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株式会社ウッドワン

WOOD ONE CO.,LTD.

証券コード 7898EDINETコード E00630その他製品上場日本基準決算 3月31日資本金 73億円法人番号 4240001027972
660億円売上高(FY2026
-3.3%ROE
42.5%自己資本比率
32財務健全性スコア
KEY METRICS

主要財務指標

FY2026連結日本基準

FY2026の売上高は660億円(前年比+1.3%)。営業利益は12億円(営業利益率1.9%)、当期純利益は-15億円。総資産1,043億円に対し自己資本比率は42.5%、ROEは-3.3%。その他製品の中央値(ROE 6.6%)を下回る水準。営業キャッシュ・フローは26億円の創出、現金及び現金同等物は41億円。

開示値を定型文に流し込んだ自動生成の概況です(LLM不使用)。
株価(終値)9242026-09-04
PER
PBR0.19倍
配当利回り2.60%
時価総額(概算)65億円
株価はYahoo Financeの公開データによる参考値。PER・PBR・利回りは最新有報のEPS・BPS・配当との組み合わせ計算です。
売上高660億円+1.3%
営業利益12億円-6.1%
当期純利益-15億円-181.9%
総資産1,043億円
純資産453億円
営業利益率1.9%
ROE-3.3%
自己資本比率42.5%
EPS-156.5円
BPS4,761.1円
1株配当24円
配当性向
従業員数
INDUSTRY POSITION

業種内のポジション

その他製品の分析 →
ROE-3.3%中央値 6.6%
営業利益率1.9%中央値 4.7%
自己資本比率42.5%中央値 59.3%
健全性スコア32.0点中央値 59.0

帯はその他製品44社)の下位25%〜上位25%、縦線が中央値、丸が当社の値です。

FINANCIAL HISTORY

業績推移

11期分
売上高と営業利益率
700億525億350億175億0億2017: 664億20172018: 650億20182019: 630億20192020: 636億20202021: 591億20212022: 666億20222023: 658億20232024: 648億20242025: 652億20252026: 660億20262021: 4%2022: 4%2024: -1%2025: 2%2026: 2%4%-2%
営業利益と当期純利益
25億16億8億-1億-9億2017: —20172018: —20182019: —20192020: —20202021: 23億20212022: 24億20222023: —20232024: -9億20242025: 13億20252026: 12億20262017: 12億2018: 2億2019: 2億2020: 8億2021: 12億2022: 13億2023: 4億2024: -23億2025: 18億2026: -15億20億-25億
収益性・財務健全性の推移ROE営業利益率自己資本比率
50%36%22%8%-6%2017 ROE: 3%2018 ROE: 1%2019 ROE: 1%2020 ROE: 2%2021 ROE: 3%2022 ROE: 3%2023 ROE: 1%2024 ROE: -5%2025 ROE: 4%2026 ROE: -3%2021 営業利益率: 4%2022 営業利益率: 4%2024 営業利益率: -1%2025 営業利益率: 2%2026 営業利益率: 2%2017 自己資本比率: 45%2018 自己資本比率: 46%2019 自己資本比率: 45%2020 自己資本比率: 44%2021 自己資本比率: 44%2022 自己資本比率: 45%2023 自己資本比率: 45%2024 自己資本比率: 43%2025 自己資本比率: 44%2026 自己資本比率: 43%2017201820192020202120222023202420252026
営業キャッシュ・フロー
50億38億25億13億0億2017: 48億20172018: 29億20182019: 18億20192020: 40億20202021: 41億20212022: 46億20222023: 1億20232024: 40億20242025: 40億20252026: 26億2026
1株当たり指標EPS1株配当
200円88円-25円-137円-250円2017 EPS: 125円2018 EPS: 22円2019 EPS: 24円2020 EPS: 89円2021 EPS: 125円2022 EPS: 140円2023 EPS: 39円2024 EPS: -249円2025 EPS: 191円2026 EPS: -156円2017 1株配当: 8円2018 1株配当: 23円2019 1株配当: 38円2020 1株配当: 38円2021 1株配当: 24円2022 1株配当: 24円2023 1株配当: 24円2024 1株配当: 24円2025 1株配当: 24円2026 1株配当: 24円2017201820192020202120222023202420252026
貸借対照表の構成
資産
1,043億円
負債・純資産
負債 590億円純資産 453億円
年度売上高営業利益経常利益当期純利益総資産純資産EPSROE自己資本比率
FY2026660億円12億円18億円-15億円1,043億円453億円-156.5-3.3%42.5%
FY2025652億円13億円5億円18億円1,021億円456億円1914.0%43.7%
FY2024648億円-9億円-13億円-23億円1,018億円447億円-248.7-5.3%43.0%
FY2023658億円7億円4億円970億円444億円39.20.8%44.6%
FY2022666億円24億円21億円13億円951億円442億円140.13.1%45.2%
FY2021591億円23億円21億円12億円911億円411億円125.53.1%44.0%
FY2020636億円10億円8億円807億円365億円88.92.3%44.2%
FY2019630億円-2億円2億円839億円390億円23.60.6%45.2%
FY2018650億円15億円2億円864億円409億円22.40.5%46.0%
FY2017664億円20億円12億円895億円410億円124.52.9%44.7%
FY2016656億円3億円62百万円891億円399億円6.70.2%43.7%
営業CF26億円
投資CF-53億円
財務CF14億円
現金及び現金同等物41億円
SEGMENTS

セグメント別売上

House Building Materials And Housing Equipment649億円
Power Generation11億円

セグメント名はXBRLのタクソノミ名(英語)です。日本語の区分名は下の「セグメント情報」本文を参照してください。

MAJOR SHAREHOLDERS

大株主

順位氏名・名称持株比率
1中本不動産㈱9.4%
2住建持株会4.5%
3日本マスタートラスト信託銀行㈱4.0%
4住建東海持株会3.3%
5中本 雅生3.2%
6NAKA勇㈱3.0%
7中本 祐昌2.8%
8ウッドワン従業員持株会2.7%
9日本生命保険相互会社2.7%
10㈱WOODPROホールディングス2.3%
INTERIM RESULTS

中間期の業績(半期報告書)

四半期報告書廃止後の期中開示
中間期売上高営業利益経常利益純利益営業利益率自己資本比率EPS
FY2026中間(〜2025-09-30)315億円3億円7億円8億円0.9%44.0%82.4
FY2025中間(〜2024-09-30)318億円3億円3億円2億円0.9%17.4
FY2024中間325億円-6億円-8億円-5億円-1.8%-52.2

半期報告書「主要な経営指標等の推移」からの抽出値です。中間期の利益は通期の約半分に相当するため、年度データとの単純比較はできません。

HUMAN CAPITAL

人的資本

平均年齢44.1歳
平均年間給与515万円
平均勤続年数20.3年
管理職に占める女性比率1.6%
男女の賃金の差異(全労働者)76.8%
男女の賃金の差異(正規雇用)75.1%

提出会社(単体)ベースの開示値です。

REMUNERATION

役員報酬

役員区分報酬等の総額員数1人あたり
取締役(社外取締役を除く)2億円1016百万円
監査役(社外監査役を除く)10百万円25百万円
ANNUAL REPORT TEXT

