金融庁EDINETの一次情報を毎日取り込みデータについて →

ソースネクスト株式会社

SOURCENEXT CORPORATION

証券コード 4344EDINETコード E05647情報・通信業上場日本基準決算 12月31日資本金 40億円法人番号 3010401051654
115億円売上高(FY2025
-50.2%ROE
43.4%自己資本比率
25財務健全性スコア
KEY METRICS

主要財務指標

FY2025連結日本基準

FY2025の売上高は115億円(前年比+1.1%)。営業利益は-35億円(営業利益率-30.4%)、当期純利益は-39億円。総資産172億円に対し自己資本比率は43.4%、ROEは-50.2%。情報・通信業の中央値(ROE 12.0%)を下回る水準。営業キャッシュ・フローは-19億円の流出、現金及び現金同等物は59億円。従業員数は161人。直近のFY2026中間期は売上高59億円(前年同期比+14.1%)、純利益-8億円。

開示値を定型文に流し込んだ自動生成の概況です(LLM不使用)。
株価(終値)1152026-09-04
PER
PBR2.13倍
配当利回り
時価総額(概算)159億円
株価はYahoo Financeの公開データによる参考値。PER・PBR・利回りは最新有報のEPS・BPS・配当との組み合わせ計算です。
売上高115億円+1.1%
営業利益-35億円-53.2%
当期純利益-39億円-79.6%
総資産172億円
純資産94億円
営業利益率-30.4%
ROE-50.2%
自己資本比率43.4%
EPS-28.7円
BPS54円
1株配当
配当性向
従業員数161人
INDUSTRY POSITION

業種内のポジション

情報・通信業の分析 →
ROE-50.2%中央値 12.0%
営業利益率-30.4%中央値 8.6%
自己資本比率43.4%中央値 66.6%
健全性スコア25.0点中央値 71.0

帯は情報・通信業200社)の下位25%〜上位25%、縦線が中央値、丸が当社の値です。

FINANCIAL HISTORY

業績推移

10期分
売上高と営業利益率
200億150億100億50億0億2016: 70億20162017: 93億20172018: 95億20182019: 147億20192020: 173億20202021: 129億20212022: 103億20222023: 103億20232024: 113億20242025: 115億20252021: 4%2022: -22%2024: -20%2025: -30%5%-35%
営業利益と当期純利益
6億-5億-15億-25億-35億2016: —20162017: —20172018: —20182019: —20192020: —20202021: 5億20212022: -23億20222023: —20232024: -23億20242025: -35億20252016: 10億2017: 11億2018: 13億2019: 6億2020: 2億2021: 2億2022: -35億2023: -23億2024: -22億2025: -39億15億-40億
収益性・財務健全性の推移ROE営業利益率自己資本比率
85%50%15%-20%-55%2016 ROE: 22%2017 ROE: 21%2018 ROE: 21%2019 ROE: 7%2020 ROE: 2%2021 ROE: 2%2022 ROE: -32%2023 ROE: -25%2024 ROE: -25%2025 ROE: -50%2021 営業利益率: 4%2022 営業利益率: -22%2024 営業利益率: -20%2025 営業利益率: -30%2016 自己資本比率: 80%2017 自己資本比率: 54%2018 自己資本比率: 63%2019 自己資本比率: 68%2020 自己資本比率: 70%2021 自己資本比率: 60%2022 自己資本比率: 48%2023 自己資本比率: 47%2024 自己資本比率: 48%2025 自己資本比率: 43%2016201720182019202020212022202320242025
営業キャッシュ・フロー
20億10億0億-10億-20億2016: 16億20162017: 14億20172018: -2億20182019: 13億20192020: -13億20202021: -6億20212022: -3億20222023: 2億20232024: -8億20242025: -19億2025
1株当たり指標EPS1株配当
15円4円-7円-19円-30円2016 EPS: 8円2017 EPS: 9円2018 EPS: 10円2019 EPS: 5円2020 EPS: 2円2021 EPS: 1円2022 EPS: -26円2023 EPS: -17円2024 EPS: -16円2025 EPS: -29円2016 1株配当: 5円2017 1株配当: 6円2018 1株配当: 3円2019 1株配当: 1円2020 1株配当: 0円2021 1株配当: 0円2016201720182019202020212022202320242025
貸借対照表の構成
資産
172億円
負債・純資産
負債 79億円純資産 94億円
年度売上高営業利益経常利益当期純利益総資産純資産EPSROE自己資本比率
FY2025115億円-35億円-39億円-39億円172億円94億円-28.7-50.2%43.4%
FY2024113億円-23億円-22億円-22億円168億円84億円-16-25.1%48.0%
FY2023103億円-25億円-23億円196億円99億円-17-24.5%46.9%
FY2022103億円-23億円-21億円-35億円200億円100億円-25.8-32.1%48.0%
FY2021129億円5億円5億円2億円203億円124億円1.41.6%60.1%
FY2020173億円5億円2億円170億円121億円1.71.9%70.3%
FY2019147億円9億円6億円174億円119億円4.66.7%68.0%
FY201895億円13億円13億円103億円65億円10.221.4%62.7%
FY201793億円16億円11億円99億円54億円8.621.0%54.2%
FY201670億円15億円10億円60億円49億円7.822.4%80.4%
営業CF-19億円
投資CF-12億円
財務CF58億円
現金及び現金同等物59億円
MAJOR SHAREHOLDERS

大株主

順位氏名・名称持株比率
1松田憲幸26.2%
2株式会社ヨドバシカメラ10.4%
3日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)6.1%
4松田里美2.3%
5株式会社新進商会0.9%
6STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.7%
7BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG(FE-AC)(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)0.7%
8楽天証券株式会社共有口0.7%
9東京短資株式会社0.7%
10モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社0.6%
INTERIM RESULTS

中間期の業績(半期報告書)

四半期報告書廃止後の期中開示
中間期売上高営業利益経常利益純利益営業利益率自己資本比率EPS
FY2026中間(〜2025-09-30)59億円-10億円-11億円-8億円-16.7%43.5%-5.5
FY2025中間(〜2024-09-30)52億円-16億円-18億円-17億円-31.0%-12.4
FY2024中間52億円-14億円-13億円-12億円-27.3%-8.5

半期報告書「主要な経営指標等の推移」からの抽出値です。中間期の利益は通期の約半分に相当するため、年度データとの単純比較はできません。

HUMAN CAPITAL

人的資本

平均年齢39.8歳
平均年間給与808万円
平均勤続年数9.2年
管理職に占める女性比率27.8%
男女の賃金の差異(全労働者)66.8%
男女の賃金の差異(正規雇用)72.2%

提出会社(単体)ベースの開示値です。

REMUNERATION

役員報酬

役員区分報酬等の総額員数1人あたり
取締役(社外取締役を除く)1億円334百万円
監査役(社外監査役を除く)2百万円12百万円
ANNUAL REPORT TEXT

