東
東京計器株式会社
TOKYO KEIKI INC.
612億円売上高(FY2026)
9.3%ROE
53.7%自己資本比率
61財務健全性スコア
KEY METRICS
主要財務指標
FY2026の売上高は612億円(前年比+6.1%)。営業利益は54億円(営業利益率8.8%)、当期純利益は40億円。総資産848億円に対し自己資本比率は53.7%、ROEは9.3%。精密機器の中央値(ROE 9.7%)を下回る水準。営業キャッシュ・フローは-2億円の流出、現金及び現金同等物は40億円。
開示値を定型文に流し込んだ自動生成の概況です(LLM不使用)。株価(終値)7,200円2026-09-04
PER29.5倍
PBR2.60倍
配当利回り0.56%
時価総額(概算)1,030億円
株価はYahoo Financeの公開データによる参考値。PER・PBR・利回りは最新有報のEPS・BPS・配当との組み合わせ計算です。売上高612億円+6.1%
営業利益54億円+10.4%
当期純利益40億円+5.5%
総資産848億円
純資産462億円
営業利益率8.8%
ROE9.3%
自己資本比率53.7%
EPS243.8円
BPS2,770.1円
1株配当40円
配当性向16.4%
従業員数—
INDUSTRY POSITION
業種内のポジション
ROE9.3%中央値 9.7%
営業利益率8.8%中央値 9.2%
自己資本比率53.7%中央値 65.7%
健全性スコア61.0点中央値 74.0点
帯は精密機器(32社)の下位25%〜上位25%、縦線が中央値、丸が当社の値です。
FINANCIAL HISTORY
業績推移
資産
負債・純資産
| 年度 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 | 総資産 | 純資産 | EPS | ROE | 自己資本比率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2026 | 612億円 | 54億円 | 55億円 | 40億円 | 848億円 | 462億円 | 243.8 | 9.3% | 53.7% |
| FY2025 | 577億円 | 49億円 | 50億円 | 38億円 | 765億円 | 410億円 | 231.2 | 9.8% | 52.8% |
| FY2024 | 472億円 | 28億円 | 30億円 | 23億円 | 670億円 | 374億円 | 138.6 | 6.5% | 55.0% |
| FY2023 | 443億円 | — | 17億円 | 9億円 | 566億円 | 335億円 | 53.2 | 2.7% | 58.2% |
| FY2022 | 415億円 | 16億円 | 19億円 | 15億円 | 560億円 | 333億円 | 91.1 | 4.6% | 58.7% |
| FY2021 | 421億円 | 13億円 | 15億円 | 9億円 | 535億円 | 319億円 | 57.7 | 3.1% | 58.7% |
| FY2020 | 474億円 | — | 20億円 | 14億円 | 546億円 | 296億円 | 86.8 | 4.9% | 53.5% |
| FY2019 | 467億円 | — | 27億円 | 19億円 | 583億円 | 295億円 | 117.2 | 6.8% | 49.8% |
| FY2018 | 438億円 | — | 15億円 | 11億円 | 580億円 | 284億円 | 67.6 | 4.1% | 48.3% |
| FY2017 | 414億円 | — | 13億円 | 7億円 | 522億円 | 274億円 | 42.7 | 2.7% | 51.6% |
| FY2016 | 434億円 | — | 20億円 | 13億円 | 507億円 | 264億円 | 75.2 | 4.7% | 51.4% |
営業CF-2億円
投資CF-52億円
財務CF17億円
現金及び現金同等物40億円
SEGMENTS
セグメント別売上
Defense Systems And Information And Communications260億円
Marine137億円
Hydraulic Equipment118億円
Flow Meters54億円
Operating Segments Not Included In Reportable Segments And Other Revenue Generating Business Activities42億円
その他42億円
セグメント名はXBRLのタクソノミ名(英語)です。日本語の区分名は下の「セグメント情報」本文を参照してください。
MAJOR SHAREHOLDERS
大株主
| 順位 | 氏名・名称 | 持株比率 |
|---|---|---|
| 1 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 11.2% |
| 2 | 株式会社三井住友銀行 | 4.0% |
| 3 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 3.0% |
| 4 | 日本生命保険相互会社 | 2.3% |
| 5 | 株式会社横浜銀行 | 2.3% |
| 6 | 株式会社KODENホールディングス | 2.2% |
| 7 | 東京計器従業員持株会 | 2.1% |
| 8 | 三菱UFJ信託銀行株式会社 | 2.1% |
| 9 | 高橋 慧 | 1.8% |
| 10 | 長野計器株式会社 | 1.8% |
INTERIM RESULTS
中間期の業績(半期報告書)
| 中間期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 純利益 | 営業利益率 | 自己資本比率 | EPS |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2026中間(〜2025-09-30) | 244億円 | 7億円 | 8億円 | 8億円 | 3.0% | 54.0% | 51.1 |
| FY2025中間(〜2024-09-30) | 206億円 | -1億円 | 28百万円 | 63百万円 | -0.5% | — | 3.8 |
| FY2024中間 | 192億円 | -4億円 | -3億円 | -2億円 | -2.1% | — | -14.4 |
半期報告書「主要な経営指標等の推移」からの抽出値です。中間期の利益は通期の約半分に相当するため、年度データとの単純比較はできません。
HUMAN CAPITAL
人的資本
平均年齢43歳
平均年間給与693万円
平均勤続年数15.2年
管理職に占める女性比率1.7%
男女の賃金の差異(全労働者)66.4%
男女の賃金の差異(正規雇用)70.7%
提出会社(単体)ベースの開示値です。
REMUNERATION
役員報酬
| 役員区分 | 報酬等の総額 | 員数 | 1人あたり |
|---|---|---|---|
| 社外取締役 | 19百万円 | 3 | 6百万円 |
ANNUAL REPORT TEXT
有報本文
事業の内容1,616字
3 【事業の内容】当社グループは、当社、子会社9社及び関連会社2社で構成され、船舶港湾機器、油空圧機器、流体機器、防衛・通信機器の製造・販売及び修理を行う各事業並びにその他の事業(検査機器、鉄道機器の製造・販売及び修理等)を主な内容とし、更に各事業に関連する物流、その他サービス等の事業活動を展開しております。当社グループの事業に係わる位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。 船舶港湾機器事業舶用機器の製造・販売、修理及びサービス部品の販売を当社が行う他、舶用無線の通信料金の精算、設備の保守管理を㈱モコス・ジャパンが、舶用機器・部品の販売、販売斡旋及びアフターサービスを東涇技器(上海)商貿有限公司が行っております。<主な関係会社>㈱モコス・ジャパン、東涇技器(上海)商貿有限公司 油空圧機器事業油空圧機器の製造・販売及び修理を当社が行う他、油圧応用装置の製造・販売及び修理を東京計器パワーシステム㈱が、油圧機器及び部品の製造をTOKYO KEIKI PRECISION TECHNOLOGY CO., LTD.が、油圧機器の製造及び油空圧機器の販売を関連会社TOKIMEC KOREA POWER CONTROL CO., LTD.が行っております。<主な関係会社>東京計器パワーシステム㈱、TOKYO KEIKI PRECISION TECHNOLOGY CO., LTD.、TOKIMEC KOREA POWER CONTROL CO., LTD. 流体機器事業流体計測機器及び消火設備機器の製造・販売及び修理を当社が行っております。 防衛・通信機器事業防衛関連機器、海上交通システム関連機器、道路及びトンネル用計測・自動制御機器、センサー機器及び通信機器の製造・販売及び修理を当社が行う他、部品の販売及び修理の一部を東京計器アビエーション㈱が行っております。<主な関係会社>東京計器アビエーション㈱ その他の事業印刷物等の検査機器の製造・販売を当社が行う他、鉄道用測定機器の製造・販売及び検測業務の請負を東京計器レールテクノ㈱が、舶用・油圧機器及び部品等の販売をTOKYO KEIKI U.S.A., INC.が、当社グループの製品等の荷造・梱包等を東京計器テクノポート㈱がそれぞれ行っております。また、当社グループの情報処理業務、ソフトウエアの開発の一部及びファクタリング業を東京計器インフォメーションシステム㈱が行っております。<主な関係会社>東京計器レールテクノ㈱、TOKYO KEIKI U.S.A., INC.、東京計器テクノポート㈱、東京計器インフォメーションシステム㈱ 事業の系統図は次のとおりであります。 子会社及び関連会社は次のとおりであります。 連結子会社 東京計器アビエーション㈱航空機及び艦艇に関連する機器及び部品の修理並びに販売、電磁波シールドルームの設計・販売東京計器パワーシステム㈱油圧応用装置の製造及び販売東京計器インフォメーションシステム㈱情報処理サービス業務、ソフトウエア開発、ファクタリング業東京計器テクノポート㈱建物保守管理業、製品梱包業、保険代理業東京計器レールテクノ㈱鉄道用測定機器の製造及び販売、鉄道軌道検測業務の請負㈱モコス・ジャパン舶用無線の通信料金の精算、設備の保守管理TOKYO KEIKI U.S.A., INC.舶用・油圧機器及び部品等の販売東涇技器(上海)商貿有限公司舶用機器・部品の販売、販売斡旋及びアフターサービスTOKYO KEIKI PRECISION TECHNOLOGY CO., LTD.油圧機器及び部品の製造関連会社 TOKIMEC KOREA POWER CONTROL CO., LTD.油圧機器の製造及び油空圧機器の販売TOKIMEC KOREA HYDRAULICS(Wuxi) CO., LTD.油圧機器の製造及び販売
経営方針、経営環境及び対処すべき課題等3,250字
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当社グループが有価証券報告書提出日現在において合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の結果とは様々な要因により大きく異なる可能性があります。(1)経営方針当社グループは、「計測、認識、制御といった人間の感覚の働きをエレクトロニクスをはじめとする先端技術で商品化していく事業を核として、社会に貢献すること」を経営理念としています。 また、当社グループは自らの発展に止まらず、全社員がその一員であることを誇りに思えるような、社会に広く貢献する質の高い会社を目指しています。このために、当社グループはコーポレート・ガバナンスを充実させ、内部統制体制を適正に整備・運用し、正しい決算を行って財務報告の信頼性を確保していきます。 ■ 経営理念 ■当社及び当社グループの使命は、計測、認識、制御といった人間の感覚の働きをエレクトロニクスをはじめとする先端技術で商品化していく事業を核として、社会に貢献することである。 1.常に技術を磨き、世界をリードする商品を開発する。 2.市場の変化を先取りして、新たな価値を創造する。 3.商品は品質を第一とし、顧客の信頼に応える。 4.能力、人格を高め、使命達成に貢献できる人材を育成する。 5.社会規範に則り、健全で公正な企業活動を推進する。 6.自然環境を保護し、限りある資源の保全に努める。 7.総合的な企業価値を高め、会社に関わる人々の期待に応える。 (2)中長期的な会社の経営戦略と目標とする経営指標<長期ビジョン>当社グループは2021年6月10日に、10年先となる2030年を見据えた長期ビジョン「東京計器ビジョン2030」を策定し、開示しました。「東京計器ビジョン2030」では、当社が創業から125周年という節目にあたりこれからの150周年、200周年に向かって持続的な成長を続けるため、当社グループが2030年にありたい姿を纏めました。 これまで当社は国内のお客様の困りごとに寄り添い、ご期待に沿えるよう励んでまいりました。その結果、国内市場でいくつものニッチトップ事業を産み出すことができましたが、更なる成長のためには、もっと大きな視点での事業展開が必要であるとの認識に至りました。今後は、これまで積み重ねた独創技術の有効活用によるイノベーションによって、SDGs(持続可能な開発目標)を切り口とした「グローバルニッチトップ事業」を創出して、持続的な成長と中長期的な企業価値向上を図るステージへと転換してまいります。 今後注力するグローバル市場を対象とする開発では、仕様の違い、適用規格の違い、スピードアップを図るための自前主義に拘らない生産・販売・技術の補完を目的としたM&A等で多額の投資が必要となることを予想しております。これまで強化してきた財務基盤による資金を有効活用しながら、先行して育ちつつある幾つかの成長ドライバーを早期に立ち上げていきます。そして、収益源として育った成長ドライバーと既存事業の拡大から得られた利益を再投資に回す成長サイクルを構築しながら、新たな成長ドライバーの発掘・育成によって事業規模を拡大していきます。このようなことから2030年度の目指す経営指標として、連結売上高1,000億円以上、連結営業利益100億円以上、連結営業利益率10%以上、自己資本利益率(ROE)10%以上の目標を設定しました。 2030年までの経営目標 成長力:連結売上高1,000億円以上収益力:連結営業利益100億円以上 連結営業利益率10%以上 自己資本利益率10%以上 ・2030年の予測される社会から5つの事業強化領域を定義当社グループが予測する2030年の社会は、安全・安心な生活を基盤として、SDGsを共通認識とした低炭素社会をはじめとする環境対応を継続していきます。そこに、新しい技術等により発展していく、AI、IoT、宇宙ビジネスの市場が拡大していくと考えております。これらの社会環境から、当社グループが成長していくために注力すべき事業領域を5つ設定しました。 ・現有事業、保有技術を事業強化領域に照らし合わせ、成長ドライバー候補を設定事業強化領域に、現有事業及び保有技術の関係性を確認し、当社グループが新しく挑戦していく事業の候補を成長ドライバー候補として設定しました。また、既存事業の成長に向けた、各々の深化ポイントを設定しました。 <2024‐2026年度中期経営計画>「東京計器ビジョン2030」を実現するために、2021年度から2023年度までの3ヶ年は「基盤強化」のフェーズと位置付けておりました。2024年度から2026年度の3ヶ年は、成長に向けた飛躍のフェーズとして、2030年の目標達成に向けて、既存事業の確実な成長及び収益の向上と、成長ドライバーを収益に結び付けるフェーズと位置付けております。 2024年度(2025年3月期)からの3ヶ年中期経営計画の基本方針は、持続的な成長と中長期的な企業価値向上を実現し、ステークホルダーの要請と期待に応えていくため、以下3つに設定しております。 ① 収益力の向上2030年度(2031年3月期)に連結営業利益率10%以上、自己資本利益率(ROE)10%以上を目標にしていますが、企業活動の継続のためはもちろん、利益率を2030年度(2031年3月期)の目標達成に近づけるため、収益力の向上に重点を置いた事業戦略を推進してまいります。 ② 事業領域の拡大当社グループは、これまで培ってきた有形・無形の様々な経験と強みを生かしながら、社会課題の解決に貢献する特定市場向けの新製品、新事業を創出しトップに育てる“ニッチトップ戦略”をもって、事業領域の持続的な拡大に挑戦してまいります。また、新製品・新事業については、技術・製品サイクルが早まっている中、競争環境の激化、研究開発費の高騰等に対応するため、グローバルな視点を持ちながら、適宜、M&Aやオープン&クローズ戦略も活用してまいります。 ③ 経営基盤の強化「収益力の向上」と「事業領域の拡大」を目指し、「東京計器ビジョン2030」の経営指標を達成するためにも、当社グループ全体で人的資本の強化、ガバナンスの強化、資本効率の改善、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進、開発投資の実行を推進して、経営基盤の強化を図ってまいります。 (3)経営環境と対処すべき課題次期(2027年3月期)につきましては、原油・原材料価格の高騰等に端を発した物価上昇と通商政策等の米国の政策動向による影響や、それに伴う金融資本市場の変動への懸念が残る中で、中東紛争の激化やウクライナ情勢の長期化等に見られる地政学リスクの一層の高まりや、中国のレアアース輸出管理の強化等、不確実な状況が継続すると見込まれます。このような経営環境の中、次期の見通しにつきましては、人件費や本社移転に伴う減価償却費の増加が見込まれるものの、防衛・通信機器事業をはじめとして売上高の増加が見込まれることから、全体として5期連続の増収、4期連続の増益を予想しております。 なお、中東紛争の激化による影響については、状況が極めて流動的であることから、現時点では業績見通しに織り込んでおりませんが、今後、開示すべき事項が生じた場合には速やかに開示いたします。 東京証券取引所のプライム市場上場に相応しい企業として、更なる企業価値向上を目指し、SDGsやESGを起点としたサステナビリティ・環境経営や事業ポートフォリオの全体最適化と持続的成長の実現のためのROIC経営の導入、更に経営判断の迅速化等を目指しDXの導入等を強力に推進してまいります。 また、市民社会の秩序や安全に脅威を与える反社会的勢力に対しては、一切の関係遮断を目的として毅然とした態度で対応してまいります。
事業等のリスク11,539字
3 【事業等のリスク】当社グループは、以下のリスク管理体制を構築し、推進しております。(ア)法務・ガバナンス室は、リスクマネジメント規程に基づき、マネジメントサイクルの徹底に努めるとともに、重大なリスク情報については法務・ガバナンス担当役員がガバナンス委員会、経営会議、取締役会に報告しております。また、当社グループのリスク管理体制、即ち様々なリスクに対する責任部署を明確化し、危機対応に関しては危機管理規程に基づく緊急時における円滑な対応が図られるようにしております。更に当社グループの財務報告の信頼性を担保し、金融商品取引法に規定する内部統制報告書の提出を有効かつ適切に行うため、財務報告に係る内部統制の体制を整備し、その運用を管理しております。(イ)内部監査室は、当社グループの企業倫理・活動全般はもとより財務報告に係る内部統制の適正性を監査しております。 リスクマネジメントは、“経営上の重大リスク”とそれ以外のリスクに分けて進めております。● “経営上の重大リスク”は、リスクマネジメント規程に従い法務・ガバナンス室が「経営上の重大リスクと主要な対策」として毎年内容を見直して起案し、法務・ガバナンス担当役員が経営会議・取締役会に付議し承認を得ております。「経営上の重大リスクと主要な対策」に担当部署として記載された各部門・部署・子会社は、「経営上の重大リスクと主要な対策」に記載された“あるべき姿”と“主要対策”を踏まえ、具体的な各対策を「重大リスク対策プログラム」として作成し、毎年年末を目途に法務・ガバナンス室へ提出しております。法務・ガバナンス室は、各担当部署から提出された「重大リスク対策プログラム」の内容を確認し、不備等があれば当該部署に対し改善の指摘を行っております。各部門は、決定されたリスク対策について事業計画に反映するとともに、直ちに実行に移せるものは随時実施しております。● “経営上の重大リスク”以外のリスク対応は、リスクマネジメント規程に則り、各部門等が「リスク調査票」に従い、自部門に損失をもたらす可能性のあるリスクの発見(洗い出し)作業を行っております。実施に当たっては、自部門の事業目標に対して、規程に記されているリスク分類ごとに調査し、現段階ではリスクに該当していなくても、環境変化に伴い、将来的にリスクとして見込まれるものも列挙することを十分考慮のうえ、進めております。● 各部門は、洗い出したすべてのリスクについての評価・算定を行っております。評価・算定については、リスクごとに“発生頻度”及び“影響度”について評価し、これを掛け合わせ総合評価を行っております。総合評価が一定のポイント以上のリスクについては重要リスクとして所定様式にリスク対策を記載し、法務・ガバナンス室に提出するとともに、自部門の中期事業計画に反映しております。また、直ちに実行に移せるものは随時実施しております。それ以外のリスクは、各部門等の統制(対策、実施、自己評価)のもとに業務効率改善等の一環として推進しております。● 各部門は、前年度に策定したリスク対策の実施状況について、毎期末に評価を行い、その結果を法務・ガバナンス室へ提出しております。● 内部監査室は、「重大リスク対策プログラム」について、独立的立場から評価を行い、必要に応じて内部監査(実査)と是正・改善策の指摘を行っております。 リスク管理体制図 以上のようなリスク管理体制の下、有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には以下のようなものがあります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。また、以下は当社グループの全てのリスクを網羅したものではありません。 (1)内外経済の変動について① 当社グループを取り巻く環境とリスクの認識● 当社グループは、国内のみならず、アジア、欧米等の様々な国又は地域に商品を提供しております。従って、これらの国又は地域の市場における経済状況の影響を受けることがあります。例えば、⇒船舶港湾機器事業では、国際的な経済状況の変化による商船の需給バランスや海運市況の悪化に伴い、当初予定していた新造船の建造計画や在来船の機器の保守整備・換装予定が変更される、あるいはキャンセルされる等、期初に策定した事業計画(販売計画、生産計画等)に影響を及ぼすリスクを内在しております。⇒油空圧機器事業では、自動車メーカー等の最終需要家の需要増減により、当社グループの顧客である工作機械や射出成形機等の産業機械メーカーや建設機械メーカーの生産計画が変更されること等により、期初に当該生産計画等を見込んで策定した当社グループの事業計画に影響を及ぼすリスクを内在しております。● 特に昨今のロシア・ウクライナ紛争のような長期間に及ぶ地政学的リスクの顕在化や、米国の関税政策の見直し等により景気が悪化することで、連鎖的に起こる海運市況や商船需要低迷、産業機械や建設機械の需要低迷等が当社グループの事業に影響を及ぼすリスクを内在しております。● 更に急激な為替の変動等、事業計画で想定している以上の著しい変化等により収益性が低下し、十分なキャッシュ・フローが創出できないと判断される場合においては、各事業に関連する対象資産に対する減損処理を行うリスクを内在しております。 ② リスクが顕在化したときの当社グループへの影響● 当社商品に対する顧客や市場の変化、景気の後退、為替レートの変動等その他予測せざる事態の発生、それに伴う需要の増減等に起因するリスクの顕在化は、当社グループの経営基本方針全般に影響を与え、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。③ 当社グループの対応● 当社グループは、経営会議にて毎月の受注・売上状況等を通じて各事業部門が直面する主要な市場動向をモニタリングする他、四半期毎に各事業計画の進捗報告を精査し、要すれば経営企画部署である社長室より関係部署へ必要な指示を速やかに出すこと等のマネジメント・システムにより、リスク顕在化の早期把握とそれへの有効かつ迅速な対応を執っております。 (2)自然災害・疫病について① 当社グループを取り巻く環境とリスクの認識● 当社の本社は東京都大田区にあり、首都直下型地震等巨大地震の直接的な影響を受けるリスクを内在しております。● 一方、主要な生産拠点は栃木県(那須町、矢板市、佐野市)に所在しており、同地域においては巨大地震の直接的な被災リスクは低いといわれているものの、昨今の気候変動の影響と思われる所謂スーパー台風や爆弾低気圧、線状降水帯の発生等に伴う大規模な風水害に起因する広域災害の発生による電気・水道等の社会インフラの寸断、物流システムの停滞等により、当社グループの事業継続に大きな影響等が生じるリスクを内在しております。● 更に新型インフルエンザや新型コロナウイルス等の未知の感染症に当社グループの従業者や協力会社等の従業者が集団感染した場合、当社グループの事業継続に大きな影響等が生じるリスクを内在しております。② リスクが顕在化したときの当社グループへの影響● 大規模地震や気候変動に起因すると思われる自然災害の激甚化、そして未知の疫病の発生に起因するリスクが顕在化した場合は、当社グループの経営基本方針全般に影響を与え、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。③ 当社グループの対応● 当社グループは、地震、風水害等の自然災害の発生時や新型ウイルス等の未知の感染症流行の発生時にも、事業を継続し、企業としての社会的責任を遂行するための危機管理マニュアルの整備、定期的な訓練の実施、社員の安否確認システムの構築、また、有事の際の緊急対策本部の設置等による影響の最小化に努めております。● 当社グループの一部拠点は、様々な災害に対するレジリエンシーを確保しております。⇒2025年12月に新設した平和島事業所は、24時間365日利用可能な免震構造の建屋を利用しており、社会インフラである上下水道等の製品サービス部署及び鉄道保線を担当する子会社が入居しています。⇒当社グループの主要な基幹業務システムは、国内最高レベルの堅牢性・対災害性を誇る高度なデータセンターへ収納しており、発災後も主要な業務システムへのアクセスを可能としています。● これらのリスク対策の実施状況は、法務・ガバナンス室及び内部監査室によりチェックし、改善が必要な場合は法務・ガバナンス室より是正要求を出し、その対応結果を内部監査室がフォローアップし、その結果は経営会議に報告されております。● このようなマネジメント・システムにより、リスク顕在化の早期把握とそれへの有効かつ迅速な対応を執っております。 (3)新商品の開発について① 当社グループを取り巻く環境とリスクの認識● 当社グループは、顧客や市場が満足する高付加価値商品やサービスの開発・市場投入を継続的に行っております。● しかし、革新的新技術の台頭、顧客や市場要求の急速な変化、新たな法的規制の発生・解除、他社の新規参入等に対して当社グループの予測が適切でなく、技術開発や商品化の遅れ等により、競合商品への対抗や市場の需要変化に追従できずに、機会損失を生み出したり、市場占有率の低下を引き起こすリスクを内在しております。② リスクが顕在化したときの当社グループへの影響● 当社グループの将来の成長と収益性を鈍化させるリスクが顕在化した場合には、当社グループの経営基本方針の実現、とりわけ収益力の向上、事業領域の拡大の実現に影響を与え、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。③ 当社グループの対応● 当社グループは、技術担当役員を委員長とする開発委員会において、当社の経営戦略に基づく技術戦略の立案、実装を推進するとともに、技術開発や商品開発に関してグループを横断した情報共有を行い、このようなリスク顕在化の早期把握に努めております。● また、経営会議において四半期毎に各研究開発・商品開発計画の進捗報告を精査し、要すれば経営企画部署である社長室より関係部署へ必要な指示を速やかに出すこと等のマネジメント・システムにより、リスク顕在化の早期把握とそれへの有効かつ迅速な対応を執っております。 (4)商品の品質について① 当社グループを取り巻く環境とリスクの認識● 当社グループは、顧客の信頼と満足を目的とした品質管理方針に従って、各種商品の品質や信頼性の確保に努めております。しかし、全ての商品について欠陥が発生せず、将来的にリコール等に伴う商品回収や現地交換・改修作業、またそれに伴う客先からの求償等の損害賠償が発生しないということは断言できません。また、製造物責任賠償保険が、最終的に負担しなければならない賠償額を全て償えるという保証はありません。当社グループの商品の大規模な改修や製造物責任賠償に繋がるような欠陥は、当社グループの信用失墜や多額のコストの発生に繋がるリスクを内在しております。② リスクが顕在化したときの当社グループへの影響● 商品の欠陥等に起因するリスクの顕在化は、当社グループの経営基本方針全般に影響を与え、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。③ 当社グループの対応● 当社グループは、設計段階における各分野の社内有識者による設計審査を強化し、欠陥発生の未然防止に努めております。● また、品質管理を担当する執行役員を選任し当社グループ全体の品質管理の統率を委嘱するとともに、対応する専門の部署として品質統括室を設置しております。当該部署の業務執行状況については、経営会議にて四半期毎に取組の進捗報告を精査し、要すれば経営企画部署である社長室より関係部署へ必要な指示を速やかに出すこと等のマネジメント・システムにより、リスク顕在化の早期把握とそれへの有効かつ迅速な対応を執っております。 (5)人材の確保について① 当社グループを取り巻く環境とリスクの認識● 当社グループは、研究開発・設計・製造・販売・サービス、その他専門分野に携わる優秀な人材を幅広く採用・育成することで、グローバルな事業活動と事業競争力の維持向上を推進しております。● また、主要な事業拠点として研究開発・営業・サービス・本部スタッフが所属する東京都大田区の本社、平和島事業所の他、栃木県(那須、矢板、佐野)及びベトナム社会主義共和国(ダナン)に主力生産拠点を擁しております。● しかしながら、国内においては地方における人口の減少や昨今の少子高齢化の進展等を背景とした新卒学生の減少、物価の上昇に伴う給与・福利厚生等の待遇差別化競争をはじめとした人材の獲得競争が激化しております。● 更に人材市場の流動化進展により今後従業員の中途退職等が増加するおそれがあります。● このような人材の確保に問題が生じた場合、当社グループの競争力の低下につながり、業績及び財務状況に影響を及ぼすリスクを内在しております。● 特に急速に需要が拡大している防衛事業においては、急増した受注残高に対応するための人的資源が不足するような事態になった場合は、納期遅れ等によるペナルティの発生等のリスクがあります。② リスクが顕在化したときの当社グループへの影響● 十分な多様性のある人材の確保及び育成のリスクの顕在化は、当社グループの経営基本方針の実現、とりわけ事業領域の拡大や経営基盤の強化に悪影響を及ぼす可能性があります。③ 当社グループの対応● 当社グループは、将来を見据えた新卒採用と、事業領域の拡大の推進のために必要な即戦力となるキャリア採用をバランスよく、かつ機動的に行っております。● 特に新卒採用者については、早期離職率の低減を目的として人事総務部によるきめ細かなフォローアップを行っております。