有報本文

16セクション
事業の内容513
3【事業の内容】当社グループは、当社、子会社8社から構成しており、住宅建材及び住宅設備機器の製造並びに販売を主たる事業としています。住宅建材設備事業では、前連結会計年度において連結子会社でありました上海倍楽厨業有限公司は、清算が結了したため、連結範囲から除外しました。当社グループの事業内容及び当社と主な関係会社の当該事業に係る位置付けは以下のとおりです。なお、詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおりです。①住宅建材設備事業床材・造作材などの総合木質建材や厨房機器などの住宅設備機器の製造及び販売、植林を含む山林経営(主な関係会社)当社、Juken New Zealand Ltd.、沃達王國際有限公司、Juken Sangyo (Phils.)Corp.、株式会社ウッドジョイ、株式会社フォレストワン、PT.Woodone Integra Indonesia及び株式会社ベルキッチン ②発電事業間伐材等由来の木質バイオマス・一般木質バイオマス・建設資材廃棄物などの燃料を用いたバイオマス発電及び売電(主な関係会社)当社 事業の系統図は次のとおりです。
経営方針、経営環境及び対処すべき課題等3,138
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりです。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 (1) 経営方針当社グループは、“業界一流のメーカーとして、本業を極め、本業に徹し、一流の商品をお客様にご提供することを通じて、社会の発展に貢献する”を経営理念とし、顧客ニーズに沿った商品開発に注力するとともに、自然環境の保護と社会の発展に貢献すべく企業活動を展開しています。 (2) 経営戦略等当社グループでは、これからの厳しい競争時代を勝ち抜くため、着実に業績の伸展を目指し、次のような施策を実践していきます。① 森林資源を保全する法正林施業(植林、育林、間伐、伐採)を採用したニュージーランドの育林事業により安定した品質と量の原材料確保を図ります。② 貴重な資源を更に活かす為、高度な木材加工技術の更なる向上を図ります。③ 木が持つ潜在能力を梃子(てこ)に、新成長市場であるアジア市場や国内のリフォーム、非住宅、商環境市場などで、“勝てる市場×勝てる仕掛け”を創造します。④ 変化する市場の本質を見極め、魅力ある商品・サービスを提案し、新たなファンを創造します。⑤ 新たな戦略を全社で迅速に推進する為、国内外の製造ネットワークを更に整備し、効率的な運営とコスト低減を図るとともに、社内の仕組みを再構築します。⑥ 認証材を活用した国内外のニーズに応えていきます。当社グループでは、ニュージーランドの自社林における森林経営において、二酸化炭素を吸収する森林面積を減らすことなく、一定の周期で毎年一定の木材を永続的に収穫することを基本方針とし、資源循環型の環境経営を目指しています。また、木材製品を生産し、長寿命化住宅を実現することは、植林で吸収した二酸化炭素を炭素として固定する貯蔵庫を生産しているといえます。国内では、バイオマス発電事業や再生エネルギーによる電力利用を推進することにより、カーボンニュートラルを目指しています。さらにクリーンな材料調達の証明としてニュージーランド子会社の全森林・全工場、香港子会社、フィリピン子会社工場、インドネシア子会社工場および国内の木質建材工場において森林認証を取得しています。このように当社グループの事業活動自体が、サステナビリティに関する諸問題に対処するための取組みでもあります。また、当社の強みであるニュージーランドで産出される木材を、一貫生産体制・国際分業体制をもって、さらに競争力のある製品として作り上げるべく、研究開発や知的財産投資も進めてまいります。 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等当社グループは、企業価値の向上と財務体質の強化を図るための経営指標として自己資本利益率(ROE)の向上を目指し、労働生産性の向上などによる収益性の改善や自己資本比率の維持・向上に取り組んでいます。また、事業の拡大と安定的な収益を獲得するために、グループ全体で連結売上高1,000億円を目指しています。 (4) 経営環境当社グループの経営環境は、構造的な人口減少問題等により市場が縮小していく「量の面での変化」とともに、住宅の高性能化や住宅環境まで視野に入れた「質の面での変化」が同時に進行する状況にあります。当社グループがこれからの時代を生き抜き成長するためには、住まい手にとって魅力ある商品・提案の強化に加え、リフォームや非住宅施設などの新市場開拓が不可欠です。また、住宅業界における職人不足に伴う住宅の品質管理や工期管理、コスト上昇なども大きな課題となっています。このような環境下で、市場の変化をいち早く察知し、現状を肯定することなく自己変革に努め、常に当社グループ自らが環境の変化に合わせて変わっていくことが必要となっています。AIやIoTといったデジタル技術を活用し、生産性を向上させることで、新たな付加価値の創造と収益性の改善を目指してまいります。具体的には、国内においては新築戸建市場に加えてリフォーム、非住宅、商環境市場などの新市場の開拓、また海外においては発展が期待されるアジア圏の市場の開拓を主題とする成長戦略を策定し、当社グループ一丸となってこれらに取り組んでまいります。 (5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題世界経済は、主要国においてインフレ圧力の緩和が見られる一方、米国トランプ政権による追加関税措置や貿易保護主義的な政策運営の継続により、グローバルなサプライチェーンの再構築が急務となるなど、不透明な状況が続くものと予想されます。また、緊迫化する地政学リスクに伴うエネルギー価格の変動や、為替相場の不安定な推移など、引き続き予断を許さない状況にあります。国内の住宅業界では、人口減少に伴う新設住宅着工戸数の長期的な減少傾向に加え、2025年4月に施行された改正建築基準法により、建築確認申請の厳格化や事務負担が増加し、戸建住宅の着工を一時的に抑制する要因となりました。しかしながら、省エネ基準の適合義務化や構造計算の厳格化が定着したことで、住宅の高性能化・高耐久化への要請は一段と強まっており、これらに的確に応える高品質な木質資源へのニーズは強まっております。また、既存住宅の資産価値向上を目指したリフォーム・リノベーション需要は、引き続き堅調であり、市場の軸足は、「新築」から「ストック活用」へと確実にシフトしております。このような事業環境のもと、当社グループがこれからの時代を生き抜き成長するためには、既存市場における存在感を維持しつつ、国内外の新しい市場を自らが積極的に開拓すること、ならびに「脱炭素社会の実現」に向けた事業展開を強力に推進することが最優先の経営課題と認識しております。この経営課題への対応として、当社グループは、ニュージーランド産のラジアータパインや国産材を活用した無垢内装材・収納商品のブランド力と機能性を兼ね備える本物志向の製品群を強化いたします。特に省エネ・構造規制の強化を背景に、優れた強度を持つ構造材や、職人不足に対応した省施工商品の提案を加速させ、リフォーム市場および非住宅市場でのシェア拡大に注力してまいります。海外においては、ニュージーランド子会社では、当社グループ向けの生産数量を確保した上で、安定した資源供給能力を背景に、同国内およびオセアニア市場への外販を強化いたします。また、インドネシア子会社においては、増強したドア生産体制のフル活用により、欧米・インドネシア国内市場でのさらなる販路拡大を推進することで、特定の国や地域経済に左右されない経営基盤を構築してまいります。これらの事業展開と並行して、ニュージーランド子会社における持続可能な資源循環型の森林経営を基盤に、ニュージーランド子会社の全森林・全工場、香港子会社、フィリピン子会社工場、インドネシア子会社工場および国内の木質建材工場における森林認証の維持、バイオマス発電による再生可能エネルギー利用を推進し、カーボンニュートラルの実現に寄与してまいります。当社グループの事業活動そのものが環境価値を創出し、社会的責任を果たすモデルとなるよう成長させていく方針です。このほか、原材料や物流コストの高騰に対し、適切な価格転嫁とDXによる構造的なコスト競争力の強化を両立させます。また、AIやIoT等によるデータ利活用を通じた製造工程の高度化、営業・間接部門における業務プロセス改革を推進し、顧客サービスレベルの向上と強固な経営体質の構築を目指してまいります。
事業等のリスク5,997
3【事業等のリスク】有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、後述のようなものがあります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 (1) 業績の変動要因について① 新設住宅着工戸数の減少や職人不足による工期遅れの影響について当社グループは、住宅建材及び住宅設備機器の製造販売を主たる事業としており、国内販売に関しては新設住宅着工戸数の減少や職人不足による工期遅れがもたらす販売減が、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。こうしたリスクに対応するため、新築戸建市場に加えてリフォーム市場や非住宅市場の開拓、ならびに海外での販路拡大など新しい顧客開拓に注力するとともに、職人不足に対応した省施工を可能にする商品開発等でその影響の軽減を図っています。 ② 原材料の調達リスク及び価格変動リスクによる影響について当社グループは、床材を主体とした木材の二次加工品の製造および造作材等木質建材商品の加工販売を主要な事業としており、原材料である木材について、調達が困難となった場合や価格が高騰した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。こうしたリスクに対応するため、ニュージーランド子会社であるJuken New Zealand Ltd.において、30年サイクルの循環型の持続可能な山林経営を行い、当社グループの原材料の主要な供給元とすることで木材の調達リスクや価格変動リスクを軽減しています。なお、当該子会社においては、近年の市況変動等に対応するため不採算事業の見直し等の事業再編を推進しており、グループ全体の調達コスト安定化に向けた構造改革を進めています(詳細は「⑩ 海外展開にともなうリスクについて」を参照)。 ③ 中東情勢の緊迫化による影響について中東情勢の緊迫化に伴う地政学的リスク(ホルムズ海峡の緊張や地政学的供給不安等)は、資源・エネルギー価格の変動、輸送ルートの混乱、および供給網の不安定化を引き起こす可能性があります。これらは、塗料・接着剤等の副資材価格の上昇や製造経費・輸送費の増加を招き、当社グループにおける売上原価の上昇圧力および供給の不安定化に繋がるほか、住宅需要の一時的な下押し懸念、海外子会社における収益変動リスクなど、当社グループの生産・物流・販売活動に広範な影響を及ぼす可能性があります。こうしたリスクに対応するため、当社グループでは、徹底したコスト抑制と調達先の多様化を進め、安定的な供給体制の維持に努めるとともに、適正な販売価格への転嫁を推進してまいります。さらに、海外子会社における収益変動リスク等に対しては、ニュージーランド子会社の事業再編を含むグループ全体の生産体制の再構築に取り組み、収益基盤の強化とリスク軽減に努めています。 ④ 為替変動による影響について当社グループは、ニュージーランド子会社からの木材仕入れを円建て決済としており、直接的な為替リスクは限定的です。しかしながら、海外子会社の業績を連結財務諸表へ換算する際、現地通貨の為替相場変動により、連結売上高や利益が変動する可能性があります。また、海外子会社が現地通貨以外の通貨建てで行う借入や営業取引においては、為替相場の変動に伴い為替差損益が発生し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。こうしたリスクに対応するため、為替変動が当社グループに与える影響度合いを勘案し、必要に応じて為替予約等によるリスクヘッジを行っています。 ⑤ 木質バイオマス燃料の安定確保の影響について木質バイオマス発電の運営においては、燃料の安定確保が不可欠です。当社では、森林の健全な育成にともない発生する「間伐材等由来の木質バイオマス」をはじめ、当社グループ内や製材所・木材加工所などの工場残材を利用した「一般木質バイオマス」、建築解体現場から排出される「建設資材廃棄物」を活用しています。さらに、フィリピンの子会社で加工した木質燃料を輸入するなど、多様なルートから確実な燃料調達を行っています。しかしながら、これらの調達活動は海上輸送費の高騰や為替変動の影響を受ける可能性があるほか、近隣での新たな大規模バイオマス発電所の稼働や自然災害などの不測の事態が発生した場合、社内外からの木質バイオマス燃料の供給が中断または減少する可能性があります。加えて、品薄により燃料価格が高騰した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。さらに、発電所が重大な故障などによる長期停止が発生した場合には、電力売上が減少する可能性があります。 こうしたリスクに対応するため、海上輸送費や為替の動向を注視しつつ、当該子会社で加工した木質燃料の輸入を増やすことで自社調達比率を高め、外部市場からの調達に伴う価格変動リスクを抑制しています。このほか、「間伐材等由来の木質バイオマス」の国内供給業者を複数化・多様化し、自然災害リスクの分散を図っています。また、発電所の重大な故障等による長期停止に備えて、粗悪な燃料を排除するためのふるい機や選別機の活用、メーカーによる定期点検、および所員による日常点検などを徹底して行っています。あわせて、予兆診断等の所員のレベルアップにも注力しています。 ⑥ 温室効果ガス削減(脱炭素)への世界的な取組みの進展について気候変動や地球温暖化の原因とされる温室効果ガス(GHG)の削減を目的とした取組みが世界的に進められています。今後、地球温暖化対策として規制の強化等により、これらに関連する対策費用が増加する場合や、特定地域における法令又は規制を遵守することが困難になった場合、当該地域における当社グループの事業運営が影響を受ける可能性があります。こうしたリスクに対応するため、ニュージーランド子会社において30年サイクルの循環型の持続可能な山林経営を行い、気候変動や地球温暖化の原因とされる温室効果ガス(GHG)の削減に努めています。同社が経営する約40,000haの森林におけるラジアータパインによる二酸化炭素の吸収量は年間約67.7万トン、固定量は3.5万トンに達します。温室効果ガスである二酸化炭素は森林で樹木に吸収された後も炭素として木材中に固定されます。したがって、木材製品を生産することは、植林で吸収した二酸化炭素を炭素として固定する貯蔵庫を生産しているといえます。また、事業活動における環境負荷低減のため、2022年4月より、関西電力株式会社が提供する「再エネECOプラン(トラッキング付帯)」を活用し、自社のバイオマス発電所由来の再生可能エネルギーで、実質CO₂排出ゼロの電気を自社工場で使用しており、これは当社の総電力量の約70%に相当します。今後も当社グループは、温室効果ガスの削減(脱炭素)に継続的に取組み、様々な媒体を使って適時に情報開示に努めていきます。 ⑦ 固定資産の減損会計による影響について当社グループは、有形固定資産や美術品等の固定資産を所有しています。これらの資産については、減損会計を適用しています。有形固定資産については、将来のキャッシュ・フローが資産の帳簿価額を回収できるかどうかを検証し、美術品については、美術専門家等の第三者から入手した価格に基づいて回収可能な価額を算定し、減損が必要な資産については適切な会計処理を行っています。しかしながら、将来の環境変化により固定資産の将来キャッシュ・フロー見込額が減少した場合や美術品の回収可能価額が大きく下落した場合には、追加の減損処理により、当社グループの財政状態及び業績に影響を及ぼす可能性があります。こうしたリスクに対応するため、これらの資産価値を定期的に確認し、可能な限り価値低下を招かない方策を継続的に検討・実施しています。 ⑧ 情報システムに関するリスクについて当社グループは、生産・販売・管理などの業務を情報システムにより管理しており、業務遂行上の重要な基盤となっています。このため、自然災害、システム障害、サイバー攻撃(マルウェア感染、ランサムウェア、ハッキング等)などにより情報システムの機能が停止した場合や、顧客情報・機密情報の漏洩が発生した場合には、事業活動の中断、社会的信用の失墜などを通じて、当社グループの財務状況や業績に重大な影響を及ぼす可能性があります。