ベ
ベルグアース株式会社
Berg Earth co.,Ltd.
73億円売上高(FY2025)
2.3%ROE
34.9%自己資本比率
33財務健全性スコア
KEY METRICS
主要財務指標
FY2025の売上高は73億円(前年比+2.9%)。営業利益は-33百万円(営業利益率-0.4%)、当期純利益は48百万円。総資産61億円に対し自己資本比率は34.9%、ROEは2.3%。水産・農林業の中央値(ROE 9.5%)を下回る水準。営業キャッシュ・フローは3億円の創出、現金及び現金同等物は9億円。直近のFY2026中間期は売上高35億円(前年同期比+9.1%)、純利益-12百万円。
開示値を定型文に流し込んだ自動生成の概況です(LLM不使用)。株価(終値)2,994円2026-09-04
PER99.1倍
PBR2.26倍
配当利回り0.33%
時価総額(概算)48億円
株価はYahoo Financeの公開データによる参考値。PER・PBR・利回りは最新有報のEPS・BPS・配当との組み合わせ計算です。売上高73億円+2.9%
営業利益-33百万円-245.3%
当期純利益48百万円+21.0%
総資産61億円
純資産22億円
営業利益率-0.4%
ROE2.3%
自己資本比率34.9%
EPS30.2円
BPS1,322.1円
1株配当10円
配当性向33.1%
従業員数—
INDUSTRY POSITION
業種内のポジション
ROE2.3%中央値 9.5%
営業利益率-0.4%中央値 4.3%
自己資本比率34.9%中央値 39.2%
健全性スコア33.0点中央値 52.0点
帯は水産・農林業(6社)の下位25%〜上位25%、縦線が中央値、丸が当社の値です。
FINANCIAL HISTORY
業績推移
資産
負債・純資産
| 年度 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 | 総資産 | 純資産 | EPS | ROE | 自己資本比率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 73億円 | -33百万円 | -29百万円 | 48百万円 | 61億円 | 22億円 | 30.2 | 2.3% | 34.9% |
| FY2024 | 71億円 | 22百万円 | -16百万円 | 40百万円 | 57億円 | 21億円 | 25 | 1.9% | 36.4% |
| FY2023 | 71億円 | 77百万円 | 1億円 | 78百万円 | 57億円 | 21億円 | 50.9 | 4.3% | 35.9% |
| FY2022 | 64億円 | — | -44百万円 | 2億円 | 61億円 | 17億円 | 142.4 | 15.3% | 26.7% |
| FY2021 | 54億円 | -54百万円 | -57百万円 | 1億円 | 51億円 | 12億円 | 96.3 | 12.7% | 19.9% |
| FY2020 | 52億円 | -1億円 | -1億円 | -2億円 | 47億円 | 11億円 | -168.9 | -23.6% | 19.5% |
| FY2019 | 49億円 | — | 32百万円 | -4百万円 | 37億円 | 13億円 | -3 | -0.3% | 30.5% |
| FY2018 | 47億円 | — | 29百万円 | 29百万円 | 37億円 | 13億円 | 23 | 2.6% | 31.0% |
| FY2017 | 46億円 | — | -71百万円 | -69百万円 | 36億円 | 13億円 | -54.5 | -5.2% | 31.1% |
| FY2016 | 44億円 | — | -92百万円 | 14百万円 | 37億円 | 14億円 | 11 | 1.2% | 32.5% |
| FY2015 | 42億円 | — | 57百万円 | 33百万円 | 40億円 | 14億円 | 26.2 | 2.8% | 30.5% |
営業CF3億円
投資CF-6億円
財務CF2億円
現金及び現金同等物9億円
SEGMENTS
セグメント別売上
Vegetable Seedling And Seedling Related64億円
Agriculture And Horticultural Seed Material Sales8億円
Retail1億円
セグメント名はXBRLのタクソノミ名(英語)です。日本語の区分名は下の「セグメント情報」本文を参照してください。
MAJOR SHAREHOLDERS
大株主
| 順位 | 氏名・名称 | 持株比率 |
|---|---|---|
| 1 | 山口 一彦 | 10.1% |
| 2 | アグリビジネス投資育成株式会社 | 7.0% |
| 3 | 松岡 馨 | 4.3% |
| 4 | 株式会社伊予銀行 | 3.7% |
| 5 | ベルグアース共栄会 | 3.3% |
| 6 | OATアグリオ株式会社 | 3.1% |
| 7 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 2.4% |
| 8 | ベルグアース従業員持株会 | 1.8% |
| 9 | 株式会社高知前川種苗 | 1.6% |
| 10 | 山口 眞由子 | 1.6% |
INTERIM RESULTS
中間期の業績(半期報告書)
| 中間期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 純利益 | 営業利益率 | 自己資本比率 | EPS |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2026中間(〜2026-04-30) | 35億円 | -44百万円 | -37百万円 | -12百万円 | -1.3% | 29.5% | -7.8 |
| FY2025中間(〜2025-04-30) | 32億円 | -2億円 | -2億円 | -69百万円 | -7.2% | — | -43.4 |
| FY2024中間 | 32億円 | -1億円 | -1億円 | -17百万円 | -4.2% | — | -10.9 |
半期報告書「主要な経営指標等の推移」からの抽出値です。中間期の利益は通期の約半分に相当するため、年度データとの単純比較はできません。
HUMAN CAPITAL
人的資本
平均年齢38.9歳
平均年間給与401万円
平均勤続年数8.7年
管理職に占める女性比率24.4%
男女の賃金の差異(全労働者)62.3%
男女の賃金の差異(正規雇用)84.8%
提出会社(単体)ベースの開示値です。
REMUNERATION
役員報酬
| 役員区分 | 報酬等の総額 | 員数 | 1人あたり |
|---|---|---|---|
| 取締役(社外取締役を除く) | 56百万円 | 3 | 19百万円 |
| 監査役(社外監査役を除く) | 2百万円 | 1 | 2百万円 |
ANNUAL REPORT TEXT
有報本文
事業の内容7,447字
3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社と連結子会社3社、非連結子会社3社、関連会社4社の計11社で構成されており、野菜苗・苗関連事業、農業・園芸用タネ資材販売事業、及び小売事業を主な事業として取り組んでおります。 当社及び当社の関係会社の事業における当社及び関係会社の位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。なお、以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります。 (1)野菜苗・苗関連事業 野菜苗・苗関連事業は、当社グループの主力事業として、野菜の中でも主に果菜類(※2)の接ぎ木苗の生産・販売を行っております。野菜苗の中でも、接ぎ木しない実生苗(※3)に比べて接ぎ木苗の生産には高いレベルの技術を要し、また、多額の設備費用がかかることから、異業種による新規参入が困難とされております。当社は、この野菜接ぎ木苗生産に特化していることから、1年を通しての納品が可能であり、全国各地の野菜産地及びホームセンターなどの量販店へと販売網を拡大しております。 接ぎ木とは、植物の一部を切り離し、別の植物とつなぎ合わせることで、双方の性質の長所を持ち合わせた新しい植物を作り出す技術であり、連作障害(※4)や病害虫に強く、生産性に優れた育てやすい植物を作ることができます。 近年、接ぎ木苗の需要が拡大してきた背景には、農家の高齢化や大規模化に加えビニールハウス等での施設栽培(※5)が普及したことが考えられます。これまで主流であった露地栽培(※6)と異なり、施設栽培では1年を通して野菜の生産が可能であり、その結果、農地のフル活用が原因で特定の細菌やウイルスなどの病原体が土壌中に増加し、さらに施設内保温により害虫が繁殖するようになりました。このため、病気及び害虫対策として接ぎ木苗の利用が増加し、現在の施設栽培では、接ぎ木苗がなくては栽培が不可能に近い状態であると言われております。また、当社では通常の接ぎ木苗に加えて、ウイルスガード苗ZY、ウイルスガード苗CW、高接ぎハイレッグ苗といった病気に強い苗の生産も行っており、需要も増加しております。 (主な関係会社)当社、ベルグ福島株式会社、ピーエスピー株式会社、伊予農産株式会社、株式会社九重おひさまファーム、四万十あおぞらファーム株式会社、株式会社むさしのタネ、宮崎ひなたファーム株式会社 ※2 果菜類とは、キュウリ・トマト・ナスのように果実の利用を目的とする野菜の総称。※3 実生苗とは、植物の種子を発芽させて、そのまま育てた苗のこと。※4 連作障害とは、同じ畑で同じ野菜や同じ仲間の野菜を毎年連続して栽培したときに生育が極端に悪くなったり、枯れたりする生育障害のこと。※5 施設栽培とは、強風、低温及び乾燥などから作物を保護するために温室やビニールハウス等の施設を利用して栽培すること。※6 露地栽培とは、作物を屋外の畑で栽培すること。 当社の主な野菜接ぎ木苗の生産工程を図示すると、次のとおりであります。 ① 当社グループを取り巻く環境 当社グループ製品の主なエンドユーザーは、野菜等を生産している全国の生産者、農業法人及び家庭園芸向けユーザーであります。 農林水産省が2025年11月28日に公表した農林業センサス(※7)によりますと、2025年2月1日現在の農業経営体は82万8千経営体と5年前の前回調査より24万7千経営体(23.0%)減少いたしました。農業経営体のうち、個人経営体は78万9千経営体で、5年前に比べ24万8千経営体(23.9%)減少した一方、団体経営体は3万9千経営体で1千経営体(2.9%)増加しており、全体の減少が続く中で、法人化や規模拡大の進展が継続しております。 また、農林水産省が2025年12月23日に公表した統計によりますと、2024年の農業総産出額は、米や野菜の価格が上昇したこと等から、前年に比べて1兆2,849億円増加し、10兆7,801億円(対前年増減率13.5%増加)となり1996年(平成8年)以来28年ぶりに10兆円台となりました。その中で、野菜においては、食の簡便化志向の高まりとともに、調理が簡便な一次加工済みの生鮮野菜(カット野菜、食材キット等)の購入量が増加し、特に、長期保存が可能で、利便性と品質の高い冷凍野菜の市場が拡大傾向にあります。その一方で、豪雨や猛暑といった異常気象が続き、天候により作柄が変動しやすく、生鮮野菜は保存性も乏しいため供給量等が変動しやすい特性もあり、2018年以降は野菜の産出額は2兆2,000億円前後で推移してきました。2024年は前年に比べ2,267億円(9.8%)増加し、2兆5,510億円となりました。これは、キャベツ、レタス、はくさい等において夏の高温の影響により生産量が減少し、価格が上昇したこと等が寄与したものと考えられます。また、農業従事者の生産農業所得は、2015年以降、農業総産出額の増減はあるものの、3兆円台で推移してきており、2024年は農産物の価格が上昇したことから、前年に比べて6,728億円(20.4%)増加し、3兆9,649億円となりました。 我が国は、少子高齢化、人口減少により、農業を支える基幹的農業従事者(※8)は年々高齢化が進行し、今後一層の担い手の減少が見込まれる中、労働者不足等の生産基盤の脆弱化が深刻な課題となっています。2025年の基幹的農業従事者数は102.1万人となり5年前と比べて34.2万人(25.1%)減少となり過去最大の減少率を記録しました。また、減少の約7割は65歳以上が占めており、資材、燃料費等の高騰による厳しい経営環境や記録的な猛暑などの気候変動が影響していると推察されています。今後10年から20年先を見据えますと、更に減少することが見込まれており、少ない経営体で日本の農業生産を支えて行かなければならない状況となっております。また、国際的な情勢の変化や地球温暖化の影響による高温、干ばつ、大規模な洪水等の異常気象が頻発し世界的な食料生産・供給の不安定化等により、我が国の食料安全保障上のリスクは高まっているため、国内の生産基盤を維持・強化し、将来にわたって食料を安定的に供給していく上でのターニングポイントを迎えております。 このような状況の中、農業を持続可能な成長産業とするためには、将来の担い手の育成・確保や農地バンクを活用した農地の集積・集約化に加えて、農業の生産性の向上を図るため、スマート農業技術の開発及び活用、これに併せて行う農産物の新たな生産方式の導入に関する計画等スマート農業技術の活用促進、農業・食関連産業におけるデジタル変革の推進等の取り組みを実施していくことが必要であると考えております。また、農林水産省では食料安全保障の観点から、2024年4月に「国産野菜シェア奪還プロジェクト」を立ち上げ、加工・業務用を中心とした国内野菜の生産・供給に関わる事業者の経営安定化等を図る取り組みを進めており、人口減少下でも持続可能で強固な国内生産基盤の確立に向け様々な取り組みを行っております。※7 農林業センサスとは、わが国農林業の生産構造、就業構造を明らかにするとともに、農山村の実態を総合的に把握し、農林行政の企画・立案・推進のための基礎資料を作成し、提供することを目的に、5年ごとに行う調査であります。※8 基幹的農業従事者とは、ふだん仕事として主に自営農業に従事している者。 ② 農業の分業化と省力化 従来の果菜類生産者は、野菜の種子を購入し、播種→苗生産→定植→栽培→収穫の全工程を行うことが一般的でした。最近では、一般的な施設栽培において連作障害を回避するために接ぎ木苗が必須となったことに加え、生産者の高齢化や大規模化が進んだことにより、生産者が苗生産を行わず、購入する時代へと変化してきました。 このような接ぎ木苗の購入需要の高まりと農業の分業化と省力化という時代の流れを受けて苗生産会社が誕生し、いまや接ぎ木苗の生産事業は、農業の成長には必要不可欠な存在となっております。 ③ 野菜苗マーケット 生産者の高齢化や人手不足等は日本農業の将来に関わる深刻な問題であり、当然ながら、当社グループにおいてもマーケットの縮小に繋がる重要な問題であると認識しております。 家庭園芸の需要は、近年、飽和状態となっておりましたが、新型コロナウイルス感染症の拡大により一時的に巣ごもり需要が増加し、現在は緩やかに減少傾向にあります。専業農家向けの需要は、高齢化や後継者不在に伴い、生産面積の縮小や離農が進んでおります。一方で、新規就農者や同業者においては、慢性的な人員不足や高度な技術が必要な育苗リスクを回避するために、野菜苗を購入する流れが加速しております。 ④ 当社グループの特徴a.全国展開 当社グループは、日本全国へ営業展開し、直営農場の新設や委託生産による分業体制を敷いたことで、これまで農業が抱えてきた安定的供給が困難であるという問題点を克服し、年間を通して安定した受注・生産が出来る体制を構築しております。また、今後も生産量の拡大に併せて直営農場の拡大と新規パートナー農場の開拓を並行して続けていく方針であります。 なお、当社グループの生産拠点を図示すると次のとおりであります。 b.断根接ぎ木生産 当社グループは、断根接ぎ木技術を用いて野菜接ぎ木苗を生産しております。断根接ぎ木とは、培地に植える部分の根となる植物(台木)の元々の根を切り落とし、その台木と実がなる部分の植物(穂木)を接ぎ木した後に新たな培地に植えることで穂木と台木の接合とほぼ同時に、新しい根を発生させる技術であります。新しく出る根は、若く元気で本数も多く、苗自体に活力を持たせることができます。また、断根により苗サイズを揃えることもできます。 キュウリやメロン等のウリ科野菜については断根接ぎ木が普及しておりますが、トマトやナス等のナス科野菜を断根接ぎ木によって生産する育苗業者は稀であります。これは、ナス科野菜の場合は、根を付けたまま接ぎ木する方法と比べて、断根接ぎ木後の栽培技術の習得に経験を要するためであります。当社グループでは、長年培ってきた栽培技術によって独自の栽培方法を確立しており、接ぎ木作業は主に本社農場で集約生産し、その後の二次育苗拠点を順次拡大していく生産方式によって生産効率を高めてまいりました。 c.閉鎖型育苗施設 閉鎖型育苗施設は、完全に外の環境から隔離された空間内で「光・温度・二酸化炭素・水」を人工的にコントロールして苗を育てる設備であり、当社は、2006年4月に本社農場に同施設を建設しました。同施設の最大のメリットは、病害虫の侵入を最小限に抑えることが出来る点にあります。これにより、農薬使用量を飛躍的に減らし、安心・安全な苗を生産することが可能となり、安定した品質の苗を生産することができます。さらに、低温育苗によるトマトの第一花房着生葉位の低段化(※9)、初期生育がスピードアップされることによる生育日数の短縮、アントシアニンの増加(※10)及び茎の肥大などのメリットもあります。閉鎖型育苗施設は、2015年12月にベルグ福島株式会社に導入しており、2021年2月には、これまで蓄積してきた人工光型栽培装置における育苗のノウハウと一般的なハウスにおける育苗のノウハウを融合し、新たに当社オリジナルのウリ科専用の閉鎖型育苗施設を本社農場に導入し本格稼働しております。 ※9 トマトは通常、第一花房(一番始めに付く花芽)が8段目(本葉8枚目の位置)前後ですが、夏の温度の高い時期に育苗すると花芽の分化より葉の分化の方が強まり、第一花房が10段以上となることが多くなります。このことにより「最初の収穫が10~20日程度遅くなる」、「収穫の終わる時期は同じなので最終収量も少なくなる」、「実の付く位置が高くなり作業効率が悪くなる」などの問題が発生します。閉鎖型育苗施設は人工的に温度の制御ができるためトマトにとって最適な環境を作り出せます。このことにより夏期でも第一花房が8段目前後の安定したトマト苗生産が可能となり、付加価値の高い苗を作り出すことが可能であります。 ※10 アントシアニンとは、ブルーベリーなどの植物に含まれている紫色の色素のことで、光合成産物の一種であります。閉鎖型育苗施設で生産したトマト苗は、葉の裏に驚くほどのアントシアニンが現れます。通常のハウス育苗で現れるアントシアニンは、低温・リン欠乏など過度のストレスがかかった結果現れますが、閉鎖型育苗の場合は、光合成を活発に行った結果、多量の光合成産物が存在することにより現れるもので、元気な苗の証拠であります。 d.オリジナル製品〔アースストレート苗〕 アースストレート苗は、根鉢(土の部分)を不織布で包んでいる点に特徴があります。一般的なポリ鉢の苗では生産者が農場に苗を植える際にポリ鉢を外す手間が必要ですが、不織布はそのまま農場に植えることができるため、苗を植える際の手間が省け、さらに廃棄ゴミも出ないため環境に優しい苗でもあります。また、根鉢がポット苗より小さいため、輸送コストの大幅カットも実現しております。 〔ヌードメイク苗〕 ヌードメイク苗は、接ぎ木直後の苗を他の農場に効率良く運ぶために開発された断根接ぎ木作業直後の半製品状態の苗であります。当社は当初、この手法を用いて農場間の移動にのみ活用しておりましたが、自分で接ぎ木苗を生産したいが接ぎ木作業の手間や技術を考えると生産に不安があるという野菜生産者や育苗業者(断根接ぎ木苗の二次育苗が可能なユーザー)からの要望に応え、「ヌードメイク苗」として販売しております。 〔e苗シリーズ〕 e苗は、閉鎖型育苗施設を活用して生産した野菜苗であり、同施設内で光量、水分量、温度、二酸化炭素濃度を人工的に制御し、植物にとって最適な環境で育苗することにより「病虫害のリスクが少ない、旺盛な生長力、無農薬育苗、花芽の低段化等、安定した品質」の付加価値の高い野菜苗として販売しております。 〔高接ぎハイレッグ苗〕 高接ぎハイレッグ苗は、トマト苗を通常よりも高い位置で接ぎ木を行うことで、青枯れ病の発病抑制効果を高めた苗であります。なお、苗の規格は、アース50、9㎝ポットの2規格から選択が可能であります。 〔ウイルスガード苗〕 ウイルスガード苗は、ウイルスガード苗ZYとウイルスガード苗CWの2種類があります。 ウイルスガード苗ZYは、キュウリ苗にワクチン(キュービオZY-02)を接種し、アブラムシ等が媒介するズッキーニ黄班モザイクウイルスによるモザイク病・萎凋症の発病抑制効果を高めた苗であります。なお、苗の規格は、アース50、9㎝ポットの2規格から選択が可能であります。 ウイルスガード苗CWは、キュウリ苗にワクチン(弱毒ウイルスCMV・WMV)を接種し、キュウリモザイクウイルスとスイカモザイクウイルスによるモザイク病の発病抑制効果を高めた苗であります。なお、苗の規格は、セル、アース、ポットの3規格から選択が可能であります。 〔ツイン苗〕 ツイン苗は、トマト苗を摘芯しわき目を伸ばすことで、2本仕立てにした苗で、1本仕立ての苗に比べて、種苗コストが削減され、定植作業も2分の1で行うことが可能です。また、2本仕立とすることで、初期の樹勢もコントロールしやすくなります。なお、苗の規格は、セル、アース50、9㎝ポットからの選択が可能であります。 e.システム化 当社グループでは、生産管理システム及び販売管理システムを独自開発によって導入しております。近年、顧客ニーズの高まりによって、接ぎ木苗業界は多品目多品種生産を余儀なくされており、生産計画が複雑化する傾向にあります。これにより、受注から出荷までの一連の工程を委託先も含めシステム管理することで、苗の生産計画、進捗管理及び在庫管理といった情報のリアルタイム化を実現することができ、顧客の急な需要にもタイムリーに対応することが出来ております。2005年から導入した農薬履歴システムは、各生産工程で散布される農薬を生産履歴として管理、納品時にはお客様へ農薬使用履歴として正確にお届けすることが可能となりました。また、在庫管理システムから顧客向けにインターネット上に在庫苗情報「ほうさく.ネット」を掲載し、販売機会の増加にも繋がっております。 (2)農業・園芸用タネ資材販売事業 農業・園芸用タネ資材販売事業は、野菜苗・苗関連事業の拡大のために、生産者や家庭園芸愛好家向けに総合的な提案の重要性が増している中で、これまでに培った技術やノウハウ、知名度を活かした全国展開を推進し、農業資材の仕入販売、当社の得意分野である培養土などのオリジナル商品の販売及び種子のコーティング加工を行っております。 また、海外の種苗会社からの優良な品種を選定し、量販店に対して家庭園芸向けの提案、関連会社である株式会社むさしのタネが保有する自社品種の種子を用いて、生産者や消費者のニーズに合った品種改良・研究を行うことによる、優良な種子の販売をしております。さらに、培土や肥料等を含む農業関連資材等につきましては、試作・試験・分析を通じた有益な情報提供や生産向けの商品提案を行うなど事業拡大に努めております。 (主な関係会社)当社、伊予農産株式会社、ピーエスピー株式会社、株式会社むさしのタネ (3)小売事業 小売事業は、連結子会社であるファンガーデン株式会社が一般消費者及び生産者向けに各種苗や農業園芸資材等の販売を店舗及びインターネット等を通じて行っております。当社の野菜苗等の生産販売のノウハウや蓄積された研究技術を活かしたサービスや企画商品を提供し、家庭園芸からプロ農家までに幅広く提案できる商品力とマーケティング活動を強みとしており、事業拡大に向けて取り組んでまいります。 (主な関係会社)ファンガーデン株式会社 事業の系統図は、次のとおりであります。※1 連結子会社※2 関連会社で持分法適用会社※3 関連会社で持分法非適用会社※4 非連結子会社
経営方針、経営環境及び対処すべき課題等1,689字
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。(1)会社の経営の基本方針 当社グループは、野菜苗生産をコア事業として取り組み「良い苗をいつでも・どこでも・いくらでも」の経営方針の基、使いやすさ、環境への配慮、お客様一人ひとりにあった苗づくりを目指し、閉鎖型育苗施設などの新設設備による安定した生産体制と全国各地のパートナー農場との連携により事業展開を拡大してまいりました。そして、当社グループのフィールドは、野菜苗の枠組みを超え、自社ブランド品種の種子の開発やオリジナル培土などの農業資材等の新商品開発、家庭園芸を楽しむ個人のお客様へのサービス拡充を行い、さらには、アジアを中心とした世界市場へ向けて進み始めています。全ては「人々の食と暮らしを豊かにするために」日本から世界の農業に革命を興すことができる企業を目指し、企業価値の向上に努めてまいります。 (2)中長期的な会社の経営戦略 当社グループでは、企業理念「日本の農業に革命を」の基、2024年10月期に新たな中期経営計画を策定いたしました。苗事業を基盤に、農資材と新製品・技術で事業の拡大を目指し、2033年に向けてマインド転換へ挑戦することにより、量から質、売上から利益、農業から製造業へ取り組んでまいります。 主力事業でもある苗事業において、安定的な生産・販売体制の再構築の為、組織体制を見直し原材料等の調達から販売までの一連の流れを見直し、強化することによりコスト削減及び収益確保に取り組んでまいります。また、将来に向けた成長と事業展開に備えるため、人財・システム等の事業インフラの更なる強化と再構築行いながら、事業基盤の拡大に向けて重要なキーとなる新規植物ワクチンの開発とオリジナル品種の開発を着実に進めてまいります。そして、「人々の食と暮らしを豊かに」をテーマに、苗事業から周辺領域へ深化させたフードバリューチェーンの構築に挑戦し続けることにより、持続可能な発展と事業拡大に努めてまいります。 2026年10月期の連結業績見通しにつきましては、売上高は8,000百万円(前期比9.5%増)、営業利益110百万円(前期は営業損失32百万円)、経常利益105百万円(前期は経常損失28百万円)、親会社株主に帰属する当期純利益54百万円(前期比12.9%増)と見込んでおります。 (3)経営環境及び対処すべき課題 当社グループの2033年へ向けた中期経営計画3期目となる2026年10月期は、主力事業である苗事業におきまして、引き続き労務費やエネルギー価格等の物価上昇分を踏まえた適正価格への見直しを進めると共に、付加価値の高いオリジナル製品等の営業推進を行ってまいります。 また、新たに子会社となったピーエスピー株式会社との連携により野菜苗生産及び種子コート加工について全国拠点及び販売網を活かし規模拡大を目指します。更に、グループ内の組織及び業務体制を見直し原材料等の調達から販売までの一連の流れを強化することによりコスト削減及び収益確保に取り組み、将来へ向けた成長と事業展開に備えるため、人財・システム等の事業インフラの更なる強化と再構築を行いながら、事業基盤の拡大に向けて重要なキーとなる新規植物ワクチンの上市へ向け着実に進めてまいります。 当社グループは、4つの戦略「苗事業の更なる拡大と収益力強化」「苗事業を起点とした事業領域の拡大」「新製品・新技術の開発」「事業インフラ強化」を具体的に一つ一つ着実に実行することにより、苗質の安定化を図り、収益力の回復と経営基盤の強化に向けて努めてまいります。そして、苗事業から周辺事業へ深化させフードバリューチェーンを構築することで、経営理念である「日本の農業の為になる、役に立つ会社になる事で、農業に革命を興します。ひいてはそれが人々の食と暮らしを豊かにします。」を実現いたします。
事業等のリスク3,902字
