくりの各種施策を推進し、研究・開発・製造に限らず間接部署においても社員一人ひとりのモチベーションを高く維持し、能力を高めてまいりました。これらの推進の結果、退職率は低く維持されてきました。労働市場環境の変化に伴い、継続して優秀な人材を採用・維持するためには、これまでに構築してきた社内環境の良い部分は維持しつつ、雇用制度の見直しが必要な部分については対応を進めます。 (ダイバーシティについて) 当社の技術分野の中心である電気電子分野は従来より女性の専門人材が少なく、結果として女性社員や女性管理職の数が少ない状況にありますが、種々の施策を実施したことにより、近年は、各職務における男女間での差は少なくなってきていると認識しています。ただし、短期間での改善が難しい管理職登用などの項目については、施策の継続的な効果検証が不可欠であり、女性管理職比率等を把握して取組みを推進し、グループの成長に寄与する人材には、性別を問わず活躍できる環境づくりを推進してまいります。 なおまた、前期に発足した働き方改革WGは、「次世代育成」「介護」「働きがい」「多様性推進」の4テーマで分科会活動を開始し、全社的な課題解決に向けて具体的な施策の検討と実行に取り組んでいます。さらに、2025年10月には、当社単体として「DEIB方針(Diversity, Equity, Inclusion & Belonging)」を社内外に向けて公表する予定です。この方針では、「人はそれぞれ違う」という前提に立ち、マイノリティへの理解促進や制度面での支援強化、そしてすべての社員が自分らしく挑戦し続けられる職場環境の整備を目指しています。女性活躍推進の取組みにおいては、えるぼし(二段階目)認定の取得や、静岡県より女性活躍に関する褒賞を受けるなど、外部からの評価も得ております。これらの成果を踏まえ、今後も多様な人材が能力を最大限に発揮できる職場環境の整備を進めてまいります。 また、当社グループは海外売上高比率が7割を超えており、今後さらにグローバル化を進めるにあたって、各国における社会ニーズを適切に収集することが重要です。当社の多分野でのグローバルな展開において、多様な背景を持つ人材の意見を事業に取り入れ、様々な人材の確保、活躍の機会の提供のためにダイバーシティの取組みを推進することは、当社にとって有用であると考え、若手社員を中心に異文化コミュニケーション研修を実施しました。 (職場づくりについて) 人・技術・知識が当社の経営基盤です。社員一人ひとりが日々の仕事を通じて研鑽し、「和」の精神のもと、グローバルな視点で総合力を発揮できる企業風土の醸成が重要であると認識しております。このことは社員一人ひとりが心身両面において健康でなければ成し得ません。社員の心身両面での健康保持・増進及び幸福度を高めるための施策は、企業経営を進める上での必須事項と捉え、積極的に推進してまいります。今後はすべての社員が仕事と家庭を両立しながら活き活きと長く働き続けることができるよう、社内の専門スタッフだけでなく、健康保険組合を始めとした関連組織と連携して、総合的・計画的な施策を行うと共に、効果検証を踏まえ、その結果を次なる施策実施へ結び付けてまいります。 さらに当社では、創業当時から「失敗を許容する文化」を脈々と受け継いでおり、社員が積極的にチャレンジし成長する機会にあふれています。これまでの雇用制度や職場づくりは、このような文化や機会を支える基盤として非常に有用で重要なものであったと考えています。この文化を継承していくために、引続き社内環境を維持・発展させてまいります。 ・人材育成方針(グループの成長と社会への貢献を支える人づくり) 当社グループの成長に向けて、製品の高付加価値化は重要であり、これを担う人材育成は重要な課題です。当社では「未知未踏領域を追求する人材」の育成と「事業部間連携」を進めており、研究開発への積極的な投資を持続し、日々の仕事を通じた現場での挑戦経験が「未知未踏領域を追求する人材」の育成の場と考えており、社内ベンチャー制度による新規事業の立ち上げ支援によって新しい光のビジネスを創出するとともに、次世代リーダー育成を目指しています。 「事業部間連携」に資する人材育成として、若手社員の教育を重視しております。総合職の新入社員は、当社での仕事のスタイルや基礎知識を学ぶだけでなく、全社の技術・業務を幅広く把握し、かつ社内の人的ネットワークを構築することを目指し、入社から6ヶ月間は各事業部や研究所を短期間で回ります。また、自ら求めて学ぶ姿勢を重要視した、当社社員が講師となる自由参加型の社内教育制度や、事業部の垣根を越えた試作発表会も開催しています。さらに新入社員が各事業部等に配属された後においても、2年目の特許研修や3年目の若手フォローアップ研修などを実施しており、事業部合同で若手の能力開発に注力しています。 また若手だけでなく、組織の適切な管理運営力の強化並びに部署を超えた連携強化のため、組織の単位(部
コーポレート・ガバナンスの概要7,661字
(1)【コーポレート・ガバナンスの概要】①コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方 当社は、当社グループの企業価値向上に資すべき良き企業文化は今後も維持しつつ、実効的なコーポレート・ガバナンスを実現し、会社の意思決定の透明性・健全性を確保し、迅速・適切な意思決定により持続的な成長と中長期的な企業価値を実現いたします。 また、当社は企業倫理及びコンプライアンスに関する基本的な考え方を定めて、社内外に周知しております。 当社グループは、光の未知未踏領域を追求することによって、新しい産業を生み出し、科学技術の進歩とより豊かな社会・環境の実現、人類の健康と幸福に寄与することが重要と考えております。その実現のために、社員一人ひとりが、自分にしかできないことを見つけ出し、光産業創成に向けた知識、ニーズ、そして競争力のある新技術を獲得すべく、全身全霊で取り組む姿勢が必要であります。同時に、新しい産業を興すことの重要性をステークホルダーへ説明し、正しく理解していただくように努めてまいります。 企業活動は従業員の行動の総和によって成立いたします。当社グループは、社員一人ひとりが人権を尊重し、関係法令、国際ルール及びその精神を遵守し、社会の一員として真に正しい行動をする企業風土を醸成してまいります。 当社グループは、全社員がこのような高い意識をもち、健全で信頼される企業として成長・発展し、社員の高い倫理観の維持と光技術を通して新しい産業を創成し、社会、人類に貢献することを目指します。 ②企業統治の体制イ.企業統治の体制の概要及び当該体制を採用する理由 当社は監査役会設置会社制度を採用しており、会社の機関として会社法に規定する取締役会及び監査役会を設置しております。そのうえで、当社は社外取締役4名及び社外監査役2名を選任することにより、経営監督機能の充実を図っております。さらに、当社は執行役員会を設置し、経営の意思決定及び監督機関としての取締役会と、業務執行機能を分離することで経営の意思決定の迅速化・効率化及び監督機能の強化を図っております。また、当社は取締役会の任意の諮問機関として、指名報酬委員会を設置しており、役員候補者の指名や報酬について議論することで公正性・透明性・客観性の確保を図っております。ロ.会社の機関の基本的説明a 取締役及び取締役会取締役会(提出日現在10名で構成、うち社外取締役4名を含む)は、毎月1回の定例開催と機動的な臨時開催を行い経営の基本方針及び経営に関する重要事項の決定をするほか、取締役の業務執行状況の監督及び執行役員からの報告を受け、執行役員の業務執行状況を監督しております。b 指名報酬委員会指名報酬委員会(提出日現在6名で構成、うち社外取締役4名)は、取締役会の諮問機関として、当事業年度は3回開催しております。これにより、取締役の指名・報酬等に関する手続きの公正性・透明性・客観性を強化し、当社のコーポレート・ガバナンスの充実を図っております。 c 監査役、監査役会及び内部監査体制当社は監査役会設置会社制度を採用しており、監査役会(当事業年度6回開催)は、提出日現在監査役4名のうち2名を社外監査役とした監査体制としております。