有報本文

16セクション
事業の内容2,342
3 【事業の内容】当社の関係会社は、連結子会社4社並びに持分法適用関連会社2社で構成されております。当社グループ(当社及び当社の関係会社)の事業は、ソフトウェア及びハードウェア製品の企画・開発・販売及びその他のサービス事業であり、単一セグメントであります。開発方法につきましては、自社で企画した製品について自社で開発するケースと、国内外の開発会社に外注形式で開発委託をするケース、他社が著作権をもつ製品のライセンスを受けて製品化するケースに大別されます。国内外の開発会社に外注形式で開発委託をする場合は、製品のすべて又は一部に対して当社が著作権を保持するのが通常であります。販売チャネルとしては、当社直販サイト及びAmazon等の国内ウェブサイトにおけるオンラインショップでの販売と、家電量販店等への卸売販売を軸にしております。オンラインショップでの販売と家電量販店等への卸売販売におきましては、当社の製品をご購入になりユーザー登録をされた顧客に対して、メールなどを通じたマーケティング活動を実施しております。ソフトウェアのバージョンアップ製品や、その他製品の割引販売等の案内をし、売上の安定化につなげています。法人企業向けの製品・コンテンツ提供につきましては、AI通訳機「POCKETALK(ポケトーク)」を始めとするハードウェア製品等の販売やレンタル・サブスクリプション提供を行なっております。「ポケトーク」や「オートメモ」などのハードウェア製品は海外の企業に生産を委託し、全国の家電量販店等への卸売販売、自社オンラインショップでの直接販売等で提供しております。「ポケトーク」は、米国や欧州の孫会社を通じて、海外での販売を展開しております。ユーザーからのご意見・ご要望につきましては、いずれもアンケートなどを通じてユーザーサポート委託先から当社に集められ、製品やサービスの品質向上に活かしております。以上述べた事項を事業系統図によって示すと、次の通りであります。 当社グループは単一セグメントであり、セグメントごとの記載をしておりません。当社グループが提供する主な品目別の主要ブランドの概況は以下の通りです。 ポケトーク「ポケトーク」は、互いに相手の言葉を話せない人同士が自国語のままで対話できるAI通訳機です。「ポケトークS2」は、91言語を音声・テキストに翻訳し、1言語をテキストのみに翻訳できます。専用端末に加えて、AI同時通訳「Sentio」(ソフトウェア)、及びAI通訳アプリ「ポケトーク(iOS 版/ Android版)」も提供しています。日本においては、訪日外国人客の増加に伴う法人利用が好調に推移しており、米国市場では、法人に加えて、役所や学校、病院などの公共機関でも多くのお客様に活用いただいております。また、「Sentio」をベースに開発した据え置き型AI同時通訳機「ポケトークX」の2026年中の販売開始に向けて、実証実験を開始いたしました。ハガキ住所録&はがき作成ソフトとして、業界トップシェアの「筆まめ」、コストパフォーマンスに優れる「筆王」、Mac用の「宛名職人」に加え、今夏より「筆ぐるめ」の販売を開始いたしました。いずれの製品も初めての方でもやさしく使えることが特徴です。自社ECの年次自動課金による安定的な収益基盤化も実現しています。年賀状市場は減少傾向にある中、今期は、Windows10サポート終了に伴うパソコンの買い替え等により、例年に比べ好調に推移いたしました。セキュリティ自社ブランドのセキュリティ対策ソフトとして、年間更新料0円の「ZEROウイルスセキュリティ」、防御力世界トップクラスのビットデフェンダー製エンジンを搭載した「ZEROスーパーセキュリティ」を販売しています。また、法人向けには、エンドポイントセキュリティ製品「スーパーセキュリティfor Business」を提供しています。今期は、Windows10サポート終了に伴うパソコンの買い替え等により、例年に比べ好調に推移いたしました。いきなりPDFPDFの作成・変換・編集を安価に簡単に行なえる定番ソフトでロングセラー製品です。企業など法人への導入実績は1万社以上、企業のDX/ペーパーレス化の取組において、文書管理や帳票処理の効率アップやコスト削減に貢献しています。生成AI活用の広がりに加え、特に官公庁での導入が進み、販売は伸長しています。360度webカメラ360度カメラ、マイク、スピーカーが一体化した会議用webカメラです。米国・Owl Labs社の「MeetingOwl 3」、及び自社開発製品の「KAIGIO CAM360」を販売しています。2025年9月には、4K対応カメラを搭載した最新機種「Meeting Owl 4+」の販売も開始しました。カメラが会議室全体を映し出すとともに、AIが声や動きを360度の広範囲で認識し、発言者に自動フォーカスします。リモート会議等で活用される法人のお客様からの需要を獲得し、販売は堅調に推移しています。オートメモAI議事録サービスです。録音した音声をAIがテキストに変換し、その内容を文字で読むことや検索することが可能になるサービスです。録音データはクラウド上に保存されます。GPT-4採用のエンジンで、テキスト化した内容を自動で要約できるほか、音声で話者を判別しての「話者ごと要約」機能など、さらに迅速かつ簡単に議事録が作成できる機能を拡充させています。登録アカウント数(有料・無料会員数の合計)は、2025年の12月末に22万人に伸長し、サブスクリプション型テキスト化サービスの会員数も順調に増加しております。
経営方針、経営環境及び対処すべき課題等3,397
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針当社は、ソースネクストという社名に「次の常識をつくる」という意味を込め、コンシューマ向けソフトウェアを企画・開発・販売する会社として1996年に設立いたしました。製品を通じて喜びと感動を世界中の人々に広げることをミッションとし、世界中から高品質かつ利便性の高いスマートフォンアプリやパソコンソフト及びハードウェア等を発掘し、誰でも手軽に購入できる価格で提供することにより、新たな市場の創出を目指しております。2017年には、AI通訳機「ポケトーク」を発売し、以降もユーザーの声を反映するなどの改良を重ね、「ポケトークW」「ポケトークS」「ポケトーク S2」を展開してまいりました。また、2025年12月にはソフトウェア製品を新ブランド「Sentio(センティオ)」に統合いたしました。個人向けに限らず、法人向けにも提供しております。「ポケトーク」に関しては、2022年2月に簡易新設分割により当社連結子会社としてポケトーク社を設立いたしました。「言葉の壁をなくす」世界の実現に向けて、「ポケトーク」ブランドの世界的な認知向上とグローバル展開を加速してまいります。また、20年以上にわたるソフトウェア開発の知見を活かし、AI通訳機以外のハードウェア分野にも取り組むことで、当社の強みを活かした製品開発を推進してまいります。特にAI技術の活用を経営の核とし、世界最先端のAIの日本展開、AI製品の自社開発及びAI導入支援を通じて、「AIと実務の架け橋」となり日本市場を牽引することを目指してまいります。今後も、成長市場における優れた製品を企画・開発するとともに、国内外から発掘し、スピーディに提供するなど、変化する市場環境の変化に柔軟に対応しながら、安定した経営基盤の構築を目指してまいります。 (2) 経営戦略上記の経営方針を実現するため、当社グループは、急速なAI技術の進化に遅滞なく追従し、当社の強みを再定義し、スピードを重視した戦略へシフトしてまいります。既存事業においては、ハードウェア製品およびソフトウェア製品の強化を通じて利益の最大化を図るとともに、成長市場における優れた新製品を国内外から発掘し、国内市場へ迅速に投入してまいります。また、Windows10のサポート終了に伴う特需の終了を見据え、獲得したユーザーの定着を図るとともに、AI・ハードウェア製品の拡充を積極的に推進してまいります。特需後の反動減に備え、サブスクリプションサービスの拡大による安定収益基盤の構築を優先事項として位置づけ、ストック型収益の比率を高めることで経営基盤の盤石化に努めてまいります。 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な経営指標当社は、コンシューマ向けソフトウェア業界のマーケットリーダー、ハードウェア企業として、付加価値の高い製品を提供していくことにより、近年では法人向けソフトウェア市場の更なる拡大を牽引し、新たな市場創出をしていく所存であります。したがって、当該方針において当社が重視する経営指標は、①売上高、②経常利益、③売上高経常利益率であります。 (4) 経営環境当期のわが国経済は、インバウンド需要の増加や雇用・実質賃金の改善が進むなど、景気は緩やかな回復基調となりました。一方で、原材料・エネルギー価格の高騰、中国経済の先行き懸念、中東情勢の緊迫化やロシアのウクライナ侵攻の長期化等、依然として先行き不透明な状況が続いております。当社の属するコンシューマ向けソフトウェア及びハードウェア業界におきましては、スマートフォン・タブレット市場の急速な拡大に加え、技術革新の進展、個人情報を含む情報セキュリティ意識の高まり、AI技術の急速な進化とその応用範囲の拡大などの要因により、今後、より一層の事業拡大が予想されます。これに伴い、さらなる競争の激化が進む可能性もあります。また、米国においては、関税政策に限らず、教育や移民政策などの変更が相次いで行われております。「ポケトーク」においては、従来の教育市場を中心とした構造からの脱却を図り、医療・公共分野等への展開を進めております。このような事業環境の中で、当社が対処すべき課題は次のようにまとめられます。 (5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題① 新製品の企画・開発今後ますます需要拡大が見込まれる、AI技術応用製品の企画・開発に注力するとともに、既存事業であるハードウェア製品やソフトウェア製品を強化してまいります。AI技術応用製品におきましては、「世界中のテクノロジーを誰もが使える形にしてお客様に届ける」という当社の強みを活かして、急速に進化するAI技術を活用した新製品の開発に取り組み、お客様に喜びと感動を感じていただける製品を提供するとともに、他社との差別化を図り、新たな収益の柱を構築してまいります。急速に進化するAI技術の動向に遅滞なく追従するため、当該分野に対する経営リソースの集中をさらに加速させることで、市場ニーズの変化に即応し、次世代を担う新たな収益構造への転換を図ってまいります。 ② 販売チャネルの拡大当社は、最大の顧客接点であるオンラインショップにおいて、「表示・決済スピード」の高速化によりユーザーエクスペリエンスの向上を図ります。Webサイトのパフォーマンスを向上させることで、訪問者のストレスをなくし、収益化につなげてまいります。 国内においては、主要家電量販店、通信キャリア等と協業しての販売や「ポケトーク」や360度カメラシリーズをはじめとするハードウェア製品の法人への導入を推進することにより、さらなる販売チャネルの拡大を推進してまいります。「いきなりPDF」を始めとした法人向け製品の販売を継続して推し進め、特定の市場や販路に依存しない強固な販売網を構築してまいります。さらに、製品を多言語対応させることなどにより、海外市場への展開も進めてまいります。AI通訳機「ポケトーク」の海外展開につきましては、当社孫会社のPOCKETALK Inc.(米国)の業績が好調に推移しております。米国・欧州において、さらなる展開強化を進めてまいります。 ③ ユーザー層の拡大顧客層については、個人ユーザーのみならず、法人ユーザー向けの展開を進めてまいります。また、海外展開においては、現地に特化した流通業者と協働し、販売網を広げていきます。国内外における法人事業の拡大に加え、市場競争力のある「IP(知的財産権)の取得」に注力いたします。有力なIPに紐付く「既存のユーザー資産」を自社エコシステムへ直接取り込むことで、ゼロからの集客時間を短縮し、効率的にユーザー層を拡大してまいります。年賀状作成ソフトの「筆ぐるめ」やAIを活用した新製品「Genspark」などの魅力的な製品展開を通じて、新たなユーザー層の獲得に積極的に注力してまいります。 ④ 収益力の向上獲得したユーザーの定着ならびにサブスクリプションモデルへの移行を推進して参ります。直近のパソコン買い替え特需等によって流入した多くの顧客に対し継続的な価値提供を行いながら、サブスクリプションサービスへの移行を促し、LTV(顧客生涯価値)の最大化を図ります。また、Windows10のサポート終了等に伴う一時的な需要増の反動減を見据え、全社的な業務効率化と徹底したコスト管理を推し進めます。 ⑤ ポケトーク社におけるグローバル体制ポケトーク社におきましては開発機能を強化することで競争優位性を維持しながら、最重要拠点と位置づける米国市場における事業成長をさらに加速させてまいります。事業が急速に拡大する米国において、教育機関や公共機関や国連機関など法人向けの認知拡大及び販売増加に一層注力いたします。また、国内及び海外でポケトークを積極的に展開していくために欠かすことができない、国際的なビジネスに対応する高い能力を持つ人材を獲得し、製品開発及び営業体制の構築を進めてまいります。
事業等のリスク15,650
3 【事業等のリスク】有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 当社グループの事業環境について① 当社グループが属する市場についてa.AI通訳市場についてハードウェア製品であるAI通訳機「ポケトーク」に関連するAI通訳市場は、インバウンド及びアウトバウンドの回復が進み、訪日外客数の急激な増加を起因として、回復傾向にあります。また、海外市場においても、米国での非ネイティブに向けた多言語対応需要の増加により、教育機関や医療機関、公共機関、その他企業への導入が拡大しており、当該市場は今後益々拡大していくものと予想しております。しかしながら、現在、通訳機市場にはさまざまな翻訳アプリや通訳機が登場しており、当社の独自性が際立って失われた場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。当社グループでは、ハードウェア端末に加え、ソフトウェアの「Sentio」を、主に法人向けに提供しており、さまざまな顧客セグメントにアプローチすることで、これらのリスク分散に努めております。 b.個人向けのパソコン販売台数等の影響について当社グループ製品は個人向けパソコン用ソフトの比率が高いため、個人消費やパソコンの普及状況、特に個人向けのパソコン販売台数の動向に大きな影響を受けます。従って、個人向けのパソコン販売台数の伸び悩みや個人消費の冷え込みがみられた場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。なお、Windows10のサポート終了によるパソコンの買い換え需要は2026年も依然として継続する見込みですが、特に法人向けのパソコン市場は移行が続くため、法人向け販売を強化しております。 c.スマートフォン市場の拡大について通信キャリア各社がスマートフォンの新製品を次々と発売しており、スマートフォン市場が今後も持続的な成長を続けていくと見込んでおります。当社グループでは、「スマート留守電」や通信キャリアへのアプリケーションの提供など、スマートフォン向けアプリケーションを開発及び販売をしておりますが、今後新たな法的規制の導入、技術革新の遅れ、利用料金の改定を含む通信業者の動向など、当社の予期せぬ要因によりスマートフォン市場の発展が阻害される場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 ② 販売ルート及び販売形態の多様化について当社グループは、消費スタイルの変化に対応するために、店頭販売だけでなく、オンラインショップや法人向けの販売、スマートフォン通信事業者などキャリア経由のアプリ販売等、販路の多様化に取り組んでおります。また、海外展開につきましては、海外子会社を通じた米国・欧州での展開を強化しております。このような販路や販売方法の多様化が、想定する効果を得られない場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 ③ 製品の技術革新の速さについてハードウェア製品やパソコン用ソフト、スマートフォンアプリは、OS、webサービス、デバイス、通信技術等の技術革新のスピードが速いため、絶えず技術開発と機能強化に努め、他社に先駆けて新規製品やバージョンアップ版を投入する必要があります。特に、生成AI技術の進化スピードは極めて速く、技術の陳腐化リスクがあります。当社は「Genspark」等の最先端AIの導入や自社開発力の強化により対応しますが、市場変化への対応が遅れた場合、競争力を失う可能性があります。今後も技術革新のスピードが衰えることはないと推測されるため、当社グループ製品の機能が陳腐化した場合や、技術開発及びライセンス取得の努力にもかかわらず、技術革新への対応に遅れが生じた場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 ④ OSの動向についてパソコン用ソフトは、OSとアプリケーションソフトに区分できますが、当社グループ製品の大部分はアプリケーションソフトであり、その大部分はマイクロソフト社のOS「Windows」を前提としているため、「Windows」のバージョンアップに伴って新規需要の発生及び発売前の買い控えが起こり、業績が変動する可能性があります。また、代替OS等の登場により、現在のOS市場において圧倒的なシェアを占める「Windows」のシェアが低下する場合には、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 スマートフォンのアプリケーションにつきましては、当社グループ製品の多くがGoogle社のOS「Android」を前提としております。