● 更に経営会議にて人材採用部門(人事総務部)における採用活動の取組についての進捗報告を精査し、要すれば経営企画部署である社長室より当該部門へ必要な指示を速やかに出すこと等のマネジメント・システムにより、リスク顕在化の早期把握とそれへの有効かつ迅速な対応を執っております。 (6)金利の変動について① 当社グループを取り巻く環境とリスクの認識● 当社グループは、棚卸資産の圧縮、売上債権の回収促進等でキャッシュ・フローの改善による有利子負債の削減に取組んでおります。● しかしながら、防衛・通信機器事業における防衛省向け商品のように受注から納品・売上計上までの期間が複数事業年度に跨るような場合は、棚卸資産回転期間が長くなる傾向にあります。● 特に昨今は防衛費予算の急速な増加により防衛省向け商品の受注残高が高水準となり、それに伴い棚卸資産が大幅に増加し一時的に運転資金としての借入金が増加しております。● また、当社グループ納入商品の将来の修理要求に備えるため、当社グループが他社から購入している電子部品等の生産中止に伴い所謂「まとめ買い」等が発生した場合は、保守用部品在庫量が増え、中期的な在庫資金需要等により借入金が増加する等、特有の事業特性があります。そして止むを得ずまとまった数量の部品購入をしなければならない場合は借入金が通常よりも増加し、金利の著しい上昇の影響を受けやすくなるリスクを内在しております。② リスクが顕在化したときの当社グループへの影響● 長短金利の著しい上昇等に起因するリスクが顕在化した場合には、当社グループの経営基本方針の実現、とりわけ収益力の向上や事業領域の拡大に影響を与え、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。③ 当社グループの対応● 当社グループは絶えず業界動向に注意し、部品等の購入時期の最適化や老朽化機器の設計変更提案等を含めて対応を図るよう努力しております。● また、経営会議にて棚卸資産の増減や資金計画の進捗等の主要な財務情報をモニタリングしております。● その他、四半期毎に各事業計画の進捗報告を精査し、要すれば経営企画部署である社長室より関係部署へ必要な指示を速やかに出すこと等のマネジメント・システムにより、リスク顕在化の早期把握とそれへの有効かつ迅速な対応を執っております。 (7)官公庁との取引(防衛事業を含む)について① 当社グループを取り巻く環境とリスクの認識● 当社グループは、流体機器事業及び防衛・通信機器事業を中心に、直接又は間接的に国土交通省・海上保安庁、農林水産省、防衛省・自衛隊等の省庁や地方自治体等の官公庁と多くの商品納入及び役務契約に関する取引があります。● 官公庁の予算規模の増減に伴う調達方針や予算配分の変更、昨今の想定外の自然災害発生による予定外の災害復旧費用や新型コロナウイルス感染症等の疫病対策の増大等により、当初予定していた大型案件の入札の前倒し・延期又は中止、あるいは複数年度に亘り予定していた調達数量が著しく増減するような場合は、当社グループの事業計画に影響を及ぼすリスクを内在しております。● 特に2027年度までの防衛費予算は5年間で43兆円と定められ、これにより当社グループの受注残は過去最高水準となっており、当社グループの事業計画に与える影響は無視できないレベルになっております。② リスクが顕在化したときの当社グループへの影響● 官公庁との特有な取引に起因するリスクが顕在化した場合には、当社グループの経営基本方針の実現、とりわけ収益力の向上の実現に影響を与え、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。③ 当社グループの対応● 当社グループは該当する事業部門において官公庁の動向に関してきめ細かな情報収集を行い、リスク顕在化の早期把握に努めております。● また、経営会議にて特に当該取引に関する計画差等の主要な財務情報をモニタリングしております。● その他、四半期毎に各事業計画の進捗報告を精査し、要すれば経営企画部署である社長室より関係部署へ必要な指示を速やかに出すこと等のマネジメント・システムにより、リスク顕在化の早期把握とそれへの有効かつ迅速な対応を執っております。 (8)競争の激化について① 当社グループを取り巻く環境とリスクの認識● 当社グループ各事業の民需市場における競争は大変厳しいものとなっており、今後もこの傾向は継続するものと予想されます。新たな競合先の台頭、競合他社の低価格商品の投入等により、更に価格競争が激化し、当社グループ商品の収益性が著しく低下するリスクを内在しております。● 更に当初見込んでいた販売計画で想定している以上の著しい事業環境の変化等による収益性の低下で、十分なキャッシュ・フローが創出できないと判断される場合においては、当該事業に関連する対象資産に対する減損処理を行うリスクを内在しております。② リスクが顕在化したときの当社グループへの影響● 競争力の低下に起因するリスクの顕在化は、当社グループの経営基本方針の実現、とりわけ収益力の向上の実現に影響を与え、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。③ 当社グループの対応● 当社グループは、高付加価値商品の開発・市場投入に継続的に注力するとともに、競争力を高めるためにトータルコストダウンを最優先課
経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析5,980字
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1)経営成績等の状況の概要① 財政状態及び経営成績の状況当連結会計年度における我が国経済におきましては、雇用・所得環境の改善による個人消費の持ち直しと公共投資の底堅さを背景に、緩やかな回復基調で推移したものの、中東情勢の緊迫化に伴う資源価格の高騰、円安の進行、中国のレアアース輸出管理の強化等の影響が懸念される先行き不透明な状況が継続しました。このような経営環境の下、当社グループは「東京計器ビジョン2030」の実現に向け、2024年度から3年間を成長に向けた飛躍の期間として位置付けました。2024年度からの新たな中期経営計画では、持続的な成長と中長期的な企業価値向上を図るステージへと転換していくために、利益の拡大を重視した基本方針として「収益力の向上」を最優先に掲げ、「事業領域の拡大」と「経営基盤の強化」に取り組んでまいりました。「収益力の向上」につきましては、事業単位の「稼ぐ力」を把握し、各事業の資本収益性と成長性を分析したうえで、事業に対する経営戦略を継続的に検討してきております。「事業領域の拡大」につきましては、防衛・通信機器事業において、防衛装備庁との研究請負契約に基づき「MEMS-半球共振ジャイロスコープ/慣性航法技術」の研究開発を推進している他、防衛市場向けドップラー・ライダーの開発・量産化を目指し、メトロウェザー株式会社への出資及び業務提携を行いました。加えて画像鮮明化技術とAIカメラ技術を融合した製品開発を目指し、株式会社ロジック・アンド・デザインへ出資を行いました。また、油空圧機器事業においては、製品である動的再構成プロセッサ(DAPDNA)を利用して、画像検査に用いるエッジAIシステムの研究開発を進めております。更に、その他の事業の鉄道機器事業においては、保線業務の効率化及び生産性向上に貢献できる、「慣性式軌道検測装置」の販売を開始しました。「経営基盤の強化」につきましては、全社基幹システム更新を含めたDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進し、AIやIoTを始めとするデジタル技術を活用して、業務プロセスを改善するだけでなく、製品やサービスのイノベーションによりビジネスモデルそのものを変革し、競争上の優位性を確立すべく引き続き取り組んでおります。また、売上高の増加に伴う人員の増強と教育の充実を図り、人的資本を強化しております。更に、本社移転により、持続的な企業価値向上を目指し継続的な事業拡大に対応するための環境整備を行うとともに、従業員にとって快適な職場環境を構築し、コミュニケーションの活性化とエンゲージメントの強化に取り組んでおります。このような取り組みの下、当社グループの当連結会計年度における業績につきましては、主に防衛・通信機器事業において防衛予算の増加を背景に航空機搭載機器や艦艇搭載機器等の販売が好調であったこと、また、船舶港湾機器事業をはじめとして他の事業においても全て増収であったことから、前期比で売上高は増収となりました。また営業利益につきましても、防衛・通信機器事業の売上高が増加したこと等により、前期比で増益となりました。その結果、全ての利益項目が前期比で増加し、営業利益、経常利益は過去最高益を更新しました。 当連結会計年度の業績結果は、次のとおりであります。(単位:百万円) 2025年3月期2026年3月期増減額増減率売上高57,65061,186+3,536+6.1%営業利益4,8565,362+506+10.4%経常利益5,0015,492+492+9.8%親会社株主に帰属する当期純利益3,7974,005+208+5.5%売上高営業利益率8.4%8.8%+0.3pt- セグメントの業績は、次のとおりであります。 〔船舶港湾機器事業〕(単位:百万円) 2025年3月期2026年3月期増減額増減率売上高12,52913,675+1,146+9.1%営業利益1,5511,317△234△15.1% <売上高の状況>新造船向け機器の需要が順調に推移したことに加え、前期に引き続き保守サービスの需要が高水準で推移したことから、前期比で増収となりました。 <営業利益の状況>売上高は増加したものの、研究開発費等の増加により、前期比で減益となりました。 〔油空圧機器事業〕(単位:百万円) 2025年3月期2026年3月期増減額増減率売上高11,46011,836+375+3.3%営業利益197222+25+12.7% <売上高の状況>プラスチック加工機械市場向けは低調に推移したものの、建設機械市場、工作機械市場、及び海外市場向けが堅調に推移したことから、前期比で増収となりました。 <営業利益の状況>販売価格の適正化による利益確保の取り組みや、高付加価値製品の販売強化により原価率が改善したこと等から、前期比で増益となりました。 〔流体機器事業〕(単位:百万円) 2025年3月期2026年3月期増減額増減率売上高5,0195,410+391+7.8%営業利益789873+84+10.6% <売上高の状況>官需市場向け超音波流量計及び立体駐車場向け消火設備が順調に推移したことから、前期比で増収となりました。 <営業利益の状況>売上高の増加により前期比で増益となりました。 〔防衛・通信機器事業〕(単位:百万円) 2025年3月期2026年3月期増減額増減率売上高24,39426,015+1,622+6.6%営業利益1,6352,344+708+43.3% <売上高の状況>防衛事業の航空機搭載機器、艦艇搭載機器及び、通信機器事業の宇宙関連機器、移動体衛星通信用アンテナスタビライザー等の販売が好調に推移したため、前期比で増収となりました。 <営業利益の状況>売上高の増加、販売価格の改善、製品構成の変化による原価率の好転により前期比で大幅な増益となりました。 〔その他の事業〕(単位:百万円) 2025年3月期2026年3月期増減額増減率売上高4,2474,249+2+0.0%営業利益756684△71△9.4% <売上高の状況>鉄道機器事業は主力の超音波レール探傷車の台数減により当期は減収となったものの、検査機器事業は堅調に推移したため、前期並みとなりました。 <営業利益の状況>鉄道機器事業の売上高の減少により、前期比で減益となりました。 財政状態の状況は、次のとおりであります。(単位:百万円) 2025年3月末2026年3月末増減資産の部合計76,49784,781+8,284負債の部合計35,49038,625+3,135純資産の部合計41,00746,155+5,148自己資本比率52.8%53.7%+0.9pt (資産の部)引き続き旺盛な受注を背景とした在庫の積み増しにより棚卸資産が増加したこと、また、防衛事業の増産に伴う試験装置を始めとした生産設備の増強や本社移転の影響により有形固定資産が増加したこと等により、前期末に比べ8,284百万円増加し、84,781百万円となりました。 (負債の部)過去最高水準の受注残高に対応するための運転資金の借入が増加したこと等により、前期末に比べ3,135百万円増加し、38,625百万円となりました。 (純資産の部)配当金の支払により減少したものの、親会社株主に帰属する当期純利益4,005百万円を計上したことや、株価上昇に伴うその他有価証券評価差額金及び退職給付に係る調整累計額の増加により、前期末に比べ5,148百万円増加し、46,155百万円となりました。自己資本比率は、純資産の増加により前期末比0.9pt増加の53.7%となり、引き続き健全な財務基盤を維持しております。 ② キャッシュ・フローの状況(単位:百万円) 2025年3月期2026年3月期増減営業活動によるキャッシュ・フロー△455△160+295投資活動によるキャッシュ・フロー△4,025△5,153△1,128 フリー・キャッシュ・フロー△4,480△5,314△834財務活動によるキャッシュ・フロー4,1781,708△2,469現金及び現金同等物の期末残高7,5533,954△3,599 減価償却費1,1931,731+537固定資産の取得による支出△3,833△4,646△813 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は3,954百万円と前期比3,599百万円(47.6%)減少しました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動の結果使用した資金は160百万円(前期は455百万円の使用)となりました。その主な要因は、棚卸資産の増加3,202百万円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動の結果使用した資金は5,153百万円(前期は4,025百万円の使用)となりました。その主な要因は、固定資産の取得による支出4,646百万円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動の結果獲得した資金は1,708百万円(前期は4,178百万円の獲得)となりました。その主な要因は、長期借入れによる収入4,460百万円、長期借入金の返済による支出2,602百万円、及び配当金の支払による支出575百万円によるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績a.生産実績当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称生産高(百万円)前年同期比(%)船舶港湾機器事業12,206+9.7油空圧機器事業11,215+3.6流体機器事業5,411+7.8防衛・通信機器事業25,910+8.3 報告セグメント計54,743+7.6その他の事業2,268+1.6合計57,011+7.3 (注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しております。2 金額は、販売価格によっております。3 上記生産高の他、各報告セグメントに配分していない全社生産高27百万円があります。 b.受注実績当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称受注高(百万円)前年同期比(%)受注残高(百万円)前年同期比(%)船舶港湾機器事業15,280+10.67,309+28.1油空圧機器事業12,007+4.73,562+5.1流体機器事業5,790+6.92,297+19.8防衛・通信機器事業26,004△23.543,235△0.0 報告セグメント計59,082△8.756,403+4.0その他の事業5,572+19.43,472+61.5合計64,653△6.859,875+6.1 (注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しております。