こうしたリスクに対応するため、当社グループでは情報セキュリティ推進委員会を中心に、情報セキュリティポリシーおよび関連規程の整備・周知を進め、組織的なセキュリティ態勢を構築しています。技術的対策としては、エンドポイント保護ソフトの導入、ソフトウェアの適時更新、ファイアウォールの導入、不正アクセスの監視などを実施しています。これらに加え、全従業員に対する機密情報の取り扱いおよびサイバーセキュリティ教育を継続的に行い、セキュリティ意識の向上に努めています。 ⑨ 地震・津波・台風等の大規模な自然災害による影響について当社グループは、ニュージーランドにおける山林経営、フィリピンでの製品や燃料の加工、並びに国内での木製品の製造や木質バイオマス発電所の運営など、グローバルかつ多層的なサプライチェーンを展開しています。そのため、地震・津波・台風・サイクロン等の大規模な自然災害が発生した場合、各拠点における操業停止、物流網の寸断、電力供給の中断等が発生し、当社グループの財政状態や業績に影響を及ぼす可能性があります。こうしたリスクに対応するため、大規模な自然災害による被害を完全に回避できるものではありませんが、当社グループで策定した規程や大規模災害対策マニュアルに基づき、非常時を想定した全社的なリスク管理体制を構築、運営しています。具体的には、特定の拠点に依存しない国内外の生産・調達ネットワークの多重化(代替性の確保)、安否確認システムの導入、定期的な防災訓練の実施、および主要資産に対する地震保険への加入などを実施しています。さらに、気象情報や災害情報の早期把握と、有事における経営陣への迅速な情報集約・意思決定体制を整備することで、被害の最小化と早期の事業復旧が図れる体制を構築しています。 ⑩ 海外展開にともなうリスクについて当社グループは、ニュージーランド、フィリピン、インドネシアなど海外での投資や事業展開を進めています。これら海外への事業進出には、予期しない法律又は規制の変更、政治又は社会・治安の混乱、雇用環境の変化、テロ・戦争等といったリスクに加え、主要な海外拠点であるニュージーランド子会社においては、近年の為替変動、市況の変動、あるいは事業再編に伴う一時的な費用の発生などにより、後述するとおり2022年3月期から5期連続で経常損失を計上しています。当該子会社の業績が改善しない場合、または悪化する場合には、当社グループの財政状態及び業績に影響を及ぼす可能性があります。こうしたリスクに対応するため、海外の政治・経済情勢の情報収集に努め、必要に応じて外部専門家の助言等も得ながら、的確かつ迅速に対応しています。ニュージーランド子会社に関しては、不採算事業の見直し、コスト構造の改革、高付加価値製品へのシフト、新たな市場開拓等の収益改善策を推進しています。これらの収益改善策の進捗を厳格にモニタリングし、早期の黒字化およびグループ全体の資本効率向上を目指してまいります。 ⑪ 財務制限条項の抵触による影響について当社グループの借入金の一部には財務制限条項が付されており、これに抵触した場合、期限の利益を喪失する等、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。財務制限条項の詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結貸借対照表関係)※3 財務制限条項」及び「第5 経理の状況 2 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項(貸借対照表関係)※3 財務制限条項」に記載のとおりです。なお、当連結会計年度末日において、当社は当該財務制限条項に抵触しておりません。 (2) ニュージーランドにおける事業内容及び業績・総資産の推移について当社グループは、ニュージーランドにおいてJuken New Zealand Ltd.を通じてラジアータパイン等の植林を含む山林経営を行っています。山林経営は木材市況変化への対応力を高めると同時に原材料調達の安定化や部材調達コストの低減に役立っています。山林経営につきましては、立木の伐採可能量の増加に対応して設備投資が必要となっています。そのため、連結キャッシュ・フローにおきましては、投資活動により使用する資金の多くはニュージーランドにおける投資に充当しています。 ニュージーランドに関する内部取引を含む売上高、経常利益、総資産の推移は次のとおりです。(ニュージーランドの売上高、経常利益、総資産の推移) 2022年3月期(百万円)2023年3月期(百万円)2024年3月期(百万円)2025年3月期(百万円)2026年3月期(百万円)ニュージーランド売上高(注)18,270(6,209)18,742(6,850)18,840(5,268)15,769(4,768)17,206(5,201)経常損失(△)△287△917△2,588△1,992△1,329総資産37,93638,88641,95141,64443,597 (注) 売上高下段の括弧内数値は、所在地間の内部売上高又は振替高です。 (3) 有利子負債依存度について当社グループにおける有利子負債依存度は、2026年3月期末41.1%となっています。当社グループにおきましては、今後も経営資源の効率化等により、有利子負債を適正水準に保つ方針ですが、今後の金利動向等金融情勢の変化によっては当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (有利子負債残高、有利子負債依存度の推移) 2022年3月期2023年3月期2024年3月期2025年3月期2026年3月期総資産(百万円)95,06297,018101,754102,106104,251純資産額(百万円)44,18844,40444,71745,61445,294有利子負債残高(百万円)33,63936,60439,71739,92942,844自己資本比率(%)45.244.643.043.742.5有利子負債依存度(%)35.437.739.039.141.1(注) 期末有利子負債残高は、社債及び借入金の合計額です。
経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析8,799
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1) 経営成績等の状況の概要当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりです。 ① 財政状態及び経営成績の状況当連結会計年度におけるわが国経済は、米国の通商政策に伴う関税の影響が懸念されるなか、高水準のインバウンド需要や堅調な企業収益を背景とした設備投資に支えられ、緩やかな回復基調で推移しました。雇用・所得環境の改善を背景に、個人消費にも持ち直しの動きが見られましたが、物価上昇の継続が家計に与える影響や実質賃金の動向については、引き続き注視を要する状況にあります。海外経済においては、中国景気の先行き不透明感に加え、緊迫化する中東情勢がエネルギー価格や物流へ及ぼす影響など、依然として予断を許さない状況が続いています。住宅業界においては、2025年4月に施行された改正建築基準法への対応や、長引く住宅価格の高騰に伴うマインドの低下により、当社グループの主力市場である国内の持家および分譲戸建住宅を合わせた着工戸数は、前年を大きく下回る水準で推移するなど、厳しい経営環境となりました。このような事業環境の中、当社グループは山林経営から木材加工までの一貫生産体制と循環型林業による環境貢献を軸とした、独自の価値提供に注力しました。主力の国内新築市場においては、高品質な製品の安定供給体制を維持するとともに、無垢商品や収納商品、省施工商品といった高付加価値商品を核とした提案営業を強化し、顧客ニーズへの的確な対応に努めました。また、事業ポートフォリオの多角化(脱「新築戸建依存」)を加速させ、国内のリフォーム・非住宅市場において、設計の自由度と空間価値を高める多様な商品ラインナップを提案しました。海外市場においては、インドネシア子会社による欧米・豪州市場や同国内等のさらなる開拓を推進しました。サステナビリティおよび人的資本経営への取り組みとしては、2025年6月、物流効率化と環境負荷低減の両立を目指し、社名ロゴ入りの31フィート鉄道輸送専用コンテナを導入し、広島・埼玉間での運行を開始しました。これは「ホワイト物流」推進運動への賛同に基づくモーダルシフトの具現化であり、ドライバーの労働環境改善とCO₂排出量削減に寄与するものです。また、同9月、次世代育成支援として「はつかいち子育て応援宣言企業」の認定を取得し、育児休業の取得促進や、職場体験の受け入れを積極的に実施しました。さらに、2026年3月、「健康経営」を経営戦略として導入することを決定しました。従業員の心身の健康維持・増進を重要な経営資源と捉え、組織の活性化と労働生産性の向上を図ることで、中長期的な企業価値向上と「健康経営優良法人」の認定取得を目指してまいります。国内販売については、「木と人で拓く、新たな価値!」をテーマに、お客様にとって付加価値のある商品の拡販に取り組み、取引店数のさらなる拡大を進めています。また、度重なる資材調達コストの上昇に対応して、生産性向上によるコストダウンやサプライチェーンの強化に加え、適正な収益確保を行うべく床材・造作材等の販売価格の改定に継続的に取り組んでいます。リフォーム市場向けでは、2025年9月、東京ビッグサイトで開催された日本最大のプロ向けリフォーム展示会「リフォーム産業フェア2025」に出展し、無垢の木のキッチン「スイージー」や無垢の木の内窓「MOKUサッシ」等を新規顧客に提案しました。非住宅市場向けでは、2025年9月、当社初となる木造4階建て宿泊施設の現場構造見学会を開催。全国各地からご来場頂いた施工業者にLVL材や「JWOOD工法」の特長、構造設計のポイント等を説明・提案しました。また、2026年2月、日本最大級の「サービス産業」「フードビジネス」の展示会「HCJ 2026 第54回 国際ホテル・レストラン・ショー」に出展。本展示会では、ホテルやレストランをはじめとする非住宅・商環境分野への提案力強化を目的とし、当社の主力製品である「フレームキッチン」のほか、無垢材の質感を活かした床材「コンビットⓇソリッドJ」や「デザインウォール不燃パネル」などを展示、今後の展開を見据えた参考出品として、不燃突板クロス「Kiori」も展示しました。宿泊施設や商業施設に向け、当社の強みである「木のぬくもりを活かした空間デザイン」を積極的にアピールすることで、新たな法人顧客との商談創出およびブランド認知の向上を図っています。海外部門については、ニュージーランド子会社では、当社グループ向けの生産数量を確保した上で、原木や木質素材などをニュージーランド国内市場や海外市場へ販売しました。また、インドネシア子会社では、欧米市場やインドネシア国内市場の販路開拓を続け、拡販を進めました。こうした状況の中、国内市場における需要低下に伴う販売・生産数量の減少や円安・インフレの進行によるコスト高が継続する厳しい環境下において、日本国内での販売価格の適正化や労働生産性の向上による経費削減に注力するとともに、好調なインドネシア子会社による収益貢献に努めてまいりましたが、これら諸施策による収益改善効果が市場環境の悪化による影響を補うには至りませんでした。 この結果、当連結会計年度の連結売上高は、66,000百万円(前年同期比1.3%増)、営業利益は1,230百万円(同6.1%減)、経常利益は1,792百万円(同233.7%増)となった一方で、親会社株主に帰属する当期純損失は1,456百万円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純利益1,777百万円)となりました。なお、経常利益には、為替相場の変動による為替差益として439百万円のほか、ニュージーランド子会社の排出権収入として689百万円計上しました。また、特別利益には、同子会社で2024年11月に発生した火災による保険金等を受取保険金として777百万円計上しました。さらに、特別損失には、同子会社の収益性低下を踏まえ当該事業に係る固定資産の減損処理等を事業再編損として2,956百万円計上しました。 セグメント別の経営成績は次のとおりです。a.住宅建材設備事業住宅建材設備事業では、2025年4月、国内グループ子会社フォレストワンが製材・乾燥した国産材桧を基材に用いた無垢フローリング「コンビットⓇソリッドJ」を発売。同11月には、同商品と国産材突板フローリング「コンビットグラードⓇJ」の2商品が、一般社団法人日本ウッドデザイン協会主催の「ウッドデザイン賞2025」において、それぞれソーシャルデザイン部門とライフスタイルデザイン部門で受賞しました。また、同9月、多くのユーザーから支持されるリンナイ株式会社様のガス衣類乾燥機「乾太くん」推奨の衣類乾燥機専用台「ランドリーノ」を発売。システム収納「エラボ」や「仕上げてる棚板」などと組み合わせた、ランドリールームや脱衣室の収納がますます充実しました。さらに、同11月、無垢材「ピノアース」のあたたかみのあるウォームベージュ色をベースに、町田ひろ子アカデミーのコーディネート術がザ・コンランショップの家具を用いてつくり出す新しい特別な空間展示「WOOD&LIFE Style Fair 2025」を期間限定で開催しました。海外部門については、ニュージーランド子会社では、ニュージーランド国内市場や海外市場に向けた原木や木質素材の外販数量が増加し、売上高は前年を上回る水準となりました。また、インドネシア子会社では、欧米市場への輸出、およびインドネシア国内向けの販売が引き続き大きく増加し、前年同期に比べ売上高、利益ともに好調に推移しました。この結果、当連結会計年度における住宅建材設備事業の売上高は64,992百万円(前年同期比1.3%増)、営業利益は1,024百万円(同18.2%減)となりました。 b.発電事業発電事業では、本社敷地内に設置している木質バイオマス発電設備で発電した再エネ電気を、電気事業者にFIT固定価格で全量売電しています。バイオマス燃料の需要が増え続ける中、依然、燃料代は高止まりしましたが、製造経費が大きく減少しました。この結果、当連結会計年度における発電事業の売上高は1,054百万円(前年同期比0.1%減)、営業利益は206百万円(同248.7%増)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況当連結会計年度のキャッシュ・フローにつきましては、営業活動により2,606百万円の増加、投資活動により5,261百万円の減少、財務活動により1,449百万円の増加となりました。営業活動により増加した資金2,606百万円(前年同期は3,982百万円の資金増加)は、主に事業再編損2,956百万円、非資金項目である減価償却費3,616百万円などがあった一方で、法人税等で906百万円の支払いや売上債権が936百万円増加、棚卸資産が860百万円増加、仕入債務が391百万円減少したこと等によるものです。投資活動により減少した資金5,261百万円(前年同期は3,627百万円の資金減少)は、主に国内および海外子会社での設備投資並びにニュージーランド子会社での山林投資や2024年11月の火災により被災した設備の入替等により、5,569百万円の支出があったことによるものです。財務活動により増加した資金1,449百万円(前年同期は71百万円の資金増加)は、主に配当金として222百万円を支出したものの、借入金による資金調達により1,959百万円増加したことによるものです。この結果、現金及び現金同等物に係る換算差額の影響等もあり、現金及び現金同等物は1,312百万円の減少となり、当連結会計年度末残高は4,127百万円(前連結会計年度末比24.1%減)となりました。 ③ 生産、受注及び販売の実績a.生産実績 当連結会計年度の生産実績を品目ごとに示すと、次のとおりです。品目金額(百万円)前年同期比(%)床材3,93093.7造作材18,144105.6その他建材18,767100.6住宅設備機器1,65097.8住宅建材設備事業 計42,492101.9発電事業73286.4合計43,225101.5(注)金額は製造原価により表示しており、セグメント間の内部振替前の数値によっています。 b.受注状況 当社グループの生産は見込み生産を主体とし一部受注生産を行っていますが、その比率は僅少であるため、記載を省略しています。c.販売実績 当連結会計年度の販売実績を品目ごとに示すと、次のとおりです。品目金額(百万円)前年同期比(%)床材6,80496.2造作材35,076104.9その他建材19,07497.8住宅設備機器3,99097.7住宅建材設備事業 計64,945101.3発電事業1,05499.9合計66,000101.3 (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しています。