各監査役は、監査役会で定めた監査の方針及び実施計画に従い、毎月開催される取締役会及び社内の重要な会議に出席して経営の執行状況を把握するほか、経営執行部門から業務執行状況を聴取することで、取締役の職務執行の監査を行っております。また、会計監査人とは、定期的に、あるいは必要に応じて随時会合(当事業年度23回開催)を持つことで、情報交換を実施しております。内部監査につきましては、各部門、グループ各社の業務プロセス及び業務全般について、法令並びに社内規定に則り適正かつ効率的に行われていることを監査する目的で、内部監査部門(10名)を設置しております。内部監査部門は社長が承認した年間計画に基づき、必要に応じて常勤監査役並びに会計監査人と意見交換を行うことで、監査効率の向上に努めております。その監査結果については、社長、執行役員会及び監査役会並びに関係部門に報告を行っております。d 執行役員及び執行役員会当社は執行役員制度を採用しており、執行役員会規定の下、取締役及び監査役等が出席する執行役員会を定例的に開催し、取締役会から移譲された事項の検討、決議を行っております。また、執行役員会の内容によっては、部長クラス以上の役職者が出席し、業務執行に関する基本的事項及び重要事項を多面的に検討し、直接関係者に説明、指示することで業務執行の迅速化、効率化を図るとともに、役員及び幹部社員における情報の共有化を図っております。さらに、その他諸会議を通じて、その他の社員に対する情報の伝達等も行っております。このように、業務執行の決定は執行役員会に最大限委任することにより、スピード感のある企業経営を実現する体制を構築しております。 機関ごとの構成員は以下のとおりであります。役職名氏名取締役会監査役会執行役員会代表取締役社長社長執行役員丸野 正◎ ◎代表取締役副社長副社長執行役員加藤 久喜○ ○代表取締役専務執行役員鈴木 貴幸○ ○取締役常務執行役員森 和彦○ ○取締役常務執行役員野﨑 健○ ○取締役常務執行役員鳥山 尚史○ ○社外取締役栗原 和枝○ 社外取締役廣瀬 卓生○ 社外取締役美濃島 薫○ 社外取締役木村 隆昭○ 常勤監査役宇津山 晃〇◎○常勤監査役鈴木 通人〇○○社外監査役中野 昌治〇○ 社外監査役平井 正大〇○ 常務執行役員鈴木 一哉 ○上席執行役員岡田 裕之 ○上席執行役員岩瀨 富美雄 ○執行役員南雲 幸一 ○執行役員長田 修一 ○執行役員豊田 晴義 ○執行役員伊藤 伸治 〇執行役員堤﨑 正人 〇執行役員高田 浩茂 〇執行役員小笠原 律志 〇執行役員上野 和夫 〇執行役員石塚 利道 〇執行役員内山 直己 〇(注)◎は議長、○は構成員をそれぞれ示しております。ハ.会社の機関の内容 ニ.内部統制システム及びリスク管理体制の整備の状況 取締役会は、上記コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方を当社グループ一人ひとりに徹底させることで、透明性の高いコーポレート・ガバナンス及び内部統制を構築するよう努めるとともに、会社法及び会社法施行規則に基づき、次のとおり当社の業務の適正を確保するための体制を整備しております。a 取締役の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制(a)会社の企業倫理及びコンプライアンスに関する基本的な考え方を明確にして全社員に周知を図る。(b)取締役会とは別に、執行役員会を設置して経営の意思決定の迅速化とともに、執行と監督の分離を図る。(c)執行役員会の決議事項を取締役会に報告することで取締役会の監督機能の強化を図る。b 取締役の職務の執行に係る情報の保存及び管理に関する体制(a)取締役会、執行役員会、その他重要な各会議の議事録を作成して保管する。(b)情報は、IT化を進め、閲覧が容易な状態で保管する。c 損失の危機の管理に関する規程その他の体制情報セキュリティ、品質、環境、災害、輸出管理等にかかるリスクについては、それぞれ責任部署を定め、規定、ガイドラインの作成、研修・教育等を実施する。 d 取締役の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制及び使用人の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制(a)取締役会規則のもと、定時取締役会を毎月1回開催し、重要事項の決定をするとともに執行役員からの報告を受けて業務執行状況の監督等を行う。また、執行役員制度により、経営の意思決定と業務執行を分離し、迅速かつ機動的な意思決定を実現する一方で、取締役会の活性化、経営監督機能の強化を図る。(b)執行役員会規定のもと、取締役、執行役員及び監査役が出席する執行役員会を定例的に開催し、取締役会から委譲された事項の検討、決議を行う。加えて、執行役員会の内容によっては、部長クラス以上の役職者が出席し、業務執行に関する基本的事項及び重要事項を多面的に検討し、直接関係者に説明、指示することで、業務執行の迅速化、効率化を図るとともに、役員及び幹部社員における情報の共有化を図る。さらに、その他諸会議を通じて、その他の社員に対する情報の伝達等も行う。(c)組織規定、業務分掌規定、職務権限規定を整備し、責任と権限を明確にする。(d)予算執行状況及び業績動向を把握するため、進捗状況とその対応について執行役員会にて検討する。(e)従業員の安全衛生、コンプライアンス意識等の向上を図るため、入社時、管理職登用時を始めとして、随時教育を行う。(f)内部情報の開示については、正確かつ適時に対応する体制を整える。(g)個人情報の管理については、個人情報管理指針の下に各種ガイドラインを定めて対応する。(h)反社会的勢力排除の基本方針を明確にして、社内に周知徹底する。(i)内部統制監査規定のもと、財務報告の適正性を確保するための必要な内部統制体制を整備する。e 当社グループ(当社及び連結子会社をいう)における業務の適正を確保するための体制(a)国内外の連結対象子会社については、原則として各社の自主性を尊重しつつ、統括する責任部署を定める。そして、連結対象子会社の規模や業態を踏まえて、以下のような対応をする。・国内連結対象子会社においては、当社取締役又は幹部社員を子会社の取締役として派遣することで、当社の方針に沿った業務執行を行うとともに、業務執行の監督をする。また、監査役には当社の取締役、執行役員又は幹部社員を派遣することで、リスクの回避に努める。・海外連結対象子会社においては、上記に加えて、経営に関する意思統一のために海外連結対象子会社の責任者を集めて報告・協議を定期的に行う。また、必要に応じて担当者を出向させ、もしくは現地に赴いて情報を入手する。(b)国内外の連結対象子会社は、当社に対して定期的に業績等の報告をするものとし、当社グループ間における協調を促進するために、必要に応じて連絡会議等を開催して意思の疎通を図るものとする。(c)国内外の連結対象子会社におけるリスクについては、当社の責任部署を窓口として、規模や業態に応じてリスク情報の共有、各種規定等の周知・作成、研修・教育等を実施することで対応する。(d)連結利益計画は、当社と連結対象子会社との間で情報の共有を図りつつ、これを策定する。(e)当社グループにおけるコンプライアンスの向上に向けて、浜松ホトニクスグループサステナビリティ基本方針、浜松ホトニクスグループ行動指針・姿勢について、連結子会社への周知を図る。f 監査役がその職務を補助すべき使用人を置くことを求めた場合における当該使用人に関する事項監査役が監査を補助すべき人員を求めた場合、当社従業員の中から人数、具備すべき能力等について監査役会の要望を尊重して任命する。g 前号の使用人の取締役からの独立性及び当該使用人に対する指示の実効性の確保に関する事項当該従業員は、監査役会専任として監査役会の定めた基準に従って行動し、もっぱら監査役の指揮命令に従わなければならない。また、業務の執行に係る役職、他部署の使用人を兼務しない。h 当社グループの取締役及び使用人が監査役に報告をするための体制その他の監査役への報告に関する体制取締役、執行役員及び従業員(連結対象子会社の取締役、監査役及び使用人等を含む)は当社監査役から業務執行に関する事項について報告を求められたときは、速やかに適切な報告を行う。