3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)天候不順、異常気象、自然災害による影響について 当社グループの主たる事業は、野菜苗の受注生産であります。生産の大部分はハウス内で栽培しておりますので、気温及び日照等、天候の影響を受けることになります。 天候不順が続くと苗の品質に影響し、製品価値の低下に繋がります。そのため、当社グループでは、品質の安定化を目指し、閉鎖型苗生産施設や冷房設備等の新型設備の導入、環境計測制御装置の導入、天候に合わせた栽培方法・技術・ノウハウの蓄積、研究開発及び委託展開、一次育苗農場の増加及び生産能力拡大による生産地の分散等の施策を行ってまいりました。しかしながら、天候不順の影響は完全に回避できるものではなく、猛暑、日照不足、台風といった天候不順及び異常気象の発生により、十分な品質や生産量が確保されない場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。また、上述のとおり生産地の分散を進めておりますが、天候不順及び異常気象、想定を上回るような自然災害の発生の影響を受け、本社機能の停止、生産農場の停止、受注の減少等により、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (2)種子、原油価格の変動について 原材料である種子は、一般的に品種改良されるたびに新品種として発表され、基本的には付加価値が高くなるにつれて仕入価格も上昇していきます。また、現在は海外での採種が主流であるため現地の経済状況及び採種環境等の影響により突然値上がりする場合があります。また、原油価格の上昇は重油・灯油の値上がりによる冬期の育苗コストの上昇に加え、あらゆる育苗資材の仕入価格上昇に繋がることとなります。 当社グループは、過去に発生したこのような原材料価格及び燃料単価高騰時においては、グループ企業での育種事業の開始、仕入先の変更、種子メーカーとの連携、省エネ資材・設備の利用等によりコストダウンを図りながら製品販売価格の調整を行ってまいりましたが、今後、消費者の低価格志向が進むことにより価格調整での対応ができない場合は、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (3)病害虫について 当社グループは、完全閉鎖型苗生産施設を利用しておりますが、主に屋外でのハウス栽培を行っております。そのため、病気や害虫の発生を完全に防ぐことは極めて難しい状況にあります。当社グループでは病害虫の発生を防ぐため、長年のデータ蓄積による発生予測、病害虫侵入防止設備の導入(物理的防除)、圃場内の清掃、予防農薬の散布、病害虫の早期発見に努めておりますが、生産者に納品した後に病害虫が発生する可能性があります。この場合、発生時期と病害虫の種類によっては当社グループの責任において生産者に対する何らかの補償を行う可能性や風評により受注が減少する可能性があり、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (4)栽培技術者の育成について 当社グループは、生産拠点を全国展開しており、栽培技術者個々の技術・ノウハウを組織全体に広げていく必要があります。そのため、技術・ノウハウを早く習得させるために、入社後すぐに実践の場に立たせ、多くの経験を蓄積できる体制をとり、栽培技術者の担当する品目や育苗施設を固定化し、栽培技術指導者を中心としたチームを組織して競争意識を持たせるなどの相乗効果を図っております。また、研究本部による、新たな生産技術の開発やデータの蓄積等を行い、栽培技術の改善及び育成に役立てております。 全国の自社農場で技術・ノウハウを習得した栽培技術者も育ち始めており、現在のところ不足はしておりませんが、今後生産拠点がさらに増加及び拡大されることによって、十分な栽培指導が行き渡らなくなる場合や技術・ノウハウ向上のための費用が増加する場合、また、人材確保が困難な場合や人材確保のための費用が増加する場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (5)競合について 当社グループは、野菜接ぎ木苗の生産販売に特化しており、接ぎ木苗の利用者の獲得において先行しているものと認識しております。今後も更なるシェアの拡大を目指し、営業部門の強化、顧客ニーズに対応した商品開発、生産能力の拡大等を図ってまいりますが、今後、異業種からの参入及び競合他社の拡大が生じ、競争の激化による顧客の流出やコストの増加等により、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (6)野菜苗・苗関連事業への依存について 当社グループは、野菜接ぎ木苗の生産販売に特化しており、売上高及び利益の大部分に貢献しております。当社グループといたしましては、実生苗(接ぎ木をしていない苗)の売上拡大や伊予農産株式会社との経営統合による農業資材等の仕入販売事業の拡大、流通業者との連携、販売先の新規開拓や深耕拡大、育種事業等の新たな事業開発に取り組んでおりますが、現時点では野菜の接ぎ木苗生産販売事業に依存しております。 接ぎ木苗の普及は引き続き進んでいるものの、今後、日本農業がどのように進展していくかについては不透明な部分もあり、国の政策方針の転換、農家の高齢化及び後継者不足等により、今後の日本農業に大きな変化が生じた場合、また、予期せぬ技術革新によって接ぎ木苗の需要が著しく減少した場合、当社グループの事業展開や業績に影響を与える可能性があります。 (7)業績の変動について 当社グループの業績は、第1四半期において、他の四半期に比べ売上高が低下する傾向にあり、利益も売上高の変動の影響を受けて低下する傾向になっております。これは、当社グループの主力製品である野菜苗の需要が、当社の第1四半期にあたる11月~1月に全国的に減少するためであります。現在、閑散期対策として花苗や玉ねぎ苗の売上が増加しており、新製品の開発を急いでおりますが、当面は第1四半期の売上高が他の四半期に比べて低下することが予想されます。このため、第1四半期の業績が、年間の業績の傾向を示さない可能性があります。 なお、2025年10月期における四半期毎の業績の概要は以下のとおりであります。(単位:千円) 第1四半期第2四半期第3四半期第4四半期年度合計売上高(構成比 %)763,430(10.5%)2,441,748(33.4%)1,592,599(21.8%)2,505,683(34.3%)7,303,461(100.0%)売上総利益又は売上総損失(△)(構成比 %)△3,313(△0.2%)645,241(37.6%)454,736(26.5%)620,327(36.1%)1,716,991(100.0%)営業利益又は営業損失(△)(構成比 %)△374,277(1,147.2%)142,153(△435.7%)11,891(△36.4%)187,608(△575.1%)△32,624(100.0%) (8)特有の法的規制等について 当社及びベルグ福島株式会社は、農地法で規定された農地所有適格法人ではないため、農地の取得が認められておりません。なお、以前は農地保護を目的とした農地法の規定により、一般の事業会社は農地を借りることもできませんでしたが、現在は、規制緩和の流れを受けた過去数度の農地法及び関連法規の改正によって一般事業会社が農地を借りることが可能になり、規模拡大が進めやすくなっております。現在、当社につきましても農地を賃借して野菜苗を生産しており、この流れは、当社グループにとって生産設備拡張の自由度が増し、規模拡大への追い風となっております。 しかしながら、今後の新たな農地法及び関連法規の改正の動向が当社グループの事業展開や業績に影響を与える可能性があります。また、農地法及び関連法規以外に、農薬については農薬取締法、毒物及び劇物取扱法、育苗については種苗法の規制を受けており、それらの法規の改正等の動向によっては当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (9)固定資産の減損リスクについて 当社グループは、野菜苗・苗関連事業における受注拡大及び安定した生産体制の維持・強化や新たな技術開発のために設備投資が必要となり、事業計画に沿って投資を行っております。しかしながら、経営環境や事業の著しい変更等により投資回収期間が長期化する見込みとなることで、収益性が大幅に低迷し、資産の経済的価値が減少した場合には、固定資産の減損処理を行うため、当社グループの業績及び財政状況に影響を与える可能性があります。 (10)有利子負債への依存について 当社グループでは、運転資金及び設備投資資金を金融機関からの借入金で調達しており、当連結会計年度における有利子負債の残高は、2,407,843千円(リース債務を含む)であります。当社グループでは、実行可能な資金計画に基づき有利子負債の弁済を行っておりますが、今後の金融政策の動向、金利水準の変動等により当社グループが計画どおりの資金調達ができなかった場合、当社グループの業績、財政状況及びキャッシュ・フローに影響を与える可能性があります。
経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析8,385字
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1)経営成績等の概要① 経営成績の状況 当連結会計年度における我が国経済は、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果、インバウンド需要の堅調な推移を背景に、緩やかに回復基調を維持しております。一方で、物価上昇の継続による消費者マインドの下振れに加え、米国の通商政策の動向や中国経済の先行き、ウクライナ紛争の長期化等の世界経済の影響が懸念されており、依然として先行き不透明な状況が続いております。 我が国における農業界は、2025年11月に農林水産省が公表した2025年農林業センサスによりますと、全国の農林業経営体数は83万9千経営体となり100万を割り込みました。このうち個人経営体の基幹的農業従事者は102万1千人で、5年前と比べ34万2千人(25.1%)減少しており過去最大級の減少となりました。一方で、法人経営体は3万3千経営体となり、5年前と比べ2千経営体(7.9%)増加し、1経営体あたりの経営耕地面積は拡大しており、大規模経営への農地集約という構造転換も加速しております。今、農業界は「縮小」と「転換」が同時に進行しており、危機的な状況の中において、変革の時期を迎えております。 以上のことから、農業を取り巻く環境は不透明な部分があるものの、意欲のある大規模経営体により農地の集約が進み、気象状況や生育状況、市況情報などのデータを活用した農業を行う経営体が増加傾向にある中で、今後更に、農作業の効率化による新規就農者の就業やスマート農業技術・ドローン活用等の高度な先端技術の導入などが不可欠となり、生産者の構造改革と省力化技術の普及が進んでいくものと考えております。 当社グループにおきましては、「日本の農業の為になる、役に立つ会社になることで、農業に革命を興し、人々の食と暮らしを豊かにします。」の経営理念に基づき、長期ビジョン(2033)において、3つの事業目標を定めております。 1.「確かな技術と製品で、持続可能な農業を実現し、日本の豊かな食と生活文化を支える企業となる」 2.「農業に関する様々な課題解決に取り組み、当社グループだから出来る成果を生み出す企業となる」 3.「当社グループ社員も含めた農業従事者が、夢と生きがいを持って働くことが出来る農業を実現する」 それぞれの事業目標を達成するため、経営品質の向上、苗事業の強化、高付加価値ビジネス(新商品・新技術開発)を推進してまいりました。 当連結会計年度におきましては、2025年3月に連結子会社のベルグ福島株式会社におきまして、新たに二次育苗を行う生産農場(鶴沢農場)が稼働を開始し、生産能力が拡大したことにより、受注拡大及び内製化に向けて取り組んでまいりました。 また、前連結会計年度に続き既存顧客に対しては、適切な価格への見直し及び価格交渉も進めながら、オリジナル製品を中心に新規開拓営業を強化してまいりました。一方で、原材料費やエネルギー費用の等の値上げも続く中で、研究開発や新たな取り組みに対する人材確保など積極的に行ってまいりました。 なお、ベルグ福島株式会社におきましては、育苗施設に対する補助金収入158,200千円、新規植物ワクチン及びワクチン接種苗の研究開発に対する補助金収入26,283千円を計上しております。 その結果、当社グループの当連結会計年度の業績は、売上高7,303,461千円(前期比2.9%増)、営業損失32,624千円(前期は営業利益22,459千円)、経常損失28,887千円(前期は経常損失16,125千円)、親会社株主に帰属する当期純利益48,327千円(前期比21.0%増)となりました。 セグメントの業績は、次のとおりであります。 セグメントの売上高につきましては、外部顧客への売上高を記載しております。 (野菜苗・苗関連事業) 当事業部門におきましては、2025年3月に連結子会社のベルグ福島株式会社におきまして、植物ワクチン研究所と併設する二次育苗を専門に行う生産農場が稼働を開始、関東以北の営業推進及び受注強化と植物ワクチン接種苗の安定的な生産拡大が可能となりました。また、前連結会計年度に続き適正な価格への見直しを行いながら既存顧客との価格交渉も進めてまいりました。 売上面につきましては、適切な価格へ見直しが進んだことに加え、青果物の価格高騰の影響などにより、ホームセンターを中心とする春の家庭園芸需要の拡大、当社オリジナル規格のアースストレート苗(培地部分を生分解性の不織布で包み、そのまま定植ができる環境に優しい製品)、営業推進による売上増加、特に、スイカ苗につきましては、更に購入苗への切り替えが進み売上が拡大いたしました。 損益面につきましては、ベルグ福島株式会社の新設農場稼働に伴い、生産体制準備のための生産備品等の購入、新規雇用による労務費、減価償却費等が増加いたしました。また、原材料や電力費、重油等のエネルギー費用の値上げに加え、繁忙期に生産が集中する傾向が更に強まり、人員確保のための採用経費、派遣社員雇用の増加等により賃金単価のアップなど労務費も増加いたしました。 この結果、当連結会計年度の業績は、売上高6,380,056千円(前期比3.6%増)、セグメント利益(営業利益)449,461千円(前期比6.1%減)となりました。 品目分類別の売上高は次のとおりであります。