「Android」はパソコン用ソフトのOSよりも頻繁にバージョンアップが行なわれる傾向にあるため、当社グループ製品の新OSへの対応が遅れた場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。当社グループでは、開発委託先を含め、新OSへの対応に必要な製品開発体制を確保しております。 ⑤ 競争が激しいことについてパソコン用ソフト市場及びAI通訳機を含むハードウェア製品市場は競争が激しく、短期間で他社製品にシェアを奪われる可能性があります。市場競争力を維持するためには、常に既存製品をバージョンアップして市場へ投入すること、新規性の強い製品や差別化された製品、市場に求められる製品を企画・開発し、市場創造や市場細分化によって利益を追求すること、効果的な広告宣伝を実施することが重要です。しかしながら、当社グループが既存製品の市場対応、または新製品による市場創造もしくは市場細分化を適切に進めることができなかった場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (2) 当社グループの経営方針について① マーケティングの重要性について個人向けのソフトウェア・ハードウェア市場においては、個人消費に対するマーケティング活動が極めて重要であると考えております。当社グループのマーケティング手法の特徴としては、以下のようなものがあります。a.パッケージデザイン当社グループは、パッケージデザインを店頭のマーケティング手法として重視しております。パッケージデザインは内製化されており、パッケージデザインを中心として、統一的にチラシ、広告、販促品、webのデザイン等を決定しております。当社グループでは、マーケティングに効果的なパッケージデザインを制作できる優秀なデザイナーの確保が重要と考え、注力しておりますが、優秀な人材を引き続き確保できない場合には、マーケティング活動に支障が生じ、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 b.店頭市場での大型展開当社グループでは、製品の店頭露出の向上を重要なマーケティング手法の一つと考えており、家電量販店等、小売店の店頭における当社グループ製品の特設コーナー設置等に努めております。小売店の店頭スペースを利用したマーケティングには一定の効果があるものと考えておりますが、想定する効果を得られる保証はなく、また、想定する効果を得られなかった場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 c.ブランド資産と顧客資産当社グループは、web広告やテレビコマーシャル、雑誌広告等の広告宣伝を効果的に活用することによりソフトウェア・ハードウェアメーカーとしてのブランドの確立に努めてまいりました。また、近年ではタクシー広告等、対象顧客にマッチした広告配信も活用しております。こうした広告を入り口として、多数の製品ラインナップを取り扱うことにより様々な消費者の囲い込みを実施しており、当社グループの登録ユーザーは2000万人を超えております。当社グループでは、これら無形資産であるブランド資産や顧客資産の活用により、より有利なマーケティング展開が望めるものと考えておりますが、実施するマーケティング活動が想定する効果を得られる保証はありません。広告宣伝費及び販売促進費は、これらの支出が業績の向上に寄与するものと考えておりますが、想定する効果を得られる保証はないため、想定する効果を得られなかった場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 ② 企業イメージ及び製品イメージの重要性について個人向けのソフトウェア・ハードウェア市場においては、企業イメージ及び製品イメージが重要であり、効果的な広告宣伝や顧客サポートの充実が必要であると考えております。したがって、製品の不具合や瑕疵が発生した場合、または現時点においては予期し得ないユーザーからの訴訟やクレーム等が提起された場合には、企業イメージ及び製品イメージが低下し、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。当社グループでは製品開発・生産の各工程における検査を徹底することで、不具合や瑕疵が発生しないよう努めております。また、現在、当社グループは急速な技術革新を背景に、AI技術を応用した製品・サービスの開発および展開を経営の最優先課題として推進しております。この事業戦略を成功に導き、新たな市場価値を創出するためには、従来のソフトウェア・ハードウェア企業としての認知にとどまらず、最先端のテクノロジーを活用する「AI企業」としてのブランドイメージを、顧客、投資家、および社会全体に広く定着させることが不可欠であります。万が一、市場においてAI企業としての認知が十分に浸透しない場合、巨大プラットフォーマーや新興のAI関連企業に対する競争力の低下を招く恐れがあります。さらに、ブランドイメージの乖離は、今後の事業成長に不可欠な優秀なAIエンジニア等グローバル人材の獲得機会の喪失につながり、結果として当社グループの事業展開、財政状態および経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。これらのリスクを低減し、中長期的な企業価値を最大化するため、当社グループは今後、製品のAI化を強力に推し進めるとともに、各種メディアを通じた積極的な広報活動や戦略的なマーケティング施策を展開してまいります。「AI企業」としての確固たる企業イメージの構築に向けた情報発信を強化し、ステークホルダーからのさらなる信頼獲得と製品ブランドの価値向上に努めてまいります。 ③ 当社グループが推進する「ZERO」戦略について当社グループの主力製品である「ZERO」は、端末固定・期限なしのウイルス対策ソフトで、用途や予算に合わせて「ZEROウイルスセキュリティ」「ZEROスーパーセキュリティ」をラインナップしております。最初にインストールした端末が破損するまで、あるいはOSの求めるスペックを満たせなくなるまで、最新版を提供しますが、想定を超えるアフターコストが発生した場合は、利益にマイナスの影響を及ぼす可能性があります。 ④ ハードウェア製品について「ポケトーク」をはじめとするハードウェア製品は、当社が従来取り扱っていたソフトウェア製品と比較して部品等の生産にかかるコストが高額となります。したがって、当初見込みと比較して需要を大きく見誤った場合には、生産や保管、廃棄コストの増加等、利益にマイナスの影響を及ぼす可能性があります。当社グループでは、自社製品の在庫について適正水準の維持に努めております。また、ハードウェア製品の欠陥による品質の問題(不安全事故等)が発生した場合、欠陥に起因する損害(間接損害を含む。)に対して、当社グループは、生産物賠償責任保険で補償しきれない賠償責任を負担する可能性や多大な対策費用を負担する可能性があります。また、当該問題が生じることにより、当社グループのイメージ・評判の低下、顧客の流出等を引き起こし、当社グループの事業・業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。当社グループでは製品開発・生産の各工程における検査を徹底することで品質の問題が発生しないよう努めております。 ⑤ 海外での活動について当社グループは、国内外を問わず優れた技術や製品を発掘し、国内を中心にパソコンソフトウェアやスマートフォンアプリを企画・開発・販売してまいりました。2012年にはアメリカ、2019年1月にはオランダにそれぞれ海外子会社を設立しており、「ポケトーク」のグローバルでの販路拡大を推進しております。しかしながら、海外で活動していく中では、各国の法令、制度、政治、経済、為替等を始めとした様々な潜在的リスクが存在します。特に欧州においては、企業の社会的責任を求める風潮が強まっていることで、消費者の関心や適用を受ける法規制の変化によって、当社グループの事業活動費の増加、事業活動の制約及び当社グループの評判への悪影響につながる可能性があります。また「ポケトーク」を始めとするハードウェア製品については、今後一層グローバルに事業を展開していくことになるため、広告、販売促進、消費者保護、輸出入要件、腐敗防止、反競争的行為、環境保護、プライバシー、データ保護、コンテンツや放送規制、課税、為替管理だけでなく、個人情報の収集、使用、保有、保全及び移転に関する法規を含む多数の国・地域の法規制の適用を受けます。これらの法規制を遵守することは事業活動に負担を伴い、想定以上の費用が発生する可能性があります。さらに、これらの法規制は、継続的に変更される可能性があり、その遵守や事業遂行にかかる費用が増加する可能性があります。このような変更が、消費者にとっての当社製品の魅力の低下、新製品の導入の遅延、あるいは当社グループの事業方針の変更や制約に結びつく可能性があります。また、当社グループは、当社または提携先が製造拠点を有する中国やその他の国・地域で、ハードウェア製品の製造開発をしており、これらの国・地域における法規制の変更、労働法、労働政策の変更は、当社製品の製造と出荷の中断、対象地域における人件費の急激な上昇や熟練従業員の不足を招き、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。なお、米国関税政策につきましては、今後、関税措置による影響を最小限に、また販売価格の適正化を保つため、ベトナムにも生産拠点を設けております。さらに、当社グループ、従業員、提携先、第三者サプライヤーが法規制に違反すると、当社が罰金、刑罰、法的制裁の対象となり、また、当社グループの事業遂行への制約や評判への悪影響につながる可能性があります。加えて、企業の社会的責任や調達活動に対し、全世界的に規制当局や消費者の注目が高まっており、これらの事項に対する情報開示の法的規制も強化されております。「ポケトーク」等、ハードウェア製品の製造には多くの部品や材料を使用しており、それらの部品や材料の供給を第三者サプライヤーに依存しているものの、当社は、第三者サプライヤーの調達活動や雇用環境を直接的には管理していないため、これらの領域における規制の強化もしくは消費者の関心の高まりによって、法規制の遵守にかかる費用の増加や当社グループの評判への悪影響が発生する可能性があります。当社グループでは、主要な調達先に対して、人権尊重や環境への適切な対応を定めた当社グループ行動規範への賛同及び遵守を求める書面への署名取得を実施しており、これらの問題が発生しないよう努めております。 (3) 最近5事業年度の業績の変動要因について当社グループの最近5事業年度の業績は、売上高、経常損益並びに当期純損益に変動が生じております。各事業年度の損益の主な変動要因は、以下の通りです。 2022年3月期(連結)新型コロナウイルス感染拡大の影響長期化により、国境をまたぐ人の往来が回復せず、日本におけるAI通訳機「ポケトーク」の需要が停滞し当社業績は大きな影響を受けました。当該影響長期化、PC出荷台数など関連市場の下落、前期テレワーク特需の反動減の影響により、家電量販店チャネル及び自社オンラインショップチャネルの業績が大きな影響を受けました。結果売上高が前期実績を下回りました。製品評価損や投資有価証券の減損なども行なったことにより、営業損失、経常損失、当期純損失を計上しました。2023年3月期(連結)新型コロナウイルス感染拡大の影響が長期化する中ですが、各種制限の段階的な緩和、今後の更なる需要回復への期待が高まり、AI通信機「ポケトーク」の販売数量が増加しました。また、当社主力のソフトウェア事業以外に市場開拓をした「360度webカメラ」「AutoMemo」も売上高を順調に伸長しております。売上高の増加及び既存のコスト最適化を図りましたが、今後の景気回復を見据えて人件費及び広告宣伝費は投資を行ったことで、営業損失、経常損失、当期純損失を計上しました。2024年3月期(連結)新型コロナウイルス感染症が収束し、訪日外客数の回復によってインバウンド需要が急速に拡大したことにより、AI通訳機「ポケトーク」の販売数量が前期比で増加しました。また、米国において非ネイティブに向けた多言語対応需要の拡大等により、POCKETALK Inc.(米国)では、営業利益の四半期黒字化を達成いたしました。ソフトウェア及びハードウェア製品においても、機能の拡充や法人向け販売の拡大等によって好調に推移し、単体業績では営業利益が黒字化いたしました。一方で、今後の「ポケトーク」事業拡大のための投資を進めていることから、連結業績では、営業損失、経常損失、当期純損失を計上しました。2025年3月期(連結)約5年ぶりにAI通訳機「ポケトーク」の新機種「ポケトーク S2」を発売いたしました。また、米国において、教育機関や医療機関、公共機関、その他企業向けの「ポケトーク」の販売が急速に拡大したことにより、売上高は前期比で増加しました。一方、「ポケトーク S2」の発売に伴い返品された旧製品の評価損を計上したこと、主に米国での販売増加に向けて体制を増強したことなどにより、営業利益は前期比で減少しました。また、パートナー企業への出資に対して、投資有価証券評価損等を計上しました。2025年12月期(連結)当期は決算期変更に伴う9ヶ月間の変則決算となりましたが、増収と徹底したコスト管理により、経常損益は改善傾向にあります。増収の主な要因としては、Windows 10サポート終了に伴う需要獲得による主力ソフト製品の販売伸長に加え、「筆ぐるめ」や「Oura Ring 4」といった新規商材が寄与いたしました。コスト面におきましては、システム利用料やオフィス賃借料といった固定費の見直しに加え、AIを活用した業務効率化を推進し、削減を実現しております。当期純損失については、会計期間が異なるため単純比較には留意が必要ですが、9ヶ月間同士で比較した場合には、将来の財務体質健全化を目的とした「ポケトーク」関連ソフトウェアの減損損失計上の影響により、前期比で損失額が増加いたしました。なお、12ヶ月間である前期全体との対比におきましては、損失額は減少しております。 (4) 特定の取引先等への依存について特定の業務委託先への依存について当社グループは、開発業務、生産及び物流業務、顧客サポート業務等について、特定の第三者に委託しております。管理方法が間接的であることから、コスト管理が十分に行なえず委託業務に係る費用が上昇する可能性や、現状の契約関係を維持できなくな
経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析6,600
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1) 経営成績等の状況の概要当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次の通りであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況(経営成績)当社の決算期(事業年度の末日)は、2025年6月20日に開催した定時株主総会での決議をもって、毎年3月31日から12月31日に変更となりました。決算期変更の経過期間となる当連結会計年度(2025年12月期)につきましては、ソースネクスト株式会社並びに関係会社において、2025年4月1日から12月31日までの9ヶ月間を連結対象期間とした変則決算となっています。このため、参考値として、当連結会計年度と同一期間となるように組み替えた前年同期(以下「調整後前年同期」)による比較情報を記載しています。 当連結会計年度の売上高は92億74百万円(調整後前年同期比7.2%増)となりました。Windows11への移行需要の取り込みによるソフトウェア製品の伸長や、「筆ぐるめ」「Oura Ring 4」など新製品の取り扱い拡大が寄与し、売上総利益は47億98百万円(調整後前年同期比5.4%増)となりました。販売費及び一般管理費につきましては、グループ全体で固定費を見直した結果、61億6百万円(調整後前年同期比8.8%減)となりました。以上の結果、当連結会計年度の営業損失は13億8百万円(調整後前年同期営業損失21億43百万円)、経常損失は12億43百万円(調整後前年同期経常損失21億48百万円)となりました。ソフトウェア及び契約関連無形資産等の減損損失を計上した結果、税金等調整前当期純損失は28億50百万円(調整後前年同期税金等調整前当期純損失20億65百万円)となりました。また、非支配株主に帰属する当期純損失7億27百万円を計上した結果、親会社株主に帰属する当期純損失は21億28百万円(調整後前年同期親会社株主に帰属する当期純損失19億19百万円)となり、損失幅は拡大しましたが、収益性の改善が順調に進んでいます。 (財政状態)当連結会計年度末の資産は、前連結会計年度末と比較し26億64百万円減少し、145億44百万円となりました。主な要因は、ソフトウェアの減少13億69百万円、現金及び預金の減少10億90百万円によるものです。負債は、前連結会計年度末と比較し97百万円減少し、77億57百万円となりました。主な要因は、未払金の増加2億41百万円、前受収益と長期前受収益の増加1億60百万円、買掛金の増加82百万円があるものの、借入金(短期借入金、長期借入金、1年内返済予定の長期借入金の合計)の減少6億45百万円によるものです。純資産は、前連結会計年度末と比較し25億66百万円減少し、67億87百万円となりました。主な要因は、その他有価証券評価差額金の増加3億6百万円があるものの、利益剰余金の減少21億28百万円、非支配株主持分の減少7億54百万円によるものであります。 ② 連結キャッシュ・フローの状況当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ10億97百万円減少し、47億61百万円となりました。