2 上記受注高の他、各報告セグメントに配分していない全社受注高1百万円があります。 c.販売実績当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称販売高(百万円)前年同期比(%)船舶港湾機器事業13,675+9.1油空圧機器事業11,836+3.3流体機器事業5,410+7.8防衛・通信機器事業26,015+6.6 報告セグメント計56,936+6.6その他の事業4,249+0.0合計61,185+6.1 (注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しております。2 上記販売高の他、各報告セグメントに配分していない全社販売高1百万円があります。3 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。相手先前連結会計年度当連結会計年度販売高(百万円)割合(%)販売高(百万円)割合(%)防衛省13,24623.010,90117.8 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容当社グループの当連結会計年度の経営成績等は、主に、防衛・通信機器事業において防衛予算の増加を背景に航空機搭載機器や艦艇搭載機器等の販売が好調であったこと、また、船舶港湾機器事業をはじめとして他の事業においても全て増収であったことから、売上高は前期に比べ6.1%増収の61,186百万円となり、営業利益は前期に比べ10.4%増益の5,362百万円、経常利益は前期に比べ9.8%増益の5,492百万円、また、親会社株主に帰属する当期純利益は前期に比べ5.5%増益の4,005百万円となりました。なお、営業利益及び経常利益は過去最高を更新しております。当社グループが経営指標として掲げております当連結会計年度の連結営業利益率につきましては、前期に比べ0.3ポイント好転の8.8%となりました。また、自己資本利益率(ROE)につきましては、前期に比べ0.5ポイント悪化の9.3%となりました。ROEは過去5年間で、4.6%、2.7%、6.5%、9.8%、9.3%と推移した結果、5年平均では6.6%となり、3年平均では8.6%となりました。今後につきましては、リスク管理を強化しながら更なる事業収益の改善と財務基盤の強化に注力するとともに、2031年3月期までに連結営業利益率10%、ROEにつきましても株主資本コストを上回る10%以上を安定的に創出することを目指してまいります。 当社グループは、運転資金及び設備資金を内部資金及び金融機関からの借入金によって調達しており、2026年3月末日現在の連結借入金残高は21,786百万円となっております。財務政策は営業キャッシュ・フローの改善による資本の財源の獲得を最優先事項と考えており、不足分は借入金により資金調達することとしております。
セグメント情報3,880字
(セグメント情報等)【セグメント情報】1.報告セグメントの概要当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、経営執行に関する意思決定機関である経営会議が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。当社は、カンパニー制を採用しており、各カンパニーは取扱う製品・サービスについて国内及び海外の包括的な戦略を立案し、事業活動を展開しております。従って、当社は、カンパニーを基礎とした製品別のセグメントから構成されており、「船舶港湾機器事業」、「油空圧機器事業」、「流体機器事業」及び「防衛・通信機器事業」の4つを報告セグメントとしております。「船舶港湾機器事業」は、船舶港湾機器の製造・販売・修理を行っております。「油空圧機器事業」は、油空圧機器及び油圧応用装置の製造・販売・修理を行っております。「流体機器事業」は、流体機器の製造・販売・修理を行っております。「防衛・通信機器事業」は、防衛関連機器、海上交通機器、通信機器及びセンサー機器の製造・販売・修理を行っております。 2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」における記載と概ね同一であります。報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値であります。セグメント間の内部収益及び振替高は市場実勢価格に基づいております。 3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、その他の項目の金額に関する情報及び収益の分解情報前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) (単位:百万円) 報告セグメントその他の事業(注)1合計調整額(注)2、4連結財務諸表計上額(注)3船舶港湾機器事業油空圧機器事業流体機器事業防衛・通信機器事業計売上高 国内4,80610,0894,80324,35444,0523,46647,518147,518海外7,7231,371216399,35075410,104-10,104顧客との契約から生じる収益12,52911,4605,01924,39453,4024,22057,622157,623その他の収益-----2727-27外部顧客への売上高12,52911,4605,01924,39453,4024,24757,649157,650セグメント間の内部売上高又は振替高28420511396281,0131,641△1,641-計12,81311,6655,02024,53254,0305,26059,290△1,64057,650セグメント利益1,5511977891,6354,1737564,929△734,856セグメント資産7,47713,9314,69834,63660,7427,97168,7147,78376,497その他の項目 減価償却費161190757101,137451,182111,193有形固定資産及び無形固定資産の増加額177299993,3663,941764,01664,022 (注)1 「その他の事業」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、検査機器事業、鉄道機器事業、情報処理業、ファクタリング業、荷造・梱包業、保険代理業等が含まれております。2 セグメント利益の調整額△73百万円には、セグメント間取引消去△46百万円、各報告セグメントに配分していない全社収益1百万円及び全社費用△28百万円が含まれております。全社収益は、主に報告セグメントに帰属しない当社における研究開発活動に係る売上高であります。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費及び研究開発費であります。3 セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。4 セグメント資産の調整額7,783百万円には、セグメント間債権債務消去△3,179百万円、各報告セグメントに配分していない全社資産10,963百万円が含まれております。全社資産は、主に連結財務諸表提出会社での余資運用資金(現金及び預金)、長期投資資金(投資有価証券)等であります。 当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) (単位:百万円) 報告セグメントその他の事業(注)1合計調整額(注)2、4連結財務諸表計上額(注)3船舶港湾機器事業油空圧機器事業流体機器事業防衛・通信機器事業計売上高 国内5,13010,3775,21425,85746,5783,34949,927149,927海外8,5451,45919715810,35988211,240-11,240顧客との契約から生じる収益13,67511,8365,41026,01556,9364,23061,167161,168その他の収益-----1818-18外部顧客への売上高13,67511,8365,41026,01556,9364,24961,185161,186セグメント間の内部売上高又は振替高22915801415281,0191,546△1,546-計13,90411,9935,41126,15657,4645,26762,731△1,54661,186セグメント利益1,3172228732,3444,7566845,441△795,362セグメント資産8,34814,4295,27839,75267,8067,45875,2659,51684,781その他の項目 減価償却費1722031001,1681,643671,710201,731有形固定資産及び無形固定資産の増加額5921,2493032,8474,9912275,218115,229 (注)1 「その他の事業」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、検査機器事業、鉄道機器事業、情報処理業、ファクタリング業、荷造・梱包業、保険代理業等が含まれております。2 セグメント利益の調整額△79百万円には、セグメント間取引消去△45百万円、各報告セグメントに配分していない全社収益1百万円及び全社費用△35百万円が含まれております。全社収益は、主に報告セグメントに帰属しない当社における研究開発活動に係る売上高であります。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費及び研究開発費であります。3 セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。4 セグメント資産の調整額9,516百万円には、セグメント間債権債務消去△4,556百万円、各報告セグメントに配分していない全社資産14,072百万円が含まれております。全社資産は、主に連結財務諸表提出会社での余資運用資金(現金及び預金)、長期投資資金(投資有価証券)等であります。 【関連情報】前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)1.製品及びサービスごとの情報セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。 2.地域ごとの情報(1)売上高 (単位:百万円)日本アジア欧州米州その他合計47,5457,0852,3746034357,650 (注)売上高は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。 (2)有形固定資産 (単位:百万円)日本ベトナムその他合計9,33436979,709 3.主要な顧客ごとの情報 (単位:百万円)顧客の名称又は氏名売上高関連するセグメント名防衛省13,246防衛・通信機器事業 当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)1.製品及びサービスごとの情報セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。 2.地域ごとの情報(1)売上高 (単位:百万円)日本アジア欧州米州その他合計49,9458,1702,3926473161,186 (注)売上高は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。 (2)有形固定資産 (単位:百万円)日本ベトナムその他合計12,5673641912,950 3.主要な顧客ごとの情報 (単位:百万円)顧客の名称又は氏名売上高関連するセグメント名防衛省10,901防衛・通信機器事業 【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)該当事項はありません。 当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)該当事項はありません。 【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)該当事項はありません。 当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) (単位:百万円) 報告セグメントその他の事業全社・消去合計船舶港湾機器事業油空圧機器事業流体機器事業防衛・通信機器事業計当期償却額---00--0当期末残高---88--8 【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)該当事項はありません。 当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)該当事項はありません。
サステナビリティに関する考え方及び取組4,189字
2 【サステナビリティに関する考え方及び取組】文中の将来に関する事項は、当社グループが有価証券報告書提出日現在において合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の結果は様々な要因により大きく異なる可能性があります。 (1)サステナビリティ共通当社グループは、社会インフラを下支えする企業として、従来の経営理念や行動指針を継承しつつ、環境・社会・経済の持続可能性の観点から「サステナビリティ経営」を推進しています。「サステナビリティ経営」の基本的な考え方と行動規範を示す「サステナビリティ方針」を制定し、本方針に基づき、ステークホルダーからの期待と当社グループにとって重要な経営課題を反映した4つのマテリアリティを特定しました。各マテリアリティに関するアクションを着実に積み重ねることで、経営基盤を一層強化し、持続可能な社会の発展と中長期的な企業価値の向上を図ってまいります。 サステナビリティ方針東京計器グループは、計測、認識、制御の独創技術により、社会からの信頼を得ながら、「持続可能な社会の実現」と「中長期的な企業価値の向上」を目指します。1.顧客や社会の潜在ニーズを掘り起こし、事業活動を通じて課題を解決し続けます。2.サプライチェーン全体において、環境負荷の低減と人権の尊重に努めます。3.多様な人材が個々の力を発揮して成長できる企業風土を醸成し続けます。 ① ガバナンス当社グループは、「サステナビリティ経営」を推進するために、サステナビリティ委員会及びサステナビリティ推進室を設置しています。サステナビリティ委員会は、代表取締役社長執行役員を委員長として、社内取締役及び各担当執行役員から委員を選出し、サステナビリティ経営に関する施策等を審議・共有し、決定事項を遅滞なくグループ全体で実行するための会議体として機能します。また、経営会議、取締役会に重要施策の起案やマテリアリティの進捗報告等を行います。サステナビリティ推進室は、サステナビリティ経営に関する諸施策の立案、マテリアリティの推進支援等を担当します。また、取締役会はマテリアリティ等のサステナビリティ関連施策の進捗状況について妥当性をレビューするとともに、サステナビリティ開示情報の適切性を監督しています。サステナビリティ委員会は今期6回開催しました。当社グループのサステナビリティに関する取り組みをステークホルダーの皆様にお伝えするため、これまで「サステナビリティレポート」を発行してきましたが、事業活動をよりわかりやすくお伝えすることを目的として、今年度より「統合報告書」として内容をリニューアルしました。サステナビリティ委員会では、価値創造プロセス及び各事業のビジネスモデル等について審議しました。また、サステナビリティ関連財務情報に関し、開示に向けた準備の必要性について認識を共有しました。なお、当社グループのガバナンスに関わる体制の全体像は、「第4 提出会社の状況 4. コーポレート・ガバナンスの状況等 (1)コーポレート・ガバナンスの概要 ②企業統治の体制の概要及び当該体制を採用する理由」に示されております。