品目分類売上高(千円)前期比(%)トマト苗2,488,04599.5キュウリ苗1,539,580104.5ナス苗630,440113.6スイカ苗540,087114.2メロン苗311,390108.0ピーマン類苗(注1)335,015115.0その他(注2)535,49693.1合計6,380,056103.6(注1) ピーマン類として、ピーマン・パプリカ・シシトウ・トウガラシをまとめて表示しています。(注2) 玉ねぎ苗、葉菜苗、花苗等を含んでおります。 規格分類別の売上高は次のとおりであります。規格分類売上高(千円)前期比(%)ポット苗(7.5㎝~15㎝)(注)2,892,850102.6当社オリジナル(アースストレート苗、ヌードメイク苗、e苗シリーズ、高接ぎハイレッグ苗、ウィルスガード苗、ツイン苗)2,275,807108.9セル苗(512穴~72穴)(注)1,071,72598.6その他139,67487.5合計6,380,056103.6(注) ポット苗は、ポリエチレンのポット(ポリ鉢)で育苗した一般的な苗(当社においては、主に断根接ぎ木苗にて育苗した苗)であり、ポットのサイズが大きくなると苗のサイズも大きくなります。セル苗は、小さな穴が連結した容器(セルトレー)で育苗した苗であり、穴数が増えると苗のサイズが小さくなります。 納品地域分類別の売上高は次のとおりであります。納品地域分類売上高(千円)前期比(%)北海道・東北1,022,893109.2関東1,958,194100.6甲信越(注)479,03999.8中部・北陸458,268110.0近畿・中国520,91098.9四国748,199101.6九州・沖縄1,192,550107.2合計6,380,056103.6(注) 静岡県は「甲信越」に含めて表示しております。 (農業・園芸用タネ資材販売事業) 当事業部門におきましては、営業推進によりオリジナル培土や農薬などの売上が増加した一方で、前連結会計年度に計上していた生産設備・機器等の買い替え需要等による売上が減少したことにより、売上は減少いたしました。 損益面につきましては、事務効率改善等による人件費等が削減され、販売費及び一般管理費が減少したことにより利益は改善いたしました。今後も、関連会社の株式会社むさしのタネのPB品種の種子やオリジナル肥料等の営業推進を行うとともに、環境、労働者不足問題など生産者であるお客様が抱える様々な課題に対して、当社グループの強みを活かし、課題解決と収量・収益改善に繋がる商材や栽培方法を提案してまいります。 この結果、当連結会計年度の業績は、売上高815,816千円(前期比0.9%減)、セグメント利益(営業利益)11,939千円(前期比14.5%増)となりました。 (小売事業) 当事業部門におきましては、春の家庭菜園時期に合わせた園芸フェアやワークショップの開催、また、地域の就労支援事業所と協力し、植物に囲まれた中で障害者の方のアート作品を展示するイベントを開催するなど、様々な取り組みを行ってまいりました。コロナ禍からの園芸ブームの終息や6月以降の猛暑日が続いたことにより屋外でのガーデニング等を行う一般消費者が減少し、園芸雑貨や花卉類などの売上が減少する中で、野菜苗については、青果物の価格高騰により家庭菜園を始める一般消費者が増加したため売上が増加しました。 今後も、消費者ニーズや国内の食料事情を捉えた商品の提案とマーケティング活動を行いながら、SNS等を利用したイベントや商品等の情報発信、店舗の集客力向上に繋がる商品ラインナップとイベントの開催などを積極的に行い、売上拡大と収益力の改善に向けて取り組みながら、ベルグアースグループの野菜苗・苗関連事業に繋げてまいります。 この結果、当連結会計年度の業績は、売上高107,587千円(前期比7.0%減)、セグメント損失(営業損失)は12,677千円(前期はセグメント損失13,629千円)となりました。 ② 財政状態の状況(資産) 流動資産は、前連結会計年度末と比べ17,330千円(0.6%)増加の2,839,029千円となりました。これは、電子記録債権の増加20,696千円、原材料及び貯蔵品の増加26,903千円、現金及び預金の減少46,148千円、売掛金の減少22,236千円等によるものであります。 固定資産は、前連結会計年度末と比べ363,915千円(12.7%)増加の3,219,737千円となりました。これはベルグ福島株式会社の第二農場(鶴沢農場)の完成等に伴う建物及び構築物の増加198,568千円及び建設仮勘定の減少104,412千円、松山本社事務所建設予定地取得による土地の増加231,959千円等によるものであります。 (負債) 流動負債は、前連結会計年度末と比べ57,088千円(2.9%)増加の2,029,743千円となりました。これは、短期借入金の借入による増加50,000千円、未払法人税等の増加31,149千円、支払払手形及び買掛金の減少13,759千円等によるものであります。 固定負債は、前連結会計年度末と比べ270,103千円(17.0%)増加の1,854,635千円となりました。これは、長期借入金の借入による増加168,396千円、ベルグ福島株式会社の育苗施設増設に伴う資産除去債務の増加49,846千円等によるものであります。 (純資産) 純資産は、前連結会計年度末と比べ54,053千円(2.5%)増加の2,174,388千円となりました。これは、親会社株主に帰属する当期純利益を48,327千円計上したことと、新株発行により資本金及び資本剰余金がそれぞれ4,928千円増加したこと等によるものであります。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の期末残高は、前連結会計年度末と比べ47,148千円(5.1%)減少の873,211千円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動による資金の増加は、329,887千円(前連結会計年度は111,461千円の収入)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益151,684千円、減価償却費292,273千円、支払利息16,381千円、持分法による投資損失13,254千円等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動による資金の減少は、573,568千円(前連結会計年度は241,486千円の支出)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出565,511千円等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動による資金の増加は、196,533千円(前連結会計年度は54,646千円の収入)となりました。これは、短期借入れによる収入500,000千円、短期借入金の返済による支出450,000千円、長期借入れによる収入525,000千円、長期借入金の返済による支出352,783千円等によるものであります。 ④ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメント別に示すと、次のとおりであります。セグメントの名称生産高(千円)前年同期比(%)野菜苗・苗関連事業4,431,584106.5(注) 金額は、当期総製造費用によっております。 b.商品及び製品仕入実績 当連結会計年度における商品及び製品仕入実績をセグメント別に示すと、次のとおりであります。セグメントの名称仕入高(千円)前年同期比(%)野菜苗・苗関連事業426,18892.7農業・園芸用タネ資材販売事業694,501100.8小売事業65,32498.4合計1,186,01497.6(注)1.セグメント間取引については、相殺消去しております。2.金額は、仕入価格によっております。 c.受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメント別に示すと、次のとおりであります。セグメントの名称受注高(千円)前年同期比(%)受注残高(千円)前年同期比(%)野菜苗・苗関連事業5,263,424105.1608,036114.6(注) 金額は、販売価格によっております。 d.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメント別に示すと、次のとおりであります。セグメントの名称販売高(千円)前年同期比(%)野菜苗・苗関連事業6,380,056103.6農業・園芸用タネ資材販売事業815,81699.1小売事業107,58793.0合計7,303,461102.9(注)セグメント間取引については、相殺消去しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 ① 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容a.経営成績の分析(売上高) 当連結会計年度における売上高は7,303,461千円(前期比2.9%増)となりました。詳細につきましては「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の概要 ①経営成績の状況」をご参照ください。 (売上原価、売上総利益) 当連結会計年度における売上原価は5,586,470千円(前期比4.4%増)となりました。 原材料費や電力費等の値上げに加え、ベルグ福島株式会社の新設農場稼働に伴い、生産体制準備のための生産備品等の購入、新規雇用による労務費、減価償却費等が増加いたしました。 この結果、売上総利益は1,716,991千円(前期比1.4%減)となりました。 (販売費及び一般管理費、営業損失) 当連結会計年度における販売費及び一般管理費は1,749,616千円(前期比1.8%増)となりました。 顧客対応が増加したことに伴い出張が増加したことに加え、公共交通機関や宿泊費の値上げなどにより旅費交通費が増加、次期システム導入へ向けたコンサルティング費用等の増加より支払手数料が増加いたしました。 この結果、営業損失は32,624千円(前期は営業利益22,459千円)となりました。 (営業外損益、経常損失) 当連結会計年度における営業外収益は受取手数料9,829千円、受取補填金8,397千円、補助金収入7,963千円等により36,713千円となりました。営業外費用は支払利息16,381千円、持分法による投資損失13,254千円等により32,976千円となりました。 この結果、経常損失は28,887千円(前期は経常損失16,125千円)となりました。 (特別損益、税金等調整前当期純利益) 当連結会計年度における特別利益は連結子会社のベルグ福島株式会社におきまして、二次育苗を行う育苗施設に対する補助金収入158,200千円、新規植物ワクチン及びワクチン接種苗の研究開発に対する補助金収入26,283千円等により184,758千円となりました。特別損失は関係会社株式評価損3,509千円等により4,185千円となりました。 この結果、税金等調整前当期純利益は151,684千円(前期比71.0%増)となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度における税効果会計適用後の法人税等合計は98,434千円、非支配株主に帰属する当期純利益は4,923千円(前期比1.7%増)となりました。 この結果、親会社株主に帰属する当期純利益は48,327千円(前期比21.0%増)となりました。 b.経営成績に重要な影響を与える要因についての分析 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因については、農業を取り巻く国内外の環境変化、法的規制、地震や台風等による大規模災害等様々な要因が挙げられ、詳細につきましては「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおり認識しております。当社グループでは、外部や事業環境の変化にすばやく対応するための人財育成や組織体制の整備、内部統制の強化等により、経営成績に影響を与える可能性のあるリスクの回避及び発生を抑え、適切な対応に努めて参ります。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報a.キャッシュ・フローの分析 キャッシュ・フローの状況の分析は、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載しております。 b.資本の財源及び資金の流動性 当社グループの資金需要は、野菜苗・苗関連事業における生産設備の新設及び改修等の設備資金、既存事業拡大及び成長戦略の柱である多角化や海外事業での事業投資や技術研究開発投資及び経常の運転資金があります。これらの資金需要に対して、設備等の投資資金については、金融機関による長期借入、運転資金については、金融機関による短期借入を必要に応じて調達する方針としております。 また、当社グループの主要事業である野菜苗・苗関連事業は、季節変動が大きく、第1四半期では支出が先行し営業活動によるキャッシュ・フローがマイナスになる傾向にあります。その季節的な変動の中で、事業に必要な資金を確保し、機動的かつ安定的な資金調達を行うため、金融機関6行と当座貸越契約を締結しております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、見積りが必要な事項につきましては、過去の実績や状況に応じて合理的な判断に基づき会計上の見積りを行っております。
セグメント情報3,487字