営業活動によるキャッシュ・フローは、増収およびコスト削減により損益が改善した結果、4億26百万円の収入となりました。営業キャッシュ・フローがプラスとなるのは、2023年3月期以来3期ぶりです。主な要因は、未払金が2億53百万円増加したこと、前受収益と長期前受収益があわせて1億60百万円増加したことによるものであります。投資活動によるキャッシュ・フローは、9億40百万円の支出となりました。主な要因は、ソフトウェアの取得による支出が8億49百万円、有形固定資産の取得による支出が64百万円によるものであります。財務活動によるキャッシュ・フローは、6億45百万円の支出となりました。主な要因は、短期借入金が純額で5億円減少したこと、長期借入れによる収入が3億円あったものの、長期借入金の返済による支出が4億45百万円あったことによるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績a.生産実績当社グループは、生産活動を行なっておりませんので、生産実績は記載しておりません。 b.受注実績当社グループは、受注生産を行なっておりませんので、受注状況は記載しておりません。 c.販売実績当社グループの事業は、単一セグメントであるため、販売実績については製品分野別に記載しております。当連結会計年度における製品分野別の販売実績及び総販売実績は次の通りであります。 製品分野販売高(千円)前年同期比(%)ポケトーク2,701,497-ハガキ1,331,439-セキュリティ638,421-いきなりPDF552,218-ソフトその他2,391,162-ハードその他1,659,554-合計9,274,295- (注) 1 当連結会計年度より、製品分野の区分を変更しております。従来「ソフトその他」に含まれていた「いきなりPDF」の売上高は、重要性が増したため独立掲記しております。2 販売チャネル別の状況販売チャネル販売高(千円)前年同期比(%)オンラインショップ4,712,388-法人営業1,867,999-海外等1,370,166-家電量販店1,323,741-合計9,274,295- 3 主な相手先別の販売実績は、当該販売実績の総販売実績に対する割合が、100分の10未満のため、記載を省略しております。4 当連結会計年度は、決算期変更により2025年4月1日から12月31日までの9ヶ月間となっております。そのため、前年同期比は記載しておりません。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 ① 重要な会計方針及び見積り当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成に当たり、経営者の判断に基づく会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りが必要となります。これらの見積りについては、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積りによる不確実性のため、これらの見積りとは異なる場合があります。当社グループの連結財務諸表作成のための重要な会計方針については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりであります。また、連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容(経営成績)当社の決算期(事業年度の末日)は、2025年6月20日に開催した定時株主総会での決議をもって、毎年3月31日から12月31日に変更となりました。決算期変更の経過期間となる当連結会計年度(2025年12月期)につきましては、ソースネクスト株式会社並びに関係会社において、2025年4月1日から12月31日までの9ヶ月間を連結対象期間とした変則決算となっています。このため、参考値として、当連結会計年度と同一期間となるように組み替えた前年同期(以下「調整後前年同期」)による比較情報を記載しています。 当連結会計年度の売上高は92億74百万円(調整後前年同期比7.2%増)となりました。Windows11への移行需要の取り込みによるソフトウェア製品の伸長や、「筆ぐるめ」「Oura Ring 4」など新製品の取り扱い拡大が寄与し、売上総利益は47億98百万円(調整後前年同期比5.4%増)となりました。販売費及び一般管理費につきましては、グループ全体で固定費を見直した結果、61億6百万円(調整後前年同期比8.8%減)となりました。以上の結果、当連結会計年度の営業損失は13億8百万円(調整後前年同期営業損失21億43百万円)、経常損失は12億43百万円(調整後前年同期経常損失21億48百万円)となりました。ソフトウェア及び契約関連無形資産等の減損損失を計上した結果、税金等調整前当期純損失は28億50百万円(調整後前年同期税金等調整前当期純損失20億65百万円)となりました。また、非支配株主に帰属する当期純損失7億27百万円を計上した結果、親会社株主に帰属する当期純損失は21億28百万円(調整後前年同期親会社株主に帰属する当期純損失19億19百万円)となり、損失幅は拡大しましたが、収益性の改善が順調に進んでいます。 (単位:百万円) 2025年3月期2025年3月期2025年12月期調整後前年同期比通期(累計)調整後前年同期通期(累計)増減金額増減率売上高11,4558,6509,2746247.2%営業損失△3,480△2,143△1,308835-営業利益率△30.4%△24.8%△14.1%-10.7pt経常損失△3,925△2,148△1,243905-経常利益率△34.3%△24.8%△13.4%-11.4pt当期純損失△3,896△1,919△2,128△209-当期純利益率△34.0%△22.2%△23.0%-△0.8pt (注)1.当期純損失=親会社株主に帰属する当期純損失2.調整後前年同期=2024年4月1日から12月31日までの9ヶ月間累計 当社グループは、ソフトウェア及びハードウェア製品の企画・開発・販売及びその他のサービス事業の単一セグメントです。各販売チャネルの営業概況は以下の通りです。(単位:百万円) 2025年3月期2025年3月期2025年12月期調整後前年同期比通期(累計)調整後前年同期通期(累計)増減金額増減率オンラインショップ5,2314,0664,71264515.9%法人営業2,3231,6461,86722113.5%海外等2,3011,6621,370△292△17.6%家電量販店1,6001,2741,323493.9% オンラインショップ:当社直販サイト及びAmazonなどの国内ウェブサイトにおける販売海外等:米国や欧州の当社孫会社における「ポケトーク」の販売法人営業:法人向けの販売家電量販店:全国の家電量販店での販売 ア)オンラインショップ当社直販サイト及びAmazon等の国内ウェブサイトにおけるオンラインショップでの販売が、引き続き堅調に推移いたしました。取扱製品数の拡充などにより、ソフトウェア製品やハードウェア製品などの販売が好調に推移したことにより、売上高は47億12百万円(調整後前年同期比15.9%増)と、当チャネルの成長を牽引しました。 イ)法人営業法人営業では、「いきなりPDF」や「Meeting Owl」など法人向け商材が堅調に推移しました。特に、「いきなりPDF」は官公庁向けの受注が順調に増加しました。文字起こしAI「AutoMemo(オートメモ)」は、法人需要拡大に伴い新プランを導入し成長を続けています。また、Windows10のサポート終了に伴う移行需要により、セキュリティソフトやハガキ作成ソフトなどの販売が伸び、売上高は18億67百万円(調整後前年同期比13.5%増)となりました。 ウ)海外等海外等では、米国の政策変更に伴い教育機関向けの販売が減少し、売上高は13億70百万円(調整後前年同期比17.6%減)となりました。そのため、教育機関に限らず、医療・公共機関向けの販路を開拓しております。また、サブスクリプション型のサービスが今後の収益基盤となる見込みです。 エ)家電量販店家電量販店では、 Windows10のサポート終了に伴う移行需要により、セキュリティソフトやハガキ作成ソフトが伸長しました。さらに、「ポケトークS2」やスマートリング「Oura Ring 4」(2025年7月に販売開始)などが好調で、売上高は13億23百万円(調整後前年同期比3.9%増)となりました。新製品投入と店頭露出拡大が成長を後押ししました。 (財政状態)当連結会計年度末の資産は、前連結会計年度末と比較し26億64百万円減少し、145億44百万円となりました。主な要因は、ソフトウェアの減少13億69百万円、現金及び預金の減少10億90百万円によるものです。負債は、前連結会計年度末と比較し97百万円減少し、77億57百万円となりました。主な要因は、未払金の増加2億41百万円、前受収益と長期前受収益の増加1億60百万円、買掛金の増加82百万円があるものの、借入金(短期借入金、長期借入金、1年内返済予定の長期借入金の合計)の減少6億45百万円によるものです。純資産は、前連結会計年度末と比較し25億66百万円減少し、67億87百万円となりました。主な要因は、その他有価証券評価差額金の増加3億6百万円があるものの、利益剰余金の減少21億28百万円、非支配株主持分の減少7億54百万円によるものであります。 (連結キャッシュ・フローの状況)(単位:千円) 通期増減2025年3月期2025年12月期営業活動によるキャッシュ・フロー△1,857,805426,253-投資活動によるキャッシュ・フロー△1,215,560△940,720-財務活動によるキャッシュ・フロー5,778,374△645,066-現金及び現金同等物期末残高5,858,6544,761,506- (注)当連結会計年度は、決算期変更により2025年4月1日から12月31日までの9ヶ月間となっております。そのため、対前期増減額は記載しておりません。 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ10億97百万円減少し、47億61百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下の通りであります。(営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動によるキャッシュ・フローは、増収およびコスト削減により損益が改善した結果、4億26百万円の収入となりました。営業キャッシュ・フローがプラスとなるのは、2023年3月期以来3期ぶりです。主な要因は、未払金が2億53百万円増加したこと、前受収益と長期前受収益があわせて1億60百万円増加したことによるものであります。(投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動によるキャッシュ・フローは、9億40百万円の支出となりました。主な要因は、ソフトウェアの取得による支出が8億49百万円、有形固定資産の取得による支出が64百万円によるものであります。(財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動によるキャッシュ・フローは、6億45百万円の支出となりました。主な要因は、短期借入金が純額で5億円減少したこと、長期借入れによる収入が3億円あったものの、長期借入金の返済による支出が4億45百万円あったことによるものであります。 (資本の財源及び資金の流動性)当社の資本の財源及び資金の流動性については、主として自己資金によって充当し、必要に応じて外部から資金調達を行なっております。当連結会計年度末における借入金を含む有利子負債の残高は47億33百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は47億61百万円となっております。経営の安定性を示す自己資本比率は、当連結会計年度において38.3%(前連結会計年度比5.1ポイント減)となりました。今後も、当社のさらなる成長と安定的な財務体質の構築を実現し、喜びと感動を広げる製品を世界中の人々へ提供することで利益の最大化に努めてまいります。
セグメント情報1,166
(セグメント情報等)【セグメント情報】前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)当社グループは、ソフトウェア及びハードウェア製品の企画・開発・販売及びその他のサービス事業の単一セグメントであるため、記載を省略しております。 当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2025年12月31日)当社グループは、ソフトウェア及びハードウェア製品の企画・開発・販売及びその他のサービス事業の単一セグメントであるため、記載を省略しております。 【関連情報】前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)1.製品及びサービスごとの情報単一の製品・サービスの区分の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高90%を超えるため、記載を省略しております。 2.地域ごとの情報(1) 売上高 (単位:千円)日本米国その他合計9,200,3862,110,171145,33911,455,896 (2) 有形固定資産 (単位:千円)日本米国その他合計73,17226,5251,472101,170 3.主要な顧客ごとの情報該当事項はありません。 当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2025年12月31日)1.製品及びサービスごとの情報単一の製品・サービスの区分の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高90%を超えるため、記載を省略しております。 2.地域ごとの情報(1) 売上高 (単位:千円)日本米国その他合計7,953,3031,177,378143,6139,274,295 (2) 有形固定資産 (単位:千円)日本米国その他合計124,882――124,882 3.主要な顧客ごとの情報該当事項はありません。 【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)該当事項はありません。 当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2025年12月31日) (単位:千円) 日本米国その他合計減損損失1,589,73127,7375041,617,973 【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)当社グループは、ソフトウェア及びハードウェア製品の企画・開発・販売及びその他のサービス事業の単一セグメントであるため、記載を省略しております。 当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2025年12月31日)当社グループは、ソフトウェア及びハードウェア製品の企画・開発・販売及びその他のサービス事業の単一セグメントであるため、記載を省略しております。 【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】該当事項はありません。
サステナビリティに関する考え方及び取組11,932