サステナビリティ経営推進に向けての組織体制図 ② 戦略当社グループは、サステナビリティ委員会において執行役員の中から各マテリアリティの推進責任者を決定し、責任者を中心として中期経営計画に連動する形で具体的な施策の立案及び目標設定を行い、適宜、サステナビリティ委員会で進捗報告を行う体制としています。また、当社グループのガバナンスの姿である「持続的成長を支える経営基盤の確立」については、サステナビリティ委員会が主体となって推進しています。 なお、マテリアリティの詳細につきましては、「2025 東京計器レポート(統合報告書)」の経営上の重要課題(マテリアリティ)[P.57]を参照ください。 ③ リスク管理当社グループのリスク管理は、「第2 事業の状況 3.事業等のリスク」記載のリスク管理体制に基づき行われており、「リスクマネジメント規程」に沿って、"経営上の重大リスク"とそれ以外のリスクに分けて進めています。このうち、サステナビリティに関するリスク・機会については、サステナビリティ推進室または各委員よりサステナビリティ委員会に起案され、リスク・機会の程度や対応策について審議された後に、その決議事項について、経営会議及び取締役会にて審議・最終承認されます。気候変動に関するリスク・機会の詳細については「(2)気候変動への対応(TCFD提言への取り組み②戦略」を、人的資本のリスク・機会については「(3)人的資本③リスク管理」を参照ください。 ④ 指標及び目標2024年度から2026年度の中期経営計画で設定した各マテリアリティの主な活動項目と2025年度の取り組み概要は以下のとおりです。各項目の活動状況は、マテリアリティ推進責任者がサステナビリティ委員会で半期ごとに進捗報告を行っています。 各マテリアリティの主な活動項目と取り組みの概要 (2)気候変動への対応(TCFD提言への取り組み)当社グループは2022年8月にTCFD提言への賛同を表明し、気候変動関連情報の開示充実に努めるとともにレジリエンスを一層高めてまいります。気候変動によるシナリオ分析については、IPCC第6次評価報告書における2℃及び4℃の気温上昇シナリオを参考に独自シナリオを作成し、当社の中長期戦略の達成目標年である2030年における温度上昇の影響を評価しました。 ① ガバナンス気候変動に関するガバナンスは、サステナビリティ共通のガバナンスに組み込まれています。詳細については「(1)サステナビリティ共通①ガバナンス」を参照ください。 ② 戦略気候変動のリスク・機会については、次頁のような項目を想定しています。移行リスクに関しては、GHG排出量削減に対する社会的責任とお客様からの省エネ製品要求への対応を主な取り組みと考え、物理リスクに関しては、自然災害に対するレジリエンスの強化を目指します。当社グループのGHG排出量(Scope1,2)については、政府が策定した2030年度のGHG排出量削減目標(産業部門)の考え方に賛同し、2013年度比37%削減を目指しており、継続的な環境マネジメントシステムでの省エネ施策の推進とあわせ、電力使用量の多い工場を中心に省エネ生産設備への計画的更新と、再生可能エネルギー由来電力の購入を推進していきます。また、サプライチェーン全体の排出量(Scope3)については、省エネ製品の開発に併せて使用部品の環境配慮設計を推進し、GHG排出量の削減に繋げます。 ③ リスク管理気候変動に関するリスク・機会は、サステナビリティ共通のリスク管理に含めて管理しています。詳細については「(1)サステナビリティ共通③リスク管理」を参照ください。 ④ 指標及び目標Scope1,2の指標及び目標については、前述「②戦略」に記載のとおり設定しています。2025年度の排出量は、2013年度比40.7%減の7,593t-CO2となり、昨年度に引き続き2030年度達成目標値を下回りました。燃料及び電力の使用量は昨年度より削減できましたが、電力事業者の排出係数が2年連続で悪化したことにより、排出量は横ばいとなりました。引き続き目標達成に努めてまいります。Scope3については、現状、環境省・経済産業省の『サプライチェーンを通じた温室効果ガス排出量算定に関する基本ガイドライン』に基づいた算定を行っています。排出量が最も大きいカテゴリ1(購入した製品・サービス)について、これまでは全て金額ベースの算定でしたが、今回から一部の購入品について物量ベースに変更することで、算定精度の向上を図りました。 (3)人的資本当社グループにとって、人材は最大の財産です。当社グループが持続的に成長していくために、多様な人材を獲得し、個々の能力開発を支援します。また、多様な人材が個々の力を発揮できる環境を整備し、働きがいと挑戦意欲あふれる風土の創出に努めます。 ① ガバナンス人的資本に関するガバナンスは、サステナビリティ共通のガバナンスに組み込まれています。詳細については「(1)サステナビリティ共通①ガバナンス」を参照ください。また、人事戦略に関しては、各部門長及び人事総務部長を委員とする「人事委員会」にて具体的な課題や施策(全社的な教育研修、育成、採用、人事評価、部門間のローテーション、人事制度等)に関する審議と決定、進捗状況の共有を行い、必要により経営会議及び取締役会に提案又は報告します。 人的資本のガバナンス組織体制図 ② 戦略人的資本に関する戦略は、人材戦略に関する方針に組み込まれています。詳細については、「第4 提出会社の状況 5.従業員の状況等(1)人材戦略に関する基本方針等」に記載しております。 ③ リスク管理当社グループのリスク管理は、「第2 事業の状況 3.事業等のリスク」記載のリスク管理体制に基づき行われており、「リスクマネジメント規程」に沿って、”経営上の重大リスク”とそれ以外のリスクに分けて進めています。このうち、人的資本に関するリスクについては、各部門長及び人事総務部長が参画する人事委員会にて起案され、リスクの大きさや対処方法等について遅延なく審議された後に、その決議事項について、必要により経営会議及び取締役会に提案又は報告します。 ④ 指標及び目標戦略実現の要素KPI2025年度実績目標値能力開発を促進する資格取得支援新規公的資格等取得者数※1延べ127名年間延べ150名挑戦する部下を育成するための管理職研修評価者研修受講率80.2%100%事業領域拡大に向けた事業戦略構想研修事業戦略構想研修受講率18.6%25%以上働きやすい職場の実現に向けた環境整備ストレスチェック受検率96.3%95.0%以上 ※1 具体的な取組みが当社グループに属する全ての会社では行われていないため、当社グループにおける記載が困難であります。このため、記載の実績及び目標値は当社グループにおける主要な事業を営む提出会社のものを記載しております。
コーポレート・ガバナンスの概要10,206字
(1)【コーポレート・ガバナンスの概要】① コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え当社グループは、企業倫理の重要性を理解するとともに、健全性、透明性、効率性及び機動性の高い企業経営を達成することが、激変する社会・環境に迅速に対応しつつ企業の持続的な成長・発展と長期的な企業価値の増大に向けた企業経営の仕組み(コーポレートガバナンス)の要点であることを認識し、次の基本的な考え方に沿ってコーポレートガバナンスの充実を実現します。 (株主を始めとするステークホルダーとの関係)1.株主の権利を尊重します。2.株主の平等性を確保します。3.株主を含む当社の様々なステークホルダーとの良好・円滑な関係を構築します。4.会社情報は適切に開示し、企業経営の透明性を確保します。 (コーポレートガバナンスの体制)1.当社は会社法上の機関設計として監査等委員会設置会社を採用します。2.独立性・中立性のある社外取締役を取締役の3分の1以上選任するよう努めます。3.財務報告の信頼性確保をはじめとした当社グループ全体の内部統制の体制を充実します。4.グローバル化による事業環境の変化に追従するために、当社グループに与える利害、リスクを正しく分析し対処するための体制を強化します。 ② 企業統治の体制の概要及び当該体制を採用する理由a.企業統治体制の概要ア.取締役会は、代表取締役 社長執行役員が議長を務め、取締役6名(うち、監査等委員である取締役が3名)中3名(うち、監査等委員である取締役が2名)の社外取締役を招聘し、社外取締役として豊富な経験をもとにした当社経営に有益な意見や、外部からの視点による率直な指摘をいただくことにより、経営の公正性を高め、業務執行者の意思決定や業務遂行に対する監督機能の強化に努めております。なお、定款の定め及び取締役会の決議に従い、代表取締役 社長執行役員への重要な業務執行の決定の委任を行うことで、経営上の迅速な意思決定と機動的な業務執行を可能とするとともに、取締役会の主眼を業務執行者の監督に置くことを可能としております。イ.取締役会は定時取締役会と臨時取締役会に区分し、定時取締役会は原則として毎月最終月曜日に、臨時取締役会は必要に応じて開催し、法令で定められた事項や重要な経営事項の審議、決定並びに業務執行の状況を監督しております。なお、各取締役への資料等の送付や議事録の作成支援、取締役会資料の適切な保存・管理を行う取締役会事務局は法務・ガバナンス室が担当しております。ウ.監査等委員会は、原則として毎月1回開催し、その他必要に応じて随時開催しております。また、監査等委員会の監査業務を支援するため、監査等委員会室を設けて専任スタッフ1名、兼任スタッフ1名を配置し、監査等委員会の円滑な職務遂行を支援します。監査等委員は、監査等委員会室所属の従業員に監査業務に必要な事項を指示することができ、指示を受けた従業員は他の者の指揮命令を受けません。また、監査等委員会室所属の従業員の人事異動・人事評価・懲戒処分には、監査等委員会の承認を得なければなりません。エ.取締役の選任案及び報酬案を審議する委員会として、取締役会の下に指名・報酬委員会を設置しております。委員長は代表取締役 社長執行役員である安藤毅、委員は、社外取締役である泉本小夜子、橋本昭彦、黒田大の3名で構成しております。指名・報酬委員会の資料等の送付や議事録の作成支援、各種資料の適切な保存・管理を行う事務局は法務・ガバナンス室が担当しております。オ.当社では、業務執行力の強化と事業単位の責任の明確化を図るため、執行役員制度を導入しております。執行役員は15名で、取締役を兼務しない執行役員は13名となっております。カ.社長執行役員の経営執行に関する意思決定機関として、会社全般に亘る基本的な経営戦略及びその執行に関し審議することを目的とする経営会議は、常勤取締役、執行役員、カンパニー長で構成され、毎月2回、月曜日に開催している他、必要がある時は随時開催しております。 当社のコーポレートガバナンスの体制を図で示すと次のとおりであります。 b.企業統治体制を採用する理由当社は持続的な成長と中長期的な企業価値の向上、適正なリスクテイクを支える環境整備、適正な情報開示と透明性確保等を追求する「攻めのガバナンス」の強化の推進を行っております。取締役会の監督機能をより一層強化するとともに、監督と業務執行を分離し迅速な意思決定を行うために、社外取締役が過半数を占める「監査等委員会」を有し、取締役会の業務執行権限の相当な部分を取締役に委任することのできる監査等委員会設置会社制度を採用しております。 c.企業統治に関するその他の事項ア.内部統制システム及びリスク管理体制の整備の状況当社は、「内部統制に係る基本方針」に基づき監査等委員である取締役の独立性を確保することはもとより、当社及び当社連結子会社の内部統制活動の監査を行う組織として内部監査室を、リスク管理等のコンプライアンス体制を推進する組織としてガバナンス委員会及び法務・ガバナンス室を設けて内部統制システムの整備・運用を図っております。また当社の企業倫理規程に定める倫理行動基準に適合する事業活動を推進していくとともに、絶えず見直しを実施しながら、その水準を向上させてまいります。<法令、定款、倫理行動基準等に適合することを確保するための体制の整備状況>ガバナンス委員会は、法務・ガバナンス担当執行役員を委員長とし、当社のコーポレート部門の部門長で構成し、当社グループの企業倫理活動及びリスク管理活動を横断的に管理し、当社グループにおける取締役及び使用人による企業倫理及びリスク管理の確立を図り、倫理行動基準の順守及び違反事案への適切な対応と、全社的なリスクの把握・評価・対応を行うことで違反行為の未然防止を図っております。また、法令上疑義のある行為等について直接情報提供を行う手段としての内部通報制度を設置しております。この場合において通報者に不利益がないことを確保しております。<リスク管理体制の整備状況>法務・ガバナンス室は、当社グループのリスク管理体制、即ち責任部署を明確化し、危機管理規程及び危機管理マニュアルの維持管理に努めるとともに、当社グループの財務報告の信頼性を担保し、金融商品取引法に規定する内部統制報告書の提出を有効かつ適切に行うため、財務報告に係る内部統制の体制を整備し運用を管理しております。またリスクマネジメント規程に基づき、リスク管理の徹底に努めるとともに、経営上の重大なリスク情報については取締役会に報告しております。内部監査室は、当社グループの企業倫理・活動全般はもとより、財務報告に係る内部統制の適正性を監査しております。ガバナンス委員会は、監査結果を反映した改善もしくは是正措置を審議し決定しております。<子会社の業務の適正を確保するための体制整備の状況>当社グループは、業務の適正を確保するため、グループとしての経営理念、グループとしての行動指針、グループとしての共通規程を共有するとともに、子会社管理規程に基づき社長室長が子会社を管理し統括しております。また、法務・ガバナンス室は、ガバナンス委員会で審議・決定された企業倫理活動に係る諸施策を、当社グループの企業倫理責任者とともに推進しております。内部監査室は、当社グループ全体の内部統制のモニタリングを行い、適正に運営されるように推進しております。当社グループに属する会社間の取引は、法令、会計原則、税法その他の社会規範に照らして適切なものとしております。 イ.取締役の職務の執行に係る情報の保存及び管理に関する整備状況職務執行に係る情報については、文書又は電磁的記録媒体に記録し、文書管理に関する規程の定めるところに従い、適切かつ確実に保存し取締役が閲覧可能な状態にて管理しております。 ウ.情報開示の整備状況アカウンタビリティ(説明責任)とディスクロージャー(情報開示)については、四半期毎の情報開示の他、適時適切な情報提供を行うべく、新聞、社外向け広報紙、ホームページ等での決算情報、アニュアルレポート、統合報告書等の公表に努めております。 エ.反社会的勢力排除に向けた整備状況反社会的勢力とは一切の関係を遮断することを目的とし、毅然とした態度で対応しております。なお、組織的に対応する部署を法務・ガバナンス室とし、警察等の外部連絡機関と連携しております。具体的には、倫理行動基準の中で、反社会的勢力への毅然とした態度での対応を宣言し、危機管理マニュアルの中で、反社会的勢力への対応マニュアルを整備し、取引先との取引基本契約書の中で反社会的勢力等の排除項目を取り入れております。 オ.非業務執行取締役との責任限定契約当社は、会社法第427条第1項の規定により、業務執行取締役以外の取締役(非業務執行取締役)との間に損害賠償責任を限定する契約を締結できることを定款で定めております。ただし、当該契約に基づく賠償責任の限度額は、金500万円以上であらかじめ当社が定めた金額又は同法第425条第1項に定める最低責任限度額のいずれか高い額であります。 カ.役員等賠償責任保険契約の内容の概要当社は、会社法第430条の3に規定する役員等賠償責任保険契約を保険会社との間で締結しております。当該保険契約では、被保険者が当社及び当社グループの役員等としての業務につき行った行為に起因して、保険期間中に被保険者に対して損害賠償請求がなされたことにより、被保険者が被る損害を補填することとしております。当該役員等賠償責任保険契約の被保険者は、当社の取締役及び執行役員並びに当社子会社の取締役及び監査役であり、すべての保険者について、その保険料を当社及び当社グループが負担しております。 キ.取締役の定数当社の取締役は12名以内とする旨を定款に定めております。 ③ 取締役の選任の決議要件当社は、取締役の選任決議について、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の過半数をもって行う旨、及び累積投票によらないものとする旨を定款に定めております。 ④ 株主総会決議事項を取締役会で決議することができるとした事項a.自己の株式の取得当社は、機動的な資本政策を遂行することを目的として、会社法第165条第2項の規定により取締役会の決議によって自己の株式を取得することができる旨を定款に定めております。 b.取締役の責任免除当社は、取締役が期待される役割を十分に発揮できるように、取締役(取締役であったものを含む)の会社法第423条第1項の責任について、同法第427条第1項の規定により、職務を行うにつき善意にしてかつ重大な過失がないときは、取締役会の決議により法令の限度においてその責任を免除することができる旨を定款に定めております。 ⑤ 株主総会の特別決議要件当社は、会社法第309条第2項に定める決議は、定款に別段の定めのある場合を除き、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の3分の2以上をもって行う旨を定款に定めております。これは、株主総会における定足数を緩和することにより、株主総会の機動的な運営を可能とすることを目的としております。 ⑥ 取締役会、指名・報酬委員会の活動状況a.取締役会の実施状況取締役会は、会社の経営に関する基本方針及び業務執行に関する意思決定の他、法令、定款等に定める事項を決議しております。また、各種報告等を通して取締役及び執行役員の職務の執行を監督しております。当連結会計年度は17回開催しております。各取締役の出席状況は次のとおりであります。地位氏名出席状況代表取締役安藤 毅100%(17回/17回)取締役鈴木 由起彦100%(17回/17回)社外取締役泉本 小夜子100%(17回/17回)取締役鹿島 孝弘100%(17回/17回)社外取締役中村 敬100%(17回/17回)社外取締役橋本 昭彦100%(17回/17回) (注)取締役鈴木由起彦、社外取締役中村敬は、2026年6月26日付で退任しております。 なお、当連結会計年度で議論された主な内容は次の通りです。● 取締役会の実効性評価(結果は「⑦取締役会の実効性評価」を参照)● 各事業部門の事業計画の進捗(業績報告と今後の方策)● 本社移転に関する審議● 各種出資案件の審議(メトロウェザー株式会社、株式会社ロジック・アンド・デザインなど)● 「東京計器ビジョン2030」進捗● 第94回株主総会振り返り● 事業計画ガイドライン案の審議● リスクマネジメントに関する審議● IR状況報告● 統合報告書の開示に関する審議 b.指名・報酬委員会の実施状況指名・報酬委員会は取締役会の諮問機関として、取締役報酬規則で定める、監査等委員でない取締役に係る各報酬案の審議、代表取締役により提案された「監査等委員でない取締役選任案」及び「監査等委員である取締役選任案」の審議、その他、委員からの提案によるものの審議を行っております。当連結会計年度は3回開催しております。当連結会計年度においては、各種選任案の審議の他、取締役報酬制度のうち、株式報酬制度の見直しに係る検討状況の報告と意見交換、社長執行役員の後継者計画の進捗報告とそれに係る意見交換を実施しております。なお、各取締役の出席状況は次のとおりであります。 地位氏名出席状況議長代表取締役安藤 毅100%(3回/3回)委員社外取締役中村 敬100%(3回/3回)委員社外取締役泉本 小夜子100%(3回/3回)委員社外取締役橋本 昭彦100%(3回/3回) (注)社外取締役中村敬は、2026年6月26日付で退任しております。 ⑦ 取締役会の実効性評価当社では、2026年5月開催の取締役会にて、取締役会の実効性評価に関するアンケート調査の集計及び分析結果が報告され、現状及び課題の認識について議論を行っております。当社では、実効性評価により認識された課題の解決及び評価実施要領の継続的な見直しによる適切な評価を毎年実施することにより、取締役会の持続的・継続的な実効性向上に努めてまいります。 a.評価方法当社は、取締役会の実効性評価について、監査等委員を含むすべての取締役に対し法務・ガバナンス室が事務局となりアンケート調査を実施しております。 b.アンケートの項目アンケートは、取締役会の①構成、②運営、③審議、④支援体制、⑤ス
役員の報酬等2,900字
(4)【役員の報酬等】① 役員の報酬等の額又はその算定方法の決定に関する方針役員の報酬等の額又はその算定方法の決定に関する方針は次のとおりであります。当社の取締役の報酬は、企業価値の持続的な向上を図るインセンティブとして十分に機能するよう株主利益と連動した報酬体系とし、個々の取締役の報酬の決定に際しては各職責を踏まえた適正な水準とすることを基本方針とします。具体的には、業務執行取締役の報酬は、金銭報酬として基本報酬(月額固定報酬)及び加算報酬(業績連動型報酬)、そして非金銭報酬として株式報酬(譲渡制限付株式報酬)により構成し、監督機能を担う社外取締役については、その職務に鑑み、基本報酬のみを支給することとします。 a.監査等委員でない取締役 監査等委員でない取締役の報酬は、取締役報酬規則に従い決定します。社外取締役を除く、監査等委員でない取締役の報酬は、業績の反映及び株主との価値共有という観点から、①金銭報酬である基本報酬、加算報酬(業績連動型報酬)、②株式報酬である譲渡制限付株式報酬により構成されます。社外取締役である監査等委員でない取締役の報酬は、①の金銭報酬のうち基本報酬のみとなります。いずれの報酬額についても、代表取締役 社長執行役員が指名・報酬委員会から「取締役報酬に対する意見書」を受領後、その内容を踏まえ最終的に決定した報酬額案を取締役会に提案し決議します。個別の報酬額案の設定方法は次のとおりであります。 (1)金銭報酬基本報酬については、代表取締役 社長執行役員が、取締役報酬の動向調査等により得た当社と比較可能な取締役報酬に係る必要な情報を参考に、監査等委員でない取締役各人の基本報酬額案を設定します。なお、基本報酬はその決定後、会社の経営状況その他を勘案して、これを減額することがあります。加算報酬となる業績連動型報酬については、代表取締役 社長執行役員が、事前に取締役報酬規則で規定する業績連動型報酬支給可否の基準(連結営業利益が期初予想比・前期比でいずれも一定の減少比率でないこと、親会社株主に帰属する当期純利益が一定額以上であること、期初予想に対して減配或いは無配になっていないこと、ROEが期初予想値から一定の率以上低下していないこと等)に従い代表取締役との協議を行い、業績連動型報酬支給の可否を決定します。業績連動型報酬の支給決定後、次の手順にて業績連動型報酬の計算を行い、業績連動型報酬額案を設定します。業績連動指標として連結営業利益を選定している理由は、「東京計器ビジョン2030」において目標とする指標を連結売上高、連結営業利益、連結営業利益率、ROEとしており、短期業績連動の指標として連結営業利益が最も適しているものと判断したためです。 報酬計算式:個別支給額=評価対象事業年度の連結営業利益×各役位の業績連動報酬係数×割増率ア.業績連動係数、業績連動型報酬の個別の支給上限は下表のとおり(ただし、当期に支給対象となる役位のみ掲載)役位業績連動係数(%)支給限度額(百万円)代表取締役 社長執行役員0.5050取締役執行役員0.2020 イ.割増率は、評価対象事業年度の連結営業利益が対前年比、対期初予想比に対していずれも30%以上上回った場合、10%加算(割増率は1.1)とする。ただし上限はア.に示したとおり。 (2)株式報酬譲渡制限付株式報酬については、各支給対象取締役の基本報酬額に、各役位に応じた係数を乗じて各人の金銭報酬債権を設定し支給します。各支給対象取締役は、当該金銭報酬債権の全部を現物出資の方法で給付することにより、譲渡制限付株式の割当てを受けます。譲渡制限付株式の払込金額は、その発行又は処分に係る当社取締役会決議の日の前営業日における東京証券取引所における当社普通株式の終値(同日に取引が成立していない場合は、それに先立つ直近取引日の終値)を基礎として、当該譲渡制限付株式を引き受ける対象取締役に特に有利な金額とならない範囲で当社取締役会において決定します。また、上記金銭報酬債権は、支給対象取締役が、上記の現物出資に同意していること及び譲渡制限付株式割当契約を締結していることを条件として支給します。(なお、当該譲渡制限付株式と同様の譲渡制限付株式を、当社の執行役員及び当社子会社の代表取締役に対し、割り当てる予定であります。) (3)基本報酬、加算報酬、株式報酬の個別報酬総額に対する割合の決定に関する方針 業務執行取締役の種類別の報酬割合の目安は、月額固定報酬:業績連動型報酬:譲渡制限付株式報酬=65~75%:10~20%:10~20%としています。(業績連動型報酬の支給条件を満たした場合。) b.監査等委員である取締役監査等委員である取締役の報酬等の額又はその算定方法の決定に関する方針は、監査等委員である取締役の協議により定めます。監査等委員である取締役の報酬は月額固定報酬による基本報酬のみとし、その役割・職務の内容を勘案し、常勤/非常勤各々区分の上、相応な固定報酬とします。なお、監査等委員である取締役の月額固定報酬額については、株主総会で決議した月額報酬額の範囲内にて、監査等委員が協議し、決定します。また、常勤の監査等委員については、会社の経営状況その他を勘案して、これを減額することがあります。 ② 役員区分ごとの報酬等の総額、報酬等の種類別の総額及び対象となる役員の員数 役員区分報酬等の総額(百万円)報酬等の種類別の総額(百万円)対象となる役員の員数(名)基本報酬譲渡制限付株式報酬(注1)業績連動型報酬監査等委員でない取締役(社外取締役を除く)1025311372監査等委員である取締役(社外取締役を除く)1717--1社外取締役1919--3 (注)1 報酬等の総額は、譲渡制限付株式報酬制度で支給する金銭報酬債権の額となります。 2 上記の取締役の報酬等の総額には、使用人兼務取締役の使用人給与相当額は含まれておりません。3 当社の監査等委員でない取締役の金銭報酬額は、2025年6月26日開催の第94回定時株主総会において年額総額4億円以内と決議しております。当該定時株主総会終結時点の監査等委員でない取締役の員数は3名(うち、社外取締役は1名)です。また、株式報酬(譲渡制限付株式報酬)は、2020年6月26日開催の第89回定時株主総会において、金銭報酬債権は3,000万円以内、当該報酬債権で割り当てる株式の上限は7万株と決議しております。当該定時株主総会終結時点の監査等委員でない取締役は3名です。 当社の監査等委員である取締役の報酬等の月額固定報酬額は、2016年6月29日開催の第85回定時株主総会において月額400万円以内と決議しております。当該定時株主総会終結時点の監査等委員である取締役の員数は3名です。 ③ 役員の報酬等の額又はその算定方法の決定に関する方針の決定権限を有する者前述の、「① 役員の報酬等の額又はその算定方法の決定に関する方針」を参照してください。
従業員の状況1,258字
(2)【従業員の状況】 ① 連結会社の状況(2026年3月31日現在)セグメントの名称従業員数(名)船舶港湾機器事業265[36]油空圧機器事業434[60]流体機器事業158[13]防衛・通信機器事業583[141]その他の事業119[23]全社(共通)209[25]合計1,768[298] (注) 1 従業員数は就業人員数(当社グループからグループ外への出向者を除き、グループ外から当社グループへの出向者を含む。)であり、臨時従業員数は[ ]内に年間の平均人員を外数で記載しております。2 臨時従業員には、パートタイマーを含み、派遣社員を除いております。 ② 提出会社の状況(2026年3月31日現在)従業員数(名)平均年齢(歳)平均勤続年数(年)平均年間給与(千円)平均年間給与の対前事業年度増減率(%)1,420[237]43.015.26,934+5.5 セグメントの名称従業員数(名)船舶港湾機器事業241[33]油空圧機器事業295[50]流体機器事業158[13]防衛・通信機器事業521[117]その他の事業45[6]全社(共通)160[18]合計1,420[237] (注) 1 従業員数は就業人員数(当社から社外への出向者を除き、社外から当社への出向者を含む。)であり、臨時従業員数は[ ]内に年間の平均人員を外数で記載しております。2 臨時従業員には、パートタイマーを含み、派遣社員を除いております。3 平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。 ③ 労働組合の状況当社グループは正常な労使関係を保っており、特記すべき事項はありません。 ④ 管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の額の差異当事業年度管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合(%)(注1、2)男性労働者の育児休業取得率(%)(注3、4)労働者の男女の賃金の額の差異(%)(注1、4、5) 1.7 80.7全ての労働者 66.4うち正規労働者 70.7うち非正規労働者 67.8 (注) 1 「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。2 女性管理職比率の集計対象には当社から社外への出向者を除き、社外から当社への出向者を含んでおります。3 「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。4 男性育児休業取得率、男女の賃金の額の差異の集計対象には当社から社外への出向者を含み、社外から当社への出向者を除いております。5 賃金制度上は男女間の差はありませんが、女性に比べ男性の管理職比率が高いこと等が主な男女の賃金の差異の要因となっております。
関係会社の状況1,039字
4 【関係会社の状況】 名称住所資本金又は出資金(百万円)主要な事業の内容議決権の所有割合(%)関係内容(連結子会社) 東京計器アビエーション㈱(注2、4)埼玉県飯能市20防衛・通信機器100当社製造製品を販売しております。なお、当社所有の建物を賃借しております。役員の兼任等……無東京計器パワーシステム㈱東京都大田区70油空圧機器100当社製造製品を使用した装置の製造販売をしております。なお、当社所有建物を賃借しております。役員の兼任等……無東京計器インフォメーションシステム㈱東京都大田区50その他100当社情報処理サービス業務の受託、当社債務のファクタリングの受託をしております。役員の兼任等……無東京計器テクノポート㈱東京都大田区80その他100当社グループの製品等の荷造・梱包等をしております。役員の兼任等……無東京計器レールテクノ㈱東京都大田区60その他70当社製造製品を販売しております。役員の兼任等……無㈱モコス・ジャパン神奈川県横浜市中区32船舶港湾機器100当社製造製品を販売しております。役員の兼任等……無TOKYO KEIKI U.S.A., INC.米国カリフォルニア州50千米ドルその他100当社製造製品を販売しております。役員の兼任等……無東涇技器(上海)商貿有限公司中国上海350千米ドル船舶港湾機器100当社製造製品を販売及び販売斡旋しております。役員の兼任等……無TOKYO KEIKI PRECISIONTECHNOLOGY CO., LTD.(注2)ベトナムダナン8,750千米ドル油空圧機器100当社製品を製造し、当社へ販売しております。役員の兼任等……有(持分法適用関連会社) TOKIMEC KOREA POWERCONTROL CO., LTD.韓国ソウル1,750百万ウォン油空圧機器34.48当社製造製品を販売しております。役員の兼任等……有その他1社 (注) 1 主要な事業の内容欄には、セグメントの名称を記載しております。2 特定子会社に該当しております。3 有価証券届出書又は有価証券報告書を提出している会社はありません。4 東京計器アビエーション㈱については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。同社の主要な損益情報等① 売上高10,548百万円 ② 経常利益158百万円 ③ 当期純利益102百万円 ④ 純資産額1,094百万円 ⑤ 総資産額4,635百万円