(セグメント情報等)【セグメント情報】1.報告セグメントの概要(1)報告セグメントの決定方法 当社の報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。 当社は、本社に製品・サービス別の事業本部を置き、取り扱う製品・サービスについて国内及び海外の包括的な戦略を立案し、事業活動を展開しております。 当社の報告セグメントは、当社グループの経営管理及び事業実態に合わせた損益管理を行うため報告セグメントを「野菜苗・苗関連事業」「農業・園芸用タネ資材販売事業」「小売事業」の3つの報告セグメントとしております。 (2)各報告セグメントに属する製品及びサービスの種類 「野菜苗・苗関連事業」は、主にキュウリ・トマト・ナス等の接ぎ木苗の生産販売、花苗、葉菜苗等の仕入販売をしております。 「農業・園芸用タネ資材販売事業」は、主に国内向けに農業資材及び農産物等の仕入販売を行っております。 「小売事業」は、総合園芸店を2店舗運営しており、一般消費者向けに各種苗、農業園芸資材等を店舗及びネットショップにて仕入及び委託販売を行っております。 2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、その他の項目の金額の算定方法 報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」における記載と概ね同一であります。 報告セグメントの利益又は損失は、営業利益又は損失ベースの数値であります。セグメント間の内部収益及び振替高は市場実勢価格に基づいております。 3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、その他の項目の金額に関する情報及び収益の分解情報前連結会計年度(自 2023年11月1日 至 2024年10月31日) (単位:千円) 報告セグメント調整額(注)1連結財務諸表計上額(注)2 野菜苗・苗関連事業農業・園芸用タネ資材販売事業小売事業計売上高 顧客との契約から生じる収益6,155,618823,576115,6937,094,887-7,094,887その他の収益------外部顧客への売上高6,155,618823,576115,6937,094,887-7,094,887セグメント間の内部売上高又は振替高7,49116,7805,98730,259△30,259-計6,163,110840,356121,6807,125,146△30,2597,094,887セグメント利益又は損失(△)478,57010,426△13,629475,367△452,90722,459セグメント資産4,747,448272,77628,4475,048,671628,8495,677,521その他の項目 減価償却費247,3395,390-252,7296,304259,033有形固定資産及び無形固定資産の増加額236,7135,674-242,3875,256247,644(注)1.調整額は以下のとおりであります。(1)セグメント利益又は損失(△)の調整額△452,907千円は、各報告セグメントに配賦していない全社費用等であり、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。(2)セグメント資産の調整額628,849千円は、各報告セグメントに配賦していない全社資産であり、主に報告セグメントに帰属しない現金及び預金、本社建物等であります。(3)減価償却費の調整額6,304千円は、各報告セグメントに配賦していない全社資産に係る減価償却費であります。(4)有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額5,256千円は、各報告セグメントに配賦していない全社資産の増加であり、主に事務機器であります。2.セグメント利益又は損失(△)は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。 当連結会計年度(自 2024年11月1日 至 2025年10月31日) (単位:千円) 報告セグメント調整額(注)1連結財務諸表計上額(注)2 野菜苗・苗関連事業農業・園芸用タネ資材販売事業小売事業計売上高 顧客との契約から生じる収益6,380,056815,816107,5877,303,461-7,303,461その他の収益------外部顧客への売上高6,380,056815,816107,5877,303,461-7,303,461セグメント間の内部売上高又は振替高6,62910,8945,41922,942△22,942-計6,386,686826,710113,0077,326,403△22,9427,303,461セグメント利益又は損失(△)449,46111,939△12,677448,724△481,348△32,624セグメント資産4,821,500248,15126,6265,096,278962,4896,058,767その他の項目 減価償却費279,5103,804-283,3158,957292,273有形固定資産及び無形固定資産の増加額377,74613,551-391,297248,721640,019(注)1.調整額は以下のとおりであります。(1)セグメント利益又は損失(△)の調整額△481,348千円は、各報告セグメントに配賦していない全社費用等であり、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。(2)セグメント資産の調整額962,489千円は、各報告セグメントに配賦していない全社資産であり、主に報告セグメントに帰属しない現金及び預金、本社建物等であります。(3)減価償却費の調整額8,957千円は、各報告セグメントに配賦していない全社資産に係る減価償却費であります。(4)有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額248,721千円は、各報告セグメントに配賦していない全社資産の増加であり、主に松山本社事務所建設予定地であります。2.セグメント利益又は損失(△)は、連結損益計算書の営業損失(△)と調整を行っております。 【関連情報】前連結会計年度(自 2023年11月1日 至 2024年10月31日)1.製品及びサービスごとの情報 セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。 2.地域ごとの情報(1)売上高 本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。 (2)有形固定資産 本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超えるため、記載を省略しております。 3.主要な顧客ごとの情報 外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載はありません。 当連結会計年度(自 2024年11月1日 至 2025年10月31日)1.製品及びサービスごとの情報 セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。 2.地域ごとの情報(1)売上高 本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。 (2)有形固定資産 本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超えるため、記載を省略しております。 3.主要な顧客ごとの情報 外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載はありません。 【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】前連結会計年度(自 2023年11月1日 至 2024年10月31日) 該当事項はありません。 当連結会計年度(自 2024年11月1日 至 2025年10月31日) 該当事項はありません。 【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】前連結会計年度(自 2023年11月1日 至 2024年10月31日) 該当事項はありません。 当連結会計年度(自 2024年11月1日 至 2025年10月31日) 該当事項はありません。 【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】前連結会計年度(自 2023年11月1日 至 2024年10月31日) 該当事項はありません。 当連結会計年度(自 2024年11月1日 至 2025年10月31日) 該当事項はありません。
サステナビリティに関する考え方及び取組3,702字
2【サステナビリティに関する考え方及び取組】当社グループは、「日本農業の為になる、役に立つ会社になることで、農業に革命を興します。ひいてはそれが人々の暮らしと食を豊かにします。」を経営理念に掲げ、農業に関する様々課題解決に取り組み当社グループだからこそできる企業経営を目指してまいります。社会的責任ある企業として、地球環境に配慮した生産技術や新たな製品の開発、気候変動などに合わせた農産物の計画生産に向けた商品・サービスの提案を行うとともに、コア事業の周辺領域に深化させたフードバリューチェーンを構築することにより、農産物の廃棄ロスの削減や食料自給率を高めていく取組を行ってまいります。また、従業員の幸福度向上、人財の能力・スキル向上、女性・外国人の活躍促進を含む社内の多様性の確保など、当社グループ社員も含めた農業従事者が夢と生きがいを持って働くことのできる農業を実現することを目標とし、農業を通じて、サステナビリティに関連する課題解決に積極的に取り組んでまいります。当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組は、次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)ガバナンス2025年10月末時点ではサステナビリティに特化したガバナンス体制はありませんが、持続可能な成長と社会への貢献及び企業価値向上を目的の一つとしてリスク管理委員会を設置しております。リスク管理委員会は、委員長(当社代表取締役社長)、リスク管理委員(当社取締役、各本部長など)から構成されており、四半期ごとに事業リスク、環境の変化による事業への影響、中長期的な課題や方針の検討、情報の共有や対策を議論しております。また、取締役会へは報告・提案を行い、必要に応じて、取締役会において、付議事項の決議並びに経営上の重要事項を審議いたします。 (2)戦略①気候変動への対応に関する戦略当社グループは、環境にやさしいサステナブルな農業を目指すため、日本農業の生産力向上と持続可能性の両方を実現させることが必要と考えております。その為の取組として、①温室効果ガスの低減 ②クリーンエネルギーの活用 ③化学農薬使用量の低減 ④資源の有効活用及び廃棄ロスの低減を目標に掲げております。その中でも農業にとって気候変動は重要な課題と捉えており、温室効果ガス排出量の把握に努め、Scope1及びScope2の温室効果ガスの削減に取り組んでまいります。具体的には、太陽光パネルの設置によるクリーンエネルギーの活用、生産設備の見直しによる電力使用量の削減などへの取組を推進してまいります。 ②人的資本に関する戦略人財育成及び人的資本への投資については、当社グループの持続的な成長、企業価値向上に最も重要であると認識しております。人事制度に基づき、適切組織への配置や人事評価により、人的資本を最大限に活用するよう取り組んでおりますが、将来に向かって、更なる人財の能力・スキル向上が必要であるため、社内外の研修制度の拡充やリスキリング制度の導入、自己啓発の推進を行ってまいります。また、社員幸福度を向上させるための、職場環境の改善、福利厚生の充実、ワークライフバランスの改善などを進めてまいります。多様性確保に向けた人財活用については、農業志向人財の採用を積極的に行いながらも、多様性を確保すべく女性・外国人・中途採用者・異業種からの人財も受け入れ、それぞれの個性や能力を最大限に発揮できるように、配置・管理職への登用機会やキャリア形成の機会を公平かつ適正に与えられるように取り組んでまいります。特に、女性が育児と両立しながら長く働き続けられる環境の整備として、男女を問わず利用できる育児休暇制度や時短勤務制度、テレワーク制度の導入など、人事制度の充実に向けた取組についても積極的に行っています。 (3)リスク管理当社グループは、当社に設置されたリスク管理委員会において、委員長(当社代表取締役社長)、リスク管理委員(当社取締役、各本部長など)から構成されており、各所管部署及びグループ会社からの報告内容をリスク管理統括部署(総務部)が取り纏め、それを議論、評価し、全社リスクの把握と適切な対応を審議し、必要に応じて取締役会へ報告する体制となっております。今後は、リスク管理体制を見直し及び強化するとともに、サステナビリティに関するリスク管理についても、リスク管理委員会で取り上げていく方針であります。 (4)指標及び目標①気候変動への対応に関する指標及び目標当社グループは、農業における気候変動の影響は多大であり、昨今の地球温暖化の影響による高温、洪水等の異常気象が頻発している中、気候変動への取組において、当社グループの事業活動における温室効果ガスの排出量を重要な項目と捉えております。そのため、今後は温室効果ガス排出量を管理する指標として定めていきたいと考えており、Scope1、Scope2の排出量の算定を行っております。当社グループは、継続的に温室効果ガス排出量の算定を行い、今後の動向を踏まえて社内の管理体制の整備を行い、具体的な削減へ向けての目標設定及びモニタリング方法などの検討を行ってまいります。 当社グループの国内拠点におけるScope1、Scope2の温室効果ガス排出量は以下のとおりであります。Scope1:当社グループの、生産段階における燃料の使用、車両等の燃料の使用などに伴う直接排出Scope2:当社グループの、生産設備、事務所、研究施設などで、他社から供給された電力の使用に伴う間接排出<温室効果ガス排出量>区分2023年10月期排出量(t-CO2)2024年10月期排出量(t-CO2)2025年10月期排出量(t-CO2)Scope1(燃料の使用など)2,3162,2242,436Scope2(電気の使用)ロケーション基準2,0352,0022,168マーケット基準2,3442,0832,154合計(Scope1+2)(ロケーション基準)4,3514,2264,604(マーケット基準)4,6604,3074,590Scope3(サプライチェーン排出量)については、今後、算定方法を策定した上で、当社グループでの温室効果ガス排出量の削減目標を設定し、環境活動や環境に配慮した製品の開発などに向けた取組を検討してまいります。 ②人的資本に関する指標及び目標<女性活躍について>当社グループは、従前より積極的な女性活躍を推進しており、2024年5月に愛媛県が女性活躍及び仕事と家庭生活等の両立に取り組む企業を認証する制度「ひめボス宣言事業所」認定を受け、2025年1月には「スーパープレミアム認証」を取得しました。