2 【サステナビリティに関する考え方及び取組】当社グループでは、創業期より「製品を通じて、喜びと感動を、世界中の人々に広げる」をミッションに掲げ、海外の先進テクノロジーとお客様が抱えるさまざまな問題を結びつけ、問題をシンプルに解決する数多くの製品を展開してまいりました。企業の社会的責任がますます高まる中、当社グループは、サステナビリティ課題への対応がリスクのみならず収益機会にもつながる重要な経営課題であると認識しております。当社グループは、人材の多様性の確保を含む職場環境の整備、気候変動を含む環境問題や人権などの社会的課題に対処するために、各方面のステークホルダーとの対話を通じて、より横断的な取組を推進させていきます。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) ガバナンス当社では、管理担当取締役兼CFOを委員長とする「サステナビリティ推進委員会」を設置し、サステナビリティ課題の特定・見直し、気候変動や人権に関する戦略立案・方針決定、取組の進捗状況の確認・評価などを継続的に実施しています。当該委員会は原則週1回開催しており、必要に応じて外部有識者からの助言を取り入れ、より実効性の高い検討を行う体制を整えております。また、同委員会での協議内容や重要なサステナビリティ事項については、定例的にCXO会議または経営会議に付議・報告され、経営層による審議・意思決定が行われた上で、取締役会に報告または承認を求める流れとなっております。このように、サステナビリティに関する取組は、経営層および取締役会レベルでの継続的なモニタリングとフィードバックを通じて、戦略的に推進されております。取締役会は、経営レベルでの審議内容や進捗報告を踏まえ、必要に応じて方向性や対応方針を指示するなど、サステナビリティ関連の取組全体を統括・監督する役割を担っています。 (2) リスク管理当社では、リスク低減と事業機会創出を確実にするため、リスク管理及び機会管理を強化しております。リスク管理においては、内部監査室が中心となり、当社内外をとりまくサステナビリティ関連を含むあらゆるリスクを各組織へのヒアリング等をもとに洗い出し、発生可能性と損害の大きさの二軸によってリスクを評価しております。このリスク評価については、定期的に取締役会へ報告に報告され、サステナビリティに関する全社的なリスク対応の基盤となっております。サステナビリティ関連のリスク及び機会については、サステナビリティ推進委員会にて識別・評価した施策案を、必要に応じてCXO会議または経営会議での審議・議論した上で、取締役会への付議・報告し、取締役会は、進捗の確認その他必要な指示等を行なっております。今後は、事業基盤の強化や企業価値の向上などの観点を考慮した上で、ステークホルダーの視点にも重きを置き、かつ外部有識者の意見も取り入れて重要なサステナビリティ課題(マテリアリティ)の特定と定期的な見直しを行い、これを長期ビジョンや中期経営計画に反映させたビジネスプロセスとして運用してまいります。このように、財務・非財務の両面から経営に統合された形でのサステナビリティ経営を推進し、持続可能な社会と企業成長の両立を実現してまいります。 (3) 重要なサステナビリティ項目に対する取組上述ガバナンス及びリスク管理を踏まえ、当社は、当社グループにおける重要なサステナビリティ項目は以下であると認識しております。・責任ある企業活動・気候変動への対応・人的資本(下記(4)をご参照ください) 「責任ある企業活動に関する考え方及び取組」、「気候変動への対応に関する考え方及び取組」は以下の通りです。 ① 責任ある企業活動に関する考え方及び取組当社は、人権尊重が経営上の最重要課題の一つであると認識しており、2024年度には、新たに以下の3つの方針を策定し、公表いたしました。いずれの方針も、当社グループにおける透明性・公正性・信頼性のある事業運営体制を確立し、持続可能な企業価値の向上を図るための重要な方針と位置づけております。 ・税務方針(2024年11月13日制定) https://sourcenext.co.jp/sustainability/tax-policy国内外の税法を遵守した適正な納税と税務プランニングの実施を通じて、透明性の高い企業経営を目指すことを表明しております。当該方針には、OECD移転価格ガイドラインや独立企業間原則に則った国際取引対応も含まれています。 ・贈収賄・腐敗防止方針(2024年11月13日制定) https://sourcenext.co.jp/sustainability/anti-bribery-policy当社グループ全体で贈収賄を含む腐敗行為を排除し、健全な事業運営を確保するための基本方針となります。当社グループは、法令遵守、社内教育、内部通報制度の整備などを通じて、リスクの未然防止に取り組みます。 ・AI倫理基本方針(2025年3月27日制定) https://sourcenext.co.jp/sustainability/ai-ethicsAI技術の開発・活用に際して、透明性、公平性、安全性、プライバシー保護などを重視し、人間中心の価値観に基づく責任あるAI利用を推進するための指針です。この方針は、国際基準であるOECDのAI原則に準拠しています。社内においても、この方針と整合する「AI活用ガイドライン」を整備し、従業員向けのコンプライアンス研修も実施しています。このように当社グループは、AIの積極的な活用によるイノベーション促進と、倫理的・法的リスクの管理とのバランスを図る体制の構築を進めております。 さらに、当社グループは、2023年12月6日に制定した「ソースネクスト・グループ ビジネスパートナー行動規範」(https://sourcenext.co.jp/sustainability/partnership-guidelines)に基づき、当社製品の主要サプライヤーに対して紛争鉱物に関するアンケート調査への協力依頼を行い、回答を得ました。 ② 気候変動に関する考え方及び取組当社グループは、気候変動問題及び環境汚染を含む地球環境問題への取組を世界共通の問題であるとの前提の下、2023年5月にTCFD(気候関連財務開示タスクフォース)の最終提言に対する支持を表明し、気候変動対策として温室効果ガス排出量の測定・開示・削減に取り組むとともに、事業活動のライフサイクル全てにおいて、エネルギー利用の効率化を図るとともに、再生可能エネルギーの利用促進に努めております。当社グループは、気候変動の影響を抑えるために、2030年度までにグループ全体の温室効果ガス排出量(Scope1+2)の実質排出ゼロを目標としております。当社グループは、今後も環境に対するリスクと機会を考慮し、気候変動問題の改善に向けた取組を進めてまいります。 a.温室効果ガス排出量当社グループは、2022年3月期から温室効果ガス排出量(Scope1,2及び3)の算定を実施しており、各期における温室効果ガス排出量は、当社ホームページ(https://sourcenext.co.jp/sustainability/environmental-policy/co2/?i=rd)に記載しております。なお、当期における温室効果ガス排出量の結果は、適時に当社ホームページに掲載する方法により公開いたします。また、当社グループは、温室効果ガス排出量やサステナビリティ・非財務情報に対する透明性と信頼性を高めるとともに、当社グループの気候変動に関する課題を認識し、排出削減のための実効的な戦略立案に役立てることを目的として、2023年度より温室効果ガス排出量について第三者保証の取得を開始いたしました。 b.外部評価に関する成果当社グループでは、気候変動をはじめとするサステナビリティ課題への対応を強化する中で、情報開示や戦略的な取組の実効性についても、外部評価機関からのフィードバックを重視しています。当社グループは、前々期より、国際的な環境非営利団体(NGO)であるCDPに対する気候変動質問書への自主回答を行っているところ、2024年度に続き2025年度も、「B」評価を取得しました(8段階中、上位3番目に相当します)。この「B」評価は、自社の環境リスクやその影響を正しく認識し、戦略的に管理・対応している企業に与えられるものであり、当社の気候変動への対応力や開示の質が向上していることを示しております。CDPの評価は、TCFD提言に基づいて構成されており、プライム市場上場企業に求められる情報開示基準との整合性も高いため、当社グループは、気候変動に関するガバナンス体制やリスク分析の高度化、温室効果ガス排出量の管理・開示体制の強化等を通じて、対応力の向上及びCDPをはじめとする外部評価機関からのさらなる評価向上を目指してまいります。 CDPの評価に関する詳細は、以下をご参照ください。https://sourcenext.co.jp/sustainability/recognition/ c.シナリオ分析とリスク重要度評価当社グループでは、脱炭素社会への移行に伴う不確実性の高い将来を見据え、どのようなビジネス上の課題と機会が顕在しうるかについて、外部専門家を含めたタスクフォースを作り、TCFDフレームワークに基づいた適切な情報開示を進めております。具体的には、当社の事業を「ハードウェア事業」と「ソフトウェア事業」に分け、それぞれ1.5℃未満シナリオと4℃シナリオに基づきシナリオ分析を行っております。1.5℃未満シナリオでは、オンライン化に伴う製品の販売増加や環境配慮型製品の販売増加などを機会として見込んでいる一方で、気候変動や関連規制の改正に伴うコストの上昇、利用エネルギーの再エネ化によるエネルギー価格の高騰、環境配慮型製品への対応遅れに伴う販売減少などをリスクとして認識しております。また4℃シナリオでは、上記の機会に加えて、災害対策製品の需要増などを機会として認識している一方で、自然災害の増加による操業停止や製造拠点の移転に伴うコストの増加、サプライチェーンの断絶などをリスクとして認識しております。特定したリスク及び機会は、経営層との議論を経て、取締役会において承認の上、他のリスク及び機会と統合的に評価を行っております。なお、2024年度には、最新の外部・内部環境を反映し、TCFD開示内容の改定を行いました。従来は「ハードウェア事業」「ソフトウェア事業」ごとに1.5℃未満及び4℃シナリオに基づくリスクと機会を開示しておりましたが、改定後は事業区分によらずリスク及び機会を項目別に整理したうえで、シナリオごとに記載する形式に変更いたしました。 TCFDに基づく開示内容の詳細は、以下をご参照ください。https://sourcenext.co.jp/sustainability/environmental-policy/tcfd/?i=rd (4) 人的資本に関する戦略提出会社における、人材育成に関する方針、人材の多様性の確保及び働く環境の整備に関する方針は以下の通りであります。① 人材育成及び社内環境整備に関する方針当社は、不変の企業目標として「ソースネクスト株式会社 最高戦略」の実現において、人的資本を最重要の経営資源と位置づけております。「ソースネクスト株式会社 最高戦略」<ミッション>製品を通じて、喜びと感動を、世界中の人々に広げる<ビジョン>世界一エキサイティングな企業になる 変化の激しい事業環境において持続的な企業価値向上を実現するためには、従業員一人ひとりの能力を最大限に引き出し、組織全体の生産性と創造性を高めることが不可欠です。当社は、「競争力の源泉である専門人材の確保・育成」、「多様な人材によるイノベーション創出」、そして「従業員のエンゲージメントと生産性を最大化する働く環境の整備」を主要な人的資本関連課題と特定し、これらの課題解決を通じて、最高戦略の実現を目指します。本戦略の実現のために、従業員一人ひとりが持つ多様な個性や価値観を尊重しつつ、能力と意欲のある人には平等な機会を提供し、公平かつ透明な実力主義に基づいた評価制度を導入しております。四半期ごとの目標設定・評価サイクルを通じて、迅速なフィードバックと継続的な改善を促進することで、従業員が自身の成長を実感しながら挑戦し続ける企業風土の醸成に努めております。そのうえで、従業員一人ひとりが自身の能力を最大限に発揮し、組織全体として同じ目標に向かって力を結集できるよう、次の取組を推進しております。 a.新バリュー「ソースネクストらしさ」の浸透と行動指針化当社は、持続的な企業価値向上と「最高戦略」の実現に向け、新たな行動指針(バリュー)として「SOURCE」の頭文字を利用し、バリューを定義いたしました。これは、当社が「ソースネクストらしく」価値を創出し続けるための基盤となるものです。 ・SOURCEの内容「Speed(速さ)」「Ownership(当事者意識)」「Uniqueness(独自性)」「Respect(尊重)」「Challenge(挑戦)」「Efficiency(効率・合理性)」の6項目を掲げております。 ・人事評価への組み込み(SOURCE目標)バリューを単なる理念に留めず、日々の業務で実践するために、個人目標(プロセス目標)設定時にソースネクストらしさの視点を踏まえる運用を導入しております。等級別の「役割行動」を補完するものとして、個々の課題や成長段階に合わせ、具体的な行動指針として運用することで、個人の成長加速と組織力の強化を図っております。 ・360度サーベイによるソースネクストらしさの理解・体現の促進これまで管理職層及び管理職候補層の人材を対象に実施していた360度サーベイに加え、非管理職層を対象とした360度サーベイを開始いたしました。周囲からのフィードバックを通じて自身の行動を客観的に見直し、強みや課題を把握して行動改善と成長を促す機会とすると共に、「SOURCEの内容」に掲げた6項目の理解・体現の促進を図っております。 b.「AIネイティブカンパニー」への転換と生産性革新当社は「AIネイティブカンパニー」への転換を掲げ、経営主導で業務と組織の抜本的変革を推進しております
コーポレート・ガバナンスの概要6,885
(1) 【コーポレート・ガバナンスの概要】① コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方当社は、「製品を通じて、世界中の人々に喜びと感動を広げる」というミッションのもと、「世界一エキサイティングな企業になる」というビジョンを掲げ、当社の目指すべき方向性を明らかにしております。そして、当社は、長期的な競争力の維持向上を図るため、コーポレート・ガバナンスの強化・充実が経営の重要課題と認識しております。株主・消費者・取引先等すべてのステークホルダーに対する社会的責任を果たしつつ、効率経営を推進し、高収益体質を目指して企業価値増大に努めております。 ② 企業統治の体制の概要及び当該体制を採用する理由当社は監査役制度を採用しており、提出日(2026年3月24日)現在、取締役は6名(内、社外取締役3名)、監査役3名(内、社外監査役3名)です。取締役会と監査役会により、業務執行の監督及び監視を行なっております。取締役会は、会社法で定められた事項及び当社の経営に関する重要事項等について審議・決定する機関とし、原則として月1回開催しております。監査役は、すべての取締役会に出席して意見を述べております。監査役会は、経営の適法性・効率性について総合的にチェックする機関とし、原則として月に1回開催しております。監査役3名すべてが独立した社外監査役であり、これは様々な分野に関する豊富な知識、経験を有する者により中立的・客観的な視点から監査役監査を行なうことにより、経営の健全性を確保することを目的としたものであります。また、取締役6名のうち、3名は社外取締役であり、これは、経営に外部からの視点を取り入れ、更なるコーポレート・ガバナンスの強化、及び業務執行に対する一層の監督機能の強化を図ることを目的としたものであります。2020年に設置した報酬諮問委員会においても、取締役の報酬の内容について、透明性と客観性を確保することを目的に社外取締役を中心として審議を実施し取締役会へ答申を行なっております。当社においては、独立性を保持し法律等の専門知識を有する複数の社外監査役を含む監査役会が会計監査人及び内部監査担当部門と積極的な連携も通じて行なう監査役監査と、独立性を保持し高度な経営に対する経験・見識等を有する社外取締役を含む取締役会による経営戦略立案、業務執行の監督とが協働し、ガバナンスの有効性を図っております。当社の上記体制は、当社のコーポレート・ガバナンスを実現・確保するために有効性があり、適正で効率的な企業経営を行なえるものと判断しておりますため、当社は当該ガバナンス体制を採用しております。機関ごとの構成員は次の通りであります。(◎は議長又は委員長、○は構成員、□は出席者を表しております)役職名氏名取締役会監査役会報酬諮問委員会取締役会長(代表取締役)松 田 憲 幸○ 〇取締役社長(代表取締役)小 嶋 智 彰◎ 取締役青 山 文 彦○ 社外取締役(独立役員)安 藤 国 威○ ◎社外取締役(独立役員)中井戸 信英○ 〇社外取締役(独立役員)大上 有衣子○ 〇社外監査役(独立役員)杉 田 健 一□◎ 社外監査役(独立役員)小 林 哲 也□○ 社外監査役(独立役員)木 南 麻 浦□○ (注) 廣瀬正明氏は、2025年6月20日開催の第29回定時株主総会終結のときをもって退任いたしました。 ※2026年3月25日開催予定の定時株主総会の議案(決議事項)として「取締役6名選任の件」及び「監査役2名選任の件」を提案しており、当該議案が承認可決されると、当社の取締役は6名(内、社外取締役3名)、監査役は3名(内、社外監査役3名)となります。 当社のコーポレート・ガバナンスの概要を図示すると、次の通りであります。 コーポレート・ガバナンス体制 ③ 企業統治に関するその他の事項イ.内部統制システム当社では、コンプライアンスを徹底し、業務を有効かつ効率的に推進するため、内部統制システムの継続的な改善・充実を図っております。a.内部統制システムについての基本的な考え方当社は、当社の最高戦略である「エキサイティング」の条件として「正しいこと」を明文化し、役員及び従業員ひとりひとりが、国内外の法令の遵守はもとより、企業倫理に則って行動し、社会的に役割と責任を果たしていくことを基本方針としております。また、当社は、この基本方針にのっとり、常に最良のコーポレート・ガバナンスを追求し、その充実に継続的に取り組むことが必要であると考えています。コーポレート・ガバナンスを有効に機能させるために、取締役会がどのように貢献しているかを検証し、課題を抽出し、改善を図る目的で、年度ごとに取締役会自身が取締役会全体の実効性について分析・評価を行い、その結果の概要を開示することとしています。 b.コンプライアンス体制について法務部門及びセキュリティ委員会主幹により行なわれるeラーニング(webを利用したテスト)で、当社グループの全取締役及び全従業員に対してコンプライアンス、当社規程等についての教育を行なっています。また当社グループの全取締役(社外取締役を除く)及び全従業員を対象とした講義形式の集合研修を実施しており、当事業年度は計7テーマの研修を実施いたしました。さらに内部監査担当部門が業務監査にてコンプライアンス遵守状況を監査し、これらの活動は適時に監査役会で報告する他、定期的に取締役会において活動概要を報告しております。その他、法令違反行為又は社内規程違反行為、並びにこれらが疑われる行為については従業員(退職してから1年以内の元従業員も含みます。)が実名若しくは匿名で、当社とは利害関係のない独立した第三者又は社内の内部通報窓口を通じて会社に通報を行なうことができる「内部通報制度」を設置、運営し、広く社内に広報を行うことで、自浄化作用が適切かつ有効に働くように努めております。また、常勤監査役を窓口とする内部通報窓口を設置し、経営幹部から独立性を有する通報受付及び調査・是正の仕組みを整備し、コンプライアンス体制を強化しています。 c.内部監査体制について内部監査機能については、当社の内部統制上、重要な役割であると認識しております。この内部監査を行なう部門としては、内部監査室及び内部監査委員会(それぞれ1名及び3名)が担当しております。なお、内部監査室は、内部統制環境の一層の強化のため代表取締役直轄の組織として2007年7月に新設された部門であり、従業員1名を配しており、内部監査委員会は、内部監査室から選出された委員長及び委員長によって選出された内部監査委員により構成されます。