配当政策445字
3 【配当政策】当社は、「東京計器ビジョン2030」の実現による企業価値向上に向け、成長投資を最優先としつつ、財務基盤とのバランスを考慮しながら、最適資本構成を意識した最適な株主還元施策を実施することを基本方針としております。その上で、毎期の配当につきましては、過去の配当実績も勘案し、安定的かつ継続的な株主還元に努めてまいります。当連結会計年度の配当につきましては、1株当たり普通配当40円を実施させていただきます。なお、期末配当の決定機関は株主総会であります。内部留保につきましては、資本効率に配慮しながらも、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を図るため、稼ぐ力の源泉となる新技術の研究、新製品の開発、生産性向上の設備、海外拠点の拡充、人材の育成、組織の強化、経営資源の補強等を目的とした投資に充当してまいります。なお、当連結会計年度に係る剰余金の配当は次のとおりであります。 決議年月日配当金の総額(百万円)1株当たり配当額(円)2026年6月26日定時株主総会決議65740.0
研究開発活動2,518字
6 【研究開発活動】当社グループの研究開発は、独創技術による独創的な商品の開発を基本姿勢としており、基礎研究及び比較的長期的視野に立った応用研究、商品開発を当社の研究開発センタが主として担当し、短期的な商品開発は各カンパニー及び関係会社が行っております。コア技術は、マイクロ波技術、ジャイロ技術、超音波技術、計測技術、制御技術、油圧技術、信号処理・画像処理技術等であります。また、新たな成長ドライバーとしてエッジAI事業、水素エネルギー事業、宇宙事業等についても取り組んでおります。当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発費は2,883百万円であり、事業の種類別セグメント毎の研究開発目的、主要課題、成果及び研究開発費は次のとおりであります。 (1)船舶港湾機器事業当事業における研究開発活動は、情報技術の革新に対応する次世代航海計器の研究開発及び国際海事機関(IMO)による国際規格改定への対応等を主な目的としております。具体的には、ジャイロコンパス、オートパイロット、電子海図情報表示装置等について研究開発を行っております。また、特に顧客の課題である「安全と省エネ」や「省力化」に貢献できる製品開発にも注力しております。さらに将来の自動運行船実用化に向けての研究開発にも取り組むとともに、外部との共同研究にも参画しております。外部との共同研究としては、日本財団が推進する無人運航船プロジェクトMEGURI2040における「無人運航船の社会実装に向けた技術開発助成プログラム」に引き続き参画しました。この結果、当連結会計年度は、一般商船市場向けに電子傾斜計T1-1000を市場投入するとともに、MEGURI2040では、実海域での自動離着桟試験を実施しました。当事業に係わる研究開発費は870百万円であります。 (2)油空圧機器事業当事業における研究開発活動は、建設機械、産業機械のニーズに対応した油空圧機器・システム及びそれらの電子制御に関する研究開発を主な目的としております。具体的には、各種ポンプ、各種制御弁、油圧ユニット、油圧制御システム、電子制御装置であります。中でも、省エネに優れた回転数制御や電気ダイレクト制御ポンプ等の油圧と制御技術を応用した油圧システム製品と、建設車両の高度な電子制御を可能とする電子機器製品、及び画像処理応用製品の開発に注力しております。また水素社会の実現に向けた取り組みとして、小型水素圧縮機の研究開発に取り組むとともに、外部研究機関との共同研究としてギ酸分解式高圧水素製造装置の開発にも参画しております。この結果、当連結会計年度は、建機市場向けコントローラでは、クレーン用過負荷防止装置と圧入機サイレントパイラーコントローラの2機種をOEM品として市場投入しました。また、ピストンポンプPHCシリーズでは、ポンプ容量として60ccサイズを新たにラインナップに加え市場投入いたしました。当事業に係わる研究開発費は417百万円であります。 (3)流体機器事業当事業における研究開発活動は、上下水道・農業用水・発電所・プラント等、社会インフラを支える幅広い分野において求められる、超音波流量計及び電波レベル計等の流体管理用計測器ならびにシステム商品の開発を主な目的としております。超音波流量計においては市場拡大を見据えた新商品の開発を、電波レベル計においてはマイクロ波からミリ波レベル計に至る製品ラインアップの拡充を推進するとともに、近年需要が高まる防災分野に向けた流量・水位観測システムの開発にも注力しております。当連結会計年度における主な成果といたしましては、軽量化と直感的な操作性により現場での迅速な計測を可能にしたポータブル超音波流量計UFP-30を市場投入し、社会課題の解決に貢献する製品・システムの開発も推進中です。当事業に係わる研究開発費は388百万円であります。 (4)防衛・通信機器事業当事業における研究開発活動は、官需市場では、マイクロ波関連機器、測位・航法関連機器等の防衛向け装備品や海上保安庁向けVTS(船舶通航管制)装置関連機器の、将来製品に向けた技術開発やQCDの改善を主な目的としております。具体的には、航空機向けを中心とする電子戦装置、潜水艦及び護衛艦の航海機器、宇宙機向けの航法機器、海上交通センター用関連機器、高分解能固体化レーダー装置について研究開発を行っております。また、メトロウェザー株式会社のドップラー・ライダーを官需向けに量産化、株式会社ロジック・アンド・デザインの画像鮮明化・復元技術のAIカメラへの実装等、スタートアップ企業との協業による研究開発も進めております。民需のセンサ機器市場では、慣性センサ及び光計測を応用した地震計関連機器、道路関連機器、トンネル掘進機関連機器、農業関連機器向けのセンサ及びシステムの研究開発を主な目的としております。具体的には、トラクタや田植機等の自動操舵装置の研究開発を行っております。民需のRF・通信制御機器市場では、マイクロ波応用機器及び放送関連機器の研究開発を主な目的としております。具体的には、半導体製造装置用プラズマ電源、高出力マイクロ波発振器、人工衛星用マイクロ波製品、アンテナ自動指向装置、車載型カメラ防振装置の研究開発を行っております。この結果、当連結会計年度は、2周波アンテナ採用とRTK機能搭載により従来機に比べ精度を向上した新型農機向け自動操舵装置、小型SAR衛星商用機向けマイクロ波パワーアンプモジュールを開発し、市場投入しました。当事業に係わる研究開発費は979百万円であります。 (5)その他の事業検品機器事業は当社が中心となって、印刷関連産業向けの印刷図柄及び無地シートの検査装置の開発及び機能拡充を行っております。鉄道機器事業は主に東京計器レールテクノ㈱が中心となって、鉄道保線用計測機器/装置の研究開発を行っております。この結果、当連結会計年度は、光ファイバジャイロコンパスを内蔵した慣性式軌道検測装置を開発し、市場投入しました。当事業に係わる研究開発費は229百万円であります。
主要な設備の状況966字
2 【主要な設備の状況】(1)提出会社(2026年3月31日現在)事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(名)建物及び構築物機械装置及び運搬具土地(面積千㎡)リース資産その他合計本社(東京都大田区)全社的管理業務研究所・事務所75014-(-)-5141,278494[38]平和島事業所(東京都大田区)その他の事業他研究所・事務所9763-(-)-691,04947[1]那須工場(栃木県那須町)防衛・通信機器事業、流体機器事業他工場・研究所・事務所3,567894286(122)-1,9386,685394[109]矢板工場(栃木県矢板市)船舶港湾機器事業他工場・事務所339122410(44)-86957180[29]佐野工場(栃木県佐野市)油空圧機器事業工場・事務所4628139(50)-313679179[32]田沼事業所(栃木県佐野市)油空圧機器事業工場・事務所6127584(40)-767918[11]飯能事業所(埼玉県飯能市)防衛・通信機器事業事務所・工場2350533(3)-77748[-] (2)在外子会社(2026年3月31日現在)会社名事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(名)建物及び構築物機械装置及び運搬具土地(面積千㎡)リース資産その他合計TOKYO KEIKIPRECISION TECHNOLOGY CO.,LTD.(注3)ベトナム油空圧機器事業生産設備他161199-[30]-26162267[2] (注) 1 帳簿価額のうち「その他」は、工具、器具及び備品並びに建設仮勘定の合計であります。2 従業員数の[ ]は、年間平均臨時従業員数を外書きしております。3 在外子会社において土地を賃借しております。当連結会計年度における年間賃借料は1百万円であります。また、賃借している土地の面積については、[ ]で外書きしております。4 提出会社の本社建物は賃借しており、当連結会計年度における賃借料は、837百万円であります。なお、2026年3月に本社を移転しており、年間賃借料には移転前の賃借料を含めて記載しております。5 提出会社の平和島事業所建物は賃借しており、当連結会計年度における賃借料は、110百万円であります。
監査の状況3,926字
(3)【監査の状況】提出日現在において、監査等委員会は3名(常勤監査等委員1名、非常勤・社外監査等委員2名)にて、内部監査室は4名にて構成しております。 ① 監査等委員会監査の状況a.組織・人員監査等委員会は、内部監査室、会計監査人と監査計画、監査結果及びその内容について協議し、コンプライアンスやリスク管理活動の状況等について法務・ガバナンス室等の内部統制部門あるいは関連部門から定期的又は逐次報告を受けます。その他、代表取締役 社長執行役員と定期的に意見交換会を開催します。また、常勤監査等委員が会計監査人の往査に都度立ち会う他、経営会議やその他重要な社内会議に出席し、経営執行状況の適時的確な把握と監視に努めるとともに、違法状況の点検・確認、財務報告に係る内部統制を含めた内部統制システムの整備・運用の状況等の監視・検証を通じて、取締役の職務執行が法令・定款に適合し、会社業務が適正に遂行されているかを監査します。なお、監査等委員である取締役の鹿島孝弘は、長年経理・財務部門の実務に携わり、また経理部長も務めており、財務及び会計に関する十分な知見を有するものであります。 b.監査等委員会の実施状況当連結会計年度に監査等委員会は22回開催しております。各監査等委員の出席状況は次のとおりであります。 地位氏名出席状況委員長鹿島 孝弘100%(22回/22回)委員中村 敬95%(21回/22回)委員橋本 昭彦100%(22回/22回) (注)監査等委員中村敬は、2026年6月26日付で退任しております。 なお、当連結会計年度で次のような決議、協議、報告がなされました。<決議事項>● 監査等委員会委員長(議長)の選定● 常勤監査等委員、選定監査等委員、特定監査等委員の選定● 監査等委員会の監査計画、監査等委員の職務分担● 監査等委員会の監査報告書● 監査等委員でない取締役の選任・報酬に関する監査等委員会の意見● 監査等委員選任議案に関する同意● 会計監査人の再任の適否● 会計監査人の監査報酬に関する同意● 取締役会議案に関する監査等委員会の意見 他<協議事項>● 監査等委員の報酬● 監査等委員でない取締役の選任・報酬に関する監査等委員会の意見決定方針● 会計監査人からの監査報告● 監査等委員会の期中業務監査に関する総括 他<報告事項>● 四半期決算報告● 内部監査計画、内部監査結果報告● 常勤監査等委員からの社内決議事項等報告● 会計監査人からの定期報告● 会計監査人往査の立会報告● 人事部の業務内容や方針・計画報告、生産管理システム導入進捗報告 他 ② 内部監査の状況当社の内部監査は、予め定められた年度監査計画に基づき、定期的に行う「定期監査」と、社長執行役員及び監査等委員会の指示による他、必要に応じ不定期に行う「臨時監査」があります。何れの監査も内部監査室が行っております。提出日現在において、内部監査室は4名にて構成しており、当社グループの内部統制の適切性及び有効性を、被監査部門・部署もしくは連結子会社から独立した立場で検証し、その結果に基づく改善を通じて、当社グループの経営の健全性及び効率性の向上に資する活動をしております。当社取締役は、内部監査の意義、並びに内部監査室の業務、権限及び責任を従業者に周知徹底し、内部監査が円滑かつ効率的になされるよう努めております。a.内部監査の対象内部監査室による監査は、当社グループの企業倫理・活動全般を対象として行われております。 b.内部監査の独立性確保当社取締役は、内部監査室長及び監査担当者が、従業者から不当な制約を受けることなく内部監査を行うことができるよう配慮しております。内部監査室長が指名した監査担当者は、内部監査室を兼任しているか否かを問わず内部監査期間中は、所属部門、部署もしくは連結子会社の業務の従事を禁じております。また、監査等委員会から監査業務に必要な指示を受けた従業者は、その指示に関して、他の者の指揮指示を受けないこととしております。更に、内部監査室所属の従業者の人事異動・人事評価・懲戒処分には、監査等委員会の承認を得なければならないこととしております。 c.内部監査室長及び監査担当者の権限内部監査室長及び監査担当者は、被監査部門に対して、内部監査実施上必要な帳票及び諸資料の提出、並びに事実の説明その他内部監査に必要な協力を求めることができます。また、必要により、被監査部門以外の関係部門、部署、連結子会社及び社外の関係先に対し、内容の照会及び事実の説明を求めることができます。更に、内部監査の遂行上必要と認めた場合に限り、各種会議の議事録の閲覧を求めることができます。 d.監査結果及び是正措置の報告監査担当者は、監査内容を客観的に評価し、監査終了後1ヵ月以内に監査報告書を作成しております。内部監査室長は、監査結果を社長執行役員に報告するとともに、監査報告書の写しを全取締役の他、法務・ガバナンス担当、監査等委員会、被監査部門に交付しております。社長執行役員が経営会議での報告が必要と判断した場合は、内部監査室長が当該監査結果を経営会議に報告しております。また、監査等委員会が取締役会での報告が必要と判断した場合は、内部監査室長が当該監査結果を取締役会に報告しております。なお、内部監査室長は、緊急を要する事項、及び経営に重大な影響を与えると認められる事項については、内部監査の終了又は監査報告書の作成を待たずに、速やかに社長執行役員及び全取締役に対して報告しております。監査報告書で、改善もしくは是正が指摘された事項は、被監査部門が法務・ガバナンス室の指導のもとに改善もしくは是正措置を策定しております。被監査部門は、決定された改善もしくは是正措置の被監査部門内での速やかな実行を推進しております。内部監査室長は、改善もしくは是正措置の実施状況を適時確認し、社長執行役員に報告するとともに全取締役及び法務・ガバナンス担当、被監査部門にその写しを交付しております。社長執行役員が経営会議への報告が必要と判断した場合は、内部監査室長は、確認した実施状況を経営会議に報告しております。また、監査等委員会が取締役会への報告が必要と判断した場合は、内部監査室長は、確認した実施状況を取締役会に報告しております。 ③ 会計監査の状況a.監査法人の名称等有限責任監査法人トーマツ指定有限責任社員 筆頭業務執行社員 公認会計士 石川 航史(継続監査期間 3年)指定有限責任社員 業務執行社員 公認会計士 南 貴士(継続監査期間 1年)監査業務に係る補助者の構成 公認会計士 9名 その他 18名継続監査期間 56年間(1970年3月期の等松・青木監査法人による監査開始から起算) b.