また、法令もしくは定款に違反する行為等、当社グループに著しい損害を及ぼす恐れのある事実については、これを発見次第、直ちに監査役又は監査役会に対して報告を行うものとする。 i 前号の報告をした者が当該報告をしたことを理由として不利な取扱いを受けないことを確保するための体制当社は、監査役へ報告を行った当社グループの取締役及び従業員に対して、当該報告をしたことを理由として不利な取扱いはしない。j 監査役の職務の執行について生ずる費用の前払又は償還の手続その他の当該職務の執行について生ずる費用又は債務の処理に係る方針に関する事項監査役がその職務の執行について、当社に対し会社法第388条に基づく費用の前払い等の請求をしたときは、担当部署において審議の上、当該請求に係る費用又は債務が当該監査役の職務の執行に必要でないと認められた場合を除き、速やかに当該費用又は債務を処理する。k その他監査役の監査が実効的に行われることを確保するための体制監査役が会計監査人、内部監査部門、子会社取締役及び監査役、監査補助員等からの適切な報告体制と連携、情報共有を踏まえ、業務監査・会計監査等のために実効的な監査活動を行うことを保証する。ホ.責任限定契約の内容の概要 当社と社外取締役及び社外監査役は、定款に基づき、会社法第423条第1項に定める責任について、会社法第425条第1項に定める最低責任限度額を限度とする責任限定契約を締結しております。なお、当該責任限定が認められるのは、当該社外取締役または社外監査役が責任の原因となった職務の遂行について善意でかつ重大な過失がないときに限られております。ヘ.役員等賠償責任保険契約の内容の概要 当社は会社法第430条の3第1項に規定する役員等賠償責任保険契約を保険会社との間で締結しております。当該保険契約の被保険者の範囲は、当社及び国内外の一部子会社の役員(取締役、監査役及び執行役員)であり、保険料は全額当社が負担しております。 当該保険契約では、被保険者がその職務の執行に起因して損害賠償請求がなされたことにより、被保険者が被る法律上の損害賠償金や争訟費用が補填されることとなります。ただし、被保険者が私的な利益又は便宜の供与を違法に受けたことや犯罪行為に起因する損害等は補填の対象外とすることにより、被保険者の職務の執行の適正性が損なわれないようにするための措置を講じております。ト.リスク管理体制の整備の状況 当社は、「当社の企業倫理及びコンプライアンスに関する基本的な考え方」並びに「浜松ホトニクスグループ行動指針・姿勢」を制定し、当社の行動規範を全従業員に周知するとともに、弁護士等の社外専門家と連携し、コンプライアンスの徹底に努めております。また、コンプライアンス体制の強化のため、公益通報制度を構築しております。さらに、「コーポレートガバナンスに関する
役員の報酬等1,640字
(4)【役員の報酬等】①役員の報酬等の額又はその算定方法の決定に関する方針に係る事項 光には無限の可能性があるという確信のもと、当社は、光の未知未踏領域を追求し、そこから生まれる知識や新技術に基づいた新しい産業を創造し、科学技術の進歩とより豊かな社会・環境の実現、人類の健康と幸福に貢献することを目指しております。 このような理念は短期的に達成できるものではありませんので、当社は取締役に対し短期的ではなく中長期的視点での成果を求めており、報酬に関しましても固定報酬を基本とすることが適切であると考えております。加えて、株主の皆様の付託に応えるためには、毎期安定した業績向上を達成する必要があることも踏まえて、短期業績連動報酬を導入しております。 一方で、株主の皆様と同じ目線に立ち長期的な観点から持続的な企業価値の向上に資することを目的として、株式報酬(譲渡制限付株式報酬)を導入しております。 この結果、当社の取締役(社外取締役は除く)への報酬は、固定報酬、短期業績連動報酬及び株式報酬からなります。そして、中長期的視点を重視することから、固定報酬:短期業績連動報酬:株式報酬の比率を概ね70:15:15の割合を基準として構成しております。以下に、各報酬の概要を記載します。イ. 固定報酬月次の固定報酬額は、外部機関による調査などを通じて他社水準を考慮したうえで、役位ごとに決定いたします。ロ. 短期業績連動報酬短期業績連動報酬は、各期の業績を踏まえて取締役会にて個人別に決定しております。具体的な決定方法は次のとおりであります。a 短期業績連動報酬の指標は連結営業利益とします。連結営業利益の前期実績と当期実績を比較して、その増減に基づき別途定める係数(役位により異なります)を役位別の基準額にかけたうえで毎年12月に支給します。b 連結営業利益の前期比に基づく係数は、前期比△5%以上+5%未満の場合を「1」として短期業績連動報酬を支給します。この場合に取締役報酬の比率は概ね70:15:15(基準値)になります。なお、さらなる業績向上のためのインセンティブとするため、係数は連結営業利益の前期比の±30%の幅で変動させます。逆に、連結営業利益の前期比が△30%未満の場合は短期業績連動報酬は支給しません。ハ. 株式報酬株式報酬は、基準値において取締役報酬総額の概ね15%となるよう割合を定めており取締役会にて個人別に決定し、割当日より30年間の譲渡制限期間を付して、事前に支給いたします。なお、社外取締役及び監査役に対する報酬は、固定報酬のみの支給となります。 当社の取締役の報酬限度額は、2023年12月22日の定時株主総会決議により、年額720百万円以内(うち社外取締役120百万円以内)と定められております。また、2019年12月20日開催の定時株主総会決議により、当社の取締役(社外取締役を除く)に対して新たに譲渡制限付株式報酬が導入され、年額200百万円以内(但し、年200,000株以内)と定められております。 なお、監査役の報酬限度額は、2021年12月17日開催の定時株主総会決議により、月額10百万円以内と定められております。 ②役員区分ごとの報酬等の総額、報酬等の種類別の総額及び対象となる役員の員数役員区分報酬等の総額(百万円)報酬等の種類別の総額(百万円)対象となる役員の員数(名)固定報酬譲渡制限付株式報酬業績連動報酬退職慰労金左記のうち、非金銭報酬等取締役(社外取締役を除く)34227963--638監査役(社外監査役を除く)4141----2社外役員4848----9 (注) 取締役の支給額には、使用人兼務取締役の使用人分は含まれておりません。 ③提出会社の役員ごとの連結報酬等の総額等 連結報酬等の総額が1億円以上である役員が存在しないため、記載しておりません。 ④使用人兼務役員の使用人分給与のうち重要なもの 該当事項はありません。
従業員の状況1,039字
5【従業員の状況】(1)連結会社の状況 (2025年9月30日現在)セグメントの名称従業員数(名)電子管事業2,074光半導体事業1,904画像計測機器事業616レーザ事業584その他事業692全社(共通)731合計6,601 (注)1 従業員数は就業人員数であり、臨時雇用者数については従業員の100分の10未満のため記載を省略しております。2 全社(共通)として、記載されている従業員は、特定のセグメントに区分できない管理部門等に所属しているものであります。(2)提出会社の状況 (2025年9月30日現在)従業員数(名)平均年齢(才)平均勤続年数(年)平均年間給与(円)4,26239.815.97,284,746 セグメントの名称従業員数(名)電子管事業1,022光半導体事業1,554画像計測機器事業392レーザ事業174その他事業420全社(共通)700合計4,262 (注)1 従業員数は就業人員数であり、臨時雇用者数については従業員の100分の10未満のため記載を省略しております。2 全社(共通)として、記載されている従業員は、特定のセグメントに区分できない管理部門等に所属しているものであります。3 平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。(3)労働組合の状況 当社の労働組合は、浜松ホトニクス労働組合と称し1961年9月10日に結成され、2025年9月30日現在組合員数は3,615名であります。所属上部団体として産業別労働組合JAMに属しており、労使関係は極めて良好であります。 (4)管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異 提出会社当事業年度補足説明管理職に占める女性労働者の割合(%) (注)1男性労働者の育児休業取得率(%) (注)2労働者の男女の賃金の差異(%)(注)1全労働者正規雇用労働者パート・有期労働者4.492.171.572.878.2- (注)1 「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(2015年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。2 「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(1991年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(1991年労働省令第25号)第71条の6第2号における育児休業等及び育児目的休暇の取得割合を算出したものであります。