今後も、男女問わず選択できる魅力的な職場へ変革できるよう、働きやすい就業環境を整えてまいります。また、更なる女性活躍推進を経営の優先課題として捉え、働きやすさに加え、重要ポジションで女性の活躍を増やしていけるよう、他企業と比べ高い女性管理職比率を更に高めて行くことを目指します。政府目標である2030年までに指導的地位に女性が占める割合が30%以上となる数値を目標に掲げ、達成すべく推進してまいります。また、当社グループは、人事考課制度に基づき、男女の分け隔て無く、昇給、昇格、昇進、賞与などの人事上の処遇に反映しており、賃金格差も職群コース別の男女格差は下記データより少なくなっております。[女性管理職比率、男女間賃金格差] 2023年10月期2024年10月期2025年10月期女性管理職比率23.7%22.0%24.4%男女間賃金格差(正規雇用)80.4%82.5%84.8%(注)上記は当社単体での実績 <研修制度の構築・キャリア形成制度について>「会社の良し悪し」は、勤務している社員の「人財」によるとよく言われておりますとおり、人財の育成は、当社グループの最重要課題の一つと考えております。優秀な人財の継続的な確保はもちろんのこと、ジョブローテーションにより社員が各部署・拠点での経験を積みやすい環境を整え、部門間・拠点間異動を活発化させる人事異動を推進しながら、研修制度や人事考課制度の充実を図り、技術・ノウハウを継承し、会社を支える人財の育成に努めてまいります。研修制度といたしましては、次の事項を体系的に実施してまいります。 ①集合研修(職位別、業務別、年齢別等) ②通信講座研修 ③社内OJT研修(マンツーマン技術習得研修) <多様性に関する活動について>当社グループは、経営理念である「農業に革命を興す」ため、創造的で適応力の高い組織を目指し、多様な強み・専門性を持った人財の採用、起用を積極的に進めております。また、人種、民族、国籍、宗教、信条、出身地、性別、性的指向、年齢、障害等に基づく差別及びハラスメントを禁止しており、多様な属性や価値観を持つ社員を尊重し、活躍できる職場を目指しております。
コーポレート・ガバナンスの概要6,079字
(1)【コーポレート・ガバナンスの概要】① コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方 当社は、「人々の食と暮らしを豊かにするために」を経営理念とし、社会に貢献できる会社を目指しております。そのためには、経営の健全性及び透明性を高め、法令遵守及び企業倫理の遵守の経営を徹底し、株主の皆様をはじめ取引先、従業員、地域社会など、すべてのステークホルダーの利益を遵守しつつ、企業価値の向上を図るため、コーポレート・ガバナンスの構築・強化に努めております。 ② 企業統治の体制の概要及び当該体制を採用する理由 当社は、会社の機関として代表取締役及び取締役会、監査役及び監査役会を設置するとともに、予算の進捗状況報告及び経営上重要な事項について審議を行う経営会議、コンプライアンスの状況把握、コンプライアンス違反の未然防止策の検討等を行うコンプライアンス委員会を設置しております。また、監査役につきましては、独立性の高い社外監査役を積極的に登用しており、経営の健全性及び透明性が十分に確保できるものと認識しております。 (a)取締役会 当社の取締役会は、5名の取締役(うち社外取締役2名)で構成され、当社の業務執行を決定し、取締役の職務の執行を監督する権限を有しております。取締役会では経営の基本方針、法令、定款で定められた事項及びその他経営に関する重要事項を決定しており、原則として毎月1回の定時取締役会を開催し、必要に応じて臨時取締役会を開催しております。 当社取締役会の構成員の氏名等は、次のとおりです。議長 代表取締役社長 山口一彦構成員 取締役 山口眞由子、取締役 小谷近之社外取締役 宮側浩一、社外取締役 野田修 (b)監査役会 当社の監査役会は、監査役3名(うち社外監査役2名)で構成し、月1回の定時監査役会に加え、重要な決議事項等が発生した場合には必要に応じて臨時監査役会を開催しております。監査役会では、法令、定款、監査役会規程及び監査役監査規程に基づく重要事項の決議及び監査の進捗報告等を行っております。 当社監査役会の構成員の氏名等は、次のとおりです。議長 社外監査役(常勤) 笹山誠司構成員 監査役 松山芳寛 、社外監査役 小島泰三 (c)経営会議 当社の経営会議は、5名の取締役及び執行役員で構成しており、原則として毎月1回の定時経営会議を開催し、必要に応じて臨時経営会議を開催しております。経営会議では、月次予算の進捗状況報告及び経営上重要な事項について審議等を行っております。 当社経営会議の構成員の氏名等は、次のとおりです。議長 代表取締役社長 山口一彦構成員 取締役 山口眞由子、取締役 小谷近之社外取締役 宮側浩一、社外取締役 野田修、執行役員 清水耕一、執行役員 越智正勝、執行役員 若林亮介、執行役員 棟平雅始、執行役員 小松博樹、執行役員 野本幸代 (d)コンプライアンス委員会 当社のコンプライアンス委員会は、代表取締役社長、総務本部管掌取締役、総務部長、内部監査室長及び監査役で構成され、四半期ごとに開催し、また必要に応じて適宜同委員会を開催しております。同委員会では、コンプライアンスの状況把握、コンプライアンス違反の未然防止策の検討等を行っております。 当社コンプライアンス委員会の構成員の氏名等は、次のとおりです。委員長 代表取締役社長 山口一彦構成員 総務本部管掌取締役 山口眞由子、総務部長 木野本雅史、内部監査室長 清家実紀、社外監査役(常勤) 笹山誠司 (当社の企業統治体制図) ③ 企業統治に関するその他の事項(a)内部統制システムの整備の状況 当社は、取締役会において「内部統制システムの整備に関する基本方針」を決定し、この基本方針に則り業務の適性を確保するための体制を整備・運用しております。 当社の内部統制システムの概要は以下のとおりであります。 (ⅰ)取締役及び使用人の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制1.役職員の職務が、法令、定款及び社内規程に適合することを確保するため、「企業行動憲章」を制定し、役職員はこれを遵守する。2.総務部は、「企業行動憲章」の周知徹底のための活動を行い、内部監査室は、各部門における法令、定款及び社内規程の遵守状況の監査、問題点の指摘及び改善策の提案等を行う。3.管掌取締役及び部長は、コンプライアンス責任者として、担当部門のコンプライアンスを徹底し、重大な法令違反その他法令及び社内規程の違反に関する重要な事実を発見した場合には、コンプライアンス委員会及び取締役会において報告する。4.内部通報制度の利用を促進し、当社における定款及び社内規程違反、法令違反、企業行動憲章違反またはそのおそれのある事実の早期発見に努める。5.コンプライアンス委員会は、内部監査室と連携してコンプライアンスの方針、体制、運営方法を立案するとともに、関係法令等の遵守状況を調査し、問題がある場合は原因究明や改善の指示、情報開示に関する審議を行い、再発防止策を構築する。 (ⅱ)取締役の職務の執行に係る情報の保存及び管理に関する事項1.株主総会議事録、取締役会議事録、経営会議議事録、事業運営上の重要事項に関する決裁書類など取締役の職務の執行に必要な文書については、定款及び文書管理規程等の社内規程に基づき総務部において保存し、取締役及び監査役がいつでも閲覧することができるよう適切に管理する。2.企業機密については、「文書管理規程」及び「情報管理規程」に基づき、機密性の程度に応じて定める管理基準に従い適切に管理する。 (ⅲ)損失の危険の管理に関する規程その他の体制1.リスク管理は、「リスク管理規程」に基づき、全社的に一貫した方針のもとに、効果的かつ総合的に実施する。2.事業部門は、その担当事業に関するリスクの把握に努め、優先的に対応すべきリスクを選定したうえで、具体的な対応方針及び対策を決定し、適切にリスク管理を行う。3.経営上の重大なリスクへの対応方針その他リスク管理の観点から重要な事項については、経営会議において十分な審議を行い、特に重要なものについては取締役会において報告する。 (ⅳ)取締役の職務執行の効率性の確保に関する体制1.取締役会は、月1回定時に開催するほか、必要に応じて臨時に開催し、機動的な意思決定を行う。2.取締役会は、当社の中期経営目標ならびに年間予算を決定し、その執行状況を監督する。3.取締役は、取締役会で定めた中期経営目標、予算に基づき効率的な職務執行及び管理を行い、予算の進捗状況については、経営会議で確認し、取締役会に報告する。4.取締役の職務執行状況については、適宜、取締役会に対して報告する。5.取締役、その他の使用人の職務権限の行使は、「職務権限規程」に基づき適正かつ効率的に行う。 (ⅴ)当社及び子会社から成る企業集団における業務の適正を確保するための体制1.「企業行動憲章」に基づいた業務遂行のための日常的な情報の共有を行うとともに、遵法体制その他その業務の適正を確保するための体制の強化を行う。2.内部監査室及び監査役は、業務の適正の確保のため、監査に関して意見交換等を行い、連携をはかる。3.当社及び子会社の財務報告に係る内部統制については、金融商品取引法その他適用のある国内外の法令に基づき、評価、維持、改善等を行う。4.当社及び子会社は、業務の適正化及び効率化の観点から、業務プロセスの改善及び標準化に努める。5.当社及び子会社の各部門は、自らの業務の遂行にあたり、職務分離による牽制、日常的モニタリング等を実施し、財務報告の適正性の確保に努める。6.子会社の重要事項については、関係会社管理規程に基づき、当社への事前承認を求めるとともに、子会社に当社役職員を配置して子会社を管理するとともに取締役会に報告する。 (ⅵ)監査役がその職務を補助すべき使用人を置くことを求めた場合における当該使用人に関する事項及びその使用人の取締役からの独立性及び当該使用人に対する監査役の指示の実効性に関する事項1.監査役の職務を補助すべき使用人は、必要に応じてその人員を確保する。2.当該使用人が監査役の職務を補助すべき期間中の指揮権は、監査役に委嘱されたものとして、取締役の指揮命令は受けないものとし、人事考課、異動、懲戒等については、監査役の承認を要する。 (ⅶ)取締役及び使用人が監査役に報告するための体制その他の監査役への報告に関する体制1.取締役及び使用人は、監査役の求めに応じて、随時その職務の執行状況その他に関する報告を行う。2.総務部長は、監査役に対して、内部通報制度の運用状況につき定期的に報告し、取締役に「企業行動憲章」に違反する事実があると認める場合その他緊急の報告が必要な場合には、直ちに報告する。3.重要な決裁書類は、監査役の閲覧に供する。4.当社は、取締役及び使用人が監査役への報告を理由として不利な取扱いをすることを禁止し、その旨を当社グループの役職員に周知徹底する。 (ⅷ)その他監査役の監査が実効的に行われることを確保するための体制1.代表取締役社長及び内部監査室は、監査役と定期的に意見交換を行う。2.監査役は、取締役会に出席するほか、経営会議等重要な会議に出席することにより、重要な報告を受ける体制とする。3.監査役は、内部監査室及び会計監査人から定期的に業務監査又は会計監査に関する状況報告を受け、意見交換を行うことにより、監査の有効性、効率性を高める。4.当社は、監査役からその職務の執行について生ずる費用の前払または償還の請求があった場合には、当該請求に係る費用等が職務執行に必要ないと認められた場合を除き、速やかに処理をする。 (ⅸ)業務の適正を確保するための体制の運用状況の概要 当連結会計年度において、取締役会を21回開催し、当社グループにおける経営課題の把握と対応方針について討議し、業務の適正の確保に努めました。 監査役と会計監査人、内部監査室は適宜情報交換を行っており、内部統制の不備については是正を求め、是正状況の進捗を確認しております。 (b)反社会的勢力排除に向けた基本的な考え方及び反社会的勢力排除に向けた整備状況 当社は、地域社会の秩序や安全に脅威を与える反社会的勢力等とは、断固として関係を遮断し毅然と対応する旨を「企業行動憲章」に明示し、当社の基本方針として役職員に周知徹底しております。また、総務部を対応統括部署とし、外部の専門機関等から情報収集を行うとともに、不測の事態に備え、反社会的勢力対応マニュアルを整備し、関係行政機関や顧問弁護士、その他外部の専門機関と緊密に連携し、速やかに対処できる体制を構築しております。 (c)リスク管理体制の整備の状況 当社は、市場、情報セキュリティ、環境、労務、製品の品質・安全等様々な事業運営リスクについて、リスク管理規程を制定し、リスク管理委員会を設置してリスク管理を行うこととしております。リスク管理委員会は代表取締役社長を委員長とし、総務本部管掌取締役、監査役、各部門長、内部監査室で構成され、全社的・総括的なリスク管理の報告及び対応策検討の場と位置づけております。各部門長は、日常の業務活動におけるリスク管理を行うとともに、不測の事態が発生した場合にはリスク管理委員会へ報告することとなっております。 (d)社外取締役及び社外監査役との責任限定契約 当社は、会社法第427条第1項に基づき、社外取締役及び社外監査役との間において、会社法第423条第1項の損害賠償責任を限定する契約を締結しております。当該契約に基づく損害賠償責任限度額は、法令が定める額としております。 (e)自己株式の取得 当社は、自己の株式の取得について、経済情勢の変化に対応して財務政策等の経営諸施策を機動的に遂行することを可能とするため、会社法第165条第2項の規定に基づき、取締役会の決議によって市場取引等により自己の株式を取得することができる旨を定款に定めております。 (f)中間配当 当社は、株主への利益還元を機動的に行うことを可能にするため、会社法第454条第5項の規定に基づいて、取締役会の決議により毎年4月30日を基準として中間配当を行うことができる旨を定款に定めております。 (g)取締役の定数 当社は、取締役を7名以内とする旨を定款で定めております。 (h)取締役の選任の決議要件 当社は、取締役の選任決議は、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の過半数をもって行う旨及び選任決議は累積投票によらない旨を定款に定めております。 (i)株主総会の特別決議要件 当社は、株主総会の円滑な運営を行うことを目的として、会社法第309条第2項に定める特別決議について、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の3分の2以上をもって行う旨を定款に定めております。 (j)役員等賠償責任保険契約の内容の概要 当社は、会社法第430条の3第1項に規定する役員等賠償責任保険契約を保険会社との間で締結しております。当該保険契約の被保険者の範囲は当社及び子会社の取締役及び監査役並びに管理職の立場にある従業員であり、被保険者は保険料を負担しておりません。当該保険契約では、被保険者がその業務遂行に起因して第三者から損害賠償請求された場合に、被保険者が被る損害についての損害賠償金や訴訟費用等が填補されることとなります。 (k)取締役の活動状況 取締役会は、原則として毎月1回開催し、必要に応じて臨時に開催しております。取締役5名で構成しており、監査役3名も出席し、取締役会の意思決定を監視しております。取締役会の具体的な検討内容としては、経営の基本方針、法令、定款で定められた事項及びその他の経営に関する重要事項を決定しております。当事業年度において当社は取締役会を21回開催しており、各取締役及び監査役の出席状況については次のとおりであります。 役 職氏 名開催回数出席回数代表取締役社長山口 一彦21回21回専務取締役山口 眞由子21回21回常務取締役小谷 近之21回20回社外取締役髙岡 公三(注)24回2回社外取締役宮側 浩一(注)117回16回社外取締役野田 修21回18回社外監査役笹山 誠司21回21回監査役松山 芳寛21回21回社外監査役小島 泰三21回20回(注)1.宮側浩一氏は、2025年1月30日開催の第24期定時株主総会において選任され、就任