2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合相手先前連結会計年度当連結会計年度金額(百万円)割合(%)金額(百万円)割合(%)住友林業㈱8,33812.88,00112.1SMB建材㈱7,56011.67,26811.0 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況に関する認識及び分析・検討内容は次の通りです。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものです。 ① 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容当社グループは、企業価値の向上と財務体質の強化を図るための経営指標として自己資本利益率(ROE)の向上を目指し、収益性の改善や自己資本比率の維持・向上に取り組むとともに、事業の拡大と安定的な収益を獲得するため、グループ全体で連結売上高1,000億円を目指しています。当連結会計年度においては、高水準のインバウンド需要や堅調な設備投資等によりわが国経済が緩やかな回復基調で推移したものの、物価上昇の継続や2025年4月に施行された改正建築基準法への対応、住宅価格の高騰に伴うマインドの低下などを背景に、当社グループの主力市場である国内の持家および分譲戸建住宅の着工戸数が前年を大きく下回る水準で推移したなかで、当連結会計年度は一貫生産体制と循環型林業を軸とした独自の価値提供に注力し、無垢商品や収納商品、省施工商品といった高付加価値商品の提案営業を強化するとともに、国内のリフォーム・非住宅市場の開拓やインドネシア子会社を通じた海外販路の拡大による事業ポートフォリオの多角化(脱「新築戸建依存」)を推進しました。その結果、国内市場における需要低下に伴う販売・生産数量の減少や円安・インフレの進行によるコスト高が継続し、諸施策による収益改善効果が市場環境の悪化による影響を補うには至らなかったものの、好調なインドネシア子会社の収益貢献や為替差益・排出権収入の計上等もあり、売上総利益率は26.7%(前年同期比0.4ポイント減)、販管費率は24.8%(同0.3ポイント減)、営業利益率は前期の2.0%から当期は1.9%、経常利益率は前期0.8%から当期は2.7%となりました。一方で、ニュージーランド子会社における収益性低下を踏まえた固定資産の減損処理等を事業再編損(2,956百万円)として特別損失に計上したことなどから、親会社株主に帰属する当期純利益率は前期の2.7%から当期は△2.2%の純損失となりました。また、これらに伴い自己資本利益率(ROE)は前期の4.0%から当期は△3.3%、自己資本比率は前期の43.7%から当期は42.5%に低下しました。 a.経営成績当連結会計年度は、国内においては、市場における需要低下に伴う販売・生産数量の減少や円安・インフレの進行によるコスト高が継続し厳しい環境となったものの、海外においては、好調なインドネシア子会社による収益貢献などもあり、連結売上高は66,000百万円(前年同期比1.3%増)、売上総利益は17,598百万円(同0.4%減)、売上総利益率は26.7%(同0.4ポイント減)となりました。また、日本国内での販売価格の適正化や労働生産性の向上による経費削減に注力したものの、市場環境の悪化による影響を補うには至らず、販売費及び一般管理費は16,367百万円(同0.0%増)となりました。その結果、営業利益は前年同期に比べ80百万円減少し1,230百万円(同6.1%減)、経常利益は前年同期に比べ1,255百万円増加し1,792百万円(同233.7%増)となりました。また、親会社株主に帰属する当期純損益は、ニュージーランド子会社の収益性低下を踏まえた固定資産の減損処理等を事業再編損として計上する等、前年同期に比べ3,234百万円減少し1,456百万円の損失(前年同期は親会社株主に帰属する当期純利益1,777百万円)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりです。当連結会計年度における住宅建材設備事業の売上高は64,992百万円(前年同期比1.3%増)、営業利益は1,024百万円(同18.2%減)となりました。品目別では、床材の売上高は6,804百万円(同3.8%減)となり、前年同期に比べ266百万円減少しました。造作材の売上高は35,076百万円(同4.9%増)となり、前年同期に比べ1,633百万円増加しました。特に、高付加価値商品として注力している収納商品・省施工商品においては、収納商品では「仕上げてる棚板」、省施工商品では「デザイン階段」といった商品の販売実績が好調でした。その他建材の売上高は19,074百万円(同2.2%減)となり、構造材等の販売が低調に推移し前年同期に比べ429百万円減少しました。住宅設備機器の売上高は、3,990百万円(同2.3%減)となり、キッチン・洗面化粧台等の販売が低調に推移し前年同期に比べ93百万円減少しました。発電事業では、本社敷地内に設置している木質バイオマス発電設備により、電気事業者にFIT固定価格で売電を行っています。前連結会計年度に比べ依然燃料代が高止まりし、電力需給バランスを調整する電気事業者からの「出力制御」の要請は前年同期に比べ増加したものの、製造経費の大幅な減少により、当連結会計年度は、売上高が1,054百万円(同0.1%減)、営業利益が206百万円(同248.7%増)となりました。 b.財政状態当連結会計年度における連結財政状態は、円安により外貨建て資産の円貨換算額が増加した影響もあり、前連結会計年度に比べ資産が2,144百万円増加、負債が2,464百万円増加、純資産が320百万円減少しました。資産2,144百万円の増加は、流動資産が865百万円増加、固定資産が1,278百万円増加したことによるものです。流動資産865百万円の増加は、主に現金及び預金が1,312百万円減少したものの、売掛金が1,039百万円増加、その他流動資産が844百万円増加、棚卸資産が303百万円増加したことによるものです。また、固定資産1,278百万円の増加は、主に前年実施したニュージーランド子会社のギスボン工場売却に関連した債権等のその他(流動資産)への振替により、投資その他の資産が1,675百万円減少したものの、有形固定資産が2,979百万円増加(為替影響除きでは421百万円増加)したことによるものです。有形固定資産2,979百万円の増加は、主に同子会社の収益性低下を踏まえ当該事業に係る固定資産の減損処理等により、機械装置及び運搬具が1,099百万円減少、建物及び構築物が610百万円減少したものの、同子会社の立木が2,656百万円増加、2024年11月の火災により被災した設備の入替等により建設仮勘定が1,812百万円増加したこと等によるものです。負債2,464百万円の増加は、流動負債が650百万円増加、固定負債が1,814百万円増加したことによるもので、主に電子記録債務が479百万円減少したものの、国内及び海外子会社での設備資金や運転資金の調達等により、有利子負債が2,915百万円増加(為替影響除きでは1,694百万円増加)したことによるものです。純資産320百万円の減少は、主に為替換算調整勘定が1,084百万円増加したものの、利益剰余金が1,680百万円減少したことによるものです。 ② キャッシュ・フローの状況分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりです。当社グループの資金需要は、主に商品の生産・販売活動にかかる運転資金需要(材料費、外注費、人件費、販売運賃、販管費等)と、生産設備の新設・更新および山林投資にかかる設備資金需要に大別されます。設備投資に関しては、通常は減価償却費の範囲内(当連結会計年度実績は3,616百万円)を目安として支出する方針をとっていますが、当連結会計年度においては、ニュージーランド子会社における
セグメント情報2,863
(セグメント情報等)【セグメント情報】1.報告セグメントの概要当社グループの報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものです。当社グループは、植林を含む山林経営、床材・造作材などの総合木質建材や厨房機器などの住宅設備機器の製造及び販売を主たる事業とした「住宅建材設備事業」と間伐材等由来の木質バイオマス・一般木質バイオマス・建設資材廃棄物などの燃料を用いたバイオマス発電及び売電を主たる事業とした「発電事業」の2つを報告セグメントとしています。 2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、棚卸資産の評価基準を除き、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」における記載と概ね同一です。報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値です。セグメント間の内部収益及び振替高は市場実勢価格に基づいています。 3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報及び収益の分解情報前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) (単位:百万円) 住宅建材設備事業発電事業計調整額連結財務諸表計上額(注)売上高 床材7,070-7,070-7,070造作材33,442-33,442-33,442その他建材19,504-19,504-19,504住宅設備機器4,084-4,084-4,084発電-1,0551,055-1,055顧客との契約から生じる収益64,1011,05565,157-65,157その他の収益-----外部顧客への売上高64,1011,05565,157-65,157セグメント間の内部売上高又は振替高39-39△39-計64,1411,05565,197△3965,157セグメント利益1,251591,310-1,310セグメント資産101,171934102,106-102,106セグメント負債56,32217056,492-56,492その他の項目 減価償却費3,546403,586-3,586有形固定資産及び無形固定資産の増加額4,39964,406-4,406(注)セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と一致しています。 当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) (単位:百万円) 住宅建材設備事業発電事業計調整額連結財務諸表計上額(注)売上高 床材6,804-6,804-6,804造作材35,076-35,076-35,076その他建材19,074-19,074-19,074住宅設備機器3,990-3,990-3,990発電-1,0541,054-1,054顧客との契約から生じる収益64,9451,05466,000-66,000その他の収益-----外部顧客への売上高64,9451,05466,000-66,000セグメント間の内部売上高又は振替高47-47△47-計64,9921,05466,047△4766,000セグメント利益1,0242061,230-1,230セグメント資産103,326924104,251-104,251セグメント負債58,76419258,956-58,956その他の項目 減価償却費3,578373,616-3,616有形固定資産及び無形固定資産の増加額6,230-6,230-6,230(注)セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と一致しています。 【関連情報】前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)1.製品及びサービスごとの情報当連結会計年度の製品及びサービスごとの情報はセグメント情報に記載のとおりです。 2.地域ごとの情報(1)売上高(単位:百万円) 日本ニュージーランド英国その他の地域(注)2合計49,53210,2452,2203,15965,157(注)1.売上高は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しています。 2.その他の地域……米国、オーストラリア、インドネシア共和国、台湾、ベルギー王国等 (2)有形固定資産(単位:百万円) 日本ニュージーランドその他の地域(注)合計16,75535,1796,70258,637(注)その他の地域……インドネシア共和国、フィリピン共和国、中華人民共和国 3.主要な顧客ごとの情報(単位:百万円) 顧客の名称又は氏名売上高関連するセグメント名住友林業㈱8,338住宅建材設備事業SMB建材㈱7,560住宅建材設備事業 当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)1.製品及びサービスごとの情報当連結会計年度の製品及びサービスごとの情報はセグメント情報に記載のとおりです。 2.地域ごとの情報(1)売上高(単位:百万円) 日本ニュージーランド米国その他の地域(注)2合計47,56011,4413,2533,74466,000(注)1.売上高は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しています。 2.その他の地域……英国、インドネシア共和国、オーストラリア、台湾、フランス共和国等 (2)有形固定資産(単位:百万円) 日本ニュージーランドその他の地域(注)合計16,37538,3136,92761,616(注)その他の地域……インドネシア共和国、フィリピン共和国、中華人民共和国 3.主要な顧客ごとの情報(単位:百万円) 顧客の名称又は氏名売上高関連するセグメント名住友林業㈱8,001住宅建材設備事業SMB建材㈱7,268住宅建材設備事業 【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) (単位:百万円) 住宅建材設備事業発電事業計全社・消去連結財務諸表計上額減損損失51-51-51 当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) (単位:百万円) 住宅建材設備事業発電事業計全社・消去連結財務諸表計上額減損損失2,271-2,271-2,271(注)「住宅建材設備事業」の減損損失のうち、2,209百万円は「事業再編損」に含まれています。 【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) 該当事項はありません。 当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 該当事項はありません。 【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) 該当事項はありません。 当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 該当事項はありません。
サステナビリティに関する考え方及び取組8,900