関係会社の状況3,554字
4【関係会社の状況】名称住所資本金主要な事業の内容議決権の所有割合(%)関係内容(連結子会社) ㈱光素静岡県磐田市千円85,000光源の製造100.0当社の製品を加工しております高丘電子㈱静岡県浜松市中央区千円98,000光電子増倍管等の製造88.6当社の製品を加工しております。役員の兼任等…有浜松電子プレス㈱静岡県磐田市千円95,000電子部品、金型の製造72.1当社の製品を加工しております。㈱浜松電産静岡県浜松市中央区千円10,000電子部品、金型の製造100.0当社の製品を加工しております。㈱磐田グランドホテル静岡県磐田市千円100,000ホテル事業57.1当社が不動産を保有しております。役員の兼任等…有浜松ホトニクス・コーポレート・ベンチャー・キャピタル㈱静岡県浜松市中央区千円80,000ベンチャー企業への投資100.0役員の兼任等…有ホトニクス・マネージメント・コーポ(注1)米国ニュージャージー州千米ドル33,521持株会社100.0当社に不動産を賃貸しております。当社は資金の借入を行っております。役員の兼任等…有ハママツ・コーポレーション(注1)(注5)米国ニュージャージー州千米ドル426光電子増倍管、イメージ機器及び光源、光半導体素子、画像処理・計測装置等の販売100.0(100.0)当社の製品を販売しております。役員の兼任等…有エナジティック・テクノロジー・インク米国マサチューセッツ州米ドル1光源等の開発、製造、販売100.0(100.0)-フェアチャイルド・イメージング・インク米国カリフォルニア州米ドル1光半導体素子の開発、製造、販売100.0(100.0)役員の兼任等…有エヌケイティ・ホトニクス・インク米国マサチューセッツ州米ドル110レーザ装置の製造販売100.0(100.0)-ホトニクス・マネージメント・ヨーロッパ・エス・アール・エル(注1)ベルギー王国ブリュッセル市千ユーロ480,696持株会社100.0役員の兼任等…有エヌケイティ・ホトニクス・エイ・エスデンマーク王国ビルケロッド市千デンマーククローネ16,000レーザ装置、レーザ装置部品の開発、製造、販売100.0(100.0)役員の兼任等…有ハママツ・ホトニクス・ヨーロッパ・ゲー・エム・ベー・ハー独国ヘルシンク市千ユーロ400欧州における販売統括会社100.0(100.0)役員の兼任等…有ハママツ・ホトニクス・ドイチュラント・ゲー・エム・ベー・ハー(注1)(注5)独国ヘルシンク市千ユーロ2,000光電子増倍管、イメージ機器及び光源、光半導体素子、画像処理・計測装置等の販売100.0(100.0)当社の製品を販売しております。ハママツ・ホトニクス・フランス・エス・ア・エール・エル仏国マッシー市千ユーロ1,136光電子増倍管、イメージ機器及び光源、光半導体素子、画像処理・計測装置等の販売100.0(100.0)当社の製品を販売しております。ハママツ・ホトニクス・イタリア・エス・アール・エル伊国アレーゼ市千ユーロ728光電子増倍管、イメージ機器及び光源、光半導体素子、画像処理・計測装置等の販売100.0(100.0)当社の製品を販売しております。ハママツ・ホトニクス・ユー・ケイ・リミテッド英国ハートフォードシャー千英ポンド400光電子増倍管、イメージ機器及び光源、光半導体素子、画像処理・計測装置等の販売100.0(100.0)当社の製品を販売しております。ハママツ・ホトニクス・ノルデン・エイ・ビースウェーデン王国シスタ市千スウェーデンクローネ2,700光電子増倍管、イメージ機器及び光源、光半導体素子、画像処理・計測装置等の販売100.0(100.0)当社の製品を販売しております。エヌケイティ・ホトニクス・テクノロジー・ゲー・エム・ベー・ハー独国ケルン市千ユーロ2,408レーザ装置の販売100.0(100.0)-エヌケイティ・ホトニクス・ホールディング・リミテッド英国サウサンプトン市千英ポンド199持株会社100.0(100.0)-エヌケイティ・ホトニクス・エイ・ビースウェーデン王国フディクスバル市千スウェーデンクローネ1,850レーザ装置の製造100.0(100.0)-エヌケイティ・ホトニクス・スウィツァランド・ゲー・エム・ベー・ハースイス連邦チューリッヒ市千スイスフラン48レーザ装置の製造販売100.0(100.0)-アドバンスド・レーザダイオード・システムズ・エイ・エル・エス・ゲー・エム・ベー・ハー独国ベルリン市千ユーロ25レーザ装置の製造100.0(100.0)-エヌケイティ・ホトニクス・リミテッド英国サウサンプトン市英ポンド955レーザ装置の製造販売100.0(100.0)-浜松光子学商貿(中国)有限公司(注5)中国北京市千中国元50,000光電子増倍管、イメージ機器及び光源、光半導体素子、画像処理・計測装置等の販売100.0当社の製品を販売しております。役員の兼任等…有台湾浜松光子学有限公司台湾新竹市千台湾ドル30,000光電子増倍管、イメージ機器及び光源、光半導体素子、画像処理・計測装置等の販売100.0当社の製品を販売しております。役員の兼任等…有北京浜松光子技術股份有限公司中国北京市千中国元200,000光電子増倍管等の製造販売94.0当社の製品を加工しております。当社は資金の借入を行っております。役員の兼任等…有ハママツ・ホトニクス・コリア・カンパニー・リミテッド韓国ソウル市千韓国ウォン117,000画像処理・計測装置等の販売70.0当社の製品を販売しております。役員の兼任等…有浜松光子科技(廊坊)有限公司中国河北省廊坊市千中国元18,000医療機器及び関連製品の製造販売100.0(100.0)-浜松光子学科学儀器(北京)有限公司中国北京市千中国元5,000光電子増倍管、イメージ機器及び光源、光半導体素子、画像処理・計測装置等の販売100.0(100.0)当社の製品を販売しております。役員の兼任等…有ハママツ・ホトニクス・イスラエル・リミテッドイスラエル国ブネイブラク千イスラエル 新シェケル100光電子増倍管、イメージ機器及び光源、光半導体素子、画像処理・計測装置等の販売100.0(100.0)当社の製品の販売サポートをしております。(持分法適用関連会社) 浜松光電㈱(注4)静岡県磐田市千円79,500光半導体素子の製造販売18.9当社の製品を加工しております。長窯㈱(注4)長野県長野市千円55,004電子部品の製造販売18.5当社に製品を販売しております。ハママツ/クィーンズ・PET・イメージング・センター米国ハワイ州千米ドル8,001PETを用いた医療診断及び 研究開発30.0(30.0)役員の兼任等…有メンロー・システムズ・ゲー・エム・ベー・ハー独国ミュンヘン市千ユーロ42光源の製造・開発24.9(24.9)- (注)1 ホトニクス・マネージメント・コーポ、ハママツ・コーポレーション、ホトニクス・マネージメント・ヨーロッパ・エス・アール・エル、ハママツ・ホトニクス・ドイチュラント・ゲー・エム・ベー・ハー及び浜松光子学商貿(中国)有限公司は特定子会社に該当いたします。