内部監査室の主要な業務としては内部監査の年度計画の策定、重点監査事項の設定、監査最終報告書の作成、その他特命監査を担当しており、内部監査委員会と連携を取りながらより独立性・中立性が高い監査業務を行なっております。また、内部監査計画は、内部監査室により各事業年度に内部監査計画が策定され、取締役会による承認を受け確定します。内部監査結果は、取締役会へ定期的に監査結果概要報告がなされます。また各監査結果は統括責任者である代表取締役に文書で報告されております。さらに被監査部門に対しては監査結果を踏まえて改善指示を行ない、その後は遅滞なく改善状況を報告させることにより内部統制システムを強固なものに改善し、内部監査の実効性を担保しております。内部監査の状況については、監査役会とも連携し適時に報告を行なっております。 d.反社会的勢力排除のための内部統制について当社は、社会全体の秩序や安全に脅威を与える反社会的勢力とは、資金提供を含む一切の関係を遮断すること、並びにこれらの反社会的勢力の不当要求に対しては、警察、弁護士等の外部専門機関と密接に連携し、組織全体として毅然とした姿勢で、民事・刑事の両面からの法的対応を含めた対応をすることを基本方針としております。反社会的勢力排除に向けた整備状況としては、対応統括部署による社内体制の整備、年1回のコンプライアンス研修による社員教育及び対応マニュアルの整備を行なっております。また、公益社団法人警視庁管内特殊暴力防止対策連合会に加盟し、同会主催の研修会・セミナーへ参加する等、平素より反社会的勢力の情報収集や緊密な連携関係の構築に努めております。また、全ての取引先との取引にあたり属性調査を行なう他、契約書に取引先が反社会的勢力である場合及び反社会的勢力と取引をした場合に、催告なく契約を解除できる即時解除条項を設け、万一これらの事由が判明した場合は、この条項に基づき契約解除が行なえる体制を整備しております。 e.ディスクロージャー体制についてディスクロージャー体制につきましては、財務情報及び非財務情報について、法令や東京証券取引所規則に基づき適切に開示を行うことはもとより、法令や東京証券取引所規則で必ずしも開示が求められない情報についても、投資家をはじめとするステークホルダーへの影響度合いを慎重に検討し、必要に応じて主体的な開示を行なっています。今後も一層の強化を図り、インターネット等を通じた情報提供の充実とともに、適時かつ正確なディスクロージャーを心がけてまいります。 ロ.リスク管理体制の整備の状況当社では内部監査室が中心となり当社内外をとりまくリスクを洗い出し、発生可能性及び損害の大きさの2軸によってリスクを評価しております。このリスク評価を基に、リスクの大きい項目及び当該項目に関与する部門を内部監査計画に反映し、監査を通じて予防策とリスク管理策の整備状況と運用状況について確認を行なっております。また個人情報保護及び機密情報漏洩防止、情報セキュリティに関しては、社内に機能別委員会としてセキュリティ委員会を設置し、従業員へのセキュリティ教育、指導などを行なっております。顧問弁護士は日比谷パーク法律事務所、シティユーワ法律事務所、池田・染谷法律事務所、法律事務所LEACT等に依頼しており、必要に応じてアドバイスをお願いしております。 ハ.子会社の業務の適正を確保するための体制整備の状況当社の子会社の業務の適正を確保するため、当社取締役会は、子会社から定期的に業績及び業務の執行状況の報告を受け又は報告を求めてモニタリングを行い、リスクの度合いに応じて指導・監督を行なっております。子会社の重要案件については、当社と子会社との間で事前協議を行なうとともに、子会社の財産ならびに損益に重大な影響を及ぼすと判断する重要案件については、当社取締役会の承認を受けるものとしております。またコンプライアンスの確保等、グループ一体となった内部統制の維持・向上を図るほか、当社の内部監査委員会による監査を子会社に対して定期的に実施しております。a.子会社の取締役等の職務の執行に係る事項の当社への報告に関する体制について当社グループの総合的な発展及び業績向上を目的に関係会社の管理に関する基本的な方針に基づき、関係会社は当社に協議または報告を行なっております。 b.子会社の損失の危険の管理に関する体制について当社のリスク管理に関する方針に従い、当社グループに内在するリスクについて管理し、当社グループ会社において、規模や業態に応じリスクマネジメントを実施しております。 c.子会社の取締役等の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制について当社グループ会社において、規模や業態に応じ、意思決定ルールや職務権限の整備を行うとともに、当社グループ全体の事業運営に関する重要な事項の協議または報告を行なっております。 d.子会社の取締役等及び使用人の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制について当社グループ統一の倫理方針を定め、当社グループ各社とも倫理法令順守に向けた取り組みを行なっております。また、子会社の担当役員は、経営幹部に関わる問題事態が発見された場合は、当社に対して適時報告し、当社は適切な対応について必要な指導等を行なっております。 e.子会社のコンプライアンス体制について前記イb記載のとおり、当社子会社の全取締役及び全従業員に対してもコンプライアンス、当社規程等についての教育を行なっています。また当社子会社の全取締役及び全従業員を対象とした講義形式の集合研修を実施しており、当事業年度は計4テーマの研修を実施いたしました。 f.その他業務の適正を確保するための体制について親会社との非通例的な取引については、当社法務部門が審査を行なっております。また、内部監査委員会の監査は子会社・関連会社までを監査の対象とし、必要により対象会社の内部統制状況の把握・評価等を行なっております。 ④ 取締役会の活動状況当事業年度において当社は取締役会を月1回開催しており、個々の取締役の出席状況については次のとおりであります。氏名開催回数出席回数松 田 憲 幸9回9回小 嶋 智 彰9回9回青 山 文 彦9回9回安 藤 国 威9回9回中井戸 信英9回9回大上 有衣子9回9回 取締役会における主な検討内容として、取締役会規程に基づいた重要事項の審議、経営戦略の決定、予算の承認、決算の承認、業績の進捗状況、各事業部門における業務の執行状況や中期計画の策定やその進捗等が報告されております。 ⑤ 責任限定契約の内容の概要当社は、社外取締役の安藤国威氏、中井戸信英氏、大上有衣子氏、及び監査役の杉田健一氏、小林哲也氏、木南麻浦氏との間で、会社法第427条第1項の規定に基づき損害賠償責任を限定する契約を締結しております。その契約内容の概要は次の通りであります。・社外取締役、監査役が任務を怠ったことによって当社に損害賠償責任を負う場合は、法令の定める最低限度額を限度として、その責任を負う。・上記の責任限定が認められるのは、その責任の原因となった職務の遂行について、社外取締役又は監査役が善意でかつ重大な過失がない時に限るものとする。 ⑥ 役員等賠償責任保険契約の内容の概要当社は、役員等賠償責任保険契約を保険会社との間で締結し、被保険者である役員等がその職務の執行に関し責任を負うこと、又は、該当責任の追及にかかる請求を受けることによって生ずることのある損害について、填補することとされています。ただし法令違反の行為のあることを認識して行った行為に起因して生じた損害は填補されないなど、一定の免責事由があります。 ⑦ 取締役の定数当社の取締役は10名以内とする旨定款に定めております。 ⑧ 取締役の選任及び
役員の報酬等2,671
(4) 【役員の報酬等】① 役員の報酬等の決定に関する方針イ.取締役の報酬等について当社は、「取締役の個人別の報酬等の内容決定に関する方針」(以下、「決定方針」といいます)を取締役会で決議しております。決定方針の内容は以下のとおりです。1.当社の役員報酬は、当社グループの企業価値の持続的な向上への適切な動機づけを図るために、①基本報酬としての固定報酬、②当該事業年度の連結業績を反映する業績連動報酬、③中長期の業績と連動させることを企図したストックオプションによって構成するものとし、取締役の個人別の報酬等の内容の決定にあたっては、透明性・公正性・合理性を確保するための措置を講ずるものとします。なお、社外取締役については固定報酬のみによって構成します。a.基本報酬について基本報酬は、株主総会で決議された報酬の枠内で、各取締役が担当する役割や職責の大きさに基づきその額を設定し、業績や貢献度や戦略企画推進力等により毎年見直すものとしています。 b.業績連動報酬について事業年度ごとの業績向上へのインセンティブを付与するため、業績連動報酬は、業務執行を行なう取締役を対象とし、各連結会計年度の経常利益を業績評価指標として、係数を用いて算出します。ただし、取締役が受け取る業績連動報酬の総額は、当連結会計年度の経常利益の5%を上限とします。 c.ストックオプションについて取締役の報酬と中長期の業績との連動性を高め、企業価値の持続的な向上への適切な動機づけを図るため、業務執行を行なう取締役を対象とし、ストックオプションを付与します。役位、職責、株価等を踏まえ、後述の報酬の種類ごとの割合の決定に関する方針に従い、取締役会において算定する株式数とします。 2.固定報酬、業績連動報酬、ストックオプションの配分比率は、基本報酬50%、業績連動報酬20%、ストックオプション30%を目安とし、各取締役の職位等や目標達成度に応じて適切な額を付与します。 3.基本報酬は毎月支給し、業績連動報酬及びストックオプションは定時株主総会終結後に開催する取締役会においてその額及び新株予約権の個数を決定したうえで、毎年一定の時期に付与します。 4.当社は取締役会決議により、報酬諮問委員会を設置しております。取締役の報酬等の内容については、報酬諮問委員会の審議、決定に基づき、取締役会において決議します。 ロ.当事業年度に係る取締役の個人別の報酬等の内容が決定方針に沿うものであると取締役会が判断した理由過半数が社外取締役によって構成される報酬諮問委員会において、各取締役が担当する役割や職責の大きさ、業績や貢献度等を総合的に勘案の上、決定方針を踏まえて当事業年度に係る取締役個々人の報酬額の原案を決定し、この原案を取締役会にて審議の上、決議しております。こうした手続きを経て、当該報酬額が決定されていることから、取締役会は、当事業年度に係る取締役個々人の報酬額が決定方針に沿うものであると判断しております。 ハ.監査役の報酬等について監査役の報酬等の構成は、基本報酬のみとしております。各監査役の報酬等の額の公正を図り、その監査機能を有効に機能させるため、株主総会で決議された報酬の枠内で一定とし、個々の具体的な金額は各監査役の職務分担、専門知識、業務経験等を勘案して監査役の協議で決定します。 ② 株主総会の決議に関する事項取締役の基本報酬は、2002年1月9日開催の臨時株主総会において年額400,000千円以内(ただし、使用人兼務取締役の使用人分給与は含まない)と決議されております。当該株主総会終結時点の取締役の員数は5名(うち社外取締役は0名)です。また、2021年6月17日開催の第25回定時株主総会において、上記報酬額とは別枠で、ストックオプション報酬額として年額150,000千円以内と決議されております。当該株主総会終結時点の取締役(社外取締役を除く)の員数は4名です。監査役の報酬については、2002年1月9日開催の臨時株主総会において年額100,000千円以内と決議されております。当該株主総会終結時点の監査役の員数は2名です。 ③ 業績連動報酬に係る指標の目標及び実績当社は、事業年度ごとの業績向上へのインセンティブを付与するため、連結経常利益を業績連動報酬の指標として採用しております。当事業年度(2025年12月期)の報酬算定の基礎となる前連結会計年度(2025年3月期)の連結経常利益については、利益の計上を支給の最低条件としておりましたが、実績は連結経常赤字であったため、当該方針に基づき業績連動報酬の支給は行なっておりません。 ④ 役員報酬等の額の決定過程における取締役会及び委員会の活動内容取締役会は、取締役の報酬等の内容について、過半数が社外取締役で構成される報酬諮問委員会の審議・決定に基づき決議しております。当事業年度における報酬諮問委員会および取締役会の活動内容は以下のとおりです。 報酬諮問委員会(2025年4月開催): 当事業年度に係る取締役個々人の報酬額の原案について、決定方針に基づき、各取締役の役割、職責、業績貢献度を総合的に勘案して審議し、決定いたしました。 取締役会(2025年6月開催): 報酬諮問委員会の答申内容を精査し、その内容が決定方針に沿うものであると判断したうえで、当事業年度に係る取締役の個人別の報酬額を議決いたしました。 ⑤ 役員区分ごとの報酬等の総額、報酬等の種類別の総額及び対象となる役員の員数 役員区分報酬等の総額(千円)報酬等の種類別の総額(千円)対象となる役員の員数(名)基本報酬業績連動報酬非金銭報酬等取締役(社外取締役を除く)103,16248,448-54,7133監査役(社外監査役を除く)2,4002,400--1社外役員35,40035,400--6 (注) 1 非金銭報酬等の内容は、取締役2名を対象としたストックオプションおよび取締役3名を対象とした株式報酬型ストックオプションによる報酬額です。2 「第4 提出会社の状況 4.コーポレート・ガバナンスの状況等 (2)役員の状況」における役員の員数は本書提出日現在で記載しており、本表における役員の員数とは異なっております。 ⑥ 役員ごとの連結報酬等の総額等連結報酬等の総額が1億円以上である者が存在しないため、記載しておりません。 ⑦ 使用人兼務役員の使用人分給与のうち、重要なもの該当事項はありません。
従業員の状況1,372
5 【従業員の状況】(1) 連結会社の状況2025年12月31日現在セグメントの名称従業員数(名)ソフトウェア関連事業163〔4〕合計163〔4〕 (注) 1 従業員数は、就業人員であります。2 臨時従業員数は、〔〕内に年間の平均人数を外書きしております。3 当社グループの事業は、単一セグメントであります。 (2) 提出会社の状況2025年12月31日現在従業員数(名)平均年齢(歳)平均勤続年数(年)平均年間給与(円)103〔2〕39.89.28,080,890 (注) 1 従業員数は、就業人員であります。2 平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。3 臨時従業員数は、〔〕内に年間の平均人数を外書きしております。4 当社の事業セグメントはソフトウェア関連事業のみの単一セグメントであるため、セグメント別従業員数の記載を省略しております。5 当事業年度は、決算期変更により9カ月決算となっておりますが、平均年間給与については、1年間(2025年1月1日から2025年12月31日までの12カ月間)で計算した金額を記載しています。 (3) 労働組合の状況労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております。 (4) 提出会社における、管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異2025年12月31日現在当事業年度管理職に占める女性労働者の割合(%)(注)1男性労働者の育児休業取得率(%)(注)2労働者の男女の賃金の差異(%)(注)1全労働者(注)3正規雇用労働者パート・有期労働者(注)327.80.066.872.248.5 (注) 1 「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。2 「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。3 パート・有期労働者の男女の賃金の差異は、ジョブ型と嘱託、パートタイマーの雇用形態や契約時間の違いにより、乖離幅が大きくなっております。(正規雇用労働者の男女の賃金の差異について)1 次世代リーダー候補としての若手女性の積極採用 当期は、将来の女性管理職候補のパイプライン形成を目的として、新卒及び若手層の女性従業員を積極的に採用(新卒6名等)いたしました。一方で、男性従業員においては即戦力となる職位の高い人材の採用が多かったこと、及び女性CXOの転籍などの要因が重なり、前期と比べ男女の賃金の差異が拡大しております。これは一時的な現象であると認識しております。2 柔軟な働き方の浸透 当期、産休・育休から復帰した女性管理職を含め、複数名の女性従業員が短時間勤務制度を利用しております。当社では、管理職であってもライフイベントに合わせて柔軟に働ける環境整備を進めており、勤務時間の短縮に伴う賃金変動が男女の賃金の差異に影響しております。なお、当社の等級、評価、報酬の制度上及び運用上における男女の差は設けておりません。
関係会社の状況729
4 【関係会社の状況】 名称住所資本金主要な事業の内容議決権の所有割合(%)関係内容(連結子会社) POCKETALK Inc.(注)1 アメリカカリフォルニア州100(千ドル)北米におけるポケトーク製品の販売100.0(100.0)当社グループ製品の販売役員の兼任1名ロゼッタストーン・ジャパン株式会社東京都港区10,000(千円)語学学習ソフト「Rosetta Stone」の販売100.0役員の兼任1名POCKETALK B.V.オランダアムステルダム3,000(千ユーロ)欧州におけるポケトーク製品の販売100.0(100.0)当社グループ製品の販売ポケトーク株式会社(注)2東京都中央区6,034,900(千円)翻訳機及び翻訳に関するソフトウェアの企画開発・製造・利用許諾・販売に関するあらゆる事業69.2役員の兼任1名(持分法適用関連会社) UMEOX Innovations Co., Ltd.(深圳優美創新科技有限公司)中国深セン6,250(千人民元)ハードウェアの企画・開発35.0当社グループ製品の開発委託役員の兼任1名PB Inc.アメリカワシントン州5,358(千ドル)ハードウェアの企画・開発・販売22.0― (注) 1 POCKETALK Inc.については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。主要な損益情報等①売上高1,176,742千円 ②経常利益△254,277千円 ③当期純利益△148,193千円 ④純資産額△831,727千円 ⑤総資産額1,824,500千円 2 特定子会社に該当しております。3 議決権の所有割合の( )内は、間接所有割合で内数であります。