2【サステナビリティに関する考え方及び取組】当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組は、次のとおりです。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 (1) 当社グループのサステナビリティ経営 当社グループは、再生可能な自然資源である木を植え、育てるところから事業を始めています。大切に育てた木を余すことなく建材として活かし、また植林する。その繰り返しの中で私たちは、人に優しい「住まい」づくりを追求し、自然と人と社会が循環共生する持続可能な社会を目指しています。 ① ガバナンス 当社グループは、自然と人が循環共生する持続的な社会と企業の持続的な成長を同時に目指すサステナビリティ経営を推進することを目的として、代表取締役社長を委員長とする「サステナビリティ委員会」を設置しています。 サステナビリティ委員会の主な役割は以下の通りです。1. 基本方針や戦略、重要課題(マテリアリティ)の審議、決定2. 基本方針や戦略、重要課題(マテリアリティ)に沿った施策の推進および目標に関する進捗管理3. その他上記すべてに関連する事項 また、戦略統括本部内に「サステナビリティ推進室」を設置し、委員会の事前協議や事務局機能を担っています。組織体制② 戦略 当社グループは、事業活動におけるESGのマテリアリティ(重要課題)を特定し、以下の通り取り組んでいます。a. E/環境(Environment)環境については、「森林育成・保全を地球環境の最重要課題とした持続可能な経営」をマテリアリティと捉えています。基本的な考え方として木の価値を最大限に生かした地球を守る経営を目指し、持続可能性や環境に配慮した木材・資材調達のため、自ら森を育て、加工・販売までを一貫して行う森林経営の徹底と気候変動の要因となる森林減少などの社会課題の解決に貢献することで、森林資源の持続的な活用と保全を行っています。主な取組みとして、ニュージーランドで木を植え、育て、伐採し、また木を植える、木の年間成長分だけ毎年伐採を行う法正林施業によって森林資源を保全しながら、森林面積を減らすことなく、木材を永続的に収穫できる状態を保つ正しい林業のあり方を実践した持続可能な森林経営を行っています。これに加えて、ニュージーランド以外から調達する木材については、合法木材の利用を促進し、森林資源の保全にも努めています。また、当社グループはカーボンニュートラルの実現およびサーキュラーエコノミーの推進を目指しています。その一環として、長年にわたり生産過程で発生する木くずを単なる廃棄物とせず、貴重なエネルギー資源として循環させるバイオマス発電を実施してまいりました。この発電電力を活用することで、化石燃料依存からの脱却と温室効果ガス(GHG)の削減を同時に達成しています。さらに、自社のバイオマス発電所由来の再生可能エネルギーの利用を推進し、CO₂排出量実質ゼロの電気を国内全ての製造拠点で使用しています。加えて、ニュージーランドの自社森林で育てた木材から製造加工した内装建材の製品カタログにCO₂固定量を明記することで、製品ごとの環境価値を見える化し、お客様が木質建材を選択する際の指標の一つとして活用していただくとともに、木質建材の環境価値を訴求する取組みも行っています。このほか、クリーンな材料調達の証として、ニュージーランドの全森林・全工場及びフィリピン、インドネシアの海外生産拠点、ならびに日本国内の木質建材工場において森林認証を取得しています。2025年6月からは、社名ロゴ入りの鉄道輸送専用コンテナを導入し、広島・埼玉間での運行を開始しました。これは「ホワイト物流」推進の一環であり、ドライバーの労働環境改善とCO₂排出量削減を同時に実現するものです。事業活動に伴う環境負荷低減のためには、使用電力の削減、廃棄物の削減と再資源化、ペーパーレス化の推進、輸送時の環境負荷低減などにも継続して取り組んでいます。こうした取り組みを基盤に、当社はTCFDの提言に基づき、気候変動に関連するリスクと機会を特定・評価し、経営戦略へ統合しています。今後も自然と人と社会が循環共生する持続可能な社会の実現を目指し、脱炭素社会への貢献と企業価値向上を両立させつつ、透明性の高い情報開示を継続してまいります。ア)分析のプロセスTCFD提言で示された各リスク・機会の項目を参考に、気候変動問題が当社の事業に及ぼすリスク・機会に関して、以下のステップで検討しました。シナリオについては、1.5℃シナリオと4℃シナリオを用いており、政策や市場動向の移行(移行リスク・機会)に関する分析と、気象災害などによる物理的変化(物理リスク・機会)に関する分析を実施しました。 イ)気候変動シナリオ1.5℃シナリオにおいては、脱炭素社会への移行に伴い、炭素価格の導入や再生可能エネルギーへの転換などの施策・規制が進むことによる事業への影響が考えられます。4℃シナリオにおいては、脱炭素社会への移行が進まず、異常気象の激甚化による洪水被害などの物理的な面での影響を想定しております。出典:IPCC AR6 WGI SPM Fig. SPM.8(a)より作成 1.5℃シナリオ4℃シナリオ社会像2100年までの平均気温上昇を2℃未満に抑えるため、脱炭素社会を実現する施策・規制が実施される世界2100年までの平均気温が約4℃上昇することにより、気候変動による異常気象の激甚化が進行し、物理的影響が生じやすい世界参照シナリオ(物理)IPCC(注)2 SSP(注)3 1-1.9(移行)IEA(注)4 NZE(注)5(物理)IPCC SSP5-8.5(移行)IEA STEPS(注)6対象当社グループ 木質建材設備事業、発電事業(注)1.TCFD:気候関連財務情報開示タスクフォース(Task Force on Climate-related Financial Disclosures)。G20の要請を受け、金融安定理事会(FSB)により設立された気候関連財務情報の開示に関するタスクフォースで、企業等に対し、気候変動が及ぼす財務インパクトを把握し、開示することを推奨している。TCFDは、国際財務報告基準の策定を担うIFRS財団に監督機能を引き継ぎ、2023年10月に解散した。2.IPCC:気候変動に関する政府間パネル(Intergovernmental Panel on Climate Change)3.SSP:共通社会経済経路(Shared Socioeconomic Pathways)4.IEA:国際エネルギー機関(International Energy Agency)5.NZE:ネットゼロ排出シナリオ(Net Zero Emissions by 2050 Scenario)6.STEPS:公表政策シナリオ(Stated Policies Scenario) ウ)主要なリスク及び機会と影響度気候変動シナリオをもとに当社の事業に与えるリスク・機会を分析し、以下の通りまとめております。各リスク・機会の項目が事業に与える影響については、定性・定量評価を実施したうえで、対応策を立案し、レジリエンスを高めております。分析したリスク・機会と影響度は次の通りです。 主要なリスク及び機会と影響度分類考えられるリスク/機会が当社へ及ぼす影響財務対象時間軸(注)1影響度(注)2.3対応策移行リスク市場市場での低炭素型商品ニーズの増加に合わせた新商品の開発や、既存商品の製造方法の転換などによる研究開発費や設備投資額の増加費用中期~長期大・顧客ニーズを詳細に分析し、確実に需要が見込める技術・製品に集中投資する・初期投資の回収期間を短縮できる価格設定や販売計画を立案する木材需要の逼迫による原材料調達コストの増加費用中期~長期中・複数の供給元を確保し、特定の地域やサプライヤーへの依存度を低減する電源構成における再生可能エネルギー比率の増加にともなう電力コストの上昇費用中期中・省エネルギー型の設備やLED照明、効率的な空調システムを導入し、エネルギー消費を削減する評判ステークホルダーの環境意識の高まりにともなうGHG削減の取り組み遅れや情報開示不足による顧客からの評価の低下売上中期大・継続的なステークホルダーへの情報開示を強化する・CDP等の外部格付けへの対応を強化する・SBT基準の削減目標の設定及び認定取得を検討する物理リスク急性サプライヤーの被災によるサプライチェーンの分断にともなう生産量の低下売上中期小・複数の供給元から資源を調達し、リスクを分散することで、一地域の気候変動影響に左右されない安定供給を実現する・供給網が寸断された場合に備え、代替輸送ルートを事前に計画する自社拠点の事業活動停滞/停止にともなう販売機会の喪失と売上の減少売上中期小・BCP(事業継続計画)強化により稼働停止リスクの低減を図る機会資源効率製造ラインにおけるデータ利活用の高度化等による製造プロセスの効率化にともなうエネルギーコストの削減費用中期~長期大・工場での製造DXの推進によるIoTの活用などエネルギー効率(電力使用量・稼働状況)のモニタリングと継続的改善を実施する省エネ設備導入によるエネルギー消費と製造コストの削減費用中期小・省エネ設備・機材を導入するエネルギー源再生可能エネルギーの導入による電力購入コストの削減費用中期小・自社のバイオマス発電を有効利用する製品及びサービス環境配慮型製品の開発による売上の増加売上中期~長期大・環境負荷の低減に資する短工期かつ容易に施工できる商品(リフォームしやすい内装部材等)の開発を一層推進していく 分類考えられるリスク/機会が当社へ及ぼす影響財務対象時間軸(注)1影響度(注)2.3対応策機会市場再生可能な原材料や製品の価値上昇にともなう売上の増加売上中期~長期大・植林からの一貫生産体制を構築している製品群の新規開発、売上拡大・国内外の原木・立木の調達先を増やし、供給能力を強化する政府の2050年カーボンニュートラルを見据えた施策による中大規模建築物への木材利用の推進と売上の増加売上中期~長期中・長期間炭素貯蔵し、建築時のGHG排出量を抑制できる構造材の特徴を活かしたブランディングを強化する・中大規模建築物向けの耐久性の高い工法等の開発を強化する (注)1.気候変動のリスクと機会の検討における「中期」「長期」の定義時間軸基準影響期間設定期間中期2030年長期2050年 2.影響度の定義財務インパクト影響度基準影響度設定売上への影響度(金額/年)費用、投資への影響度(金額/年)大10億円以上6億円以上中5億円以上~10億円未満2億円以上~6億円未満小5億円未満2億円未満 3.影響度については今後も検討を行い、適宜更新を行う予定です。 b. S/社会(Social)社会については、第一に「安心・安全・快適な住空間の実現」をマテリアリティと捉えています。「人が生き、そして暮らす」という住宅の本質を踏まえ、お客様にとって住宅がいつまでも美しく丈夫で長持ちし、安全で快適なものであり続けることが重要であると考えます。当社グループは木材を扱うプロとして、常に木材が持つ「安心・安全・快適」という本質的価値を追求した住宅部材を提供していきます。主な取組みとして、長寿命化住宅の実現に向け、強靭な構造用LVL「JWOOD」を専用金物で緊結した強固な構造体「JWOOD工法」を採用し、耐震性能に関する国内最高基準である「耐震等級3」を確保したシステム住宅「ワンズキューボ」の提供、設計から品質管理に至るISO9001認証に基づく継続的な改善活動を実施しています。また、2025年4月に発売した国産材桧の無垢フローリング「コンビットⓇソリッドJ」を含む2商品が「ウッドデザイン賞2025」を受賞するなど、地域材の付加価値向上と意匠性を両立した商品展開を強化しました。さらに、無垢フローリングの美しさを研磨して蘇らせる「サンディングサービス」を展開し、資源を永く大切に使うメンテナンス文化の醸成に努めています。加えて、脱炭素社会の実現に向け、木造4階建て宿泊施設の構造見学会や展示会への出展を通じ、中大規模建築物等の非住宅分野における木質化を推進しています。第二に「労働生産性向上の実現」をマテリアリティと捉えています。深刻化する建築現場の職人不足等の課題に対し、現場の声を反映した省施工システムの提案を通じて社会課題の解決に貢献していきます。主な取組みとして、建築現場での加工を最小限に抑え、労務工数の効率化に寄与する「ジャストカット階段」等の省施工商品の拡充や、構造設計の見直しによる省施工化を推進しています。また、施工説明書のデジタル化をはじめとするデジタルコンテンツの充実を図ることで、作業効率の向上と品質の均一化に継続して取り組んでいます。第三に「挑み、成長できる組織づくり」をマテリアリティと捉えています。当社グループは、全ての従業員とその家族が心身ともに健康であり、多様な価値観が尊重され、一人ひとりがその能力を十分に発揮できる企業を目指しています。 主な取組みとして、2026年3月に「健康経営」を経営戦略として導入することを決定しました。従業員の心身の健康維持・増進を重要な経営資源と捉え、組織の活性化と労働生産性の向上を図ることで、中長期的な企業価値向上を目指します。また、2025年9月には次世代育成支援として「はつかいち子育て応援宣言企業」の認定を取得し、育児休業の取得促進や職場体験の受け入れを積極的に実施しています。なお、具体的な人材育成方針や社内環境整備方針、及び関連する指標の詳細については、後記「(2) 人的資本経営」に集約して記載しております。 c. G/ガバナンス(Governance)ガバナンスについては、当社グループでは「公正かつ健全な事業活動の継続」をマテリアリティと捉えています。経営の透明性・健全性を確保するための監視・監督体制として、取締役会による重要事項の決定および監督に加え、監査役会による厳正な監視を実施しています。さらに、財務報告の正確性と信頼性を確保するための内部統制システム強化の一環として、内部監査室が監査役、会計監査人および関係部署と連携し、各部門に対する定期的な監査を行うことで管理体制の充実を図っています。主な取組みとして、「コンプライアンス・マニュアル」等の行動規範に基づき、全部署を対
コーポレート・ガバナンスの概要7,192
(1)【コーポレート・ガバナンスの概要】① コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方 当社の経営理念である「業界一流のメーカーとして、本業を極め、本業に徹し、一流の商品をお客様にご提供することを通じて、社会の発展に貢献する」を実践していくため、経営に対する考え方、仕事への取り組み姿勢、判断の基準等をまとめ経営トップを含めた全従業員の日々の規範とし、高い企業倫理の育成と健全な企業風土の醸成に努めており、今後さらにこの規範等の充実、整備を進めていく方針です。② 企業統治の体制の概要及び当該体制を採用する理由・企業統治の体制の概要(人数は2026年6月24日現在)イ.取締役会 取締役会は、11名の取締役(内社外取締役2名)で構成され、重要な職務執行の決定及び取締役相互に職務執行状況の監督を行うため、原則毎月1回の定例の取締役会を開催しています。(取締役会構成員の氏名)中本祐昌、川戸宏之、奥田清人、久保好永、向原政昭、松本真明、野口貴博、伊永成伸、坪井寿之秦 清(社外取締役)、石橋三千男(社外取締役)(議長)中本祐昌ロ.監査役会 監査役会は、4名の監査役(内社外監査役2名)で構成され、取締役会等への出席、経営統括会議議事録等の閲覧、その他個別ヒアリング等により、取締役及び執行役員の業務執行状況について、厳正な監視を行っています。原則毎月1回の監査役会を開催し、監査の方針、監査結果の情報共有等を行っています。(監査役会の構成員の氏名)江草善行(常勤監査役)、早田三樹夫、三輪洋二(社外監査役)、森川和彦(社外監査役)(議長)江草善行ハ.内部監査室 内部監査室は、5名で構成され、「内部監査規程」「内部統制規程」に基づき、当社及び子会社を含めて、内部統制に欠陥が生じないよう、また各部門に対して業務の効率性及び法令や規程等の遵守状況を監査しています。当社のコーポレート・ガバナンス体制は次のとおりです。・当該体制を採用する理由当社取締役は、各自が自由・独立の立場から経営に参画しており、活発な意見交換を行いながら職務遂行状況を客観的に把握することで、互いの業務を監督しています。また、監査役は常時取締役会に出席し、随時客観的立場から、発言を行っています。なお、当社の監査役会には、社外取締役がオブザーバーとして出席し、監査結果の情報共有等を行っています。これらにより、監査・監督機能が十分に機能する体制にあるとして、当該体制を採用しています。 ③ その他の企業統治に関する事項・内部統制システムの整備の状況当社の内部統制システムは、取締役及び全ての使用人の職務が適法かつ適正に行われるため及び高い企業倫理の育成と健全な企業風土の醸成を図るため、権限、情報管理、コンプライアンスやリスクに関する各種規程やルール等を整備運用し、当社監査役等と連携して推進しています。さらに、財務報告の正確性と信頼性を確保するための内部統制の仕組の強化の一環として、内部監査室等の体制面の充実を図っています。また、当社は晄和監査法人と監査契約を締結しており、定期的な監査の他、会計上の課題については随時確認を行い、会計処理の適正性に努め、法律問題全般については、顧問契約に基づく顧問弁護士より必要に応じて助言と指導を受けています。 ・リスク管理体制の整備の状況当社は、リスク管理を推進するため、リスク管理担当役員を置いています。担当役員は、総務担当取締役がこれにあたり、総務人事部が中心となり全社的なリスク管理体制の構築、運営、リスク管理に関する内部監査の実施等を行っています。各部門においては、顕在的リスク及び潜在的リスクの検証を行い、リスク現実化の未然防止策及びリスク現実化の際の対応策等を策定しています。 ・子会社の業務の適正を確保するための体制整備の状況当社は、グループ各社にコンプライアンス推進責任者を置き、当社グループに「コンプライアンス基本規程」の遵守等適切な法令および定款の遵守体制を構築および運営させるものとします。当社は、当社グループ会社各社の経営について、各社の自主性を尊重しつつも、各社から事業内容の定期的な報告を受け、各社の重要案件については事前に協議を行い、当社または当社グループに重大な影響を及ぼす事項については、当社取締役会または経営統括会議の事前承認を必要とするものとします。 監査役は、当社グループの連結経営に対応した当社グループ全体の監視・監査を実効的かつ適正に行えるよう、当社グループ各社のコンプライアンス推進責任者との緊密な連携等的確な体制を構築するものとします。 ・責任限定契約の内容の概要イ.当社と社外取締役及び社外監査役は、会社法第427条第1項の規定に基づき、同法第423条第1項の責任を限定する契約を締結しております。