役員の報酬等1,287字
(4)【役員の報酬等】① 役員の報酬等の額又はその算定方法の決定に関する方針に係る事項 当社の役員報酬は、固定報酬としての基本報酬及び取締役(社外取締役を含む)を対象に企業価値の持続的な向上を図るインセンティブ報酬としての非金銭報酬等(譲渡制限付株式報酬)により構成されます。 取締役の基本報酬は、2017年1月30日開催の第16期定時株主総会において、決議当時の取締役7名(うち社外取締役1名)の報酬額を年額100百万円以内としております。また、監査役の基本報酬は、2007年1月26日開催の第6期定時株主総会において、決議当時の監査役1名の報酬額を年額20百万円以内としております。 また、2025年1月30日開催の第24回定時株主総会において、取締役(社外取締役含む)に対する譲渡制限付株式報酬制度を導入することが決議され、従来の取締役の報酬等とは別枠として、譲渡制限付株式に関する報酬等として、年額25百万円以内、普通株式の総数は8,000株を各事業年度において割り当てる譲渡制限付株式の数の上限とすることを決議しております。 取締役の報酬等の額又はその算定方法の決定については、株主総会で決議された報酬限度額の範囲内におきまして、取締役会から再一任を受けた代表取締役社長山口一彦が会社の業績、職責、貢献を評価し、役職、年齢、在位年数等を総合的に勘案したうえ、報酬額を決定しております。また、株式報酬の各対象取締役への具体的な支給時期及び配分については、今後取締役会において決定することといたします。 なお、監査役の報酬額は株主総会で決議された報酬額の範囲内で監査役会にて協議を行い決定しております。 ② 当事業年度における取締役の個人別の報酬等の決定過程における取締役会の活動内容 当事業年度における取締役の個人別の報酬等の額の決定過程は、2026年1月29日開催の取締役会において、株主総会の決議報酬額の範囲内で取締役の報酬額を決定することを代表取締役社長山口一彦に一任することを決議しております。 当該時点の役員報酬等の内容の決定に関する方針に従い、取締役の個人別の報酬額は取締役会から一任された代表取締役社長山口一彦が、当社全体の業績等を勘案しつつ各取締役の担当部門について評価し、株主総会で定められた報酬限度額の範囲内において総合的に勘案して決定しており、取締役会においては、当社の役員報酬等の決定方針に整合していると判断しております。 ③ 役員区分ごとの報酬等の総額、報酬等の種類別の総額及び対象となる役員の員数5 報酬等の総額(千円)報酬等の種類別の総額(千円)対象となる役員の員数(名)固定報酬株式報酬業績連動報酬賞与退職慰労金左記のうち、非金銭報酬等取締役(社外取締役を除く)55,74653,4002,346---2,3463監査役(社外監査役を除く)1,8001,800-----1社外役員10,77310,560213---2135 ④ 役員ごとの連結報酬等の総額等 連結報酬等の総額が1億円以上である者が存在しないため、記載しておりません。
従業員の状況1,327字
5【従業員の状況】(1)連結会社の状況 2025年10月31日現在セグメントの名称従業員数(名)野菜苗・苗関連事業264(205)農業・園芸用タネ資材販売事業15(-)小売事業5(7)全社(共通)29(1)合計313(213)(注)1.従業員数は就業人員であります。2.従業員数には、準社員、契約社員を含めております。3.従業員数欄の(外書)は、パート社員、期間従業員、アルバイト、派遣社員、外国人実習生の年間平均人員(1日を8時間で換算)であります。4.全社(共通)は、総務及び経理等の管理部門の従業員であります。 (2)提出会社の状況 2025年10月31日現在従業員数(名)平均年齢(歳)平均勤続年数(年)平均年間給与(円)23638.98.74,005,289(159) セグメントの名称従業員数(名)野菜苗・苗関連事業204(158)農業・園芸用タネ資材販売事業3(-)小売事業-(-)全社(共通)29(1)合計236(159)(注)1.従業員数は就業人員であります。2.従業員数には、準社員、契約社員を含めております。3.従業員数欄の(外書)は、パート社員、期間従業員、アルバイト、派遣社員、外国人実習生の年間平均人員(1日を8時間で換算)であります。4.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。5.全社(共通)は、総務及び経理等の管理部門の従業員であります。 (3)労働組合の状況 現在、労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております。 (4)管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異提出会社当事業年度管理職に占める女性労働者の割合(%) (注1)男性労働者の育児休業取得率(%) (注2)労働者の男女の賃金の差異(%)(注1)全労働者正規雇用労働者パート・有期労働者24.4-62.384.863.7(注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定による公表義務の対象ではないため、記載を省略しております。3.労働者の男女の賃金の差異については、男性の賃金に対する女性の賃金の割合を示しております。当社では正規雇用労働者、パート・有期労働者のいずれにおいても、男女間で賃金体系及び制度上の差はなく、職種間等においての人数構成の差によるものであります。4.賃金は基本給、各種手当、超過労働に対する賃金、賞与等を含みます。5.正規雇用労働者は当社から社外への出向者を含み、他社からの当社への出向者を除いております。6.パート・有期労働者は、契約社員、全てのパート社員、外国人実習生等を対象に算出しており、派遣社員は含めておりません。7.連結子会社は、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)及び「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定による公表義務の対象ではないため、記載を省略しております。
関係会社の状況828字
4【関係会社の状況】名称住所資本金又は出資金(千円)主要な事業の内容議決権の所有又は被所有割合(%)関係内容(連結子会社) ベルグ福島株式会社(注)2 福島県伊達郡川俣町125,500野菜苗・苗関連事業90.0当社製品の生産役員の兼任2名ファンガーデン株式会社(注)2、5愛媛県伊予郡松前町98,000小売事業59.1(24.1)当社製品の販売役員の兼任2名従業員の出向債務保証、資金の援助伊予農産株式会社(注)2、4愛媛県松山市15,000野菜苗・苗関連事業農業・園芸用タネ資材販売事業100.0当社製品の販売商品の仕入役員の兼任1名債務保証(持分法適用関連会社) 株式会社むさしのタネ(注)6千葉県長生郡長南町35,000野菜苗・苗関連事業農業・園芸用タネ資材販売事業30.0原材料及び商品の仕入研究開発の委託役員の兼任1名従業員の出向債務保証、資金の援助(注)1.「主要な事業の内容」欄には、セグメント情報に記載された名称を記載しております。2.特定子会社であります。3.「議決権の所有又は被所有割合」欄の( )内は、間接所有割合で内数であります。4.伊予農産株式会社については、売上高(連結会社相互間の売上高を除く。)の連結売上高に占める割合が、10%を超えております。主要な損益情報のうち売上高については連結消去後、売上高以外の項目については、連結消去前の金額を記載しております。主要な損益情報等(1)売上高1,236,103千円(2)経常利益25,356千円(3)当期純利益15,727千円(4)純資産額543,220千円(5)総資産額998,390千円5.ファンガーデン株式会社については、債務超過会社であり、2025年10月31日現在の債務超過額(連結調整後)は、△174,311千円であります。6.株式会社むさしのタネについては、債務超過会社であり、2025年10月31日現在の債務超過額(連結調整後)は、△114,425千円であります。
配当政策415字
3【配当政策】 利益配分につきましては、将来の事業展開と経営体質の強化のために必要な内部留保を確保しつつ、株主への安定した配当を継続的に実施していくことを基本方針としております。 剰余金の配当は、株主総会の決議による年1回の期末配当を行うことを基本的な方針としております。 当事業年度の剰余金の配当につきましては、継続的な安定配当の基本方針のもと、1株当たり10円とすることを2026年1月29日開催予定の定時株主総会で決議して実施する予定であります。 内部留保資金につきましては、健全な財務体質の構築・維持及び積極的な事業展開のための投資等に充当していく予定であります。 なお、当社は中間配当を実施することができる旨を定款に定めております。 (注) 基準日が当事業年度に属する剰余金の配当は、以下のとおりであります。決議年月日配当金の総額(千円)1株当たり配当額(円)2026年1月29日16,13210定時株主総会決議(予定)
研究開発活動1,003字
6【研究開発活動】 当社グループは、野菜苗メーカーとして、最先端の育苗技術の開発及び既存技術の課題解決を目的とした研究技術開発活動を続けております。また、野菜苗の育苗技術を活用し新たな苗の開発、関連会社と共同で育種及び品種改良試験、新たな商材の発掘及び開発のための検証試験にも積極的に取り組んでおります。 大学・公立研究機関・民間企業等とも協力体制を構築し、共同研究及び受託研究に積極的に取り組み、農業の発展に貢献していく方針であります。 当連結会計年度における一般管理費及び当期製造費用に含まれる研究開発費の総額は109,914千円であります。 セグメントごとの研究開発活動を示しますと次のとおりであります。なお、農業・園芸用タネ資材販売事業及び小売事業につきましては、研究開発活動は行っておりません。 野菜苗・苗関連事業 当連結会計年度の野菜苗・苗関連事業に係る研究開発費は、109,914千円となりました。 当事業部門では、「苗」「育種」「ワクチン」の3セグメントへ研究開発を集中して行っております。苗の生産性向上、品質向上、付加価値化を最大の研究テーマとし未来に向けて持続可能な農業を目指すために新たな取り組みを行う一方で、苗の開発・普及において大学や公立研究機関との協力体制を構築しており、研究データの共有化や意見交換を行い、研究成果を迅速に生産現場へ落とし込む体制を整えることにより、研究部門と生産部門の連携が強化され、生産性の向上や省力化に繋がっております。 具体的には、ベルグ福島株式会社の植物ワクチン総合研究所において、新規植物ワクチン及びワクチン接種苗の研究開発を共同で行っております。植物ワクチンは、化学農薬に依存しない効果的な防除対策の実現と環境に配慮した生産及び安定的な生産・品質向上が期待されており、全国の生産者へ、安心安全な野菜苗の供給体制を目指してまいります。また、植物ワクチンによる付加価値の高い製品開発を行うことにより、競争力の強化及び収益力改善へ繋げてまいります。 また、関連会社の株式会社むさしのタネと共同で、トマト新品種開発をはじめとする育種開発や海外品種の種子選別技術の研究に取り組んでおります。今後は、環境負荷を低減させることが可能な環境配慮型の苗製品や新たな栽培技術を用いた高付加価値苗の開発、クリーンエネルギーを利用した育苗施設の開発等を目指しております。
主要な設備の状況1,266字