配当政策310
3 【配当政策】当社は、将来にわたり業績の向上を図ることが企業価値を高め、株主の皆様のご期待に応えることにつながると考えており、業績、配当性向及び中長期の企業成長に必要な投資額などを総合的に考慮して、利益配分を行なっていくことを基本方針としております。また、当期の剰余金の配当は、期末配当による原則年1回を基本方針としておりますが、会社法第454条第5項に基づき、中間配当を行なうことができる旨を定款に定めております。配当の決定機関は、中間配当については取締役会、期末配当については株主総会であります。当該方針の下、2025年12月期においては当期純損失となりましたため、誠に遺憾ながら配当を行わないことといたしました。
研究開発活動303
6 【研究開発活動】当社グループでは、パソコンソフトウェア、スマートフォン・タブレット等のデバイスに対応したソフトウェア及びハードウェアの新規開発をしております。研究開発体制につきましては、当社グループが開発・販売する製品分野は多岐に渡り、それぞれのプログラマーが得意とする分野や開発言語が異なることから、プログラマーを社内に大量に直接雇用するのではなく、複数の外部パートナーと提携することにより、案件ごとに柔軟な開発体制を構築することを基本としております。当連結会計年度は研究開発費として22百万円を計上いたしました。なお、当社グループは、単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
主要な設備の状況342
2 【主要な設備の状況】提出会社 2025年12月31日現在事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(千円)従業員数(名)建物工具、器具及び備品ソフトウェア契約関連無形資産合計本社(東京都千代田区)ソフトウェア関連事業開発、管理用事務機器及びECシステム72,30052,5811,201,002457,2011,783,086103〔2〕 (注) 1.上記建物の金額はすべて賃借中の事務所内の内装設備等であります。2.現在休止中の設備はありません。3.従業員数は就業人員であります。4.従業員数欄の〔外書〕は臨時従業員の年間平均雇用人員であります。5.当社グループの事業は単一セグメントであります。6.本社建物を賃借しております。年間賃借料は40,188千円であります。
監査の状況2,600
(3) 【監査の状況】① 監査役監査の状況当社は監査役制度を採用しており、社外監査役の3名の監査役がおります。 当事業年度において当社は監査役会を原則月1回開催しており、個々の監査役の出席状況については次のとおりであります。氏名開催回数出席回数廣瀬 正明3回3回杉田 健一8回8回小林 哲也11回11回木南 麻浦11回11回 (注) 廣瀬正明氏は、2025年6月20日開催の第29回定時株主総会終結のときをもって退任いたしました。 監査役会においては、監査役選任議案の同意、会計監査人の評価と再任、監査報告書の作成、監査役会の監査方針・重点監査項目・監査の分担・監査の計画および方法の策定、会計監査人の報酬の同意等について決議し、監査役報酬等について協議し、常勤監査役、内部監査室、会計監査人、取締役等からの報告を受けております。また各監査役は、代表取締役と情報を交換し、内部統制システムの整備・運用状況について取締役等から聴取し、取締役会等の会議に出席し、会計監査人から監査計画・監査報酬・四半期レビューの方法と結果・期末監査の方法と結果・監査上の主要な検討事項(KAM)・その他について説明を受け質問しております。さらに常勤監査役は、インターネットを経由した手段も活用しながら、子会社監査役とも連携して、重点監査項目等について当社および子会社の役職員から聴取し、内部監査に立ち会い、会議議事録・事故報告・稟議・経費データ等を閲覧し、業務委託先に往査して聴取し、会計監査人の往査に立ち会っております。なお当社は、2026年3月25日開催予定の定時株主総会の議案(決議事項)として「監査役2名選任の件」を提案しており、当該議案が承認可決されると、監査役は3名(内、社外監査役3名)で構成されることになります。 ② 内部監査の状況内部監査室及び内部監査委員会は、それぞれ1名及び3名で組織されており、業務の適法性、適正性を業務監査にて検証し、その結果を代表取締役に報告しております。内部監査室及び内部監査委員会では、財務報告に係る内部統制の評価を実施しております。内部監査室は、監査役会に対して直接、内部監査実施内容及び結果の報告を適時行ない助言を受けている他、取締役会に対して定期的に内部監査結果の報告を直接行ない助言を受けることにより、監査の実効性を確保しております。会計監査人は定期的に監査役及び内部監査室と意見交換を行なっており、内部監査及び監査役監査との相互連携が図られております。また、内部統制の評価につきましても、監査役及び会計監査人と内部監査室が都度情報交換を実施しており、共有すべき事項について相互に連携し、把握できるような体制となっております。 ③ 会計監査の状況イ.業務を執行した公認会計士の氏名、所属する監査法人名、提出会社の財務書類について連続して監査関連業務を行なっている場合における監査年数 業務を執行した公認会計士所属する監査法人継続監査年数指定有限責任社員業務執行社員岩 瀬 哲 朗PwC Japan有限責任監査法人5年指定有限責任社員業務執行社員鈴 木 海 航PwC Japan有限責任監査法人1年 ロ.継続監査期間7年間 ハ.業務を執行した監査業務に係る補助者の構成 公認会計士3名その他14名 (注) 上記「その他」は、公認会計士試験合格者、システム監査担当者等であります。 ニ.会計監査人の選定方針及び理由監査役会は、会計監査人が会社法第340条第1項各号に定める項目に該当すると判断される場合、監査役全員の同意により、当該事実に基づき会計監査人を解任する方針です。この場合、監査役会が選定した監査役は、解任後最初に招集される株主総会において、会計監査人を解任した旨及びその理由を報告いたします。また、監査役会は、上記の場合のほか、会計監査人の独立性、監査品質、品質管理、総合的能力その他職務の執行に関する状況等を総合的に勘案し、その必要があると判断した場合は、会計監査人の不再任の議案の内容の決定を行なう方針です。なお、監査役会は、上記方針に基づき、会計監査人の解任又は不再任の検討を毎年実施いたします。監査役会がPwC Japan有限責任監査法人を選定した理由は、幅広い情報提供等が期待でき、また、独立性および専門性、ならびに監査活動の適切性、妥当性および効率性その他職務の執行に関する状況等を総合的に勘案し、会計監査が適正に行われることを確保する体制を備えていると判断したためであります。 ホ.監査役及び監査役会による監査法人の評価当社の監査役及び監査役会は、監査法人に対し「会計監査人評価基準」に基づき評価を行なっております。「会計監査人評価基準」は、公益社団法人日本監査役協会が制定する「会計監査人評価基準」も参考とし、当社の規模や環境を考慮して監査役会が策定したもので、監査法人の品質管理、監査チームの対応、監査報酬等、監査役や経営者等とのコミュニケーション、不正リスクへの対応等の各項目から評価します。当期の会計監査人の再任においても、監査役会において、当該評価の結果に基づき決議しております。 ④ 監査報酬の内容等イ.監査公認会計士等に対する報酬の内容 区分前連結会計年度当連結会計年度監査証明業務に基づく報酬(千円)非監査業務に基づく報酬(千円)監査証明業務に基づく報酬(千円)非監査業務に基づく報酬(千円)提出会社37,997―28,000―連結子会社52,754―57,972―計90,751―85,972― ロ.監査公認会計士等と同一のネットワークに属する組織に対する報酬(イを除く)該当事項はありません。 ハ.その他重要な監査証明業務に基づく報酬の内容該当事項はありません。 ニ.監査報酬の決定方針当社では、監査公認会計士等の監査計画・監査内容、監査に要する時間等を十分に考慮し、当社監査役会による同意の上、適切に監査報酬額を決定しております。 ホ.監査役会が会計監査人の報酬等に同意した理由当社の監査役会は、会計監査人の監査計画の内容、会計監査の職務遂行状況及び報酬見積りの算定根拠等が適切であるかどうかについて必要な検証を行ったうえで、取締役会が提案した会計監査人に対する報酬等に対して、会社法第399条第1項の同意をしています。
株式の保有状況1,391
(5) 【株式の保有状況】① 投資株式の区分の基準及び考え方当社は、投資先企業との長期的・安定的な関係の維持・強化、事業戦略上のメリットの享受などがはかられ、取引先及び当社グループの企業価値の向上に資すると判断される場合にのみ株式を限定的に保有する方針です。 ② 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式イ.保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会における検証の内容当社グループでは、保有株式全てについて、個別銘柄ごとに、中長期的な視点から成長性、収益性、取引関係強化等の保有意義及び経済合理性を確認しています。株式保有の経済合理性の検証は、以下の条件のもと、対象株式を取得することで得られる効果を定量的、定性的に測定し、当社グループの資金使途として適切か検討した上で実施しております。・保有目的が適切であること・保有に伴う便益やリスクが資本コストに見合っていること・投資先企業と当社グループが継続的な取引関係を有し、今後も取引拡大の可能性があること・取引関係の維持、取引拡大のために、株式保有が必要と考えられる合理的な理由があること・投資先企業の業績、株価の変動等による保有リスクが著しく大きくないこと・他の事業上の投資における資金需要に著しい影響を及ぼさないこと保有する株式の個別銘柄の保有の適否に関しては、毎年、取締役会にて、個別銘柄ごとに上記条件を満たすか否かを検証し、当該条件を満たす場合には保有を継続し、当該条件を満たさない場合は、投資先企業との十分な対話を経て縮減を行なうことを検討しております。 ロ.銘柄数及び貸借対照表計上額 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(千円)非上場株式8487,523非上場株式以外の株式11,192,413 (当事業年度において株式数が増加した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の増加に係る取得価額の合計額(千円)株式数の増加の理由非上場株式---非上場株式以外の株式--- (当事業年度において株式数が減少した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の減少に係る売却価額の合計額(千円)非上場株式--非上場株式以外の株式-- ハ.特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報 銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(千円)貸借対照表計上額(千円)株式会社ソラコム962,400962,400当社既存事業との親和性があり、取引関係の維持・強化のため保有しています。なお、保有の合理性については取締役会において継続的に検証しており、保有意義が認められないと判断した場合には、適切な時期に売却等を行う方針です。無1,192,413872,896 (注) 定量的な保有効果については記載が困難であります。保有の合理性は② イに記載の通り検証しております。 ③ 保有目的が純投資目的である投資株式該当事項はありません。 ④ 当事業年度に投資株式の保有目的を純投資目的から純投資目的以外の目的に変更したもの該当事項はありません。 ⑤ 当事業年度の前4事業年度及び当事業年度に投資株式の保有目的を純投資目的以外の目的から純投資目的に変更したもの該当事項はありません。
沿革2,287
2 【沿革】 年月概要1996年8月パソコンソフトの企画・開発・販売を目的として東京都新宿区西新宿二丁目6番1号に株式会社ソース(資本金1000万円)を設立1996年11月本店を東京都中央区新川一丁目3番3号に移転1996年11月株式会社エス・エス・アイトリスター(旧有限会社トリプル・エー、1998年10月解散)よりソフトウェア事業に関わる営業の全部を譲り受ける1996年12月ハードディスクの加速ユーティリティソフト「驚速95」発売1997年6月タイピングソフト「特打」発売1999年10月商号を株式会社ソースからソースネクスト株式会社へ変更2000年6月インターネットによる通信販売事業に進出し、自社オンラインショップを開設2003年2月中心価格帯を1,980円とするパソコンソフトの「コモディティ化戦略」を開始2003年3月PDF作成・変換・編集ソフト「いきなりPDF」発売2003年9月本店を東京都港区六本木六丁目10番1号に移転2006年7月年間更新料0円のウイルス対策ソフト「ウイルスセキュリティZERO(現ZEROウイルスセキュリティ)」を発売2006年12月東証マザーズに株式上場2007年3月ハガキ作成ソフト「筆王」のプログラム著作権及び商標権を取得2007年11月CD・DVDライティングソフト「B's Recorder GOLD」シリーズのプログラム著作権及び商標権を取得2008年6月東京証券取引所 市場第一部に株式上場2009年11月本店を東京都港区虎ノ門三丁目8番21号に移転2011年12月Bitdefender,SRLのエンジンを用いた年間更新料0円のセキュリティ対策ソフト「スーパーセキュリティZERO(現ZEROスーパーセキュリティ)」発売2012年9月米国カリフォルニア州に子会社「SOURCENEXT Inc.」(現POCKETALK Inc.)(現連結子会社)を設立2013年5月株式会社NTTドコモ「スゴ得コンテンツ」向けアプリケーション提供開始2014年6月パソコンソフト定額使い放題サービス「超ホーダイ」の提供開始2014年10月アプリ定額使い放題サービス「アプリ超ホーダイ」の提供開始2016年4月ハガキ作成ソフト「宛名職人」のプログラム著作権及び商標権を取得2016年7月本店を東京都港区東新橋一丁目5番2号に移転2017年3月言語学習ソフト「RosettaStone(ロゼッタストーン)」の国内での商標権、製品・サービスの独占的販売権、ダウンロード製品の改変権を取得2017年5月「株式会社筆まめ」(2021年11月清算)の全株式を取得2017年6月「ロゼッタストーン・ジャパン株式会社」(現連結子会社)の全株式を取得2017年12月AI通訳機「POCKETALK(ポケトーク)」発売2018年9月次世代版のAI通訳機「ポケトーク W」発売2019年1月オランダに子会社「Sourcenext B.V.」(現POCKETALK B.V.)(現連結子会社)を設立2019年9月中国・UMEOX Innovations Co.,Ltd.(現持分法適用関連会社)の株式を取得2019年12月カメラ翻訳搭載のAI通訳機「ポケトーク S」発売2020年4月米国Owl Labs,Inc.(以下、Owl社)の「Meeting Owl(ミーティングオウル)」の国内独占販売権取得、並びに転換社債の引受2020年5月米国Molekule,Inc.(以下、Molekule社)の空気清浄機「Molekule(モレキュル) Air Mini +」の国内独占販売権取得、並びに第三者割当増資引受により株式を取得2022年2月会社分割(簡易新設分割)による子会社「ポケトーク株式会社」を設立2022年4月東京証券取引所の新市場区分「プライム市場」に移行2022年4月オールインワンの会議用360度webカメラ「KAIGIO CAM360(カイギオ カム360)」発売2022年12月AI通訳機「ポケトーク」累計出荷台数100万台を突破 年月概要2023年3月法人向けのビジネスシリーズ「ポケトーク for BUSINESS」の提供開始2023年7月ポケトーク株式会社(連結子会社)とソフトバンク株式会社が「ポケトーク」の展開に係る包括的業務提携契約を締結2023年9月「AutoMemo」シリーズ新製品「AutoMemo R」発売2023年9月「AutoMemo」の累計アカウント登録数100,000アカウントを突破2023年11月「ポケトーク for BUSINESS 同時通訳」(現「ポケトーク ライブ通訳」)webブラウザ版の提供開始2024年6月スマホ用ゲームコントローラー「Backbone One(バックボーン ワン)」発売2024年8月本店を東京都港区赤坂一丁目14番14号に移転2024年10月AI通訳機の次世代機「ポケトーク S2」発売2024年12月スマートタグ「Pebblebee(ペブルビー)」発売2025年6月提出会社の決算期変更(決算日を3月31日より12月31日に変更)2025年7月「AutoMemo」の累計アカウント登録数200,000アカウントを突破2025年11月AI ワークスペース「Genspark(ジェンスパーク)」の日本初のオフィシャルパートナー契約を締結2025年12月本店を東京都千代田区三番町3番地8に移転2026年2月ロゼッタストーン事業及びロゼッタストーン・ジャパン株式会社の権利を譲渡