当該契約に基づく賠償責任の限度額は、会社法第425条第1項に定める額としております。なお、当該責任限定は、職務を行うにつき、善意かつ重大な過失のない場合に限られます。ロ.当社と会計監査人である晄和監査法人は、会社法第427条第1項の規定に基づき、同法第423条第1項の責任を限定する契約を締結しております。当該契約に基づく賠償責任の限度額は、40百万円又は晄和監査法人の会計監査人としての在職中に報酬その他の職務執行の対価として当社から受け、又は受けるべき財産上の利益の額の事業年度ごとの合計額のうち最も高い額に二を乗じて得た額の何れか高い額としております。なお、当該責任限定は、職務を行うにつき、善意かつ重大な過失のない場合に限られます。 ・役員等賠償責任保険契約の内容の概要当社は、会社法第430条の3第1項に規定する役員等賠償責任保険契約を保険会社との間で締結しています。当該保険契約の被保険者の範囲は当社及び子会社の取締役、監査役であり、被保険者は保険料を負担していません。当該保険契約により保険期間中に被保険者に対して提起された損害賠償請求に係る訴訟費用及び損害賠償金等が補填されることとなります。ただし、被保険者の職務の執行の適正性が損なわれないようにするため、当該被保険者が法令違反の行為であることを認識して行った行為に起因して生じた損害の場合には補填の対象とならないなど、一定の免責事由があります。 ・取締役の定数及び選任の決議要件当社の定款において、取締役の定数について、その員数を12名以内としています。また同じく定款において、取締役の選任決議については、議決権を行使することができる株主の議決権の過半数を有する株主が出席し、その議決権の5分の3以上の決議をもって行う旨及び累積投票によらないものとする旨を定めています。・その他当社定款規定についてイ.自己株式の取得当社は、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能とするため、会社法第165条第2項の規定により、取締役会の決議によって市場取引等により自己の株式を取得することができる旨を定款に定めています。ロ.取締役及び監査役の責任免除当社は、取締役及び監査役が、期待される役割を十分に発揮できるよう、取締役会の決議によって取締役(取締役であった者を含みます。)及び監査役(監査役であった者を含みます。)の損害賠償責任を、法令の定める範囲内で免除することができる旨を定款に定めています。また、会社法第427条第1項の規定に基づき、取締役(業務執行取締役等である者を除きます。)及び監査役との間において、会社法第423条第1項の損害賠償責任を限定する契約を締結することができる旨及び当該契約に基づく賠償責任限度額は、法令の定める額とする旨を定款に定めています。なお、当社は、社外取締役及び社外監査役との間で、当該契約を締結しています。ハ.中間配当当社は株主への機動的な利益の還元を行うため、取締役会の決議により、毎年9月30日の最終の株主名簿に記載又は記録された株主、登録株式質権者及び信託の受託者に対し、会社法第454条第5項による中間配当を行うことができる旨を定款に定めています。 ④ 株式会社の支配に関する基本方針・当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針の内容上場会社である当社の株式は、株主及び投資家による自由な取引が認められており、当社取締役会は、特定の者による大規模な買付けに応じるか否かの判断は、最終的には、株主によってなされるべきと考えます。しかしながら、昨今の上場株式の大規模な買付けの中には、株式を買い集め、濫用的な会社運営を行い、多数派株主として自己の利益を追求することのみを目的とするもの又は株主に当社の株式の売却を事実上強要し、または、株主を真の企業価値を反映しない廉価で株式を売却せざるを得ない状況におくような態様によるもの等の企業価値ひいては株主の共同の利益を著しく損なう株式の大規模な買付けも見受けられます。当社の経営に関しては、当社グループが永年に亘り築きあげた林業及び総合木質建材製造並びに住宅設備機器製造の経験、知識及び情報についての適切な理解及び顧客、取引先や地域社会からの信頼が不可欠であり、かかる理解や利害関係者からの信頼なくしては、当社の企業価値の正確な把握及び今後の企業価値向上のための施策の策定、並びにその成果の予測等は困難であると考えています。当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者は、そのような当社の企業価値の源泉及び当社を支える各利害関係者との信頼関係を十分に理解したうえで、当社の企業価値ひいては株主の共同の利益を中長期的に確保または向上させることを真摯に目指す者でなければならないと当社は考えています。従って、当社の企業価値の源泉及び当社を支える各利害関係者との信頼関係を十分に理解せずに、上記のような当社の企業価値ひいては株主の共同の利益を著しく損なうおそれのある株式の大規模な買付けを行う者は、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者として不適切であると考えます。 ・当社の財産の有効な活用、適切な企業集団の形成その他の基本方針の実現に資する特別な取組み当社は、上記の当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針(以下「基本方針」という。)の実現に資する取組みとして、以下の各取組みを実施しています。イ.経営戦略等当社は、子会社とともに、「業界一流のメーカーとして、本業を極め、本業に徹し、一流の商品をお客様にご提供することを通じて、社会の発展に貢献する」を経営理念として、林業、並びに、建材の加工・製造、住宅設備機器の加工・製造及び建築部材の設計・生産を行う総合木質建材製造業に従事し、顧客ニーズに沿った商品開発に注力するとともに、自然環境の保護と社会の発展に貢献すべく企業活動を展開しています。 近年、環境問題に対する意識が高まるにつれて、木の伐採に対する否定的な意見が多くなっており、確かに、二酸化炭素を吸収する森林の減少は大きな問題です。しかしながら、正しい林業とは、森林を減少させるものではなく、定期的な植林・間伐・伐採を繰り返す「輪伐施業」によって森林を若々しく保つ行為です。当社グループはこうした理念の下、常に正しい林業のあり方を実践してきました。まさに、林業とはエコロジー産業であるという自負とともに、当社は企業活動を続けてきたものといえます。 また、当社は、伐った木を無駄なく使いたいという思いから、建材の加工・製造や建築部材の設計・生産を行う総合木質建材製造業としても事業を発展させてきました。ここでも、地域共生や高齢化社会、シックハウス症候群というさまざまな社会的課題に直面しましたが、常に積極的な姿勢で問題解決に取組み、時代に先駆けた解決策を提示してきました。 そして、当社は、これからの厳しい競争時代に着実に業績を伸展させるべく、中長期的経営戦略として、(Ⅰ)森林資源を保全する法正林施業(植林、育林、間伐、伐採)を採用したニュージーランドの育林事業により安定した品質と量の原材料確保を図り、(Ⅱ)貴重な資源を更に活かす為、高度な木材加工技術の更なる向上を図り、(Ⅲ)木が持つ潜在能力を梃子(てこ)に、新成長市場であるアジア市場や国内のリフォーム・非住宅・商環境市場などで、“勝てる市場×勝てる仕掛け”を創造し、(Ⅳ)変化する市場の本質を見極め、魅力ある商品・サービスを提案し、新たなファンを創造し、(Ⅴ)新たな戦略を全社で迅速に推進するため、国内外の製造ネットワークをさらに整備し、効率的な運営とコスト低減を図るとともに、社内の仕組みを再構築し、(Ⅵ)認証材を活用した国内外のニーズに応えていきます。ロ.コーポレート・ガバナンスの状況(コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方) 当社の経営理念を実践していくため、経営に対する考え方、仕事への取り組み姿勢、判断の基準等をまとめ経営トップを含めた全従業員の日々の規範とし、高い企業倫理の育成と健全な企業風土の醸成に努めており、今後さらにこの規範等の充実、整備を進めていく方針です。(コーポレート・ガバナンスに関する施策の実施状況)(ア)会社の経営上の意思決定、執行及び監督に係る経営管理組織その他のコーポレート・ガバナンス体制の状況 当社は、監査役制度を採用しています。4名の監査役(内社外監査役2名)により、取締役及び執行役員の職務執行につきまして、厳正な監視を行っています。 また、当社取締役会は、2026年6月24日現在11名の取締役(内社外取締役2名)で構成され、重要な業務執行の決定及び取締役の職務の執行状況の監督を行うため、原則月一回の定例の当社取締役会を開催しています。また、経営効率を向上させ、取締役及び使用人の職務の執行を効率的かつ機動的に行うために、関係取締役及び関係各部署の幹部をメンバーとする経営統括会議を原則毎週開催しています。 毎事業年度の経営計画につきましては、全社計画を策定し、各部署におきまして具体策を立案及び実行しています。また、業務執行の強化及び経営効率の向上を図るため、執行役員制度を導入しています。 内部統制につきましては、取締役及び全ての使用人の職務が適法かつ適正に行われるため及び高い企業倫理の育成と健全な企業風土の醸成を図るため、職務権限、情報管理、コンプライアンスやリスクに関する各種規程やルール等を整備運用し、当社監査役等と連携して推進しています。さらに、財務報告の正確性と信頼性を確保するための内部統制の仕組みの強化の一環として、内部監査室の設置を行う等、体制面の充実を図っています。 当社は2007年
役員の報酬等2,849
(4)【役員の報酬等】① 役員の報酬等の額又はその算定方法の決定に関する方針に係る事項当社は、取締役会の決議により、取締役の個人別の報酬等の内容に係る決定方針(以下「決定方針」という)を定めており、その概要は次のとおりです。 (基本方針)取締役の報酬は、企業価値の持続的な向上を図るインセンティブとして十分に機能するよう株主利益と連動した報酬体系とし、個々の取締役の報酬の決定に際しては、各職責を踏まえた適正な水準とすることを基本方針としています。(決定方針)取締役の報酬は、固定報酬としての基本報酬及び退職慰労金、賞与(業績連動報酬等)並びに新株予約権(非金銭報酬等)により構成します。なお、監督機能を担う社外取締役については、その職務に鑑みて基本報酬のみを支払うものとします。基本報酬は、現金による月例の固定報酬とし、役位や職務内容、対象期間の期待貢献度および連結業績、人事担当役員の意見などを考慮して、株主総会で承認いただいている取締役の報酬年額を上限として決定するものとします。また、定時株主総会において株主の皆様にご判断をお願いし、ご承認をいただけた場合に、在任中の功労に報いるため、当社の定める一定の基準(役位、在籍期間、貢献度等)に従い、相当額の範囲内で、取締役退任時に退職慰労金を支給するものとします。ただし、退職慰労金は、社外取締役には支給しません。業績連動報酬等は、事業年度ごとの業績向上に対する取締役の意識を高めるため、各事業年度の連結の「売上高」、「経常利益」、「純利益」等の業績指標の目標値を達成した場合に、達成の度合いおよび各取締役の担当業務の業績を踏まえた評価配分に応じて、定時株主総会終了後に開催される取締役会の承認後、現金による賞与を支給するものとします。ただし、賞与は、社外取締役には支給しません。なお、目標となる業績指標は、単年度経営計画策定時に設定します。賞与の総額は、株主総会においてご承認いただいている取締役の報酬年額から、基本報酬の総額を差し引いた額を上限とします。業績連動報酬に係る指標である連結の売上高、経常利益、純利益等の目標値は、取締役会決議により、業績予想値を踏まえて設定しております。当事業年度については、連結の売上高の実績値は66,000百万円、経常利益の実績値は1,792百万円、純損失の実績値は1,456百万円であり、その他の目標も含め、未達成に終わりました。非金銭報酬等は、取締役の業績向上に対する意欲や士気をより一層高め、長期的な業績向上を図ることを目的とし、取締役に対して新株予約権を付与するものとします。ただし、新株予約権は、社外取締役には付与しません。新株予約権は、株主総会で承認いただいている新株予約権に関する報酬等の額を上限として毎年の定時株主総会において株主の皆様にご判断をお願いし、ご承認をいただけた場合、原則として毎年7月に発行するものとします。取締役個人別の割当て個数は、役割に応じて定める配分比率に基づき、人事担当役員が素案を作成し、取締役会が決定するものとします。業務執行取締役の種類別の報酬割合については、当社と同程度の事業規模や関連する業種、業態に属する企業をベンチマークとする報酬水準を踏まえ、中長期的な企業成長および企業価値の持続的な向上を図る健全なインセンティブとして機能するよう決定するものとします。 ② 取締役及び監査役の報酬等についての株主総会の決議に関する事項取締役の金銭報酬の額は、2006年6月29日開催の第54回定時株主総会において年額3億円以内と決議されています(使用人兼務取締役の使用人分給与は含まない)。当該定時株主総会終結時点の取締役の員数は9名(うち社外取締役0名)です。ストックオプションとして割り当てる新株予約権に関する報酬の額は、当該金銭報酬とは別枠で、2006年6月29日開催の第54回定時株主総会において年額5億円以内と決議されています。当該定時総会終結時点の取締役の員数は9名(うち社外取締役0名)です。また、2025年6月25日開催の第73回定時株主総会において、株主総会決議の委任に基づき募集事項の決定をすることができる新株予約権の数の上限を500個とすること、新株予約権の払込金額は無償とすること、新株予約権1個当たりの目的である株式の種類および数は当社普通株式100株とすること、新株予約権の行使に際して出資される財産の価額は、当該時点における目的株式数1株当たりの払込価額(以下「行使価額」という)に目的株式数を乗じた金額とすること、行使価額は、新株予約権を発行する日の属する月の前月の各日(取引が成立していない日を除く)における東京証券取引所における当社普通株式の普通取引の終値の平均値に1.05を乗じた金額(1円未満の端数は切り上げる)とするが、当該金額が新株予約権発行の日の当社普通株式の普通取引の終値(取引が成立しない場合はその前日の終値)を下回る場合は当該終値とすること等が決議されています。当該定時総会終結時点の取締役の員数は12名(うち社外取締役2名)です。 監査役の金銭報酬の額は、2006年6月29日開催の第54回定時株主総会において年額4千万円以内と決議されています。当該定時株主総会終結時点の監査役の員数は5名です。 ③ 取締役の個人別の報酬等の決定に係る委任に関する事項当社においては、取締役会の委任決議に基づき、代表取締役社長中本祐昌が取締役の個人別の報酬額の具体的内容を決定しています。その権限の内容は、各取締役の基本報酬の額および各取締役の担当業務の業績を踏まえた賞与の評価配分であり、これらの権限を委任した理由は、当社全体の業績を俯瞰しつつ各取締役の担当業務の評価を行うには代表取締役社長が最も適していると判断したためです。取締役会は、当該権限が代表取締役社長によって適切に行使されるよう、代表取締役社長に対し、人事担当役員の意見を聴取することを委任の条件とし、その意見を考慮するよう求めており、当該手続きを経て取締役の個人別の報酬額が決定されていることから、取締役会はその内容が決定方針に沿うものであると判断しています。 ④ 取締役会の活動内容当事業年度の取締役の報酬等を決定するにあたっては、取締役会が合計2回開催されています。 ⑤ 取締役及び監査役の報酬等の総額等役員区分報酬等の総額(百万円)報酬等の種類別の総額(百万円)対象となる役員の員数(人)基本報酬業績連動報酬退職慰労金等非金銭報酬等取締役(社外取締役を除く)157127-20910監査役(社外監査役を除く)1010---2社外役員1313---4(注)1.上記のほか、使用人兼務取締役6名の使用人給与及び賞与61百万円を支給しています。2.上記の退職慰労金等には、役員退職慰労金の当事業年度における引当金繰入額、取締役9名20百万円が含まれています。
従業員の状況889