2 上記のうち、有価証券届出書または有価証券報告書を提出している会社はありません。3 議決権の所有割合の( )内は、間接所有割合で、内数であります。4 持分は100分の20未満でありますが、実質的な影響力を持っているため関連会社としたものであります。5 ハママツ・コーポレーション、ハママツ・ホトニクス・ドイチュラント・ゲー・エム・ベー・ハー及び浜松光子学商貿(中国)有限公司につきましては、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。ハママツ・コーポレーションの主要な損益情報等は次のとおりであります。(1)売上高57,022百万円(2)経常利益2,933 (3)当期純利益2,164 (4)純資産額16,754 (5)総資産額30,244 ハママツ・ホトニクス・ドイチュラント・ゲー・エム・ベー・ハーの主要な損益情報等は次のとおりであります。(1)売上高24,718百万円(2)経常利益557 (3)当期純利益392 (4)純資産額9,230 (5)総資産額13,942 浜松光子学商貿(中国)有限公司の主要な損益情報等は次のとおりであります。(1)売上高28,381百万円(2)経常利益6,963 (3)当期純利益5,360 (4)純資産額6,495 (5)総資産額13,891
配当政策960字
3【配当政策】 当社は、中長期的な企業価値の向上を目的として、設備投資や研究開発への投資を通じ、連結ベース及び各事業セグメントにおける営業利益率の向上を図っております。中長期的には、株主資本コストを上回る自己資本利益率(ROE)の実現を目指しております。 株主の皆様への利益還元策につきましては、配当による成果の配分を最重要方針とし、配当性向30%を目途に安定的かつ継続的な配当の増加に努めております。なお、当期より、短期的な業績変動の影響を受けにくい指標である自己資本配当率(DOE)を配当方針の下限として採用し、長期的な株主還元の安定性をより明確にいたしました。 また、当社は自己株式の取得についても、株主の皆様への利益還元の一環として位置づけ、資本効率の向上を目的とした施策を適宜実施しております。 一方で、光のリーディングカンパニーとして高い技術力による競争力を維持するため、長期的な企業価値の拡大に向けた研究開発及び光産業創成のための成長投資は必要不可欠であると考えております。そして、そのための研究開発投資や設備投資に備えた一定水準を自己資金で確保しておくことが重要であると認識しております。加えて、地震等の自然災害に備えた自己資金等も勘案して、当社は内部留保を高水準に維持するよう努めておりますが、これらの資金は将来の競争力の高い製品の開発のための事業投資により、さらなる企業価値の向上に寄与するものと認識しております。 当事業年度の配当につきましては、期末配当金を1株当たり19円実施する予定であります。これにより、当期の年間配当金は38円(うち中間配当金19円)となる予定であります。 当社は、中間配当と期末配当の年2回の剰余金の配当を行うことを基本方針としており、これらの剰余金の配当の決定機関は、期末配当については株主総会、中間配当については取締役会であります。 当社は、取締役会の決議によって、毎年3月31日を基準日として、中間配当を行うことができる旨を定款に定めております。 なお、当事業年度に係る剰余金の配当は以下のとおりであります。決議年月日配当金の総額(百万円)1株当たり配当額(円)2025年5月9日5,68619取締役会決議2025年12月19日5,68619定時株主総会決議(予定)
研究開発活動3,419字
6【研究開発活動】当社グループの研究開発活動は、「光の本質に関する研究及びその応用」をメインテーマとし、主に当社の中央研究所及び各事業部において行っております。光の世界は未だその本質すら解明されていないという、多くの可能性を秘めた分野であり、光の利用という観点からみても、光の広い波長領域のうち、ごく限られた一部しか利用することができていないのが現状であります。こうした中、当社の中央研究所においては、光についての基礎研究と光の利用に関する応用研究を進めており、また、各事業部においては、製品とその応用製品及びそれらを支える要素技術、製造技術、加工技術に関する開発を行っております。当連結会計年度の研究開発費の総額は、18,439百万円であり、これを事業のセグメントでみますと、電子管事業4,198百万円、光半導体事業3,676百万円、画像計測機器事業843百万円、レーザ事業3,939百万円、その他事業474百万円及び各事業区分に配賦できない基礎的研究5,306百万円であります。当連結会計年度における主要な研究開発の概要は次のとおりであります。 <量子分野の取り組み> 量子技術は、「超高速計算(量子コンピュータ)」や「極めて高精度な計測(量子センシング)」、「安全性の高い暗号通信(量子コミュニケーション)」など、新たな産業や科学の可能性を切り開く鍵として注目されております。当社は、これらの各量子分野において中核となるデバイスを提供しております。ここでは、量子分野の中でも、特に次世代のコンピュータとして期待される量子コンピュータに関する当社の取り組みをご紹介いたします。 量子コンピュータとは 量子コンピュータとは、量子(原子や分子、電子など)の重ね合わせや量子もつれといった特徴を利用したコンピュータで、実現すれば特定の分野において従来のコンピュータよりも圧倒的に速く計算処理ができるほか、量子アルゴリズムによる計算回数の圧縮によりAIの学習や推論に伴う膨大な電力消費を抑えられる可能性があります。また、革新的な新素材や高性能触媒の開発をはじめ、エネルギー効率の飛躍的な向上や環境負荷の大幅な低減といった、持続可能な社会の実現に直結する分野での活用が期待されております。さらに、物流や金融システムなど社会インフラにおいても、従来の枠組みに抜本的な革新をもたらすとされております。 量子コンピュータの実現に向けてはいくつかの方式が検討されており、当社は、特に光技術を用いる方式で中核となるデバイスの研究開発を推進しております。例えば、その方式の一つである「中性原子方式」は、レーザを用いて原子を特定の位置に配列したうえで、その状態を精密に制御して計算を行っております。この方式の実現にあたり、原子を適切に配列させるためのレーザ光源や光変調器、原子を観察するための高感度な検出器やカメラが必要とされており、そのいずれも当社製品の有用性が期待されております。 量子コンピュータ実現への課題とそれを解決する当社の強み 実用的な量子コンピュータを実現するためには、エラーを抑えた信頼性の高い計算を可能にし、以下の技術課題を段階的に乗り越える必要があります。当社は製品開発ロードマップの中で、課題解決に直結する仕様目標と検証アプローチを明確化し、当社技術・製品の強みをいかした実効性ある開発を推進してまいります。・量子状態の高精度な観測(エラーの高速検知・訂正):当社は、光子数の識別が可能な多画素・高感度・超高速・低ノイズカメラを有しており、大規模に配列した量子系の観測に有用とされております。今後、さらに超高感度・超高速化することで、量子状態の正確な観測とエラーとなる量子状態を高速に検知し、誤り訂正をすることを支援してまいります。・量子ビット数増加に対応可能な拡張性の確保:量子コンピュータは、計算に用いる情報の最小単位である量子ビット数を増やすことで、より高度な計算を行うことができるとされております。一方で、量子ビット数の増加によって、それを制御するためのレーザパワーも増やす必要がありますが、当社は強力なレーザにも耐性をもちながら、レーザを精密に制御することが可能な空間光位相変調器(LCOS-SLM)を有しており、量子配列の光ピンセットなどの制御精度の向上に寄与しております。今後は、LCOS-SLMのさらなる改善により、量子コンピュータの高度化に伴う量子ビット数の増加に応じた多点同時制御を実現してまいります。・量子の計算精度の向上:当社子会社であるエヌケイティ・ホトニクス・エイ・エスの有する特徴的なレーザを活用することで、量子計算に欠かせない波長・強度・位相が安定したレーザを提供しております。