提出会社が監査公認会計士等を選定した理由過年度の監査における監査品質、独立性、監査等委員会への報告等のコミュニケーション及び監査法人から説明を受けた「会計監査人再任にあたっての当監査法人の監査体制の説明」を参考に協議し、総合的に勘案した結果、有限責任監査法人トーマツを会計監査人とすることは相当であると判断し、選定しております。なお、会計監査人が会社法第340条第1項各号に定める項目に該当すると認められる場合は、監査等委員会が監査等委員の全員の同意により当該会計監査人を解任いたします。また、法令違反により懲戒処分や監督官庁から監査業務停止処分を受ける場合等、当社の監査業務に重大な支障をきたす事態が生じた場合、もしくは会計監査人の監査品質、独立性等を総合的に勘案し、職務の遂行が適正に実施されることに疑義が生じた場合は、監査等委員会が会計監査人の解任又は不再任の検討を行い、解任又は不再任が妥当と判断した場合は、監査等委員会が当該会計監査人の解任又は不再任に関する株主総会の議案を決定いたします。 ④ 監査報酬の内容等a.監査公認会計士等に対する報酬の内容区分前連結会計年度当連結会計年度監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)提出会社40-45-連結子会社----計40-45- b.監査公認会計士等と同一のネットワークに対する報酬(a.を除く)区分前連結会計年度当連結会計年度監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)提出会社-1-3連結子会社----計-1-3 当社における非監査業務の内容は、海外拠点における税務申告書の作成業務等であります。 c.その他重要な監査証明業務に基づく報酬の内容(前連結会計年度)該当事項はありません。 (当連結会計年度)該当事項はありません。 d.監査報酬の決定方針当社の監査報酬の決定方針としましては、監査日数、当社の規模・業務の特性等の要素を勘案して決定しております。 e.監査等委員会が会計監査人の報酬等に同意した理由取締役会が提案した会計監査人に対する報酬等について、当社の監査等委員会が会社法第399条第1項の同意をした理由は、会計監査人の報酬等について社内関係部署及び会計監査人から必要な資料を入手し、会計監査人の前事業年度の職務遂行状況及び監査時間の実績について分析・評価を行い、当事業年度の監査計画、監査時間及び報酬見積り等が適切であるかについて必要な検証を行った結果、会計監査人の報酬等について妥当と判断し同意いたしました。
株式の保有状況3,638字
(5)【株式の保有状況】① 投資株式の区分の基準及び考え方当社は、保有目的が純投資目的である投資株式と純投資目的以外の目的である投資株式の区分について次のように分けております。a.純投資目的株式保有目的が専ら株式の価値の変動又は株式に係る配当によって利益を受けることを目的とするものを「純投資目的株式」として区分しております。b.みなし保有株式保有目的が上記a.の「純投資目的株式」以外の投資株式のうち、当社の退職給付信託に設定した株式で、信託契約等に基づいて議決権行使権限を有する株式を「みなし保有株式」として区分しております。c.政策保有株式保有目的が上記a.の「純投資目的株式」以外の目的である投資株式であり、上記b.の「みなし保有株式」以外の投資株式を「政策保有株式」として区分しております。 ② 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式a.保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容当社は、当社のコーポレートガバナンス・ガイドラインにおいて、政策保有株式の保有に関して、以下の方針を掲げております。ア.当社は、中長期的に当社の企業価値向上に資すると認められる場合を除き、政策保有株式は保有いたしません。政策保有株式の取得・売却の決定は、全件、常勤取締役及び執行役員で構成する経営会議にて決定する他、取締役会に付議すべき基準金額を超える場合は取締役会にて決議いたします。なお、当社の保有株式については、その保有目的を当社の中長期的な事業戦略上の観点から各株式の所管責任部門で毎年検証を行い、保有価値が乏しいと判断した株式は一部あるいは全てを売却する等により縮減を図っております。イ.当社の保有株式に係る議決権行使については、当社の企業価値向上に資することを前提として、発行会社の株主価値向上の観点から判断し、適切に議決権を行使しております。ウ.当社が政策保有株式として保有する上場株式については、保有状況等について毎年6月に取締役会に報告しております。 b.銘柄数及び貸借対照表計上額 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(百万円)非上場株式9299非上場株式以外の株式144,302 (注)前事業年度において「非上場株式以外の株式」に区分されていた1銘柄は、上場廃止に伴い当事業年度においては「非上場株式」に区分しております。当該銘柄については下表の増加及び減少には含めておりません。 (当事業年度において株式数が増加した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の増加に係る取得価額の合計額(百万円)株式数の増加の理由非上場株式2249防衛・通信機器事業における製品開発・量産化を推進するため非上場株式以外の株式--- (当事業年度において株式数が減少した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の減少に係る売却価額の合計額(百万円)非上場株式--非上場株式以外の株式155 c.特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報特定投資株式 銘柄当事業年度前事業年度保有目的、定量的な保有効果営業上の取引概要、業務上の提携概要及び株式数が増加した理由(注1)当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)㈱三菱UFJフィナンシャル・グループ455,260455,260同社傘下の三菱UFJ銀行及び三菱UFJ信託銀行は当社グループの取引金融機関であります。同社との事業上の関係強化・維持のために保有しております。有1,184916㈱オーバル1,309,0001,309,000当社と株式会社オーバルは、海外水市場の開拓を主な目的とした業務提携を行う基本合意を締結しています。また、主に当社グループの流体機器事業における顧客でもあります。したがって、同社との事業上の関係強化・維持のために保有しております。無933541長野計器㈱248,700248,700当社と長野計器株式会社は、海外水市場の開拓を主な目的とした業務提携を行う基本合意を締結しています。また、主に当社グループの流体機器事業における顧客でもあります。したがって、同社との事業上の関係強化・維持のために保有しております。有675476英和㈱246,840246,840主に当社グループの油空圧機器事業及び流体機器事業における重要な代理店等として取引を行っており、両事業における顧客情報収集や販売力強化に大きく貢献しています。同社との事業上の関係強化・維持のために保有しております。 有630549㈱りそなホールディングス179,069179,069同社傘下のみなと銀行は、当社グループの取引金融機関であります。同社との事業上の関係強化・維持のために保有しております。有308230㈱名村造船所50,00050,000主に当社グループの船舶港湾機器事業における重要な顧客であります。同社との事業上の関係強化・維持のために保有しております。無209114㈱アイチコーポレーション149,973149,973主に当社グループの油空圧機器事業における重要な顧客であり、同社との事業上の関係強化・維持のために保有しております。有195189㈱商船三井10,09320,093主に当社グループの船舶港湾機器事業における重要なユーザーかつ、顧客であり、船舶港湾機器事業関連製品のほとんどに関して取引を行っています。加えて、各種プロジェクトへ参画しておりますので、同社との事業上の関係強化・維持のために保有しております。 無66104 銘柄当事業年度前事業年度保有目的、定量的な保有効果営業上の取引概要、業務上の提携概要及び株式数が増加した理由(注1)当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)岡谷鋼機㈱4,0004,000主に当社グループの油空圧機器事業の工場で使用する、設備機械や加工治具の多くを調達している取引先であり、調達した設備機械の維持又は改良を行っていく上で重要な取引先であります。同社との事業上の関係強化・維持のために保有しております。有3628極東開発工業㈱6,5346,534主に当社グループの油空圧機器事業における重要な顧客であります。同社との事業上の関係強化・維持のために保有しております。無1915オークマ㈱4,4264,426主に当社グループの油空圧機器事業における重要な顧客であります。同社との事業上の関係強化・維持のために保有しております。無1615川崎汽船㈱6,1506,150主に当社グループの船舶港湾機器事業における重要なユーザーかつ、顧客であり、船舶港湾機器事業関連製品のほとんどに関して取引を行っています。加えて、各種プロジェクトへ参画しておりますので、同社との事業上の関係強化・維持のために保有しております。無1612日本郵船㈱2,0752,075主に当社グループの船舶港湾機器事業における重要なユーザーかつ、顧客であり、船舶港湾機器事業関連製品のほとんどに関して取引を行っています。加えて、プロジェクトへ参画しているので、同社との事業上の関係強化・維持のために保有しております。無1210乾汽船㈱2,3002,300主に当社グループの船舶港湾機器事業における重要なユーザーかつ、顧客であり、船舶港湾機器事業関連製品のほとんどに関して取引を行っています。同社との事業上の関係強化・維持のために保有しております。無33日精樹脂工業㈱-80,700主に当社グループの油空圧機器事業における重要な顧客であります。同社との事業上の関係強化・維持のために保有しております。なお。同社は2026年3月30日に上場廃止となり、当事業年度においては特定投資株式に該当しておりません。無-68 (注) 1 当社は、政策保有株式における定量的な保有効果の記載が困難であるため、保有の合理性を検証した方法について記載いたします。当社は、政策保有株式の保有の合理性について、当社の有価証券管理規程に基づき2026年3月31日を確認基準日として個別銘柄毎に保有適否判断をしております。判断においては、当社が定める保有可否判断のガイドラインに従い、評価項目の何れかに該当した場合、相手先との協議の上、保有株数の縮減を検討することとしています。ただし、当該評価項目に該当する場合においても、特別な事情で保有を継続することを取締役会決議により決定した場合はこの限りではありません。なお、評価項目の概要は、取引の実績、複数期に亘る赤字決算や無配、重大な法令違反等不祥事の発生、当該株式を持つことによる便益が当社の資本コストを上回ることが見込まれないこと、等であります。 ③ 保有目的が純投資目的である投資株式該当事項はありません。
沿革1,982字
2 【沿革】1896年5月和田計器製作所として創立。わが国で初めて圧力計の製造を開始。1917年5月株式会社東京計器製作所に改組。1917年7月光学部門を分離して、三菱合資会社との共同出資により日本光学工業株式会社を設立。1937年3月航空計器部門を分離して、東京航空計器株式会社を設立。1948年12月企業再建整備法に基づき、株式会社東京計器製作所の第二会社株式会社東京計器製造所として設立。1949年5月東京証券取引所に株式を上場。1963年10月油圧機器の販売会社である東京計器販売株式会社を吸収合併。1968年5月従来の職能別組織を改め、営業、技術、製造を舶用機器、油圧機器、工業機器、航空機器、空調機器の5事業部に分割した事業部組織を発足。1968年8月油圧機器の量産専門工場として、東京ビッカース株式会社を栃木県佐野市に設立。1969年12月電子応用機器、計測器の専門工場として、新東京計器株式会社を栃木県矢板市に設立。1970年10月社名を株式会社東京計器と変更。また、油圧パワーユニット組立専門工場として株式会社東京計器メカニックスを設立し、横浜市鶴見区矢向に工場を開設(1987年に栃木県田沼町(現佐野市)に工場を移転、2008年に東京計器パワーシステム株式会社と社名変更)。1973年4月航空機用及び地上用電子機器、精密計器の専門工場として、第一東京計器株式会社を栃木県那須町に設立。1973年12月航空製品の部品及び修理契約の代行業務を行うために渋谷区に東京計器アビエーション株式会社を設立(業務拡充に伴い1994年に埼玉県飯能市に移転)。1979年10月航空機用電子機器及び精密計器生産工場を、第一東京計器株式会社の敷地内に建設し、操業を開始。1981年4月生産体制の充実をはかるため第一東京計器株式会社を吸収合併。また、那須の工場設備を拡充し、これらを統合して新たに那須事業所(現那須工場)を開設。1982年4月電子応用機器、計測制御機器の業務拡充に伴い、生産体制を更に充実させるために新東京計器株式会社を吸収合併し、矢板事業所(現矢板工場)を開設。1984年10月油圧機器の生産体制の充実をはかるため、東京ビッカース株式会社を吸収合併し、佐野事業所(現佐野工場)を開設。1987年11月栃木県田沼町(現佐野市)に油圧応用装置の組立を目的として田沼事業所を開設。1988年5月研究開発体制の強化をはかるため、蒲田本社敷地内に研究所・事務所として本社ビルを新築。1990年9月社名を株式会社トキメックと変更。また、本社敷地内にインテリジェントオフィスビルを建設。1991年4月埼玉県飯能市に航空機器・特機の研究・技術部門を拡大・強化するための一環として飯能事業所を開設。1996年4月事業領域の見直しと「総合力」「機動性」「効率化」を促進するため、従来のマリンシステム、パワーコントロール、計測の各事業部を統合し、新たに「制御システム事業部」を新設。1997年12月米国における部品購入のためにロサンゼルスのTECHNOPORT U.S.A., INC.を当社の子会社とし、社名をTOKIMEC U.S.A., INC.(2008年にTOKYO KEIKI U.S.A., INC.と社名変更)に変更。1998年12月韓国における油空圧機器販売の合弁会社TOKIMEC KOREA HYDRAULICS CO., LTD.(2004年4月1日にTOKIMEC KOREA POWER CONTROL CO., LTD.と社名変更)を韓国に設立。2000年3月本社ビルの土地・建物を売却。2000年9月賃貸用不動産の土地・建物を売却。2001年6月執行役員制度を導入。2002年4月制御システム事業部を第1制御事業部と第2制御事業部に改編。2008年10月社名を東京計器株式会社と変更。2011年7月中国における営業・サービス拠点として、上海に東涇技器(上海)商貿有限公司を設立。2012年10月アジア地域等へ販売する製品の生産拠点として、ベトナムにTOKYO KEIKI PRECISION TECHNOLOGY CO., LTD.を設立。2013年4月従来の事業部制を社内カンパニー制に改め、第1制御事業部、第2制御事業部、電子事業部を舶用機器システム、油圧制御システム、計測機器システム、電子システム、検査機器システムの5カンパニーに改編。2015年4月電子システムカンパニーを電子システムカンパニーと通信制御システムカンパニーに改編。2016年6月監査等委員会設置会社へ移行。2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、市場第一部からプライム市場へ移行。2026年3月本社を東京都大田区南蒲田から東京都大田区羽田空港に移転。
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