(2)【従業員の状況】①連結会社の状況 2026年3月31日現在セグメントの名称従業員数(名)住宅建材設備事業2,161発電事業12合計2,173(注)従業員数は、当社グループから当社グループ外への出向者を除く就業人員です。また、嘱託契約の従業員を含み、パートタイマー及び派遣社員は除いています。 ②提出会社の状況 2026年3月31日現在従業員数(名)平均年齢(歳)平均勤続年数(年)平均年間給与(千円)平均年間給与の対前事業年度増減率(%)1,17544.120.35,1484.3 セグメントの名称従業員数(名)住宅建材設備事業1,163発電事業12合計1,175(注)1.従業員数は、当社から他社への出向者を除き、他社から当社への出向者を含む就業人員です。また、嘱託契約の従業員を含み、パートタイマー及び派遣社員は除いています。2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでいます。 ③労働組合の状況 労使関係について特に記載すべき事項はありません。④管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の額の差異提出会社当事業年度補足説明管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合(%) (注)1男性労働者の育児休業取得率(%) (注)2労働者の男女の賃金の額の差異(%)(注)1、3全労働者うち正規雇用労働者うち非正規労働者1.693.376.875.199.4-(注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものです。2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第2号における育児休業等及び育児目的休暇の取得割合を算出したものです。3.平均勤続年数、管理職比率など男女間に差異があることで賃金に差が出ていますが、賃金制度・体系において性別による処遇差は一切ありません。
関係会社の状況1,171
4【関係会社の状況】 名称住所資本金又は出資金主要な事業内容議決権の所有割合(%)関係内容(連結子会社) Juken New Zealand Ltd.(注)1,2,4ニュージーランドオークランド市百万ニュージーランドドル251木製品等の基材及び構造材の製造・販売、植林を含む山林経営93.7(93.7)当社製品の基材及び構造材の製造委託当社より資金援助及び債務保証役員の兼任 5名(うち当社従業員1名)Juken Sangyo(Phils.)Corp.(注)1,2フィリピン共和国スービック百万円1,488木製品の製造100(100)当社製品の基材及び構造材の製造委託当社より債務保証役員の兼任 5名(うち当社従業員3名)沃達王國際有限公司(注)2中華人民共和国香港特別行政区百万香港ドル637海外子会社の統括、海外での資材調達100当社より債務保証役員の兼任 3名(うち当社従業員1名)株式会社ウッドジョイ広島県廿日市市百万円10エクステリアの販売及び施工、内装建材の補修並びに不動産業100当社エクステリア製品の販売及び補修委託当社より資金援助役員の兼任 4名(うち当社従業員1名)株式会社フォレストワン広島県廿日市市百万円100国内産の原木の製材及び販売100当社製品の基材の製造委託当社より資金援助役員の兼任 4名(うち当社従業員1名)株式会社ベルキッチン(注)2岐阜県瑞浪市百万円10住宅設備機器の製造、販売100当社製品の住宅設備機器の製造委託役員の兼任 4名(うち当社従業員2名)PT.Woodone Integra Indonesia(注)1,2,5インドネシア共和国東ジャワ州百万米ドル10木質内装建材の製造及び販売75(75)当社より債務保証役員の兼任 5名(うち当社従業員3名)その他1社 (注)1.「議決権の所有割合」欄の(内書)は間接所有です。2.特定子会社です。3.有価証券届出書又は有価証券報告書を提出している子会社はありません。4.Juken New Zealand Ltd.については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えています。主要な損益情報等 (1)売上高 17,206百万円 (2)経常損失 1,329百万円 (3)当期純損失 4,005百万円 (4)純資産額 15,316百万円 (5)総資産額 43,597百万円5.PT.Woodone Integra Indonesiaについては、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えています。主要な損益情報等 (1)売上高 6,663百万円 (2)経常利益 951百万円 (3)当期純利益 704百万円 (4)純資産額 2,216百万円 (5)総資産額 9,336百万円
配当政策669
3【配当政策】当社は、株主への利益還元を経営の最重点施策のひとつと認識し、企業の経営基盤の強化をはかりつつ安定配当を維持する中で、業績の動向を勘案し、自社株の取得なども含め、利益還元の一層の充実を図る方針です。当社の剰余金の配当は、中間配当及び期末配当の年2回を基本的な方針としており、配当の決定機関は、中間配当は取締役会、期末配当は株主総会です。当事業年度の剰余金の配当については、継続的な安定配当の基本方針のもと、期末配当金は1株当たり12円とし、中間配当金と合わせて年間配当金24円とすることを2026年6月26日開催予定の第74回定時株主総会で決議する予定です。内部留保金の使途については、安定した経営体質の改善強化と今後の新規事業への投資資金等に活用する予定です。なお、当社は会社法第454条第5項に規定する中間配当をすることができる旨を定款に定めています。また、2024年9月26日付で締結しているシンジケートローン方式によるタームローン契約及び2025年9月26日付で締結しているシンジケートローン方式によるコミットメントライン契約において、次のとおり配当制限条項が付されています。「借入人の本契約に基づく債務の支払に著しい影響を及ぼすおそれのある出資、または株主に対する配当を行わないこと。」 (注) 基準日が当事業年度に属する剰余金の配当は、次のとおりです。決議年月日配当金の総額(百万円)1株当たり配当額(円)2025年11月7日11112.00取締役会決議2026年6月26日11112.00定時株主総会決議(予定)
研究開発活動1,478
6【研究開発活動】当社グループでは、計画的に植林・管理され、森林認証を取得したラジアータパインを持続可能な資源として有効活用し、その特性を最大限に引き出すための研究開発に取り組むとともに、国産材の積極的な活用を通じた日本の森林保全にも注力しています。これにより、無垢材を中心とした高品質な木質建材を提供し、人々の豊かなくらしと地球環境への貢献を目指しています。近年は、持続可能な社会への貢献を重視し、森林認証材や国産材の利用拡大、木材加工技術および品質管理技術の高度化に取り組んでいます。これらを通じて、製品の品質向上と安定供給を図るとともに、市場ニーズの変化に対応した新たな商品開発を中長期的視点で行っています。当社グループの研究開発活動は、主に住宅建材設備事業セグメントにおいて行われており、当連結会計年度における研究開発費の総額は273百万円です。当連結会計年度においては、ライフスタイルの多様化に応える機能性・デザイン性の向上や、国産材活用による環境負荷低減に注力し、以下の新商品を開発・市場投入しました。 住宅用建材では、無垢の針葉樹「ニュージーパインⓇ」を生かした内装建材シリーズ「ピノアース」に新たに「ピノアース2025」を追加し、「ウォームベージュ色」と「アイボリー色」の新色や、「シンプル」「ミニマル」な空間イメージに合う新たなデザインを展開しました(9月)。床材では、国内グループ子会社フォレストワンが製材・乾燥した国産桧材を基材に用いた無垢フローリング「コンビットⓇソリッドJ」を発売しました(4月)。同商品と国産材突板フローリング「コンビットグラードⓇJ」の2商品は、一般社団法人日本ウッドデザイン協会主催の「ウッドデザイン賞2025」を受賞し、高い評価を得ました(11月)。収納商品では、収納物やライフスタイルに合わせてフレキシブルに収納スペースを作れるシステム収納「e・ra・bo(エラボ)」をリニューアルし、新しい納まりや用途に対応したアイテムの追加や、新色(ウォームグレー色)の展開を行いました(4月)。また、リンナイ株式会社様のガス衣類乾燥機「乾太くん」推奨の専用台「ランドリーノ」を発売し(9月)、「エラボ」や「仕上げてる棚板」等と組み合わせることで、ランドリールームや脱衣室の収納力を高め、空間の有効活用を提案しました。 住宅設備機器では、「無垢の木のキッチンスイージー」のラインナップを拡充し、国産材針葉樹・桧(ヒノキ)の扉を追加しました(7月)。森林浴のようなリラックスした桧の空間を演出するとともに、国産材を日常の暮らしに取り入れることで日本の森林保全にも繋がる提案を行っています。 リフォーム市場向けには、当社の床材商品「無垢フローリング ピノアース」をご利用のお客様を対象に、床材表面をサンディング(研磨)するサービスのエリア拡大等、素材を長く大切に使う「メンテナンス文化」の普及に向けた研究・サービス開発も進めています(4月)。 非住宅分野においては、LVL構造材を活用した中大規模木造建築の可能性を広げる高強度・高耐久なJWOOD工法の研究開発を継続しています。特に、接合部の技術開発により鉄骨造と同等の大空間を実現する「STRONG ONE 工法」をラインナップに加え、都市部の中高層建築や商業施設への木材利用促進に取り組んでいます。 当社グループは、今後も木材の可能性を追求し、新築住宅、リフォーム、非住宅といった多様な市場のニーズに応え、持続可能な社会に貢献する技術・製品開発を継続してまいります。
主要な設備の状況1,606
2【主要な設備の状況】 当社グループにおける主要な設備は、以下のとおりです。(1) 提出会社2026年3月31日現在 事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(人)土地(面積㎡)建物及び構築物機械装置及び運搬具その他合計技術開発部(広島県廿日市市)住宅建材設備事業その他施設(商品開発、品質管理)21(3,214)302588630本社製造部 本社工場(広島県廿日市市)住宅建材設備事業床材加工、階段加工、収納機器、その他造作材等の製造設備3,722(64,891)52957466,507227本社バイオマス発電所(広島県廿日市市)発電事業発電設備223113012本社事務所(広島県廿日市市)住宅建材設備事業事務総括施設16201,057191本社物流センター(広島県廿日市市)住宅建材設備事業倉庫9710755東海製造部 蒲郡工場(愛知県蒲郡市)住宅建材設備事業床材等の製造設備290(39,799)8960544534東海製造部 豊橋工場(愛知県豊橋市)住宅建材設備事業集成材、室内ドア、内壁材、その他造作材等の製造設備2,342(147,397)19228432,935117東海物流センター(愛知県豊橋市)住宅建材設備事業倉庫1080231関東事業所関東物流センター(茨城県坂東市)住宅建材設備事業倉庫構造材のプレカット加工設備1,872(43,756)334012,20941(注)1.帳簿価額のうち「その他」は、「工具、器具及び備品」及び「リース資産」であり、「建設仮勘定」を含めていません。2.現在重要な休止中の設備はありません。3.上記のほか、本社バイオマス発電所において機械装置等のリース設備があり、年間リース料は、16百万円です。 (2) 国内子会社2026年3月31日現在 会社名事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(人)土地(面積㎡)建物及び構築物機械装置及び運搬具その他合計㈱ベルキッチン工場(岐阜県瑞浪市)住宅建材設備事業厨房、洗面機器の製造設備151(21,380)6954227779㈱フォレストワン工場(広島県庄原市)住宅建材設備事業製材設備151(26,085)20741617778(注)1.帳簿価額のうち「その他」は、「工具、器具及び備品」であり、「建設仮勘定」を含めていません。2.現在重要な休止中の設備はありません。 (3) 在外子会社2026年3月31日現在 会社名事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(人)土地(面積㎡)建物及び構築物機械装置及び運搬具その他合計Juken New Zealand Ltd.工場(ニュージーランド オークランド市他)住宅建材設備事業木製品等の製造設備・山林経営関連設備1,914(124,121,262)4,91786227,97535,670427Juken Sangyo(Phils.)Corp.工場(フィリピン共和国 スービック)住宅建材設備事業構造材の製造設備 - 388177256(注)3821278PT.Woodone Integra Indonesia工場(インドネシア共和国 東ジャワ州)住宅建材設備事業木質内装建材の製造4,699(231,513)623615686,006168 (注)1.帳簿価額のうち「その他」は、「立木」、「工具、器具及び備品」及び「リース資産」であり、「建設仮勘定」を含めていません。なお、Juken New Zealand Ltd.の「その他」には「立木」24,676百万円が含まれています。2.現在重要な休止中の設備はありません。3.Juken Sangyo (Phils.)Corp.の「その他」には土地の使用権資産「リース資産」250百万円(70,295㎡)が含まれています。
監査の状況2,183
(3)【監査の状況】① 監査役監査の状況(人数は2026年6月24日現在)a.監査役監査の組織、人員及び手続き当社は、社外監査役2名を含む監査役4名で監査役会を構成しています。監査役会で定めた監査の方針、監査計画に従い、監査活動を行っています。監査役会は、原則として毎月1回開催するほか、必要に応じて臨時に開催します。内部監査室のほか、総務人事部、経理部等のスタッフも適時監査役の監査業務を補助しています。内部監査室、社外役員、会計監査人と相互に連携して監査を行い、定期的に情報交換、意見交換を行っています。なお、社外監査役 三輪洋二氏は税理士資格を、社外監査役 森川和彦氏は弁護士資格をそれぞれ有しています。 b.監査役及び監査役会の活動状況当事業年度は監査役会を13回開催しており、個々の監査役の出席状況は次のとおりです。役職名氏名出席回数(出席率)常勤監査役江草善行12回/13回(92%)監査役早田三樹夫13回/13回(100%)社外監査役三輪洋二13回/13回(100%)社外監査役森川和彦13回/13回(100%) 監査役は、監査の方針及び業務の分担等に従い、取締役会その他の重要な会議への出席、重要な決裁書類等の閲覧、本社・工場及び主要な事業所における業務及び財産状況の調査、子会社からの事業報告の記載内容についての確認を行っています。また、会計監査人からは期初に監査計画の説明を受け、期中に定期的に監査状況を聴取し、期末に監査結果の報告を受けるなど、密接な連携を図っています。常勤監査役の活動としては、監査役会で定めた監査の方針及び業務の分担に従い、必要に応じて、国内外の連結グループ会社に関する監査やガバナンス強化等の確認を行うとともに、会計監査人及び内部監査部門との情報交換を実施しています。 c.監査役会における具体的な検討内容監査役会において、監査方針や監査計画策定、監査報告書の作成、会計監査人の評価及び選任等、会計監査人の報酬、定時株主総会への付議議案内容等に関して審議しました。② 内部監査の状況(人数は2026年6月24日現在)当社の内部監査は、内部監査室(5名)がこれにあたっています。法令や、規程を含む社内ルールの遵守状況および業務の有効性・効率性などを定期的に監査し、被監査部門にフィードバックしています。指摘事項については、被監査部門が改善を行い、その結果を内部監査室へ報告することを求めており、確実な改善を行うように指導しています。監査は、できる限り監査役が同行し、連携を図った監査を実施していますが、監査役の同行がなかった場合は、監査結果を速やかに監査役に報告しています。また、監査役会・会計監査人・内部監査室で、定期的な意見交換の場を持ち、連携を図ることにより、内部監査の実効性向上に努めております。なお、内部監査室は、業務執行部門から独立し、代表取締役、取締役会および監査役会へのレポーティングラインを有しています。 ③ 会計監査の状況a.監査法人の名称晄和監査法人 b.継続監査期間2007年3月期以降 c.業務を執行した公認会計士日浦 祐介近藤 哲生なお、継続監査年数については、両名とも7年以内のため記載を省略しています。 d.会計監査業務に係る補助者の構成公認会計士 7名、会計士試験合格者等 2名、その他 5名 e.監査法人の選定方針と理由当社監査役会は、会計監査人候補者から、監査法人の概要、監査の実施体制、監査報酬の見積額等について書面を入手し、面談、質問等を通じて選定しています。 f.監査役及び監査役会による監査法人の評価当社監査役会は、監査法人に対して評価を行っています。その方法は、品質、独立性、専門性、職務執行体制、経営陣および監査役等とのコミュニケーション、不正リスクへの対応等について毎期、評価を行った上で、監査役会決議により、選定しています。 ④ 監査報酬の内容等a.監査公認会計士等に対する報酬区分前連結会計年度当連結会計年度監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)提出会社36-36-連結子会社----計36-36- b.監査公認会計士等と同一のネットワークに属する組織に対する報酬(a.を除く)(前連結会計年度)該当事項はありません。 (当連結会計年度)該当事項はありません。 c.その他の重要な監査証明業務に基づく報酬の内容(前連結会計年度)該当事項はありません。 (当連結会計年度)該当事項はありません。 d.監査報酬の決定方針会計監査人に対する監査報酬を決定するにあたり、会計監査人より提示される監査計画の内容をもとに、監査工数等の妥当性を勘案、協議し、監査役会の同意を得た上で決定することとしています。 e.監査役会が会計監査人の報酬等に同意した理由当社監査役会は、当社の関係部署及び会計監査人からの関係書類の入手や報告を通じて、会計監査人の監査計画の内容、従前の事業年度における職務執行状況、監査見積もりの算出根拠及び当社と同業種との比較結果などを検討し、審議した結果、これらについて適切であると判断したため、会計監査人の報酬等につき、会社法第399条第1項の同意を行っています。