今後は、量子ビットの操作精度の向上のため、さらなる高出力化・低ノイズ化を実現するとともに、長時間の連続運転にも耐えうるレーザの開発に取り組んでまいります。 国のプロジェクトへの参画 当社は、これまでの実績が評価され、国主導プロジェクトであるNEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)の量子コンピュータの産業化に関する事業(注)に単独で採択されました。採択期間は2025~2027年度の3年間の予定で、量子コンピュータに不可欠な中核デバイス(超高速カメラ、多画素・高感度カメラ、多画素空間光変調器ほか)の研究開発をさらに推進いたします。目的:量子コンピュータの大規模化、安定動作を支える光源・検出器・光変調技術の確立体制:当社主導で、国内有力研究機関・量子コンピュータメーカーと連携のもと、試作~評価~応用展開まで一貫して推進期待効果:産業化のボトルネック解消を通じた、当社製品の採用領域拡大と継続的な収益基盤の強化 <細胞等の観察を大幅に効率化させるバーチャルスライドスキャナ「NanoZoomer®S540」> 開発の背景 患者から採取した組織・細胞を観察・解析し、疾患の性質やメカニズムを明らかにする病理診断は、近年、分子や遺伝子レベルでの解析の進展と患者一人ひとりの体質や病態にあった有効かつ副作用の少ない治療法 (個別化医療)の発展に伴い、その重要性がますます高まっております。特にがんなどの疾患に対するメカニズムの解明や治療法・薬剤の研究開発が加速しており、患者由来の組織・細胞を病理学的に観察・解析するアプローチは、個別化医療の実現において極めて重要な役割を果たしております。従来は、組織・細胞をガラス標本にして顕微鏡で観察する手法が主流でしたが、近年ではガラス標本をスキャンして高精細な画像データに変換し、観察・保存・共有を可能にする「デジタル病理」への移行が世界的に急速に進んでおります。 当社では約20年前より、デジタル病理分野の普及を目的としてバーチャルスライドスキャナ「NanoZoomer」シリーズの開発を開始し、用途に応じたラインナップの拡充を進めてまいりました。このたび、従来以上に効率的かつ迅速な観察を実現するため、大量のガラス標本を高速にデジタル化できる新モデル「NanoZoomer S540」を研究用途向けにリリースいたしました。 製品の特長 本製品は、最大540枚のガラス標本をセット可能で、短時間での自動処理が可能なハイエンドモデルです。特に装置の動作を停止することなく新しいガラス標本を追加できる機能の搭載に加え、ガラス標本内の組織・細胞を人工知能(AI)により自動認識する機能を大幅に向上させることで研究者の作業効率と利便性を大きく高めております。今後は、国内外での医療機器化を目指し、研究用途及び医療用途の両面でグローバル市場への展開を進めてまいります。 このように、長年にわたり培ってきた当社グループ独自の光技術を駆使し、バイオ、医療、情報、通信、エネルギー、物質、宇宙・天文、農業等の分野において、新しい知識、新しい産業の創成を目指した基礎研究を推し進めるとともに、新製品の開発及び既存製品の高機能化・高付加価値化を目指した開発を行っております。 (注)「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業」における「量子コンピュータの産業化に向けた開発の加速」事業において「量子コンピュータの産業化に向けた光部素材技術の開発」をテーマとして採択されました。
主要な設備の状況1,813字
2【主要な設備の状況】(1)提出会社 (2025年9月30日現在)事業所名(所在地) セグメント の名称設備の内容土地面積(㎡)帳簿価額(百万円)従業員数(名)土地建物及び構築物機械装置及び運搬具その他合計本社工場(静岡県浜松市中央区)光半導体光半導体素子の製造及び研究開発設備(19,923)2,1706,2952,6811,27612,4251,00463,972三家工場(静岡県磐田市)光半導体光半導体素子の製造設備(1,403)795932368432,14024227,814新貝工場(静岡県浜松市中央区)光半導体、画像計測機器光半導体素子の製造設備、画像処理・計測装置の製造設備39,1471,60312,4781,22013015,433323豊岡製作所(静岡県磐田市)電子管光電子増倍管、イメージ機器及び光源の製造及び研究開発設備(47,539)1,51416,9773,09873222,3211,24199,349常光製作所(静岡県浜松市中央区)画像計測機器画像処理・計測装置の製造及び研究開発設備(1,834)1,7182,4751885664,94950327,065都田製作所(静岡県浜松市浜名区)光半導体、レーザ光半導体素子の製造及び研究開発設備、半導体レーザの製造及び研究開発設備76,6361,0845,7751,3723388,570240中央研究所(静岡県浜松市浜名区)全社研究開発用設備166,2364,4021,9671436167,129372産業開発研究所(静岡県浜松市中央区)全社研究開発用設備174,5845721,222791832,05828 (注)1 帳簿価額には建設仮勘定の金額を含んでおりません。2 土地の面積欄の( )内は外書きで連結会社以外から賃借中のものであります。3 上記のほか、関係会社及び外注先などへの貸与設備があり、関係会社のうち、主な貸与先は高丘電子㈱及び㈱光素であります。(2)国内子会社 (2025年9月30日現在)会社名所在地 セグメント の名称設備の内容土地面積(㎡)帳簿価額(百万円)従業員数(名)土地建物及び構築物機械装置及び運搬具その他合計㈱光素静岡県磐田市電子管光源の製造設備(3,319)3112,821174273,33415321,754高丘電子㈱静岡県浜松市中央区電子管光電子増倍管の製造設備(1,024)4772,50221173,0171477,225浜松電子プレス㈱静岡県磐田市電子管光電子増倍管用部品等の製造設備8,405206121341137241㈱磐田グランドホテル静岡県磐田市その他宿泊設備----28728773 (注)1 帳簿価額には建設仮勘定の金額を含んでおりません。2 土地の面積欄の( )内は外書きで連結会社以外から賃借中のものであります。 (3)在外子会社 (2025年9月30日現在)会社名所在地 セグメントの 名称設備の内容土地面積(㎡)帳簿価額(百万円)従業員数(名)土地建物及び構築物機械装置及び運搬具その他合計ホトニクス・マネージメント・コーポ米国全社事務所用建物他34,036199722-19248ハママツ・コーポレーション米国電子管、光半導体、画像計測機器光センサモジュールの製造設備17,75888671647371,445265ハママツ・ホトニクス・ドイチュラント・ゲー・エム・ベー・ハー独国電子管、光半導体、画像計測機器事務所用建物他13,8732421,17734851,908111ハママツ・ホトニクス・フランス・エス・ア・エール・エル仏国電子管、光半導体、画像計測機器事務所用建物他2,2711142282520257084ハママツ・ホトニクス・ユー・ケイ・リミテッド英国電子管、光半導体、画像計測機器事務所用建物他2,150138-1311226469エヌケイティ・ホトニクス・エイ・エスデンマーク王国レーザレーザ装置、レーザ装置部品の製造設備--1,2544051,5823,242325北京浜松光子技術股份有限公司中国電子管、その他光電子増倍管等の製造設備--6667151,1482,530550 (注)1 帳簿価額には建設仮勘定の金額を含んでおりません。2 ホトニクス・マネージメント・コーポは、ハママツ・コーポレーションに対し、事務所用建物を賃貸しております。
監査の状況4,141字