EDINETのXBRLから抽出した原文です(長文は先頭のみ)。全文はPDF・XBRLの原本をご確認ください。

TIMELY DISCLOSURE

適時開示(TDnet)

2
2026年12月期第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)決算短信 · 15:30
PDF
営業外収益、営業外費用、並びに特別損失の計上に関するお知らせその他 · 15:30
PDF

出典:東証 適時開示情報閲覧サービス(TDnet)。決算短信・業績予想の修正はEDINETには掲載されません。

PEERS

同業他社(情報・通信業・売上高順)

業種分析を見る →
EDINET DOCUMENTS

提出書類

30
半期報告書-第31期(2026/01/01-2026/12/31)半期報告書 · 2026-12-31期 · S100YULA
確認書確認書 · S100YULB
臨時報告書臨時報告書 · S100XUH1
臨時報告書臨時報告書 · S100XUGE
内部統制報告書-第30期(2025/04/01-2025/12/31)内部統制報告書 · S100XSXZ
確認書確認書 · S100XSXY
有価証券報告書-第30期(2025/04/01-2025/12/31)有価証券報告書 · 2025-12-31期 · S100XSUV
確認書確認書 · S100X3D2
半期報告書-第30期(2025/04/01-2025/12/31)半期報告書 · 2025-12-31期 · S100X3CX
確認書確認書 · S100WELZ
訂正有価証券報告書-第29期(2024/04/01-2025/03/31)有価証券報告書 · S100WEIC
訂正臨時報告書臨時報告書 · S100WE3R
臨時報告書臨時報告書 · S100W2DH
臨時報告書臨時報告書 · S100W2D2
確認書確認書 · S100VZY8
内部統制報告書-第29期(2024/04/01-2025/03/31)内部統制報告書 · S100VZY7
有価証券報告書-第29期(2024/04/01-2025/03/31)有価証券報告書 · 2025-03-31期 · S100VZZZ
臨時報告書臨時報告書 · S100VS1K
確認書確認書 · S100UQMA
半期報告書-第29期(2024/04/01-2025/03/31)半期報告書 · 2025-03-31期 · S100UQMG
訂正有価証券届出書(参照方式)有価証券届出書 · S100UI2K
有価証券届出書(参照方式)有価証券届出書 · S100UH3S
訂正臨時報告書臨時報告書 · S100U2S9
内部統制報告書-第28期(2023/04/01-2024/03/31)内部統制報告書 · S100TOAQ
確認書確認書 · S100TOAU
有価証券報告書-第28期(2023/04/01-2024/03/31)有価証券報告書 · 2024-03-31期 · S100TOC0
臨時報告書臨時報告書 · S100TNEH
臨時報告書臨時報告書 · S100TOM6
確認書確認書 · S100SVP8
四半期報告書-第28期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)四半期報告書 · 2023-12-31期 · S100SVP2
i

財務数値は有価証券報告書「主要な経営指標等の推移」等をXBRL/CSVから決定論的に抽出した開示値です。各数値はEDINETの原本(PDF / XBRL / CSV)にそのまま遡れます。投資判断は原本をご確認ください。

公式EDINET ↗