株式の保有状況3,198
(5)【株式の保有状況】① 投資株式の区分の基準及び考え方当社は、保有目的が純投資目的である投資株式と純投資目的以外の目的である投資株式の区分について、お客様や取引先などとの中・長期的な関係の維持、取引の拡大やシナジー効果が得られることを期待して保有するものか否かを基準としています。 ② 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式a.保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容当社は、お客様や取引先などとの中・長期的な関係の維持、取引の拡大やシナジー効果が得られると期待して、純投資目的以外の目的である株式を保有しています。年に1回取締役会において、上場されている全ての銘柄について「配当金額」「株価」「1年間の取引状況」「保有目的」などにより、個別にかつ総合的に検証を行い、継続保有するか否かの判断をしています。 b.銘柄数及び貸借対照表計上額 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(百万円)非上場株式1013非上場株式以外の株式162,970 (当事業年度において株式数が増加した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の増加に係る取得価額の合計額(百万円)株式数の増加の理由非上場株式10出資先会社の清算に伴う残余財産の分配として株式を現物取得したため非上場株式以外の株式--- (当事業年度において株式数が減少した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の減少に係る売却価額の合計額(百万円)非上場株式--非上場株式以外の株式-- c.特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報特定投資株式銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)住友林業㈱(注)31,467,000489,000(保有目的)当社の販売先及び仕入先であり中・長期的な取引の拡大など同社との良好な取引関係の維持、強化を図るため(注)2有2,0592,204㈱ヨンドシーホールディングス173,700173,700(保有目的)当社と同社の株式の安定した関係の維持のため(注)2無312320㈱三井住友フィナンシャルグループ20,10020,100(保有目的)当社の取引金融機関であり資金借入取引や営業情報における情報提供など同社との良好な取引関係の維持、強化を図るため(注)2無10076 銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)OCHIホールディングス㈱64,53064,530(保有目的)当社の販売先であり中・長期的な取引の拡大など同社との良好な取引関係の維持、強化を図るため(注)2無9387JKホールディングス㈱59,99059,990(保有目的)当社の販売先であり中・長期的な取引の拡大など同社との良好な取引関係の維持、強化を図るため(注)2有8560MS&ADインシュアランスグループホールディングス㈱18,90018,900(保有目的)損害保険会社として当社にとって有益な保険に関する情報提供など同社との良好な取引関係の維持、強化を図るため(注)2無7660スターツコーポレーション㈱15,00015,000(保有目的)販売先及び社宅管理代行委託会社であり販売拡大や賃借物件に関する優良な情報提供など同社との良好な取引関係の維持、強化を図るため(注)2無7158㈱山口フィナンシャルグループ28,05028,050(保有目的)当社の取引金融機関であり資金借入取引や営業情報における情報提供など同社との良好な取引関係の維持、強化を図るため(注)2無6749第一生命ホールディングス㈱(注)422,0005,500(保有目的)生命保険会社として当社にとって有益な保険に関する情報提供など同社との良好な取引関係の維持、強化を図るため(注)2無3124㈱みずほフィナンシャルグループ4,7364,736(保有目的)当社の主要取引金融機関であり資金借入取引や営業情報、海外展開における情報提供など同社との良好な取引関係の維持、強化を図るため(注)2無2819㈱太平製作所8,0008,000(保有目的)当社と同社との製造機械・部品購入等の安定した取引関係の維持、強化を図るため(注)2無2224兼房㈱15,80015,800(保有目的)当社と同社との製造部品購入等の安定した取引関係の維持、強化を図るため(注)2無1110㈱ひろぎんホールディングス2,5002,500(保有目的)当社の主要取引金融機関であり資金借入取引や営業情報における情報提供など同社との良好な取引関係の維持、強化を図るため(注)2無43東洋証券㈱6,0006,000(保有目的)副幹事証券として株式市場に関する情報提供など同社との良好な取引関係の維持、強化を図るため(注)2無33㈱土屋ホールディングス5,0005,000(保有目的)当社の販売先であり中・長期的な取引の拡大など同社との良好な取引関係の維持、強化を図るため(注)2無11菊水化学工業㈱2,0002,000(保有目的)同社との良好な関係の維持、強化を図るため(注)2有00 みなし保有株式銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)㈱ひろぎんホールディングス439,000439,000(保有目的)株式信託に係る議決権帰属、当社の主要取引金融機関であり、資金借入取引や営業情報における情報提供など同社との良好な取引関係の維持、強化を図るため(注)2無768542㈱みずほフィナンシャルグループ24,80024,800(保有目的)株式信託に係る議決権帰属、当社の主要取引金融機関であり、資金借入取引や営業情報、海外展開における情報提供など同社との良好な取引関係の維持、強化を図るため(注)2無152102㈱東京海上ホールディングス16,25416,254(保有目的)株式信託に係る議決権帰属、損害保険会社として、当社にとって有益な保険に関する情報提供など同社との良好な取引関係の維持、強化を図るため(注)2無12094㈱AVANTIA48,00048,000(保有目的)株式信託に係る議決権帰属、当社の販売先であり中・長期的な取引の拡大など同社との良好な取引関係の維持、強化を図るため(注)2無4037(注)1.貸借対照表計上額の上位銘柄を選定する段階で、特定投資株式とみなし保有株式を合算していません。2.(定量的な保有効果)当社は、特定投資株式における定量的な保有効果の記載が困難であるため、保有の合理性を検証した方法を記載いたします。当社は年1回取締役会において個別の政策保有株式について「配当金額」、「株価」、「取引状況」、「保有目的」などの観点から保有の適否を検証しており、現状保有する政策保有株式はいずれも保有方針に沿った目的で保有していることを確認しています。3.住友林業(株)は2025年7月1日付で、普通株式1株を3株とする株式分割を行っています。4.第一生命ホールディングス(株)は2025年4月1日付で、普通株式1株を4株とする株式分割を行っています。また、2026年4月1日付で、(株)第一ライフグループに商号変更しています。 ③ 保有目的が純投資目的である投資株式(前事業年度)該当事項はありません。 (当事業年度)該当事項はありません。
沿革2,780
2【沿革】 当社(1950年8月8日設立、1974年4月1日商号を岩根林業株式会社より株式会社住建産業に変更、さらに2002年10月商号を株式会社ウッドワンに変更)は、1974年4月1日株式額面を50円に変更することを目的として旧株式会社住建産業等5社を吸収合併しましたが、当社は休眠会社であったため、企業の実態は被合併会社である旧株式会社住建産業等5社が合併後もそのまま存続しているのと同様の状況にあります。従って、以下の記載については特に指摘のない限り実質的存続会社である旧株式会社住建産業等5社に関して記載しています。年月摘要1935年5月元取締役会長中本勇が広島県廿日市市(当時 佐伯郡吉和村)に個人による木材業を開始1952年4月元取締役会長中本勇が発起人となり資本金700千円で有限会社中本林業を設立、代表取締役社長に就任1956年10月本社及び工場を広島県廿日市市串戸一丁目3番6号に移転1957年5月床板(フローリング・ボード)工場を新設し内地ブナ材によるフローリングの生産開始1967年7月合板工場を新設し、わが国初の4m超大型合板プラントによる長尺合板縁甲板(フロング)の製造販売を開始1969年3月株式会社中本林業より、株式会社住建産業(旧)に商号を変更1973年9月株式会社住建産業(旧)が豊橋工場を新設し、米材による製材品の生産開始1974年4月株式額面を500円から50円に変更することを目的とし、休眠会社であった岩根林業株式会社に株式会社住建産業(旧)、株式会社住建合板、中本木材工業株式会社、株式会社住建防腐、東和商事株式会社を吸収合併し、同時に商号を株式会社住建産業と変更し再発足1974年11月蒲郡工場にてLVLによる造作材の生産を開始1978年12月大阪証券取引所市場第二部及び広島証券取引所に株式上場1979年11月東京証券取引所市場第二部に株式上場1980年10月本社にて造作材工場を新設し、LVL(平行積層合板)による階段等の造作材生産開始豊橋にて集成材工場を新設し、階段等の造作材生産開始1984年8月本社にて洋風造作材工場を新設し、生産開始1985年9月本社地区に配送センター用倉庫新設、株式会社北海道住建、株式会社中国住建を設立1987年9月東京、大阪両証券取引所市場第一部に指定替え1988年2月現在所在地に本社屋新築、移転1988年8月本社にてドア工場を新設し、生産開始1990年6月日商岩井株式会社(現・双日株式会社)とのニュージーランド現地合弁子会社、Juken Nissho Ltd.(現・Juken New Zealand Ltd.)を設立(現・連結子会社)1991年4月本社にて収納システム工場を新設し、生産開始1992年5月豊橋にてドア工場を新設し、生産開始1994年4月豊橋にてプレカット工場を新設し、生産開始1995年4月日商岩井株式会社(現・双日株式会社)との中国現地合弁子会社、住建日商(上海)有限公司(住建(上海)有限公司)を設立1996年10月茨城県坂東市(当時 岩井市)に関東事業所を新設し、事業開始1999年12月フィリピン子会社Juken Sangyo(Phils.)Corp.を設立(現・連結子会社)2002年10月株式会社住建産業より、株式会社ウッドワンに商号を変更2002年12月中国子会社木隆木業(上海)有限公司(沃達王木業(上海)有限公司)を設立2003年10月住建木材工業株式会社、株式会社北海道住建の2社を当社に吸収合併2004年9月中国子会社沃達王國際有限公司を設立(現・連結子会社)2006年10月IGC株式会社を設立2006年12月IGC株式会社が、2006年12月27日付公開買付け及び2007年3月1日付株式交換により、住宅設備機器メーカー株式会社ベルテクノの全株式を取得し、株式会社ベルテクノ他12社を完全子会社化2008年2月株式会社ベルテクノが新設分割により株式会社ベルキッチン(現・連結子会社)、株式会社ベルキッチンインターナショナル、株式会社ベル染色を設立2008年4月IGC株式会社が保有している株式会社ベルテクノ及び株式会社ベル染色の全株式をBTホールディング株式会社へ売却2009年2月株式会社ウッドジョイ(現・連結子会社)が、株式会社ジューケン特販を吸収合併2010年2月Juken New Zealand Ltd.がニュージーランド子会社Juken NZ Northern Plantations Ltd.を設立 年月摘要2011年7月株式会社ベルキッチンが、IGC株式会社、株式会社ベルキッチンインターナショナルの2社を吸収合併同Woodone US Inc.を清算し、Canyon Creek Cabinet CompanyがBeltecno,Inc.を吸収合併した後、Canyon Creek Cabinet CompanyをSumitomo Forestry Seattle,Inc.へ売却2012年9月株式会社中国住建を当社に吸収合併2013年3月Juken New Zealand Ltd.が、保有しているJuken NZ Northern Plantations Ltd.の全株式をSummit Forest Management of NZ Ltd.へ売却2013年7月株式会社ベルキッチンが、株式会社東海ベルキッチン、株式会社ベルキッチントランスの2社を吸収合併2014年3月株式会社ベルキッチンが、株式会社ソーキーを吸収合併2015年4月本社にてバイオマス発電所を稼働2015年10月中国子会社沃達王(上海)建材有限公司を設立2016年1月株式会社フォレストワンを設立(現・連結子会社)2016年3月インドネシア持分法適用関連会社PT.Woodone Integra Indonesiaに出資2016年4月2018年3月同 2019年3月 2022年4月2022年9月2024年4月2025年12月Belkitchen Malaysia Sdn.Bhd.を清算中国子会社沃達王木業(上海)有限公司を清算沃達王國際有限公司が、インドネシア持分法適用関連会社PT.Woodone Integra Indonesiaの行う第三者割当増資を引き受けることにより同社の株式を取得し、子会社化(現・連結子会社)沃達王國際有限公司が、保有している住建(上海)有限公司の全持分を上海鑫村投資管理有限公司へ譲渡東京証券取引所の市場区分の見直しにより、市場第一部からスタンダード市場へ移行中国子会社沃達王(上海)建材有限公司を清算株式会社フォレストワン(現・連結子会社)が広島県庄原市に工場を新設中国子会社上海倍楽厨業有限公司を清算

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TIMELY DISCLOSURE

適時開示(TDnet)

2
2027年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)決算短信 · 15:30
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ストック・オプション(新株予約権)の発行内容確定に関するお知らせその他 · 16:30
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出典:東証 適時開示情報閲覧サービス(TDnet)。決算短信・業績予想の修正はEDINETには掲載されません。

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臨時報告書臨時報告書 · S100W9TN
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臨時報告書臨時報告書 · S100VVV1
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訂正半期報告書-第73期(2024/04/01-2025/03/31)半期報告書 · S100VBJW
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臨時報告書臨時報告書 · S100TY6S
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