(3)【監査の状況】①監査役監査の状況 当社は監査役会設置会社であり、提出日現在、監査役4名のうち2名を社外監査役とした監査体制としております。 社外監査役の中野昌治、平井正大は、金融機関における長年の経験があり、財務及び会計に関する相当程度の知見を有しております。 監査役としての主な活動を以下に示します。 イ.監査役会の開催(平均所要時間 45分) 各監査役の監査役会への出席状況役職名氏名監査役会出席状況常勤監査役宇津山 晃6回/6回 (100%)常勤監査役鈴木 通人6回/6回 (100%)社外監査役中野 昌治4回/4回 (100%)社外監査役平井 正大4回/4回 (100%)(注)中野昌治、平井正大は、2024年12月20日開催の第77期定時株主総会にて新たに選任されております。 監査役会における具体的な検討内容・監査の方針、実施計画につき前期の実績、結果等を考慮して決定しました。重点監査項目として、①本社本部制への組織変更、②グローバル化のための取組み、③エヌケイティ・ホトニクス・エイ・エス買収後のPMI、④レーザ事業部の組織再編、⑤生産規模拡大のための大型投資、⑥海外を含む子会社のマネジメントの強化、⑦人事管理改革、⑧中研、GSCC(グローバル ストラテジック チャレンジ センター)の改革を取り上げ、関係者に対するヒアリング結果を共有し、進捗状況について議論しました。議論された内容については、必要に応じて関係者にフィードバックしました。・常勤監査役の監査結果に基づき「ガバナンス体制」、「内部統制システムの整備及び運用状況」について定期的に議論しました。・取締役会及び執行役員会で決議された事項の実行状況について協議しました。・会計監査人の評価及び再任並びに報酬について、「外部会計監査人評価表」を作成しそれに基づいて議論、決議しました。・株主総会提出議案の内容について確認しました。・1年間の監査活動結果を振り返り、「監査報告書」につき議論し、作成しました。・監査役報酬につき議論しました。・有価証券報告書における「監査上の主要な検討事項(KAM)」の記載につき議論しました。ロ.執行責任者へのヒアリング 代表取締役社長、代表取締役副社長、代表取締役専務、各執行役員、部長等との面談(1.5時間程度/回)を実施しております。担当部署の現状、計画、課題等を説明してもらい、必要に応じて監査役としての意見を伝えております。第78期は77回実施しております。また、エヌケイティ・ホトニクス・エイ・エスへの出向者(4名)、保健師(10名)、子会社の取締役を兼務している従業員(8名)とのヒアリングを実施しております。ハ.重要会議への出席 常勤監査役は、監査役会のほか、取締役会及び執行役員会、サステナビリティ推進会議等の主要な社内会議に出席し、必要な意見を述べております。第78期実績は、166回となります。社外監査役は、監査役会の他、取締役会に出席し、必要な意見を述べております。ニ.子会社・関係会社往査 国内の子会社・関係会社(5社)については往査(会計監査人に同行)し、経営責任者と意見交換を行いました。また、国内子会社2社を訪問し、経営責任者と意見交換することにより、状況を把握するとともに課題について議論しております。 なお、海外の子会社につきましては、中国子会社のリモート監査に同席し、他の国の子会社については、関係部署へのヒアリングを行い状況を確認しております。 ホ.会計監査人との連携会計監査人とは定期的に意見交換を行うとともに、必要に応じて密に議論しております。意見交換・議論には、社外監査役も参加しております。また、内部統制監査に同席するとともに、期末の棚卸監査に同行することにより監査状況の確認も行っております。第78期実績を以下に示します。議題10月11月12月1月2月3月4月5月6月7月8月9月期中レビュー報告 〇 〇 〇 監査計画〇 〇 監査報告 〇〇 非保証業務〇 〇 〇 〇事業部往査 〇〇 子会社・関係会社往査〇〇 他(KAM、再任協議等)〇〇 〇〇 ヘ.内部監査部との連携毎月2時間程度、内部監査部より内部監査の状況についての報告を受け、意見交換を行い、必要に応じて更なる調査をお願いしております。今期は、監査結果に基づき中国子会社の状況、エヌケイティ・ホトニクス・エイ・エス、研究管理体制等につき意見交換を行っております。また、協議を必要とするような案件が見つかった場合にも随時意見交換を行っております。なお、半期に1回監査役会において、監査結果の報告を受け、社外監査役を交えて意見交換を行っております。 ②内部監査の状況 当社グループは、光技術を基盤とした新たな産業の創造や科学技術の進歩、豊かな社会・環境の実現、そして人類の健康と幸福への貢献を目指しております。この経営理念のもと、当社内部監査部は企業価値の向上と持続的な成長を支えるため、経営に資する内部監査を目的として活動しております。 内部監査部は社長直属の独立した組織として設置されており、部長1名、主幹1名、業務監査担当4名、財務報告に係る内部統制評価担当4名の計10名で構成されております。このうち、CIA(公認内部監査人)1名、QIA(内部監査士)1名が在籍し、専門性の高い監査体制を維持しております。知識や技術の習得・向上を目的に、日々継続的な学習も行っております。 毎年、リスクアプローチを主眼に置いた内部監査計画を策定し、経営層並びに監査役の意見を反映させ、社長の承認を得たうえで計画的に内部監査を実施しております。内部監査の対象範囲は当社及び国内外すべての連結子会社に及び、IIA(内部監査人協会)のグローバル内部監査基準を参照しつつ、常に最新の知見や手法を取り入れ、ガバナンス強化とリスク管理の徹底を図っております。毎回の内部監査で発生した改善事項に関しては、必ず監査先の改善完了を確認すると共に、監査先からの評価及び自己評価により、監査品質を維持・向上させております。 三役会(社長・副社長・専務)や監査役会には半期ごと、執行役員会や取締役会には年1回の報告を行い、経営層への情報提供を充実させております。また、常勤監査役と日常的にコミュニケーションを取り、さらに毎月の報告会を通じて情報共有と連携を図っております。会計監査人とは日常的に意見交換や情報共有を行うことで、多角的な視点から監査品質の向上に努めております。 ③会計監査の状況イ.監査法人の名称EY新日本有限責任監査法人ロ.継続監査期間41年間上記継続監査期間は、当社において調査可能な範囲での期間であり、実際の継続監査期間は上記を超える可能性があります。ハ.業務を執行した公認会計士関口 俊克角田 大輔ニ.監査業務に係る補助者の構成公認会計士 6名 その他 20名ホ.監査法人の選定方針と理由 監査法人の選定方針は、日本監査役協会の「会計監査人の選定基準策定に関する実務指針」に準拠し、監査法人の概要、監査の実施体制、監査報酬見積額等に加え、当社事業への適合性、監査実績なども加えた選定基準より監査役会での協議に基づき選定しております。ヘ.監査役及び監査役会における監査法人の評価 監査役会は、日本監査役協会の「会計監査人の選定基準策定に関する実務指針」に準拠し、監査法人に対する評価を行っております。監査法人の職務遂行状況、監査体制、監査品質、監査報酬、監査役とのコミュニケーション、経理担当取締役、内部監査部等からの意見も踏まえ評価を行うことで適切性を確認しております。 ④監査報酬の内容等イ.監査公認会計士等に対する報酬区分前連結会計年度当連結会計年度監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)提出会社783804連結子会社----計783804当社における非監査業務の内容は、前連結会計年度においては、主に、コンフォートレター作成業務であり、当連結会計年度においては、主に、アドバイザリー業務であります。ロ.監査公認会計士等と同一のネットワーク(Ernst & Young)に属する組織に対する報酬(イ.は除く)区分前連結会計年度当連結会計年度監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)提出会社-138-42連結子会社25484593計2518645136当社における非監査業務の内容は、前連結会計年度及び当連結会計年度においては、主に、アドバイザリー業務等であります。また、連結子会社における非監査業務の内容は、前連結会計年度及び当連結会計年度においては、主に、移転価格税制に関する支援業務等であります。ハ.その他の重要な監査証明業務に基づく報酬の内容(前連結会計年度) 当社の連結子会社であるホトニクス・マネージメント・コーポ、ハママツ・コーポレーション及びエナジティック・テクノロジー・インクはWithumSmith+Brown,PCに対して監査証明業務等に基づく報酬として141百万円を支払っております。(当連結会計年度) 当社の連結子会社であるホトニクス・マネージメント・コーポ、ハママツ・コーポレーション及びエナジティック・テクノロジー・インクはWithumSmith+Brown,PCに対して監査証明業務等に基づく報酬として151百万円を支払っております。ニ.監査報酬の決定方針 所管部署である経理部が、監査公認会計士等より提示される監査計画の内容をもとに、監査工数等の妥当性を勘案、協議し、会社法第399条に基づき、監査役会の同意を得たうえで決定することとしております。ホ.監査役会が会計監査人の報酬等に同意した理由 当社の監査役会は、監査公認会計士等より提示される監査計画の内容をもとに、監査工数等の妥当性を検討した結果、監査公認会計士等の報酬等について同意いたしました。