2【主要な設備の状況】(1)提出会社2025年10月31日現在 事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(千円)従業員数(名)建物及び構築物機械装置及び運搬具土地(面積㎡)その他合計本社(愛媛県宇和島市)全社本社機能27,191230241,040(3,182)6,486274,94938本社農場(愛媛県宇和島市)野菜苗・苗関連事業研究設備生産設備510,63953,250285,709(22,299)11,954861,55475長野横堰農場(長野県東御市)野菜苗・苗関連事業生産設備31,0436,9897,992(710)1,24647,27111長野上原農場(長野県東御市)野菜苗・苗関連事業生産設備38,0664733,307(1,808)2,00043,8478いわて花巻農場(岩手県花巻市)野菜苗・苗関連事業生産設備180,98016,24483,990(22,440)1,362282,57843茨城農場(茨城県常陸大宮市)野菜苗・苗関連事業生産設備193,38414,084191,640(33,730)1,775400,88448松山農場(愛媛県松山市)野菜苗・苗関連事業生産設備13,6200-(-)10013,7216(注)1.現在休止中の主要な設備はありません。2.帳簿価額のその他は、工具、器具及び備品であります。3.上記の他、連結会社以外から賃借している主要な設備の内容は、下記のとおりであります。事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容賃借面積(㎡)年間賃借料(千円)本社農場(愛媛県宇和島市)野菜苗・苗関連事業土地(農地)15,5151,605本社農場(愛媛県宇和島市)野菜苗・苗関連事業土地(宅地)1,1461,044長野横堰農場(長野県東御市)野菜苗・苗関連事業土地(農地)26,0612,890長野上原農場(長野県東御市)野菜苗・苗関連事業土地(農地)10,4612,290松山農場(愛媛県松山市)野菜苗・苗関連事業土地(農地)2,702129貸し農園(愛媛県伊予郡松前町)野菜苗・苗関連事業土地(農地)2,598649 (2)国内子会社2025年10月31日現在 会社名事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(千円)従業員数(名)建物及び構築物機械装置及び運搬具土地(面積㎡)その他合計ベルグ福島㈱本社(福島県伊達郡川俣町)野菜苗・苗関連事業事務所生産設備研究設備701,935 91,230-(-)9,443802,60949(注)1.現在休止中の主要な設備はありません。2.帳簿価額のその他は、工具、器具及び備品であります。3.上記の他、連結会社以外から賃借している主要な設備の内容は、下記のとおりであります。会社名事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容賃借面積(㎡)年間賃借料(千円)ベルグ福島㈱本社(福島県伊達郡川俣町)野菜苗・苗関連事業土地41,0194,221ファンガーデン㈱松前本店(愛媛県伊予郡松前町)小売事業土地3,6449,600
監査の状況1,985字
(3)【監査の状況】① 監査役監査の状況 当社における監査役監査は、監査役会で策定された監査役監査の基本方針、実施及び報告に関する基本事項に基づき、取締役会等の重要な会議への出席、重要な業務や財産の状況調査を行い、取締役の職務遂行の状況を監査しております。また、監査役監査が内部監査と連携して有効に行われるように、内部監査人との情報の共有を行っており、また、定期的に会計監査人からの報告収受のほか、経営会議等の重要な会議に出席し、実効性のあるモニタリングに取り組んでおります。 また、監査役監査は、企業経営に関わる豊富な経験と長年培われた幅広い見識を有し、財務及び会計に関する相当程度の知見を有する者を監査役として選任しており、取締役及び各部門の業務遂行につき監査を行っております。 当事業年度において当社は監査役会を12回開催しており、個々の監査役の出席状況については次のとおりであります。氏名開催回数出席回数笹山 誠司12回12回松山 芳寛12回12回小島 泰三12回9回 監査役会における具体的な検討内容は、監査の方針及び監査実施計画、取締役の業務執行における不正行為や法令・定款違反等に関する重要な事実の有無、取締役会や経営会議における意思決定及び業務執行状況の適正性及び妥当性、内部統制システムの整備・運用状況の確認となります。監査役会が監視監督の対象とする取締役の職務の主なものは、中長期的な経営戦略、コーポレート・ガバナンス、サステナビリティを含む経営環境とリスクの評価と対応、中期経営計画の進捗状況等であります。 ② 内部監査の状況 当社の内部監査は、社長直轄の部署である内部監査室が担当しており、人員数は内部監査室長1名であります。内部監査室は内部監査規程に基づき各部門における重要事項や社内規程の遵守状況等について監査を実施しております。監査の結果を社長に報告し、要改善事項が検出された場合は、その改善を求め、改善状況に関してもフォローアップ監査で確認しております。 内部監査の実行性を確保するための取組みとしては、コンプラインス委員会、各部門の主要な会議等に参加することで、当社のリスク情報を反映した監査計画を策定しております。また、内部監査室、監査役、会計監査人は緊密な連携を保つため、定期的に連絡会を開催するなど積極的に情報交換を行い、監査の有効性、効率性を高め、内部監査の実効性を確保しております。内部監査室が取締役会へ直接報告を行う仕組みはありませんが、重要事項については、適宜取締役会へ報告することとしております。 ③ 会計監査の状況a.監査法人の名称えひめ有限責任監査法人 b.継続監査期間6年間 c.業務を執行した公認会計士の氏名中越 公平渡辺 修吉田 直輝 d.監査に係る補助者の構成 当社の会計監査業務に係る補助者は、公認会計士7名、その他1名であります。 e.監査法人の選定方針と理由 当社は、「会計監査人の評価及び選定基準に関する監査役等の実務指針」(日本監査役協会)を参考に、会計監査人に求められる品質管理体制、独立性、監査体制等を総合的に勘案し選定しております。 監査役会は、会計監査人が会社法第340条第1項各号に定める項目に該当すると認められる場合には、監査役全員の同意に基づき、会計監査人を解任いたします。また、会計監査人の適正な職務の執行が困難である場合、その他必要があると判断した場合には、監査役会の決議により会計監査人の解任または不再任に関する議案を決定し、取締役会は当該決定に基づき、当該内容を株主総会に提出します。 f.監査役及び監査役会による監査法人の評価 当社の監査役及び監査役会は、会計監査人に求められる品質管理体制、独立性、監査体制等を総合的に勘案し評価しております。 ④ 監査報酬の内容等a.監査公認会計士等に対する報酬区分前連結会計年度当連結会計年度監査証明業務に基づく報酬(千円)非監査業務に基づく報酬(千円)監査証明業務に基づく報酬(千円)非監査業務に基づく報酬(千円)提出会社29,900-29,900-連結子会社----計29,900-29,900- b.監査公認会計士等との同一のネットワークに属する組織に対する報酬(a.を除く) 該当事項はありません。 c.その他重要な監査証明業務に基づく報酬の内容 該当事項はありません。 d.監査報酬の決定方針 当社は、監査公認会計士等に対する監査報酬の決定方針を特に定めておりませんが、当社の規模及び監査日数等を勘案した上で決定しております。 e.監査役会が会計監査人の報酬等に同意した理由 監査役会は、監査計画の内容、会計監査の実施状況等を確認し、当事業年度の監査計画に基づく報酬見積額の算定根拠等の適切性を検証したうえで同意しております。
株式の保有状況1,065字
(5)【株式の保有状況】① 投資株式の区分の基準及び考え方 当社は、保有目的が純投資目的である投資株式と純投資目的以外の目的である投資株式の区分について、株式の価値の変動や配当金の受領により利益を得ることを目的として保有する株式を純投資目的である投資株式、それ以外の株式を純投資目的以外の目的である投資株式に区分しております。 ② 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式a.保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容 当社は、取引先企業との安定的な取引及び関係強化を目的に、当社の持続的な成長、事業推進に必要と判断された企業の株式を保有しています。 株式保有については、保有の合理性、減損リスク、株式の価格変動に対するリスク等を踏まえて、取締役会で検討し、取引の安定や関係強化等に必要であると判断する株式については保有し、保有意義が希薄化してきたと判断する株式については保有の見直しを進めてまいります。 b.銘柄数及び貸借対照表計上額 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(千円)非上場株式20非上場株式以外の株式124,070 (当事業年度において株式数が増加した銘柄) 該当事項はありません。 (当事業年度において株式数が減少した銘柄) 該当事項はありません。 c.特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報特定投資株式銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(千円)貸借対照表計上額(千円)㈱伊予銀行10,00010,000(保有目的)主要な取引金融機関であり、資金調達など金融取引の円滑化及び取引関係の維持強化のため。(定量的な保有効果)定量的な保有効果は記載が困難であるため、記載しておりません。なお、保有の適否に関する検証については、「a.保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容」に記載しております。有24,07014,690 ③ 保有目的が純投資目的である投資株式 該当事項はありません。 ④ 当事業年度に投資株式の保有目的を純投資目的から純投資目的以外の目的に変更したもの 該当事項はありません。 ⑤ 当事業年度の前4事業年度及び当事業年度に投資株式の保有目的を純投資目的以外の目的から純投資目的に変更したもの 該当事項はありません。
沿革2,000字
2【沿革】 当社代表取締役社長山口一彦が、1996年2月、愛媛県北宇和郡津島町(現 宇和島市津島町)において野菜苗の生産を目的とする会社として、有限会社山口園芸(2004年1月に株式会社に組織変更)を設立しました。同氏が農業の企業的経営を実践し、上場企業を志向しておりましたが、有限会社山口園芸は農地法で規定された農業生産法人(※1)であることから、同法の規定により上場企業となることができませんでした。そのことに加え、仕入販売部門と研究開発部門を別会社で行う方針であったため、2001年1月、有限会社山口園芸から一部の業務を譲受け、当社を設立しました。 その後、2006年11月、株式会社山口園芸の株主であった当社代表取締役社長山口一彦並びに専務取締役山口眞由子は、保有する同社株式を同社経営陣に譲渡すると同時に同社取締役から退き、上場を目指す当社の経営に専念することとしました。この結果、株式会社山口園芸は人的及び資本的に当社とは別法人となり現在に至っております。 ※1 農業生産法人とは、現在の農地所有適格法人をいい、農業経営を行うために農地を取得できる法人であります。株式会社の場合、株式譲渡制限会社(公開会社でない)に限られます。また、事業や構成員、役員についても一定の要件があります。 ベルグアース株式会社設立以降の経緯は、次のとおりであります。年月概要2001年1月種苗・農業資材の仕入販売及び研究開発を事業目的として、ベルグアース株式会社を設立。主に営利農家向け野菜苗の販売を開始。2002年1月研究開発棟を愛媛県北宇和郡津島町(現 宇和島市津島町)の本社農場に新設。2004年3月大手ホームセンターと売買契約を締結し、本格的に家庭園芸向け野菜苗の販売を開始。2005年11月農業経営基盤強化促進法改正(2005年9月1日施行)により、当社でも農地の賃借が可能となることを前提に、株式会社山口園芸から一次育苗部門と接ぎ木部門を譲受け、同社の従業員107名が当社に移籍し、自社生産を開始。2006年4月閉鎖型苗生産装置を愛媛県宇和島市の本社農場に新設。2007年4月JA全農長野から長野県東御市の育苗センター施設を譲受け、長野農場を開設。2008年2月岩手県花巻市から第三セクター「株式会社とうわアグリトピア公社」の施設を譲受け、いわて花巻農場を開設。2011年11月大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。2012年3月茨城県常陸大宮市に「茨城農場」を新設。2013年3月愛媛県松山市に「松山農場」を新設。2013年4月大分県玖珠郡九重町に㈱山口園芸との共同出資により「株式会社九重おひさまファーム(現・関連会社)」を設立。2013年7月2013年7月16日付で行われた大阪証券取引所の現物市場の東京証券取引所への統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)へ株式を上場。2014年3月福島県伊達郡川俣町に「ベルグ福島株式会社(現・連結子会社)」を設立。2014年6月愛媛県伊予郡松前町に「ファンガーデン株式会社(現・連結子会社)」を設立。2014年11月「青島芽福陽園芸有限公司」の第三者割当増資を引き受け、海外事業を開始。(2024年10月に解散及び清算)2015年3月高知県高岡郡四万十町に㈱山口園芸との共同出資により「四万十あおぞらファーム株式会社(現・関連会社)」を設立。2017年8月千葉県旭市に「株式会社むさしのタネ(現・関連会社)」を設立。2017年12月中国北京市に「北京欣璟農業科技有限公司(関連会社)」を設立。(2021年10月に解散及び清算)2019年1月韓国済州に「農業会社法人 株式会社BJアグロ(現・非連結子会社)」の第三者割当増資を引き受け子会社化。2019年7月株式会社長野セルトップより花苗育苗事業を譲受。長野上原農場の稼働開始。2020年3月「FARM tо TABLE FUND投資事業有限責任組合(連結子会社)」を設立。(2022年1月に解散及び清算)2020年10月ファンガーデン株式会社を連結子会社化。2021年11月愛媛県松山市の「伊予農産株式会社(現・連結子会社)」を株式交換により完全子会社化。2022年2月ベルグ福島株式会社に植物ワクチン総合研究所を開設。植物ワクチン研究を開始。2022年4月東京証券取引所の市場区分見直しにより、東京証券取引所のJASDAQ(スタンダード)市場から、スタンダード市場に移行。2023年1月宮崎県宮崎市に㈱山口園芸が設立した「宮崎ひなたファーム株式会社(現・関連会社)」へ出資。2023年2月アグリビジネス投資育成株式会社に対する第三者割当増資により資金調達を実行。2025年10月山口県下関市の「ピーエスピー株式会社(現・非連結子会社)」の全株式を取得し完全子会社化。
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