株式の保有状況1,382字
(5)【株式の保有状況】①投資株式の区分の基準及び考え方 当社は、株価変動又は配当による利益享受を目的とした投資株式を純投資目的の投資株式と区分しておりますが、当該投資株式は保有しておりません。それ以外の投資株式を純投資目的以外の目的である投資株式として区分しております。②保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式イ.保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容 純投資目的以外の目的で保有する投資株式は、当社の中長期的な企業価値の向上に資すると判断される場合に、事業上の有用性とリスクを適時、適切に判断し、最小限の範囲で保有するということを方針としております。保有目的及び保有の合理性並びに個別銘柄の保有の適否は、取締役会において定期的に検証しております。検証は、時価や配当利回りなどの定量的な検証に加え、経営方針及び事業戦略上の意義等も踏まえ総合的に行っております。これら検証に基づき、取締役会において保有の継続、処分等の判断を行っております。ロ.銘柄数及び貸借対照表計上額 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(百万円)非上場株式20122非上場株式以外の株式42,524 (当事業年度において株式数が増加した銘柄)該当事項はありません。 (当事業年度において株式数が減少した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の減少に係る売却価額の合計額(百万円)非上場株式以外の株式321 ハ.特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報 特定投資株式銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果(注)及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)シグマ光機㈱1,000,0001,000,000当社にない光学設計技術等を保有しており、技術面における相乗効果が期待できるため。-1,6151,469㈱りそなホールディングス505,400505,400長年当社の経営課題の解決に携わってきた実績があり、今後も金融取引の維持・発展を図りたいため。有763504エンシュウ㈱200,000200,000当社レーザ事業部との業務提携による共同開発並びに販売などの推進のため。-105124㈱しずおかフィナンシャルグループ20,00020,000地元金融機関として、今後も金融取引の維持・発展を図りたいため。有4024㈱島津製作所-30,000当事業年度において、全株式を売却しております。--143㈱ニコン-14,000当事業年度において、全株式を売却しております。--20㈱みずほフィナンシャルグループ-3,997当事業年度において、全株式を売却しております。--11(注) 特定投資株式における定量的な保有効果についての具体的な記載は困難であります。保有の合理性については、「イ.保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容」に記載のとおり個別銘柄ごとに検証を行っております。 みなし保有株式該当事項はありません。 ③保有目的が純投資目的である投資株式 該当事項はありません。④保有目的を変更した投資株式 該当事項はありません。
沿革1,189字
2【沿革】1948年9月堀内平八郎が、電子管の製造・販売を事業目的として、東海電子研究所を静岡県浜松市海老塚(現静岡県浜松市中央区海老塚)に設立1953年9月東海電子研究所の業容の拡大に対応するため、浜松テレビ株式会社(資本金50万円)を浜松市海老塚(現浜松市中央区海老塚)に設立、東海電子研究所の業務をそのまま引継ぐ1961年12月東京都港区に事務所を新設1964年10月浜松市市野町(現浜松市中央区市野町)に工場新設(現本社工場)1966年7月ニューヨーク市に駐在員事務所を新設(現ハママツ・コーポレーション 連結子会社)1967年12月浜松市市野町(現浜松市中央区市野町)へ本社を移転1973年7月静岡県磐田郡豊岡村(現磐田市)に工場新設(現豊岡製作所)独国にハママツ・テレビジョン・ヨーロッパ・ゲー・エム・ベー・ハー設立(現ハママツ・ホトニクス・ドイチュラント・ゲー・エム・ベー・ハー 連結子会社)1978年12月事業目的に医療機器等の研究、試作、製造及び販売を追加1979年4月大阪市東区(現中央区)に大阪営業所を新設1981年6月浜松市天王町(現浜松市中央区天王町)に工場新設(現天王製作所)1983年1月浜松市常光町(現浜松市中央区常光町)に工場新設(現常光製作所)1983年4月浜松テレビ株式会社を浜松ホトニクス株式会社に社名変更1983年6月米国にホトニクス・マネージメント・コーポ(現連結子会社)設立1984年8月株式店頭登録(日本証券業協会)1985年1月浜松市砂山町(現浜松市中央区砂山町)に本社事務所新設1985年4月茨城県つくば市に筑波研究所新設1985年7月仏国にハママツ・ホトニクス・フランス・エス・ア・エール・エル(現連結子会社)設立1988年3月英国にハママツ・ホトニクス・ユー・ケイ・リミテッド(現連結子会社)設立1990年2月静岡県浜北市(現浜松市浜名区)に中央研究所新設1991年6月コーア電子工業株式会社の営業全部を譲受ける1994年7月浜松市新都田(現浜松市浜名区新都田)に都田製作所新設1996年7月株式を東京証券取引所市場第二部に上場1998年3月東京証券取引所の市場第一部銘柄に指定2008年10月浜松市西区(現浜松市中央区)に産業開発研究所を開設2011年8月中国に浜松光子学商貿(中国)有限公司(現連結子会社)設立2020年8月ベルギーにホトニクス・マネージメント・ヨーロッパ・エス・アール・エル(現連結子会社)設立2021年12月東京都千代田区へ東京営業所を移転2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行2024年5月ホトニクス・マネージメント・ヨーロッパ・エス・アール・エルによる、デンマークのエヌケイティ・ホトニクス・エイ・エス(現連結子会社)の全株式取得
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TIMELY DISCLOSURE
適時開示(TDnet)
出典:東証 適時開示情報閲覧サービス(TDnet)。決算短信・業績予想の修正はEDINETには掲載されません。
PEERS
同業他社(電気機器・売上高順)
EDINET DOCUMENTS
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財務数値は有価証券報告書「主要な経営指標等の推移」等をXBRL/CSVから決定論的に抽出した開示値です。各数値はEDINETの原本(PDF / XBRL / CSV)にそのまま遡れます。投資判断は原本をご確認ください。
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